「戦略コンサルと総合コンサルって何が違うのか?」
このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。コンサル業界といっても種類が多いので、どの業界が自分に合っているのかわからないという方も多いはずです。
実は、戦略コンサルと総合コンサルには大きな違いがあるので、理想の職を探すためにはしっかりと違いを把握しておくことが必要となります。
そこで今回は、戦略コンサルと総合コンサルの違いを詳しく解説します。それぞれのコンサルへ転職するメリットも紹介するので、コンサルへの転職を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
※本記事に記載されている企業や求人に関する情報などは2023年時点のものです。
戦略コンサルタントと総合コンサルタントの違い
ここからは、戦略コンサルタントと総合コンサルタントの違いについて紹介します。
それぞれの仕事内容や必要なスキルや得られるスキル、給料に関して解説していくため、理想の企業へ転職するためにも、それぞれの違いを詳しく知っておきましょう。
戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、企業の経営層を対象に、抱えている企業課題の解決に向けた解決立案を行います。
クライアントの問題点の洗い出しから行い、何が問題になっているのか、何を解決するべきなのかをゼロベースの状態から施策の立案を行います。そのため、論理的に物事を考える思考力・分析力、クライアントとのコミュニケーション能力が必要です。
また、ファームにより異なる場合はありますが、新規事業の立ち上げ・事業戦略の立案・企業の全社戦略立案などをメインとしていることが多いです。大企業の経営を大きく左右するプロジェクトに携わることができるため、キャリアアップを図りたい方から多く選ばれています。
戦略コンサルタントの仕事内容
戦略コンサルタントは、企業の状況を調査・分析し、仮説を立てて検討した後に最適な戦略を立案するのが主な仕事です。
昨今は戦略の立案だけでなく実行まで行うことが多いほか、チーム体制で仕事を進めていく場合も多くみられます。チームの人数は少数精鋭となっている場合がほとんどとなっており、戦略立案のための人員がチームに組み込まれます。
なお、戦略コンサルティングファームに採用されてから約2年間はアナリストとして経験を積み、その後はコンサルタント・マネージャー・パートナーのようにポジションが上がっていきます。
戦略コンサルタントはポジションによって仕事内容が異なるほか、クライアントに与える影響力も変わるので、あらかじめ確認しておきましょう。
戦略コンサルタントの給料
戦略コンサルタントの各役職の平均年収は2023年時点で以下が想定されます。
- アナリスト:500万円~800万円
- コンサルタント:900万円~1,300万円
- マネージャー:1,400万円~2,000万円
- プリンシパル:1,700万円~2,500万円
- パートナー:2,500万円以上
第二新卒で戦略コンサルティングファームに入り、アナリストになった場合の年収の目安は600万円です。なお、戦略コンサルタントは、業績賞与として固定給の20%がもらえる仕組みになっています。
戦略コンサルタントは役職によって年収が異なります。未経験者の場合は、アナリストからのスタートになるため、転職を考えている方はチェックしておきましょう。
戦略コンサルタントで得られるスキルや経験
戦略コンサルタントは、基本的にチーム体制でクライアントの抱えている企業課題の解決に取り組んでいきます。異なる分野のスペシャリストと一緒に仕事をするケースが多いため、幅広い知識の獲得が期待できます。
また、戦略コンサルタントでは、コミュニケーション力や分析力も高められます。戦略コンサルタントは役職ごとに求められるスキルが異なるため、常にスキルを積み上げていきたい方にもおすすめです。
総合コンサルタント
総合コンサルタントは、クライアントが抱えている経営課題の解決に向けた戦略の立案だけでなく、オペレーション改編や組織の改編などさまざまな分野の案件に関与します。
なお、戦略コンサルタントとは異なり、企業の経営層から一般社員まで幅広くサービスを提供するのも総合コンサルタントの特徴です。
総合コンサルタントの仕事内容
総合コンサルタントは、クライアントが抱えている企業課題に対し、戦略立案・実行支援・保守運用・業務改善・システム導入などを行います。
