コンサル業界に就職・転職したいと考えている方の中には、面接について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
面接はコンサル業界で働くためには避けて通れず、しっかり準備をしておくことが選考を突破する近道になります。また、面接対策をしっかりと行い、受かるための準備をすることで面接に対する不安な気持ちも軽くなることでしょう。
本記事では面接官に良い印象を持ってもらえるような、コンサル業界の面接対策を解説していきます。これからコンサルタントになりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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コンサル面接の流れ・内容
コンサル面接の概要について、以下の4つの項目から説明します。
- コンサル面接の形式について
- コンサル面接の回数について
- コンサル面接の面接官について
- コンサル面接のweb面接について
コンサル業界すべてが同様というわけではありませんが、あくまで一般的な例として頭に入れておきましょう。また、新卒採用と中途採用によって違う部分が多いため、事前に理解しておくことが大切です。
コンサル面接の形式について
コンサル面接の形式は、新卒の場合はインターンの新卒面接になります。面接の形式は他の一般企業と同様、休日に学生(応募者)を集めて複数の面接官が同時並行で学生を面接するのが一般的です。
一方中途採用の場合は、多くの人が転職エージェントを利用して応募するので、終業後の平日夜に個人での面接がセッティングされることが多いです。
面接の形式はコンサル業界に限らず、どの業界でも概ね同じだと理解しておくと良いでしょう。
コンサル面接の回数について
コンサル面接の回数は新卒採用・中途採用問わず、2回から3回行われることが多いです。大半のコンサル会社では、書類選考→筆記試験→複数回の面接という流れになるため、計4回から5回の選考を通過する必要があります。
しかし、面接の回数はコンサル業界の分類でも違いがあり、例として戦略系コンサルティングファームの場合では4回から6回の面接が行われる場合もあります。そのため、気になる方は事前に自身が希望するコンサルティングファームの面接回数を調べておくといいでしょう。
コンサル面接の面接官について
コンサル面接の面接官は人事ではなく、現場で働いている人が面接官となることが多いです。
コンサル会社では「共に働くことになる現場の人が採用したいと思うかどうか」を尊重しています。1次面接ではマネージャーが担当し、それ以降はディレクター、パートナーと面接官の役職が上がっていくのが一般的です。
しかしどの役職の人が面接官になったとしても、初めの1〜2回は候補者の絞り込みが目的になります。いつどんな時でも、コンサルタントとしての素質を見極められていることを忘れずに面接に臨みましょう。
コンサル面接のweb面接について
コンサル面接では、Skypeやzoom、Google Meetなどのオンラインweb会議ツールを利用したweb面接も積極的に行われています。1次面接から最終面接まで全てをリモートで完結させる企業も増えてきており、受験者はわざわざ面接会場まで足を運ぶ必要がないため、遠方から都内の企業の面接を受けやすくなりました。
ただし、ネット回線が上手く繋がらない、音声トラブルが生じるなど、対面での面接よりも不慮の事故が起きてしまう可能性があります。そのため、web面接が初めての人は入念に準備してから臨みましょう。
コンサル面接の重要ポイント5つ
コンサル面接で重要なポイントは以下の5つです。
- 自信を持って話す
- ゆっくり話す
- 結論ファーストを意識して話す
- 分からない質問は曖昧に答えない
- 深掘りされてもいいように準備しておく
それぞれ解説していきます。
1. 自信を持って話す
コンサル面接で自信がなさそうに話している姿は、悪い印象として面接官に刷り込まれてしまうので、必ず自信を持って話しましょう。
良い成果を上げた人だとしても、自信無さげに話されるとその凄みが感じられなくなる可能性があります。ただし「自信を持って話す」ということは、自信がない場合でも自信があるように振る舞うという話ではありません。あくまでしっかり自信を持って話せるように準備した上で、堂々と面接に臨みましょう。
2. ゆっくり話す
