外資系コンサルの仕事内容とは?未経験の方向けに年収や試験対策まで徹底解説

外資系コンサルの仕事内容とは?未経験の方向けに年収や試験対策まで徹底解説

就職活動や転職活動を進めていく中で、「外資系コンサル」に興味を持ったことのある方も少なくないのではないでしょうか。中には外資系コンサルタントについて「実力主義」「忙しい」といったイメージしか持っていない方もいらっしゃるでしょう。

外資系コンサルは、クライアント企業の依頼を受けて経営上の課題を洞察し、課題解決に向けた戦略策定や実行のサポートをする仕事です。クライアントの抱える課題を解決するためにチームメンバーや期間などを決定し、プロジェクトを進行していきます。主なクライアントは、大手企業や政府・教育機関などが多いと言われています。

コンサルタントになるには、高いスキルや経験が求められる傾向にあります。特に未経験からの転職を考えている場合、事前準備が必須となるでしょう。そこで当記事では、外資系コンサルタントの特徴や転職方法や必要なスキルについて徹底解説していきます。

目次

外資系コンサルとは?

「外資系コンサル」とは、外国資本で運営を行なっているコンサルティングファームのことです。

クライアント企業の抱える問題を把握し、プロジェクトチームを組んだうえで、課題解決に向けたアドバイスやサポートを行います。契約期間内にクライアント企業の描いている理想の結果を出すことが求められるため、激務になることも珍しくありません。

日系コンサルとサービス内容はほとんど変わりませんが、コンサルティングスタイルに大きな違いがあります。基本的には日系・外資系コンサルのどちらも「プロジェクト型」を採用しており、1つのプロジェクトに集中するのが一般的です。

外資系コンサルタントは企業の意思決定の支援などの重要なサポートを行なうため、論点の設定から仮説検証など、綿密かつ論理的にプロジェクトを進めていく必要があります。そのため、複数のプロジェクトを担当することはほとんどありません。

一方で主に中小企業をクライアントとする日系コンサルタントでは「顧問型」を採用していることが多いです。顧問型の場合は1人で複数のプロジェクトを担当するのが主流で、コンサルタントによる定期訪問を行なうこともあります。

未経験でも外資系コンサルへの転職はできる?

外資系コンサルへの転職は難しいとされていますが、未経験でも対策次第で成功率を上げることが可能です。ただしケース面接を用いて論理的思考力やコミュニケーション力がチェックされるため、事前対策が必要でしょう。

ITスキルを保有した方や未経験者がITコンサルタントに転職した例も多く、前職の知識や経験、スキルを活かした転職が可能です。ただし、年次が高くなるほど大きなプロジェクトを成功させた実績や豊富な社会人経験、加えて高いスキルが求められ、未経験からの転職難易度は上がります。

外資系コンサルの企業に新卒でも就職できる?

新卒・未経験から外資系コンサルへの転職は十分可能です。コンサルティングファームは地頭の良い人材を求めており、ポテンシャルがあると判断すれば積極的に採用が行われます。

また、有名難関校出身や学生時代の成績が優秀であった場合には、採用試験で有利になるケースも多いため、将来のために学業に励むことも大切です。

外資系コンサルの仕事内容

外資系コンサルの仕事内容は多岐にわたり、情報分析や戦略策定など様々です。経験年数や実力に応じて下記の役職が与えられ、各役職ごとに割り振られた業務の遂行が求められます。

  • アソシエイト・アナリスト
  • コンサルタント
  • マネージャー
  • プリンシパル
  • パートナー

ここでは、各役職ごとの仕事内容について解説していきます。

アソシエイト・アナリスト

アソシエイトやアナリストは、入社して間もなく就く役職で、主にデータ分析や調査業務を担当します。クライアント企業から提供されるデータを活用した分析や、分析結果の報告が主な業務です。コンサルタントはデータや情報を正確かつ効率的に分析するスキルが求められるため、アソシエイト・アナリストの期間にデータの取り扱いを通じて業務スキルを磨いていきます。