戦略コンサルタントは、経営上層部と関わる機会が多いですが、総合コンサルタントは上層部のみならず、幅広い役職の方と関わりながら仕事を行うことが多いです。クライアントの規模によって業務内容が異なるので、幅広い知識を持っておくことが大切です。
総合コンサルティングファームでも、案件によってプロジェクトチームが作成されますが、戦略コンサルとは違い、様々な分野の専門家が集まったチームによりプロジェクトが進行していきます。
また、総合コンサルティングファームによっては、グローバルな案件を担当する場合もあるので、ビジネス会話ができるレベルの英語力も持っておくのがおすすめです。
総合コンサルタントの給料
総合コンサルタントの各役職の平均年収は2023年時点で以下が想定されます。
- コンサルタント:500万円~700万円
- シニアコンサルタント:700万円~900万円
- マネージャー:900~1,400万円
- シニアマネージャー、ディレクター:1,300~1,800万円
- パートナー:2,000万円以上
総合コンサルティングファームでは、年功序列ではなく、実力により給与や役職がアップしていきます。固定給与の他に業績賞与として固定給の10〜20%が与えられるので、年収アップを図りたい方やキャリアを積んでいきたい方におすすめです。
総合コンサルタントで得られるスキルや経験
総合コンサルタントは、マーケターやデータサイエンティストなど、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーと関わる機会が多いです。知識の幅を広げられるので、さらなるキャリアアップに大きく役立ちます。
また、総合コンサルタントファームにもよりますが、基本的に社員数が多いので、コミュニケーション力や論理的思考力を高める効果も期待できます。グローバル案件の場合は、海外のクライアントやチームメイトともやりとりを行う必要があるため、コミュニケーション能力の上昇にもつながるでしょう。
戦略コンサルタントと総合コンサルタント業界の選考の違い3つ
戦略コンサルタントと総合コンサルタント業界の選考の違いを3つ紹介します。
理想のファームに転職するためにも、戦略コンサルタントと総合コンサルタント業界の選考の違いをしっかりと把握しておきましょう。
戦略コンサルティングファームは一度落ちると再挑戦できない
総合コンサルティングファームへの再応募に条件はあまりないですが、戦略コンサルティングファームは一度落ちると再度エントリーができない可能性が高いです。
戦略コンサルティングファームからすると、採用面接に割く時間は大きな投資になります。一度落ちた人を再度評価するために時間を割くのはリスクと考えるファームが多いので、一度落ちると再挑戦できない可能性が高いことを押さえておきましょう。
ただし、ファームによっては再応募が可能な場合もあります。例えば、マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、2年以上の間隔があれば再応募が可能としています。コンサルティングファームの中には、2回・3回のエントリーが可能な企業もあるため、自身の希望している企業のエントリー回数が何回まで対応しているのかを公式サイトをチェックし把握しておきましょう。
また、エントリー募集時期にもコンサルティングファームごとに違いがあります。各時期のエントリー人数や自身の準備の具合によって、エントリーの機会をずらしてみるなど対策を行うことも内定を獲得する1つの手段とも言えるでしょう。
ESで問われる内容が違う
戦略コンサルタントと総合コンサルタント業界では、エントリーシートで問われる内容も異なります。戦略コンサルタント業界のESは200文字程度の設問が多いのに対し、総合コンサルタント業界のESは400文字程度の設問が多いです。
例えば、PwCコンサルティングの場合「〇〇職を志望する理由を教えてください」「これまでの人生の中での最大のチャレンジを教えてください」などが問われます。200文字という少ない文字数制限の中で「重要なことをより分かりやすく簡潔に話すことができるかどうか」を試されているのです。そのため、最初に結論を述べ、次に結論へ対する理由を簡潔に述べる様な形で書くことを意識して書くようにしましょう。
一方で、総合コンサルタントのESは、面接時に深掘りされる可能性が高いです。そのため、ESに書いた内容を忘れてしまうと、詳しく聞かれたときにスムーズに答えられなくなってしまうので、しっかりと面接を想定しながらESを記入しましょう。
面接で重視される点が違う