面接ではゆっくりと話すことも大切です。緊張すると、早く緊張した状態を終わらせたいという心理状態から、無自覚で早口になってしまうことがあります。早口になると緊張や落ち着きの無さが伝わってしまうため、わざとゆっくり話すことを癖付けましょう。
コミュニケーション能力が低いと思われた時点で、採用がかなり厳しくなるといっても過言ではありません。ゆっくりと話すことを意識するのはもちろん、どんな質問にも冷静に対応できるよう入念に準備をしておきましょう。
3. 結論ファーストを意識して話す
面接では必ず結論ファーストで話しましょう。これは論理的思考力があるのかを、面接でのやりとりを通して伝えるためです。結論を最初に伝えずに、同じような内容を何度も話したり、どこに向かっているのかわからない話し方ではコンサル向きではないと判断されてしまいます。コンサルタントはあらゆる場面で論理的思考力が求められるため、結論ファーストで話すことがアピールに繋がります。
また、結論ファーストを意識して話すことで、質問に対する回答が簡潔になっても問題ありません。簡潔で話が短くなっても、面接官が気になると感じる話に対しては深掘りしてくれるので、質問に対して結論から答えられれば評価を得られます。
4. 分からない質問は曖昧に答えない
面接で分からない質問が来た場合の曖昧な回答は控えましょう。分からないのに知っているかのように答えてしまい、見当違いな回答をしてしまうと大幅なマイナス評価に繋がりかねません。
コンサルの現場でも、曖昧な回答をしたことによって更に深掘りされてしまい、結果的に上手く答えられなくなるというのは、新人のコンサルによくある話です。素直に分からないことを伝える方が結果的によくなる場合もあるため、しっかりと伝えましょう。
5. 深掘りされてもいいように準備しておく
面接では深掘りされてもいいように、深掘りされることを前提として準備しておきましょう。
コンサル会社に就職して最初に与えられる役職であるアナリストの仕事は、主に情報収集や分析です。コンサルタントからの依頼に対して、収集した情報を簡潔に伝えますが「じゃあこれは?」「この場合だとどう?」と深掘りされることが多いため、深掘りされることを前提として準備する必要があります。
面接でも、自分の回答に対して次に何を聞かれるのかを先回りしておくことで、スムーズかつ論理的で、一貫性のある対話になるでしょう。
コンサル面接でよく聞かれるテーマ
コンサル面接の形式は、大きく以下の2種類に分けられることが多いです。
- フィットインタビュー
- ケースインタビュー
フィットインタビューとケースインタビューの両方を1度の面接で行う場合もありますし、フィットインタビューで合格した人のみ、次の面接でケースインタビューが行われるという場合もあります。なお新卒採用では、両方のインタビューが1度に行われることが多いです。
それでは以下から詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。
フィットインタビュー
フィットインタビューは、志望動機や応募者の人物像を確認するための面接になります。ほとんどの企業で行われている一般的な面接であり、一度面接を受けたことがある人は、恐らくフィットインタビューを経験しているでしょう。
フィットインタビューでよくある質問は、以下のようなものが挙げられます。
- 自己紹介
- どうしてコンサルティングファームで働きたいのか
- なぜうちのファームを選んだのか
- 強み・弱み
- キャリアプランについて
- 英語ができるか
- 学生時代に何を頑張ったか
- 入社後どのように成長したいか
上記のような質問は頻出のため、深掘りされても問題ない程度に必ず対策しておきましょう
ケースインタビュー
ケースインタビューは多くのコンサルティングファームで行われており、ケース面接とも呼ばれています。ケースインタビューは即座に答えを出せないような複雑な質問に対して、仮説を立てながら論理的な答えを導き出していく口頭で行われる試験です。
ケースインタビューでよく取り上げられるテーマは、以下のようなものが挙げられます。
- 製品・サービスの市場規模を推計する
- グラフ・表からのデータを見て、分かることを説明する
- 企業が直面する課題への対策方法を考える
- 時事問題への対策方法を考える
ケースインタビューの特徴として、正しい答えが必要というわけではない点が挙げられます。出された課題に対して、どのような思考プロセスから結果を導き出したのかが重要になり、採用においてフィットインタビューよりも重視されることもあります。必ず説明が求められるため、論理的に伝えられるかが重要です。