また、新卒や若手中途採用者がアナリストに就くため、業務に不慣れな場合も多く、残業が発生することもあるでしょう。

コンサルタント

新卒から3〜4年経過した社員や、中途入社で役職として多く見られるコンサルタントは、プロジェクト遂行が主な業務です。コンサルタントが担当する案件は多岐に渡り、クライアント企業のビジネス課題の解決に向けた情報収集や分析、具体的な解決策の提言を行います。そのため、自身の判断で課題や問題を検証する力が欠かせません。

また、プロジェクトチーム内でのコミュニケーションも重要であるため、他のメンバーやクライアントとの円滑なコミュニケーションが求められるでしょう。

マネージャー

マネージャーは、入社して10年前後で就く管理職で、アナリストやアソシエイトを統括し、プロジェクト全体のディレクションを行うポジションです。具体的には、クライアントとの予算管理やチームリーダーとして、指導やサポートの役割を担当します。

マネージャーは、アナリスト・アソシエイトで培ったスキルや経験を発揮し、プロジェクト遂行を担うことが求められるでしょう。経営陣やクライアントとやり取りを行うことも多く、やり甲斐や責任をもって取り組めるポジションでもあります。

プリンシパル

プリンシパルは、ファームによってはパートナーと同等の役職として扱われ、プロジェクトの遂行が主な業務です。具体的には、情報収集や分析、提言を行いつつ、チームリーダーとして、メンバーの指導やサポートも行います。また、自らの経験やノウハウを活かして、クライアント企業の課題解決に向けた最適な戦略を立案をすることも。

またプリンシパルは、クライアントとの折衝や、プロジェクト全体の進捗管理、リソース調整も担当し、その高い専門性やリーダーシップを発揮することが求められます。そのためコンサルタントと比べると、より高度な問題解決スキルやコミュニケーション能力が必須です。

パートナー

パートナーは、コンサルタント経験15年前後で就く役員クラスの役職で、コンサルティングファームにおける共同経営者という位置づけを持ちます。具体的な業務内容は、社内の経営方針への意思決定や、クライアントや外部の関係者との折衝です。

また、クライアントはコンサルタントであるパートナー個人の信頼や実績を評価し、案件を依頼することが一般的です。そのためパートナーは、これまでの経験や人脈を活かして新規クライアントの開拓も任されることも多く、ファームにとってなくてはならない大切な人材となります。

外資系コンサルの年収

外資系コンサルでは、前述した役職によって平均年収は大きく変わります。以下は役職ごとの平均年収の想定です。

  • アナリスト 400万~900万円
  • コンサルタント 900万~1,300万円
  • マネージャー 1,300万~2,000万円
  • パートナー 3,000万円~

役職が上がるごとに年収も上がり、パートナーレベルになると年収3,000万円以上も期待できます。

年収は結果に応じて大きく変わる

外資コンサルでは、成果主義を採用しているケースが多く、実力次第で早い昇進や給与アップが期待できます。個人のパフォーマンスによって年収が上下するため、成果報酬制のインセンティブがボーナスとして支給される場合もあります。