戦略コンサルタントと総合コンサルタント業界では、面接で重視される点が異なります。
総合コンサルタント業界は通常面接が多いのに対し、戦略コンサルタント業界の場合はケース面接を用いることが多いです。ケース面接では、実際にクライアントから相談があった場を想定して、その場で解決策の提案をおこないます。
ケース面接は制限時間内に回答しなければならず、焦ると存分にアピールできなくなってしまうので、しっかりと対策しておきましょう。
例えば、ケース面接の対策本から、ケース面接がどのようなものかを理解し準備を行ったり、知人や社員・就活を行う仲間に依頼し、ケース面接の練習に付き合ってもらうなどの対策を行うと良いです。
戦略コンサル・総合コンサルに転職するメリット
ここからは、戦略コンサル・総合コンサルに転職するメリットを紹介します。戦略コンサル・総合コンサルへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
総合コンサルに転職するメリット
総合コンサルへ転職するメリットとしては「グローバルに活躍できる」というのが挙げられます。
特に外資系の総合コンサルなら、現地チームと協力してグローバル案件を担当したり、英語力を活かしたりすることができます。そのため、キャリアアップを考えているなら、総合コンサルに転職するのがおすすめです。
また、未経験からでも転職しやすいのも総合コンサルのメリットといえます。総合コンサルティングファームは、提供するサービスも幅広く、担当する案件も多いことから企業規模も非常に大きいです。
抱えている人員や、拠点とする会社も複数抱えていることが多いため、未経験からの転職でも叶えることができるでしょう。新人に対する教育研修制度が手厚い会社も多いため「体制が整った会社でしっかりと経験を積んでいきたい」という方は総合コンサルへの転職がおすすめといえます。
戦略コンサルから総合コンサルに転職するメリット
戦略コンサルから総合コンサルに転職するメリットとしては「総合力を高められる」というのが挙げられます。
戦略コンサルが大企業の戦略立案を主としているのに対し、総合コンサルは幅広い企業の経営課題について一連のサポートを行います。そのため、総合コンサルは戦略コンサルに比べてサービス範囲が広いので、総合力を高めたい方におすすめです。
戦略コンサルに転職するメリット
戦略コンサルに転職するメリットは、大企業や経営層を対象としたプロジェクトにより刺激を受けられることです。担当する案件は多岐にわたり、新規事業立案や、グローバル案件、企業の会計に関する案件、人事案件、専門的な知識が必要になるものまで様々です。
戦略コンサルでは、プロジェクトごとにチームを組み、企業の経営を左右する課題解決に対して取り組みます。解決に向けて練った施策が採用されたときや、施策を実行して数字が回復したときは、非常に大きな達成感や満足感が得られるでしょう。
また、プロジェクトによっては、ハイレベルな人材や異なる分野のスペシャリストと関わることもあるため、常に刺激を受けたい方やキャリアアップを考えている方におすすめです。
総合コンサルから戦略コンサルに転職するメリット
戦略コンサルに比べて総合コンサルは仕事の幅が広いので、タフさや知識の幅を広げたい方におすすめです。
また、総合コンサルはグローバル戦略や人材育成などさまざまなテーマを扱います。包括的な支援を行うため、スキルアップを考えている方もチャレンジしてみるといいでしょう。
戦略系コンサルティングチームを内製している総合コンサルティングファーム
ここからは、戦略系コンサルティングチームを内製している総合コンサルティングファームを詳しく紹介します。
戦略系コンサルティングチームを内製している総合コンサルティングファームについて知りたい方は、ぜひチェックしておきましょう。
アクセンチュア ストラテジー
アクセンチュア ストラテジーは、世界の49ヵ国で事業展開を行っているコンサルティングファームです。全体の従業員の数は、約73万人と世界最大のコンサルティングファームとも言われています。日本国内だけでも、約2万人と企業規模は非常に大きいです。
グローバルなネットワークを生かしたサービスが魅力の「アクセンチュア ストラテジー」。アクセンチュア ストラテジーでは、人間中心のアプローチ・高度な分析能力・専門知識などを組み合わせた事業戦略策定により企業を支援しています。
戦略コンサルティングサービスでは、M&Aや新規事業モデルの構築、デジタル最適化、コストの見直し、人材育成、販売促進などの課題の解決施策の提案を行っています。