なお、ケースインタビューではフェルミ推定の問題が出されるイメージを持っている方もいますが、実際はフェルミ推定だけではありません。例えば「前職における問題点と、それを解決するためにどのようなアプローチが有効か」というような問題が出されることもあります。
【要チェック】コンサル面接で見られているポイント5つ
コンサル面接でよく見られるのが、以下の5つのポイントになります。
- 考える力
- 論理的思考力
- 独創性・オリジナリティ
- コミュニケーション力
- ポテンシャル力
面接でのやりとりを通してこれらの力があることを面接官にアピールできれば、採用率が格段に上がるでしょう。1つずつ解説します。
1. 課題に対して最適な答えを出す「考える力」
コンサル面接では与えられた課題に対して、最適な答えを出す「考える力」が備わっているかを見られます。
コンサルの仕事は、クライアントの課題を解決することなので「考える力」は最も重要なポイントといっても過言ではありません。面接での1つ1つの回答に対してしっかりと答えられていれば評価してもらえるでしょう。
2. 筋道を立てられる「論理的思考力」
コンサル面接では、論理的思考力も最も重要です。
コンサルの仕事ではロジカルな回答が常に求められており、ロジックが破綻していると問題に繋がります。論理的な思考ができていないと感じている人は、普段の生活から筋の通った考え方を心がけると良いでしょう。
反論の余地を与えず、相手に首を縦に振らせるような対話ができれば論理性が備わっていると判断してよいでしょう。
3. 自分の体験・経験を含められる「独創性・オリジナリティ」
面接ではお手本のような答えよりも、独創性・オリジナリティのある回答をすることで面接官に評価されることが多いです。自分の体験や経験が含まれたやりとりを行うことで、独創性やオリジナリティが生まれます。
過去の面接でされていた質問やケース面接は簡単に手に入りますが、それらの情報を元に当たり障りのない回答を作ってしまっては評価もされにくくなってしまいます。自身の体験談が織り込まれていることで、面接官に血の通った回答だと思ってもらえるでしょう。
4. 聞く・話すができる「コミュニケーション力」
社会人として当たり前ですが、聞く・話すができるコミュニケーション力も重要です。業務内容によっては、コミュニケーションを伴わない仕事もあります。とはいえ、ほとんどの仕事ではコミュニケーション力が必要であり、コンサルも例外ではありません。
コンサルでは、クライアントからのヒヤリングや課題を理解すること、チームに伝えること、クライアントに解決策を報告することなど、あらゆる場面で高いコミュニケーション力が求められます。ただ伝えるだけではなく納得してもらう必要があるので、相手に応じて時には緻密に、時には噛み砕いてわかりやすい言葉で伝えることが大切です。
ただしコミュニケーション力といっても、聞くことや伝えることが全てではなく、欲しい情報を聞き出せる能力や、相手を説得できる能力があるのかも重要と言えます。
5. 潜在能力が高い「ポテンシャル力」
コンサル面接では、潜在能力の高さやポテンシャル力も見られるポイントです。コンサルティングファームでは、コンサルタント未経験者でもポテンシャルを見込んで採用してくれる企業や、様々な分野のプロフェッショナルを積極的に採用している企業もあります。
コンサル業界は少数精鋭で優秀な人材のみを採用するというイメージが強いものでしたが、近年では新卒や未経験者をポテンシャル採用する企業が増加しています。活躍できる場所を想像してもらえることで評価されるため、面接ではポテンシャルの高さを存分にアピールしていきましょう。
コンサルの面接でよく聞かれる質問と回答ポイント5つ
コンサルの面接でよく聞かれる質問と回答ポイントをまとめました。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望動機・転職動機
- 自分が企業にどのように貢献できるのか
- 入社後はどのように成長したいか
上記の5つについて解説します。
1. 自己紹介
コンサルの面接で最初に行うのは、自己紹介です。特に転職での面接は、これまでの職歴を加味した形での自己紹介が求められます。自分がどのような人間なのかを伝えるのはもちろん、過去の担当業務に加え、転職歴がある場合はその理由についても触れるようにしましょう。
ただし、自己紹介はあくまでも自分の紹介となるため、長くなりすぎないように簡潔に話すことが大切です。
2. 自己PR