入社後5〜6年で年収が1,000万円を超える場合もあり、実力次第でより高い給与を目指せるでしょう。

外資系コンサルティングファームの種類

「外資系コンサルティングファーム」と一口に言っても、実は様々な種類があります。主な種類は、以下の通りです。

  • 戦略系コンサルティングファーム
  • 総合系コンサルティングファーム
  • 組織・人事系コンサルティングファーム
  • FAS

上記のコンサルティングファームの種類について詳しく見ていきましょう。

戦略系コンサルティングファーム

戦略系コンサルティングファームは、様々な分野の大企業のクライアントに対する提案が求められます。そのため幅広い分野の知識が欠かせません。

主な業務内容は、クライアント企業の課題発見から解決のための戦略立案、成長戦略の分析やオペレーション支援などです。

代表的な企業

戦略系コンサルティングファームの代表的な企業は以下のとおりです。

  • ボストンコンサルティンググループ
  • マッキンゼー アンド カンパニー
  • ベイン アンド カンパニー

グローバルに展開していることから、クライアントは世界各国の大企業が多い傾向にあります。そのため、各地域・国ごとに特化したコンサルを行なっている点が特徴です。

総合系コンサルティングファーム

総合型コンサルティングファームは、戦略立案からシステム導入、オペレーションの改善、システムアウトソーシングなど幅広い領域をカバーしており、ビジネスの様々な課題をトータルで解決できる点が魅力です。そのため、クライアントは一貫したサービスを受けることができ、より効率的かつ効果的なサポートが期待できます。

また、各企業の様々な課題に対して総合的にサポートをするため、ファームとしての規模は大きい傾向にあり、世界各国に拠点を持っているケースも多いです。

代表的な企業

総合系コンサルティングファームには、以下のような代表的な企業があります。

  • デロイトトーマツコンサルティング
  • KPMGコンサルティング
  • PwCコンサルティング
  • EYアドバイザリー&コンサルティング

上記の4社は「BIG4」とも呼ばれ、コンサルタント業界屈指の大企業です。グローバルに拠点を展開しており、多角的な視点から戦略策定から実行まで幅広いサポートを提供しています。

組織・人事系コンサルティングファーム

組織・人事系コンサルティングファームは、組織や人事領域の課題に特化し、人事戦略の設計から人事制度の策定、社内変革推進(チェンジマネジメント)が主な業務です。近年では、M&Aにおける人事制度の統合も支援しています。

組織・人事系コンサルティングファームの多くが外資系企業であるため、グローバルな視点から課題を解決できる点が強みです。

代表的な企業

組織・人事系コンサルティングファームには、以下のような代表的な企業があります。

  • マーサー・ジャパン
  • コーン・フェリー
  • タワーズワトソン
  • エーオンソリューションズジャパン
  • グロービス
  • リンクアンドモチベーション
  • ジェネックスパートナーズ
  • コーチエイ

組織・人事に関する専門知識を持ち、企業の人的資源を最大限活用できるよう支援しています。

FAS

FASは「Financial Advisory Service」の頭文字を取った略称であり、M&Aや財務に特化したコンサルティングファームです。主にM&A支援、企業再生支援、企業価値支援、フォレンジックなどを行っています。上記の専門的なサービスは、企業の財務戦略や成長戦略に対して効果的なアドバイスを提供することができ、経営陣にとって重要な意思決定を行う際のサポートとなるでしょう。

また、M&A後の統合プロセスのサポートも積極的に力を入れている点も特徴です。

代表的な企業

BIG4系FASと呼ばれる、世界四大監査法人の系列である以下の4社は、主に多国籍企業や上場企業など報酬の高い顧客層を対象にサービスを展開しています。

  • PwCアドバイザリー
  • KPMG FAS
  • デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
  • EYストラテジー・アンド・コンサルティング

コンサルタント数が多く、高い経験やスキルを持つ人材が集まっているため、業界内での評価も高いです。また、IT戦略やビジネス分野、経営管理など多岐に渡る支援を行っており、日本国内だけでなく、海外案件も多数手掛けています。これらの特徴から、BIG4系FASは求人情報サイトでも人気が高く、転職や新卒採用において競争が激しい会社となっているのです。

外資系コンサルへの就職・転職事例

以下は外資系コンサルへの就職や転職事例になります。

【事例1】
前職:大手自動車メーカー開発部門(1,050万)
現在:外資系戦略コンサルファーム(1,300万)

引用元:エグゼクティブリンク

【事例2】
前職:大手総合電機メーカー開発部門(850万)
現在:外資系総合コンサルファーム(950万)

引用元:エグゼクティブリンク

【事例3】
前職:大手証券会社(1,100万)
現在:Big4系FAS・M&A戦略コンサルタント(2,050万)

引用元:エグゼクティブリンク

いずれの事例も年収が前職に比べて100万円以上上がっており、外資系コンサルの年収の高さが伺えます。

外資系コンサルに向いている人とは?

