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大谷翔平は超一流のビジネスマンだった!?

2023年に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)での大谷翔平選手(以下、敬称略)の活躍は、普段野球を観ない方でも、興奮を覚えたのではないでしょうか。
ピッチャーとして剛速球でバッターを抑え、バッターとして打ってはホームラン、そして世界一をつかむという野球少年の夢をそのまま体現したかのような彼の活躍には、何人もの日本人の心を震わせたことでしょう。

そんな大谷選手の代名詞が「二刀流」です。
野球において二刀流は、投手と打者を高いレベルで遂行できるという意味で用いられます。

それをビジネスに当てはめると、二つ以上の異なる分野において、高いレベルで業務を実施できるというという意味になります。また、それができるビジネスマンは得てして一流、もしくは超一流のビジネスマンと言えるでしょう。

たとえば、ハイレベルなITエンジニアでありながら営業能力も高い方は、プリセールスとして企業から重宝される存在になります。
また、年商数十億円以上の企業経営者でありながらインフルエンサーとしても大きな発信力を持っている方などは、個人年商を考えても超一流のビジネスマンと言えるでしょう。

そこで今回は大谷翔平選手の希少性から、ビジネスにおける二刀流について考察していきます。


■目次
1.大谷翔平はなぜ希少な存在なのか?
2.なぜ大谷翔平は他に生まれなかったのか?
3.ビジネスマンとしての二刀流とは?
4.超一流のビジネスマンは二刀流以上が当たり前?
5.まとめ

大谷翔平はどれくらい希少な存在なのか?

大谷翔平選手の2022年の実績は以下の通りです。

*投手成績
 ・勝敗:15勝9敗(リーグ4位タイ)
 ・防御率:2.33(リーグ4位)
 ・奪三振:219(リーグ3位)

*打者成績
 ・打率:273(リーグ25位)
 ・ホームラン:34(リーグ4位)
 ・打点:95(リーグ7位)

MLB(メジャーリーグベースボール)のピッチャーは、全員で390名います。(投手登録枠13名×30球団の単純計算で算出)
その中で大谷翔平の勝ち星15勝は、上から14位タイ(2リーグ合算)の数字であり、上位3.5%の数字です。
※中継ぎ、抑えと人によって役割の違いはありますが、役割の違いは今回は無視します。

また、MLBの打者は、全員で390名です。(打者登録枠13名×30球団の単純計算で算出)
その中で大谷翔平の本塁打数34本は、上から12位タイの数字であり、上位3.0%の数字です。※打者の役割の違いも今回は無視します。

つまり、大谷翔平はMLBにおいて、投手としても上位3.5%、打者としても上位3.0%の数字を残しているということです。
これは、世界トップレベルのMLB内だけでの計算なため、全世界の野球人口で換算するととんでもない数字になるでしょう。まさにTop of Top、唯一無二の存在です。
これを一人の日本人が実際に残している数字というのが非常に驚きです。

ちなみに、147年の歴史があるMLBで、10勝以上かつ10本以上の本塁打を達成しているのは、大谷翔平と野球の神様と言われているベーブルースの2人だけです。
ベーブルースが約100年前の人物ですので、大谷はまさに100年に1人の逸材という訳です。
ちなみに2022年の大谷翔平は、10勝以上、30本塁打以上というMLB史上初の大偉業を成し遂げております。

なぜ大谷翔平は他に生まれなかったのか?

なぜ、大谷翔平が他に生まれなかったのか?についての答えは、「前例が無いため、誰も目指さなかったから」でしょう。
大谷翔平以降には、高校野球でも毎年のように「〇〇の二刀流」という選手が野球界隈のニュースを賑わせておりますし、2022年末には矢澤宏太選手が二刀流でプロ野球の日本ハムファイターズにドラフト1位で指名されました。

しかしながら大谷翔平以前には、いくら高校で4番ピッチャーを務めて甲子園に出場したような選手でも、プロ入り後はどちらかに専念しております。
実際に大谷翔平が北海道日本ハムファイターズに指名された2012年にも、二刀流挑戦に批判的な声が少なくありませんでした。

それは、日本人が保守的だからという点もあるでしょうが、それだけではありません。
野球においては常に最先端を走っているアメリカでも、大谷翔平のMLB移籍時には、二刀流についての懐疑論者が多数おりました。

それだけ大谷翔平は、分業が当たり前という野球界での常識を覆す存在だったということです。
分業が常識になってきているのは、野球界だけではなくビジネスでも同じです。

3.ビジネスマンとしての二刀流とは?

分業が当たり前になっているビジネス界において、二刀流と呼べる人材はいったいどういった方なのでしょうか?