例えば、大正製薬のOTC事業の欧州事業基盤獲得に向けたITオペレーションおよびITシステムの立ち上げ支援などです。
他にも大手企業を対象として、さまざまなサービスを展開しているので、キャリアアップを考えている方はチェックしておくのがおすすめです。
アクセンチュアストラテジーの平均年収は、openworkによると2023年時点では約864万円と言われています。
PwCコンサルティング
戦略の策定から実行まで幅広い支援を行っている「PwCコンサルティング合同会社」。PwCコンサルティング合同会社は、クライアントが直面している経営課題に寄り添い、国内はもちろん、グローバル市場における競争力の強化をサポートします。世界157ヵ国に拠点を持ち、約27万人以上の従業員を抱えているコンサルティングファームです。
なお、PwCコンサルティングが行っているサービスは以下の通りです。
- 全社戦略・事業戦略
- オペレーション戦略
- 海外市場参入戦略
- デジタル戦略
- イノベーション戦略
- カスタマー戦略
- 人材・組織戦略
PwCコンサルティングは、クライアントの抱えている課題に対して適切な策を見出すために業種別のチーム体制をとっています。コンサルタント業界の中でも、チームワークを重視している企業のため、若手のうちから経験を積みたい方や、プロジェクトメンバーと協力しながら施策を行っていきたいという方にはおすすめです。
業界のトレンドや業種ごとの特色を理解したうえでサポートを行っているので、スキルを活かして転職したい方におすすめです。
PwCコンサルティングの平均年収は、openworkによると2023年時点では951万円と言われています。マネージャークラスになると1,000万円を超えることもあるため、経験と実績を積み役職に就くことができれば、大幅な年収アップにも繋がるでしょう。
デロイトトーマツコンサルティング
提言から戦略実行までを一貫して支援している「デロイトトーマツコンサルティング」。従業員数は約45万人と世界でも有名なコンサルティングファームです。なお、国内ファームの総従業員数は、14,000人以上となっています。
デロイトトーマツコンサルティングは、デロイトの一員としてクライアントの確実な成長や新産業の創造を支援しています。
例えば、デロイトトーマツコンサルティングでは以下のようなサービスを展開しています。
- コンサルティング
- ヒューマンキャピタル
- コアビジネス
- カスタマー・マーケティング
- ストラテジー・アナリティクス・M&A
- エンタープライズテクノロジー・パフォーマンス
5,000人を超えるコンサルタントが在籍しており、コンサルタントが各国の現地事務所と連携し、各エリアに最適なサービスの提供を行います。
なお、デロイトトーマツコンサルティングの平均年収はopenworkによると2023年時点では994万円。マネージャークラスになると年収は平均1,200万円以上にもなると言われています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
企業課題の解決に向けて、複合的なサービスの提供を行っている「EYストラテジー・アンド・コンサルティング」。世界150ヵ国以上の国や地域で事業を展開しており、約30万人もの従業員数を抱えるコンサルティングファームです。日本国内だけでも、4,170人(2023年12月1日時点)もの従業員が勤めています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、世界150カ国以上の国と地域のメンバーと協力しながら、クライアントが抱えている課題のサポートを行っております。
成長戦略や新規事業戦略の策定だけでなく、顧客体験・ファイナンス・組織再編なども行っているので、スキルを活かして転職したい方はチェックしておくのがおすすめです。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収は、openworkによると2023年時点では約906万円です。職階ごとのランクによって給与と賞与が変わっているため、実績や経験を積むことで、年収のアップを見込むことが可能になるでしょう。
よくある質問
ここからは、未経験から総合コンサルや戦略コンサルへの転職に関するよくある質問を紹介します。
1つずつ紹介していくので、未経験から総合コンサルや戦略コンサルへの転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
未経験からコンサルタントに転職することはできるのか?