自己PRでは、これまでの人生で培ってきた能力や実績をアピールしましょう。
コンサルは就職活動で人気の業界となっており、優秀な人材がたくさん集まってくるため、他の応募者に引けを取らないような自己PRを用意しなくてはなりません。具体的な数値で伝えながら、特別なアピールができれば面接官の目に留まることでしょう。
これまで出した成果や、失敗から学んだことが面接官の知りたい内容になります。ただし、過去の仕事で出せた成果について独りよがりな伝え方にならないよう注意が必要です。成果を出せたのには周りの何かしらのサポートがあるはずなので、周囲とどういった強力のもと成果を成し遂げたのかを話せると良いでしょう。
3. 志望動機・転職動機
志望動機・転職動機も、自己紹介や自己PRと同様によく聞かれる質問内容です。特に深掘りされやすい質問内容になるため「なぜコンサルを志望したのか」「なぜこのファームを選んだのか」「将来どのようになりたいのか」というところまで一貫して説明できるような動機を考えておきましょう。
なお、転職する場合は前職での不満が転職理由になっているのは印象が良くないため注意が必要です。また、抽象的な動機になっていたり、コンサルという業界へのイメージが先行していたり、転職を前提としたキャリアプランになっているのも、悪い印象を持たれてしまいます。そのため、企業に対して失礼な動機にならないように伝えましょう。
4. 自分が企業にどのように貢献できるのか
自分がこの企業でどのように貢献できるのかを質問されることもあるため、面接官に「この人を採用したい」と思ってもらえるように自信を持って回答しましょう。
現場で働いている人でないと知り得ないような特別な知識やスキルを持っていると、高く評価してくれる場合があります。「どのように」の部分を、これまでの経験を交えながら具体的に説明することができれば、他の評価項目が多少良くなかったとしても採用されることがあるので、事前にしっかりと対策しておきましょう。
5. 入社後はどのように成長したいか
入社後どのように成長したいのかもよく質問されるため、キャリア目標を立てておきましょう。こちらも成長するということが転職や起業に繋がってしまうとイメージが悪くなってしまうため、入社してから企業でどうなりたいのかを軸に答えるべきです。
また、コンサル会社はクライアントの課題解決が仕事であり、社員を成長させることが目的ではないので、それも頭に入れて回答することも重要となります。
【具体例5つ紹介】コンサル面接で重要な逆質問
面接では、最後に逆質問の時間が用意されていることが多いです。逆質問ではさまざまなことを質問でき、自由度が高いため、一般的な面接内容よりも難しく感じてしまう方もいることでしょう。
しかし、逆質問では面接官にやる気をアピールできるチャンスでもあるため、具体的に聞きたいことをまとめておくのがおすすめです。
- 面接官
- プロジェクト
- 自社の魅力・改善点
- 競合他社との違い
- 入社後
上記の5つの軸で逆質問の具体的な内容について掘り下げていきます。
【面接官】に対する逆質問
コンサル面接では、人事ではなく現場で働いているコンサルタントやマネージャーが面接官になっていることが多いです。そのため、面接官がどのような人なのかを逆質問することで、入社後の上司のことを知れるチャンスになります。
- どのような経緯で入社を決めたのでしょうか?
- どのような経歴をお持ちなのでしょうか?
- プロジェクトで大切にしていることは何でしょうか?
このような質問は、企業や社員について知るための前向きな質問と思ってもらえることが多いです。
【プロジェクト】に対する逆質問
プロジェクトに関する逆質問は、入社後の仕事に対する意識の高さが感じられるためおすすめです。調べればわかるような質問ではなく、現場で働いているからこそ答えてもらえるような質問をしてみましょう。
- 直近で対応したプロジェクトはどのような内容でしたか?
- 〜のような業務に関わりたいのですが、アサインされるプロジェクトはどのように決定されるのでしょうか?
実際に働くことを想定した逆質問になっていれば、プラスに評価してもらえる可能性が高いです。
【自社の魅力・改善点】に対する逆質問
働いている方が自社についてどのような印象を持っているのかを知る機会は少ないので、逆質問を通して聞いてみるのもよいでしょう。
ネットで調べて出てくる会社の魅力と、現場で働く社員の方が感じている魅力は違う可能性がありますし、企業について深く興味を持ってくれていることが伝わります。
- 自社の魅力は何だと考えていますか?
