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ONE PIECE 麦わらの一味の強さから見る組織強化論

2023年8月31日から「ONE PIECE」の実写ドラマがNetflixで公開されますが、楽しみにされている方も多くいらっしゃると思います。

「ONE PIECE(集英社 作者:尾田 栄一郎先生)」とは、主人公 モンキー・D・ルフィ が率いる海賊、通称「麦わらの一味」の冒険を描いている少年マンガですが、強敵を倒していく姿には、少年だけではなく大人も引き込まれる要素がたくさん詰まっています。

今回の実写ドラマでは、麦わらの一味が誕生し、冒険を始めた最初の海、「東の海(イーストブルー)」が舞台となっておりますが、物語が進んでいるマンガやアニメでは、次々と現れる強敵を苦労しながらも倒していっている様が描かれています。

では、なぜ「麦わらの一味」は強敵を次々と倒していけるのでしょうか?
もちろん、主人公が負けてしまうと物語が終了してしまうため、いわゆる主人公補正と言われるような側面もあります。
しかしながらそれだけではなく、外部の力を❝適切なタイミング❞で❝適切な期間のみ❞活用しているから負けない組織となっているのです。

また、この考えはビジネスにおける組織にも当てはまります
今回は、麦わらの一味の事例から、組織の強化論について考察していきます。

※本コラムは原作の一部ネタバレを含みますのでご了承ください。


■目次
1.麦わらの一味の強さについて
2.麦わらの一味の外部活用事例
3.外部の活用が組織を強くする
4.外部活用の鉄則
5.まとめ

1.麦わらの一味の強さについて

ONE PIECEを読んだことがなく、ご存じない方もいるかと思いますので、最初に麦わらの一味の強さについて、簡単にご紹介いたします。
そもそも「麦わらの一味」とは、物語の主人公であるモンキー・D・ルフィを船長として、9人の仲間がいる海賊団の呼称です。

麦わらの一味はルフィ含めた10名が、それぞれ「航海士」や「船医」、「総舵手」など役割が分かれており、さらに「剣技が得意」、「狙撃が得意」、「足技が得意」と戦闘スタイルもバラバラな点で非常にバランスの取れたチームです。

個性的なメンバーが各々の役割を全うしつつ、時に優しく、時に厳しく互いに向き合って切磋琢磨しながら成長し合うことのできる関係性、チームワークが麦わらの一味の一番の強さだと見て取れます。

物語が進んでいる今でこそ、ルフィ含めて10名の仲間それぞれに多額の懸賞金がかけられているようなチームですが、物語のはじめは作中の中でも最弱の海と言われている「東の海」の中でも名が通っていない弱小の海賊団でした。

ONE PIECEはそんな海賊団が1人1人仲間を増やし、時には外部の力を借りながら、難敵、強敵である、敵の海賊や政府の諜報機関、海軍を倒して成り上がっていく成長ストーリーであることが、実世界にもリンクしている部分があり、大人も魅了しているのだと考えられます。

2.麦わらの一味の外部活用事例

麦わらの一味は、物語序盤では仲間だけで敵を倒していました。
特に東の海は、仲間は少なかったものの自分たちの力のみで敵を倒していっておりました。
しかしながら前述のとおり、物語が進んでからは、外部の力をその時々で活用しております。

それは、敵がどんどん強くなっていき、一味の力だけでは勝つことができなくなっていったという側面と、主人公ルフィの「その場にいる人たちをどんどん自分の仲間にしていく」という特性の2側面があります。

特に後者のルフィの特性は、ONE PIECE界最強の剣士とされている鷹の目のミホークと呼ばれるキャラクターからも、「この海で、最も恐るべき能力」と評されております。
この❝周囲を巻き込む力❞は、ビジネスシーンにおいても非常に重要で強力な能力でしょう。

実際に、麦わらの一味(ルフィ単体も)が外部の協力を得たシーンは非常に多くありますが、ここでは以下2つの事例を紹介します。
 ①インペルダウン(海賊の監獄)からの脱出
 ②ワノ国の戦い

①インペルダウン(海賊の監獄)からの脱出

1つ目の事例は、インペルダウンからの脱出です。
ルフィは自身の兄を助けるために、海底の大監獄であるインペルダウンに単身で乗り込みます。兄がいる最下層まで行って兄を助けられるのか、というストーリーですが、大監獄と言われるだけあり、潜入するよりも出ていくことが大変です。

そこで、ルフィはインペルダウンに収監されていた囚人達を次々と仲間につけ、大脱出を図ります。もちろん、利害が一致しているため協力することは普通のことかもしれません。
しかし、その囚人の中には、過去に敵として相対していたキャラクターも多くおりました。
ルフィに敗れたことがきっかけでインペルダウンに収監されているキャラクターさえいる状況です。