外資系コンサルに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 英語に自信がある人
  • 論理的思考力がある人
  • コミュニケーション能力がある人
  • 向上心があり、激務にも耐えられる人

上記に当てはまる人は、成果主義の環境である外資系コンサルで、自身のビジネスマンとしての成長を目指し、チャレンジし続けることが可能でしょう。

英語に自信がある人

外資系コンサルは海外案件を担当することも多く、会議やプレゼン、資料作成を英語で行う必要があるため、英語力が重要です。また、最低でもTOEIC®800点レベルの英語力が求められることが一般的で、留学経験者や帰国子女は有利になるでしょう。

論理的思考力がある人

コンサルタントの仕事では、論理的思考力(ロジカルシンキング能力)が不可欠です。コンサルタントは課題の背景や原因を整理し、調査・分析を行い、クライアントへの提言と理由を論理的にまとめる必要があります。

そのため論理的思考力がある人は、外資系コンサルでの仕事に適性を持っていると言えるでしょう。

コミュニケーション能力がある人

コンサルタントは、クライアントからの依頼があって初めて仕事が発生するため、顧客の要望を正確に理解し、アイデアや提案を的確に伝えるコミュニケーション能力が重要です。具体的には、顧客から求められる内容を聞き取り、適切な解決策を提案する力が求められます。

口頭や文書でよりわかりやすく効果的に自分の意見を伝える能力に長けている方は、コンサルタントに向いているでしょう。

向上心があり、激務にも耐えられる人

外資系コンサルタントの仕事は、厳しい成果主義の世界であり、ポジション争いも激しいことから高いストレス耐性が求められます。また、自身のポジションでの責任や、クライアントに求められている成果を出すために、激務が続くことも少なくありません。

そのため、忙しい日々でもメリハリを持って業務に取り組んだり、プライベートな時間でストレスを発散したりなど、働き方にも工夫が求められます。また、1年中激務が続くのではなく、プロジェクト終了後はまとまった休暇を取れることも多いです。そのため、オンオフを切り替えて働くこともできるでしょう。

外資系コンサルで働くメリット

外資系コンサルで働くメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 男女平等に評価される
  • 能力に応じて評価される
  • 年収が高い
  • プロジェクトが終われば長期休暇を取りやすい

次項からそれぞれ詳しく解説していきます。

男女平等に評価される

外資系コンサルでは、仕事を適切にこなすことが最重要であるため、性別に関わらず実力次第で誰でも昇格可能です。クライアントの課題解決が主な業務となるため、性別よりも提供するアドバイスの質によって能力が評価されます。

女性の育休取得や社会復帰支援に対して柔軟に対応している会社も増えているため、女性だから昇格できない、といった古い価値観に縛られることもありません。

能力に応じて評価される

外資系コンサルのチームは少人数制で、若手でも重要な分析やプレゼンを任される機会が多くあります。若手でも各プロジェクトで活躍できる場面が十分にあることから、個人の能力が十分に発揮され、実力に応じた評価が受けられることが魅力です。

年収が高い

外資系コンサルタントの年収は、外資系企業の中でも非常に高いランクに位置づけられており、昇給スピードも迅速なことが特徴です。実績次第では入社から数年で年収が1000万円を超えるケースも珍しくありません。

高い専門性や経験を活かし、企業の課題解決や事業成長を支援するコンサルタントの需要が高まってきています。そのため優秀な人材の確保や、結果を出すことが求められるハードな業務内容であることから、外資系コンサルの年収は高い傾向にあります。