それは、冒頭でも述べた通り、特定の業務領域においてプロフェッショナルと呼べるスキルを2つ以上所持している方と定義することができます。
たとえば大谷翔平は、投手、野手の2つでプロフェッショナルな能力を所持しているため、二刀流と呼ばれています。

本塁打を打ったことのあるプロ野球の投手や、140キロ以上の球を投げることができるプロ野球の野手はたくさんいます。しかし彼らは、二刀流とは呼ばれません。
投手、野手両方の能力でプロフェッショナルな能力を保持している訳ではないからです。

では、ビジネスにおけるプロフェッショナルなスキルとはどう測れば良いのでしょうか?
それは、人によって解釈が異なる抽象的な言葉ですが、ここでは「1万時間の法則」で定義します。

1万時間の法則とは、カナダ人のマルコム・グラッドウェル氏によって提唱された法則です。
ある分野で1万時間以上の努力や勉強(インプット+アウトプット)を行うと、その時点でその分野における1/100人 の存在になれるとする説です。

この法則を前提としてビジネスマンの二刀流を考えてみると、ビジネス領域で1万時間の努力を行った項目が2つ以上あることを意味します。
100人に1人のスキルを2つ所持しているため、ビジネス領域でその方は1万人に1人の存在であり、その時点で希少性の高いビジネスマン、つまり一流のビジネスマンと言えるでしょう。

4.超一流のビジネスマンは二刀流以上が当たり前?

1万人に1人のビジネスマンと聞くと、『プロフェッショナルな人だな~、一流のビジネスマンなんだろうな~』と思い浮かべると思います。
では、100万人に1人のビジネスマンではどうでしょうか??『超一流のビジネスマン』だと直感的に思うのではないでしょうか?

日本人だと、たとえば堀江貴文氏は、100万人に1人のビジネスマンと言えます。
彼は、「経営者」「ビジネス書著者」「ロケット開発者」「Youtuber」など様々な顔を持っています。彼は上に挙げた肩書き全てで100人に1人の存在であり、それが掛け合わされているから希少な存在であり、超一流のビジネスマンだということです。

堀江貴文氏だけではなく、西野亮廣氏もそうです。
西野亮廣氏も、「お笑い芸人」「実業家」「芸術家」「ビジネス書著者」と様々な肩書きを有している人物です。
彼も上に挙げた全てで1/100人の存在であり、掛け合わせで希少性が高まっています。

着目するべき点は、堀江貴文氏も、西野亮廣氏も上に挙げた項目の全てでTop of Topの存在ではないということです。
たとえば、西野亮廣氏は単純なお笑い芸人としての能力だけで言うと、Topに君臨しているスキルを持った人材と言うのは難しいでしょう。
ですが、全ての能力を掛け合わせると、お笑い芸人の中で彼に匹敵するスキルを持った人材はいないと断言できるのではないでしょうか。

要するに、ある領域の中でTopのスキルや実績ではなかったとしても、能力を掛け合わせることで超一流になれるということです。
複数スキルの掛け合わせが希少価値を生む
また、堀江貴文氏も西野亮廣氏も、これを戦略的に行っています。
堀江貴文氏の「多動力(幻冬舎)」、西野亮廣氏の「魔法のコンパス(主婦と生活社)」とそれぞれの著書の中で「1万時間の法則」に触れています。

つまり、超一流とは能力の掛け合わせで生まれるものであり、ビジネススキルの二刀流、三刀流が“ビジネスにおける希少価値を生む”ことを分かっており、それを自分自身の人生戦略に組み込んでいるということです。
その意味で、超一流は二刀流以上が当たり前と言えます。

5.まとめ

大谷翔平は、投手としての能力も、打者としての能力もTop of Topの能力を有しています。
しかしながら、投手、野手のどちらかに限定していたとすると、ここまで大注目をされる人材にはなっていなかったでしょう。
近年増えている日本人メジャーリーガーの1人という扱いだったのではないでしょうか。

つまり能力が掛け合わされているから凄いということです。これは、ビジネスマンでも同じです。2つ、3つの事柄で「100人に1人」の存在になっていけば、掛け合わせることで「1万人に1人」、「100万人に1人」の存在になっていきます。

「100人に1人」の存在になるためには、「1万時間の法則」に則り、1万時間の努力を行っていくことが重要です。

超一流のビジネスマンはこれを戦略的に行い、自身の希少性を高めています。
大谷翔平も、高校生の段階で「マンダラチャート」を用い、戦略的に野球人生を定めております。そのため、二刀流への挑戦も戦略的な人生設計によるものと推察できます。
それゆえ、大谷翔平は、超一流のビジネスマンと同じ思考を持っていると言えるのではないでしょうか。

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(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

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