そういったメンバーであっても共同戦線を張り、インペルダウンからの脱出という目的を達成するために共に行動することを厭わないということが、ルフィの特性にもよることでしょう。

これは、ビジネスシーンでも活用できる考え方です。
もちろん、自分たちの会社メンバーだけで、課題を解決していくことが望ましい場面もありますが、時には他社とのタッグや、外部の人材との共同戦線を張ることで解決できるようになることもたくさんあるということです。
会社の美学だけに囚われず、柔軟な対応を行うことも時として重要になるのです。

②ワノ国の戦い

ワノ国とはONE PIECEの最終章に入る直前に、冒険の舞台となった国の名前であり、海賊界のTOPに君臨する4つの海賊団である、通称「四皇」が支配する場所です。
そこで麦わらの一味が四皇の海賊団に挑むというストーリーとなっています。

このワノ国編では、非常に多くの外部協力を得て、物語が進んでいきます。
具体的には、ライバルの海賊団、ワノ国の侍、ミンク族(ワノ国と古くからの付き合いのある種族)など様々な背景やカテゴリーに属するキャラクター達と同盟を組みます。

麦わらの一味とワノ国の侍、ミンク族の目的は、ワノ国を四皇の支配から解放することであり、ライバルの海賊団の目的は、四皇を倒して名を上げることと目的は異なるものの、四皇を倒すという目標は一致していたため、共闘することになります。

結果として、麦わらの一味はワノ国の解放という目的を達成することができました。
これは、一味の力だけでは決して成し遂げられなかったことでしょう。

このことも、ビジネスシーンでも生きる考え方です。
自分たちだけでは解決することが難しい課題であっても、外部の協力を得ることで解決できることが数多くあるということです。
また外部の力を活用する際には、目的もしくは目標を揃えることが非常に大事です。
目的も目標も異なると、外部の力を使えば使うだけ、組織がバラバラになってしまい、十分な成果がでない可能性があるためです。

3.外部の活用が組織を強くする

ビジネスなどの実世界でも、上に挙げたONE PIECEのワノ国のエピソードのように、どれだけ信頼し合っているメンバーが揃っているような組織でも、メンバーだけでは解決できなくなってしまう局面はどの組織でもあります。その時は、躊躇せずに外部の力を借りて難局を打開することが大事です。

特にビジネスの現場では、判断の遅れが企業の存続を脅かしてしまうことがよくあります。
さらに変化の激しいVUCAの現代は、一瞬の対応遅れがどの規模の企業にとっても致命傷となってしまう可能性があります。それだけスピードが重要だということです。

しかし一方で、外部活用は組織の成長を遅らせてしまう側面もあります。

4.外部活用の鉄則

外部の活用は組織を強くする側面もあれば弱くする側面もある、いわゆる諸刃の剣です。
そのため、「活用するタイミング」「活用する期間」には注意が必要です。

外部活用の鉄則

*活用タイミング

活用タイミングを逃せば、組織が難局に飲み込まれてしまうこともあります。
逆に活用タイミングが早すぎると、組織内のメンバーが思考停止状態に陥ってしまう危険性があります。そのため、外部人材を活用するタイミングの見極めが非常に重要と言えます。

*活用期間

活用期間が短すぎると、課題解決につながらない可能性があります。
どれだけスキルの高いプロフェッショナル人材であっても、結果を出すためにはそれなりに時間がかかるものです。
逆に活用期間が長すぎると、組織が外部人材を頼りきってしまい、いつまでも契約をし続けないと組織が回らないような状態となってしまい、将来的な内製化につながらない可能性があります。そのため外部人材は、最適な期間の活用が肝と言えるでしょう。

5.まとめ

今回、麦わらの一味から、外部人材の活用による組織の強化論についてみてきました。
麦わらの一味は、「最適なタイミング」「最適な期間だけ」外部の力を活用することで難局を乗り切ってきました。

これは、ビジネスシーンにおいても全く同じことが言えます。
外部人材は組織を強くしますが、活用の仕方次第では弱くもしてしまう諸刃の剣です。
外部人材の活用タイミングと活用期間を間違えないようにしなければなりません。

なお弊社は「必要な期間だけ」活用することが可能なプロフェッショナル人材を多く抱えているフリーコンサルタントのデータベース運営企業です。
「企業の内製化」にも目を向けてくれるプロ人材が多数おり、社員の方と伴走しながらプロジェクト対応を行うことできるのが特徴です。

ご興味があれば、お気軽にお問合せ下さいませ。

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

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