プロジェクトが終われば長期休暇が取りやすい

外資系コンサル業界では、プロジェクトが終了したタイミングで、長期の休暇を取得しやすいです。一部には、2~3週間の休暇を取得している人もいます。

ただし、プロジェクト実施中はクライアントの都合に合わせる必要があり、自由に休暇を取ることは難しいです。また、会社規定の休みであっても、クライアントからの連絡対応が求められるため、休暇取得はプロジェクト終了後に見越して計画することが望ましいでしょう。

外資系コンサルで働くデメリット

外資系コンサルにはさまざまなメリットがある一方で、下記のようなデメリットも存在します。

  • 激務
  • 成果が出せない場合クビになることもある
  • 常にインプットをする必要がある
  • 優秀なライバルが多いため、プレッシャーが強くなる

外資系コンサルに転職する前に、デメリットをチェックしておきましょう。

激務

外資系コンサルで働くと、正解のない問題に取り組むことが多いため、勤務時間や仕事量が多くなりがちです。過酷な業務内容や重要なプロジェクトの進捗を担うことが求められるため、激務を覚悟すべきでしょう。

なお、プロジェクトに配属されているマネージャーによっては、可能な限り激務にならないよう、一人ひとりのスケジュールを調整してくれます。しかし、基本的にプロジェクトにアサインされている間は、定時で帰る日がほぼないと言われているのが現状です。

成果が出せない場合クビになることもある

外資系コンサルは成果を出すことが常に求められる環境であるため、一定期間成果を出せない場合は解雇される可能性があります。

厳しい評価基準によって、コンサルタントとしてのスキルや経験が不足していると判断された場合、離職が迫られることがある点は、働く上でのデメリットと言えるでしょう。

常にインプットをする必要がある

コンサルティング業界では、常に新しい情報や知識をインプットすることが不可欠です。例えば、ITやビジネス、経営などの幅広い分野の最新トレンドや課題解決の事例を把握しておくことが求められます。

外資系コンサルでは、クライアントのニーズを正しく理解・解決するためにも、業界内外の企業や経済状況を調査し、適切な提案を行うことが重要です。そのため常に調べる・考えることが求められる職業であり、自己研鑽を怠らずに努力する姿勢が必要とされます。

時間がない時でもインプットすることが求められるため、学ぶことが苦手な人にとっては厳しい環境ですが、好きな人にとってはやりがいがあるでしょう。

優秀なライバルが多いため、プレッシャーに強くなる

外資系コンサルティングファームでは、優秀な人材が集結しています。そのため優秀な社員たちとタスクを共有し競い合うことで、自分自身のスキルや知識を高めることができると同時に、プレッシャーも強くなります。

自身の成長を怠ってしまうとライバルたちと経験値やスキルの差がどんどん開いてしまうため、置いていかれる恐れがあります。このプレッシャーを受け入れ、前向きに捉えることができれば、自分自身の成長を促進できるでしょう。

外資系コンサルへの就職前に身に着けておくべきスキル

外資系コンサルへの就職前に身につけておくべきスキルには以下のようなものがあります。

  • TOEIC
  • TOEFL
  • MBA(経営学修士)
  • 公認会計士
  • 米国公認会計士

ここからは上記のスキルを一つひとつ見ていきましょう。

TOEIC

外資系コンサルタントにとって重要である英語力を証明する指標の一つが、TOEICスコアです。高いスコアを取得することで、ビジネス英語を理解し、コミュニケーションできる能力をアピールできます。そのため、最低でも800点以上のスコアを獲得しておくと良いでしょう。

TOEICの高いスコアを獲得しておくことは、英語力を客観的に評価する上で有益です。しかし、実際の業務ではリスニングやスピーキングなどの総合的な英語力が求められます。そのため、TOEICで高いスコアを獲得した後にも、継続的な英語学習と実践を通してスキルを磨きましょう。