結論、未経験からでもコンサルタントへの転職は可能です。
もちろん経験者をメインで採用しているコンサルティングファームもありますが、第二新卒~社会人経験10年程度の未経験者を採用しているコンサルティングファームも多く見られます。未経験でも第二新卒~社会人経験10年程度の方は、ポテンシャルを見込んで採用される場合が多いので、スキルや資格を存分にアピールするといいでしょう。
なお、未経験からコンサルタントへの転職を考えているなら、転職サイトや転職エージェントを使うのがおすすめです。特にコンサルタント転職を専門に扱っている転職サイトや転職エージェントは、コンサルタント転職に有利なサービスを受けやすい傾向にあります。複数のサイトを比較したうえで、自分に合った転職サイト・転職エージェントを選びましょう。
総合コンサルと戦略コンサルタントに違いは?
総合コンサルと戦略コンサルの主な違いは、サービスを提供する組織の規模の大きさです。
総合コンサルは、企業の経営課題に関する戦略から実行までを行うファームであり、提供するサービスが幅広いです。組織の規模も大きいため、総合コンサルティングファームによっては、世界49カ国・200都市以上に拠点を持っているところもあります。
一方で戦略コンサルは、企業の経営層や大企業を対象として、企業の根幹にかかわる成長戦略・経営戦略の立案を行うことが多いです。総合コンサルに比べてサービスを提供する組織の規模が小さいため、若くしてチャレンジングな環境で働きたい方やキャリアアップを狙っている方におすすめです。
総合コンサル転職に必要なスキルは?
総合コンサルへの転職を考えているなら、コミュニケーション能力を磨いておくことが大切です。
総合コンサルタントは提供するサービスが幅広いため、さまざまな分野のクライアントに対応できるコミュニケーションの応力が求められます。また、総合コンサルタントは会話の中からクライアントの企業が抱えている課題や要望を正確に汲み取る必要があります。クライアント企業の抱えている課題やゴールを的確に整理し、建設的な議論を進めるためにもコミュニケーション能力をしっかりと磨いておきましょう。
なお、総合コンサルへの転職を考えているなら、物事を体系的に捉えて解決策を見出す
、論理的思考力も鍛えておくことがおすすめです。クライアントが求めていることを漏れなく把握し、解決に向けた策を作るためにも理的思考力を鍛えておきましょう。
戦略コンサル転職に必要なスキルは?
戦略コンサルとして転職する場合、コミュニケーション能力や論理的思考力はもちろん、臨機応変に対応する力が求められます。
戦略を立てたとしても、クライアントとの話し合いや関係部署との調整により、途中で戦略の方向性が変わることが想定されるため、臨機応変に対応する力や忍耐力・精神力も身につけておきましょう。現場を理解した上での行動が高い評価につながりますよ。
なお、戦略コンサルとして転職したいなら、外国語能力を身につけておくことも大切です。戦略コンサルとして交流を持つクライアントは日本人ばかりではないため、スムーズにコミュニケーションを取れるように実務レベルの外国語能力を身につけておきましょう。
まとめ
今回は、戦略コンサルと総合コンサルの違いを詳しく解説しました。2つの仕事内容の違いは次の通りです。
戦略コンサルタントの仕事内容
- 企業の経営層を対象に抱えている企業課題の解決に向けた解決立案
- 新規事業の立ち上げ
- 事業戦略の立案
- 企業の全社戦略立案
総合コンサルタントの仕事内容
- クライアントが抱えている経営課題の解決に向けた戦略の立案
- オペレーション改編
- 組織の改編
戦略コンサルや総合コンサルへの転職は未経験からでも可能であるため、少しでも転職を考えているなら早めの行動が必要です。
今回紹介した内容を参考にして、ぜひ自分に合った職業を見つけてみてください。