- 自社が抱えている問題点や改善点はありますか?
【競合他社との違い】に対する逆質問
競合他社との違いについて逆質問することで、コンサル業界での就職・転職活動の真剣度合いが伝わります。コンサル業界歴が長い方やファームtoファーム転職の経験がある方が面接官だった場合、有益な答えが返ってくる可能性が高いです。
- 競合他社よりも優れていると思う点は何ですか?
- 競合他社が〜に力を入れていますが、貴社はどのように考えていますか?
しかし、このような質問をする際は「あなたはどう考えていますか?」と更に質問される可能性があるため、自分の意見も伝えられるように準備しておきましょう。
【入社後】に対する逆質問
入社後に関する逆質問は、入社に対する熱意が感じられます。入社への意欲が感じられるような質問を心がけましょう。
- どのような研修プログラムが組まれますか?
- 入社前までに準備や勉強しておいた方がいいことはありますか?
- 昇進にはどのような基準が設けられていますか?
【NG】となりやすい逆質問に注意
逆質問として面接官に質問しない方がいいものもあります。例えば、調べてわかる内容や、意欲が低いと捉えられるような内容です。「貴社が力を入れている領域は?」や「どのような競合ファームがありますか?」などは調べればわかる内容は、逆質問しないようにしましょう。このような質問はコンサル業界や企業に対する意識が低いと感じられたり、逆質問への対策をしていなかったんだと感じられる可能性が高く、志望度が低いと捉えられてしまいかねません。
また、意欲が低いと捉えられるような内容もNGになります。例えば残業時間や休日出勤、有給、福利厚生などについての逆質問はマイナス評価となる可能性が高いです。
コンサル面接での逆質問の対策3つ
コンサル面接での逆質問は、企業や社員について知るための前向きな質問と思ってもらえるため、しっかり対策しておくことが大切です。入社への意欲が伝わらない逆質問では評価されにくいですし、むしろマイナス評価となってしまう可能性もあります。
しっかりと練られていない逆質問は面接官にもバレてしまうので、面接官を唸らせるような逆質問を用意しましょう。逆質問を準備することは、企業や業界の理解を深めることにも繋がるため、面接で必ずプラスに働きます。
- 質問リストを作成しておく
- 回答例を調べておく
- 自分なりの仮説を持つこと
上記の3つの対策方法について掘り下げていきます。
1. 質問リストを作成しておく
面接に臨むまでに質問リストを作成しておきましょう。「自分がどのように貢献できるのか」と「内定が出た場合どのように決断するか」という2つが解決できるような質問を心がけることで、自身のためになる質問をリストアップできます。
2. 回答例を調べておく
企業に対して気になる点を挙げていき、質問リストを作成したら、質問内容についてリサーチします。調べて分かる内容だった場合、面接官にマイナス評価される可能性があるため、事前にネット公開されていないか質問内容をリサーチして未然に防ぎましょう。リサーチしても答えが出なかった質問こそが、逆質問に相応しい質問といえるでしょう。
またリサーチして解決すれば、コンサル業界やファームに関する知識向上にも繋がるため、面接にも活きてくると言えます。
3. 自分なりの仮説を持つこと
逆質問では「あなたはどう思いますか?」と返される可能性があるので、自分なりの仮説を持っておきましょう。単純に回答を得るのではなく、どんな回答が予想されるのか、自分の立場だった場合どうなのかなど、考えておくことがおすすめです。
コンサル業務では仮説と検証を繰り返し行うため、あらゆる事象に対して仮説を立てる癖をつけておきましょう。
まとめ
コンサル面接は本番勝負になるため、どれだけ準備しても必ず通過できるとは限りませんが、事前に正しく準備しておくことで合格率を向上させられます。
特にコンサル業界は人気の業種であり、志望する人も多いため、十分に対策することで他の志望者とは違った印象を与えることが重要です。時間をかけて練り上げた面接対策は、面接官にも伝わるため、本記事で紹介した面接対策をしっかり行いましょう。