TOEFL

TOEFLはアメリカの大学進学を目指す人が受験する英語力試験であり、学術的な英語力を測るものです。外資系コンサルタントとしての業務においても、報告書の作成やプレゼンテーション、海外とのコラボレーションなど、学術的な英語力が求められる場面もあります。そのため、TOEFLで高いスコアを獲得することで、客観的に自身の英語スキルをアピールすることができるでしょう。

TOEFLのスコアも英語力の一つの指標として捉えられますが、実際の業務で求められる英語力はその他にもリスニング、スピーキング、ライティングなど総合的なスキルが重要です。そのためTOEFLの勉強も含め、英語力を広く磨く必要があります。

MBA(経営学修士)

MBA(経営学修士)はビジネスの専門知識とリーダーシップ力を身につけるためのプログラムで、多くの企業が経営者やリーダー候補に求める資格でもあります。ビジネス戦略やマーケティング、ファイナンス、組織論など幅広い分野を網羅しており、実践的なケーススタディやプロジェクトを通じてビジネススキルを向上させることが可能です。

また、MBAプログラムは国内外の大学で提供されています。プログラムに参加することで多様な国籍や業界の学生と交流でき、グローバルな視野や新たなビジネスチャンスを得られるでしょう。さらに、MBA取得者は経営層への昇進が期待されるだけでなく、転職や起業を成功させるための知識とネットワークが得られるため、キャリアアップに非常に役立ちます。

年収アップやキャリアチェンジを目指している方には、MBA取得がおすすめです。

公認会計士

公認会計士は、企業の財務情報を的確に評価し、会計監査を行う専門家です。国内外の法令や税制に関する知識を持ち、財務報告や税務申告などをサポートします。コンサルタントとして企業の経営課題に対する提案や、M&Aなどの企業活動にも関与することがあるため、公認会計士の知識は幅広い業務領域をカバーできるでしょう。

なお、公認会計士は、大手監査法人や税理士事務所、企業の経理・財務部門において高い需要があり、安定したキャリアを築けるほか、独立開業も可能です。高い専門性と信頼性から年収も高く、転職市場でも需要が高まっています。

会計や財務分野で活躍したい方には、公認会計士の資格がおすすめです。

米国公認会計士

米国公認会計士(USCPA)は、外資系コンサルや監査法人、会計事務所で活躍できる国際資格で、英語・会計・IT・法律・ファイナンスの知識を身につけることができます。近年国際的に注目されている資格でもあり、取得後は海外での活躍も可能です。

日本国内で試験を受けることができ、仕事の合間に資格を取得できるため、多くのビジネスパーソンがチャレンジしています。また、試験は英語で行われますが、基本的な会計知識が問われるので、英語が苦手な方でも挑戦可能です。

外資系コンサルの会計系へ転職を考えている方には、米国公認会計士が強力な武器となるでしょう。

外資系コンサルへの就活対策

外資系コンサルへの就活には厳しい選考が待ち受けており、適性を持つ人材が求められます。そのため、まずは下記の3つの項目を対策しておきましょう。

  • 書類選考対策
  • 筆記試験他k策
  • 面接対策

具体的にどのような対策を講じる必要があるのか、それぞれ詳しく解説していきます。

書類選考対策

書類選考では、自己PRやキャリアビジョンを効果的にアピールすることが求められます。そのため志望動機を明確にし、具体的な目標やビジョンを持つことが重要です。

履歴書や職務経歴書には自分がこれまで経験したことや実績を具体的に記載し、それがコンサルタントとしてどのように活かせるかを示しましょう。自分が持つスキルや資格がどのように価値を生むか明確にすることで、他の応募者たちと差をつけることが可能です。

上記のような書類選考対策を行い、選考通過率を向上させ、外資系コンサルへの一歩を踏み出しましょう。

筆記試験対策

筆記試験では、数学力、論理的思考力、ビジネスの基本知識を問われることが多いです。また、外資コンサルでは、パーソナリティや性格も試されることがあります。筆記試験を乗り越えるためにも、次の点に注意しましょう。

  • 基本的なビジネススキルの習得
    経済学、統計学、ファイナンスなどの知識は必須です。試験で出題されるため、必ずチェックしておきましょう。
  • 時間管理
    コンサルタントは限られた時間で高品質なアウトプットを出すことが求められます。そのため、試験でもタイムマネジメントのスキルが重要です。

面接対策

外資系コンサルの面接では、個別面接やグループディスカッションが行われます。以下のポイントを意識しましょう。

  • 問題解決能力の証明
    面接官は、面接内で応募者の問題解決方法をチェックしています。問題経穴能力を養うためにはフレームワークの活用や、ケースインタビューの練習がおすすめです。
  • チームワーク
    グループディスカッションでは、他者と協力して問題解決する力が評価されます。自分の意見を述べつつ、他者の意見にも耳を傾け、適切に反応しましょう。
  • 自己PR
    自己紹介や自己PRでは、強みや長所、経験を明確に伝え、自身のスキルをコンサルタント業務に活かす方法をアピールする必要があります。上記のポイントをしっかりと応えられるように準備をしておくことで、選考を突破できる可能性がグンと高まるでしょう。

外資コンサルの面接でよくされる質問と回答例

以下は外資コンサルの面接でよくされる質問と回答例です。

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質問解答例
自己紹介○○大学○○学部からやってきた、○○と申します。私は大学時代にサッカー部に所属し、チームスポーツを通じて協調性を身につけました。
サッカーで養った協調性がどのようなものかをご理解いただけるよう、精一杯アピールしたいと思いますので、よろしくお願い致します。
学生時代頑張ったこと大学時代はゼミでの研究活動に取り組みました。特にフィールドワークに力を注ぎました。
文献では手に入らない生の情報をフィールドワークによって収集し、その過程でコミュニケーション能力を磨くことができました。研究活動で培ったコミュニケーション能力を御社でも存分に発揮できると確信しております。
なぜコンサルティング業界を志望するのか私がコンサル業界を志望する理由は、様々な業界に触れることで幅広い領域で能力を発揮したいからです。
クライアント企業によって業界が異なるため、得られる知識や提案すべき改善策も違います。私は仕事を通じて幅広い業界の知識を身につけ、自己成長しながら企業に貢献できる存在になりたいと考え、コンサル業界を選びました。
なぜ弊社を志望するのか御社はコンサル業界の中でも、シンクタンク庁舎からの依頼が非常に多くあり、公的な仕事の実績も非常に豊富です。
公的な団体や組織がより優れた仕事を行うことを支援し、経済や社会の発展に貢献したいとの思いから、貴社を志望しました。
あなたの強みと弱みは?私の長所は、高いコミュニケーション能力を持っており、相手の求めることを考えながら話すことで信頼関係を築くことができる点です。
短所は、相手のことを考えすぎて一歩踏み出せない時があることです。この短所を克服するためには、相手のことを考えるだけでなく、自分の意見を主張することの重要性も意識して話すようにしています。
なにか困難を乗り越えた経験はありますか大学時代は軽音サークルに所属し、リーダーとして活動していました。
バンド内で音楽性の違いが生じ、解散の危機に直面しましたが、私は全メンバーに対し、意見を聞き、考えを共有し、みんなが納得できる方向性を提示することで、解散を回避することができました。
将来の展望について私は、この人から聞けば安心できると言われ、誰からも信頼される存在に成長し、活躍したいと考えています。信頼される人物になるためにも、社内でのコミュニケーションを非常に大切にしていきます。
また、一つひとつの仕事で実績を上げ、幅広い業界の知識を身につけることによって、社内での信頼度を更に高めたいと思っています。
あなたにとって「働くとは?」私にとって、職につくことは自分自身を実現するための手段です。
仕事を通じて多くの人々に感謝され、企業や社会に貢献することで、社会的に必要な存在になりたいと思っております。自らの理想を成し遂げることで、貴社に利益をもたらし、不可欠な人材となりたいと考えております。
引用元:https://shukatsu-mirai.com/archives/104662

外資系コンサルに関するよくある質問

ここでは、外資系コンサルに関するよくある質問を解説していきます。

  • 外資系コンサルへの就職に有利な年齢は?
  • 外資系コンサルへの就職は学歴・社歴は重要?
  • 外資系コンサルへの就職は難易度が高い?
  • 外資系コンサルへの就職は女性でも可能?

それぞれ詳しく解説していくので、気になる項目がある方は是非チェックしてください。

外資系コンサルへの就職に有利な年齢は?

外資系コンサルへの就職に有利な年齢は、第二新卒から社会人経験10年程度までです。総合系コンサルティングファームでは、前職の経験を生かして30代半ばでコンサルタントに転身することもあります。

一方、40~50代で未経験からコンサルタントになることは、極めて稀なケースです。40~50代ともなると即戦力であることが前提となるため、高いスキルが求められるでしょう。

外資系コンサルへの就職は学歴・社歴は重要?

外資系コンサルへの就職において、特に新卒の場合には学歴が重視される傾向があります。新卒者は職歴がないため、知的能力や試験での実績が評価対象となるからです。そのため、新卒採用では、偏差値の高い有名大学出身者が選ばれる傾向にあります。

一方、社歴については、経験豊富な人材が好まれるケースが多いです。特に業界経験者は、保有している知識やスキルを活用できるため、効率的な業務遂行が期待できます。

そのため、学歴や社歴は外資系コンサルへの就職において重要な要素と言えるでしょう。

外資系コンサルへの就職は難易度が高い?

外資系コンサルへの就職難易度は確かに高いですが、決して不可能ではありません。外資系コンサルへの転職難易度が高い理由として、コンサル業界で学歴や経験、強みのあるスキルを持っていなければ採用されにくいことが挙げられます。

また、ネームバリューのある外資系コンサルでは、早稲田や慶應義塾などの有名大学出身者が対象であることが多く、数年の社会人経験も求められるでしょう。しかし、社会人経験がある場合でも、営業実績や管理部門の担当経験など目立った経歴がなければ、採用されることは難しいです。

外資系コンサルへの就職は女性でも可能?

外資系コンサルへの就職は、女性でも十分に可能です。コンサル業界では、コンサルタントやアナリスト、リサーチャーなどの職種が女性にも適しているとされています。

また、外資系企業は能力や経験、スキルベースで人材を評価し、年齢や性別に関係なく採用するため、女性が活躍できる環境が整っているといえるでしょう。

まとめ

本記事では外資系コンサルの就職や転職について解説してきました。

外資系コンサルは、クライアント企業の依頼を受けて経営上の課題を洞察し、課題解決に向けた戦略策定や実行のサポートをする仕事です。新卒や未経験でも外資系コンサルへの転職は可能ですが、非常にハイレベルな人材が求められるため、学生時代や前職で難関資格や実績を持っていることが重要なポイントといえるでしょう。

また、外資系コンサルに転職するためには、高い英語力や論理的思考力、コミュニケーション能力が求められ、激務に耐えられるタフさが求められます。求められるスキルのレベルや業務の難易度が高い一方で、年収も非常に高い点から十分にやりがいや魅力の感じられる仕事であるといえるでしょう。想定される外資系コンサルの平均年収は以下の通りです。

  • アナリスト 400万~900万円
  • コンサルタント 900万~1,300万円
  • マネージャー 1,300万~2,000万円
  • パートナー 3,000万円~

高い年収のほかにも、年齢や性別に関係なく能力に応じて評価される点や、プロジェクト終了後は長期休暇が取りやすい点も外資系コンサルタントの魅力となっています。

もし自分に外資系コンサルが合っていると感じた方は、ぜひ情報収集を進め、外資系コンサルへの転職にチャレンジしてみてください。

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