「サステナビリティコンサルタントの仕事内容とは?」「サステナビリティコンサルタントの年収はどれくらい?」と疑問をお持ちの方はいませんか。
サステナビリティに配慮した経営が一般化した現在、さまざまな企業がCSRや新規ビジネスを通じた社会課題の解決に力を入れています。それに伴い、サステナビリティコンサルタントへの需要も急激に高まっています。
今回の記事では、サステナビリティコンサルタントの仕事内容や年収、必要なスキル、目指す方法について解説します。
サステナビリティコンサルタントへの就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
サステナビリティコンサルタントとは
サステナビリティコンサルタントとは、企業のサステナビリティ活動を全面的にサポートするコンサルタントのことです。
具体的には、サステナビリティ・ESGに関する戦略立案や、プロジェクト開発・実行、統合報告書等における非財務領域の開示支援などの業務を担います。
近年はサステナビリティへの需要が高まっている一方で、社内のリソース不足を課題視している企業は少なくありません。そのため、サステナビリティコンサルタントは急激に需要が高まっている職種なのです。
SDGsコンサルタントとサステナビリティコンサルタント、ESGコンサルタントの違い
サステナビリティと混同しやすい言葉に「SDGs」や「ESG」などのキーワードがあります。
以下で、それぞれのキーワードの意味を確認しておきましょう。
キーワード | 意味 |
---|---|
サステナビリティ | 環境・社会・経済の観点から持続可能な社会を目指すための考え方 |
SDGs(持続可能な開発目標) | 2030年までに達成すべき持続可能な開発のための17の国際目標(2015年9月に国連総会で採択) |
ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:企業統治)) | 企業の長期的成長に求められる3つの観点。 |
いずれも持続可能な発展を目指した考え方に基づいており、共通する部分も多いです。
コンサルタントの職種に関しても、SDGsコンサルタントやESGコンサルタントといった職種がありますが、サステナビリティコンサルタントとの違いが明確に定義されている訳ではありません。
そのため、同じような業務を担当するケースも多いですが、大まかな業務内容は以下の通りです。
職種 | 概要 |
---|---|
サステナビリティコンサルタント | 企業のサステナビリティ活動(持続可能な社会づくりに貢献する活動など)を支援するコンサルタント。 |
SDGsコンサルタント | SDGsに特化したコンサルタント。SDGs経営の実現をサポートする。 |
ESGコンサルタント | 企業のESG戦略を支援するコンサルタント。ESG戦略を立案・実行するなどして投資の活性化を目指す。 |
サステナビリティコンサルタントの仕事内容
サステナビリティコンサルタントはサステナビリティ分野のコンサルティングを行います。
クライアントの課題を発見・分析し、解決に導くためのソリューションを考案します。
具体的な業務内容は以下の通りです。
- 情報収集(市場動向や顧客に関する調査)
- クライアントの課題/分析
- 課題解決に向けた施策立案
- 施策実行
- フィードバック
一般的なコンサルタントが担う仕事内容は、以下の記事で詳しく解説しています。
サステナビリティコンサルタントが取り組むテーマ例
サステナビリティコンサルタントが携わるテーマはさまざまです。具体的なテーマ例を紹介します。
- 気候変動分野の取り組みに関する支援
- 企業の水リスクに対する支援
- TNFDやSBTs for Natureに関する方針策定支援やリスク評価
- プラスチックごみ問題の解決に向けた仕組みづくりの支援
- サーキュラーエコノミー実現に向けた仕組みづくりの支援
コンサルティングファームによって対応している分野やテーマが異なる可能性があるので、募集要項や公式サイトをチェックしましょう。
PwCサステナビリティ合同会社が取り組むテーマ例
PwC Japanグループの「PwCサステナビリティ合同会社」は、プロジェクトテーマを以下のように区分しています。
テーマの種類 | 具体例 |
---|---|
気候変動 | ・気候変動関連支援/GX対応支援 ・カーボンニュートラル・スマートシティ推進支援 ・農林水産・食 ・バイオ |
生物多様性 | ・生物多様性に関する経営支援サービス ・カーボンニュートラル・スマートシティ推進支援 ・ネイチャーポジティブ |
人権 | ・サプライチェーンにおける人権リスクアセスメント ・人権管理方針の策定・対応策実行 |
参考:PwCサステナビリティ合同会社「サステナビリティ経営支援サービス」
株式会社日立コンサルティングが取り組むテーマ例
株式会社日立コンサルティングはサステナビリティ分野で、以下のテーマに基づいてコンサルティングを提供しています。
テーマの種類 | 具体例 |
---|---|
サステナビリティ/ESG経営 | ・サステナビリティトランスフォーメーション(SX)推進支援コンサルティング・ESG経営支援コンサルティングサービス ・ESG経営実現に向けた人的資本経営コンサルティング ・CFP構想策定・実行基盤検討サービス ・脱炭素化・再生可能エネルギー導入のためのコンサルティング ・AI活用戦略・ガバナンス体制の整備・推進コンサルティング |
スマートシティ | ・MaaS事業企画コンサルティングサービス ・ラストワンマイル配送の効率化・最適化支援サービス ・ソーシャル・インパクト創出に向けた事業開発コンサルティング |
サーキュラーエコノミー | ・サプライ・サーキュラーチェーン計画最適化支援コンサルティング ・複数企業の連携を最適化するサーキュラーエコノミーコンサルティング |
参考:株式会社日立コンサルティング「SDGs・サステナビリティコンサルティングサービス」
サステナビリティコンサルタントが活躍する場所
近年はサステナビリティコンサルタントへの需要が高まっているため、サステナビリティコンサルタントが活躍できる機会は広がっています。
特にサステナビリティ関連の専門部署を設けているコンサルティングファームでは、活躍できるチャンスが多いでしょう。
例えば、PwC Japanグループの「PwCサステナビリティ合同会社」では、サステナビリティコンサルタントやサステナビリティストラテジスの募集を行っています。
コンサルティングファームごとに求められるスキルや知識は異なるので、しっかりとリサーチした上で就職先・転職先を決めることが大切です。
サステナビリティコンサルタントの転職市場動向は年々上昇傾向
サステナビリティコンサルタントへの需要は年々高まっています。
サステナビリティコンサルティングにおけるグローバル市場の規模は、2022年時点で「約88億ドル」でした。しかし、10年後の2032年には「約137億ドル」にまで拡大すると言われています。
日本においてもサステナビリティの取り組みを強化する企業が急増しており、市場は拡大傾向です。
日本国内外の市場拡大に伴い、サステナビリティコンサルタントの転職市場における価値も高まっていくでしょう。
キャリアプランの選択肢も幅広い
サステナビリティコンサルタントの市場価値が高まりを見せていることから、キャリアプランの選択肢も広がっています。
例えば、コンサルティングファームに入社してマネージャーポジションを目指したり、スキルを身につけてフリーランスに転身したりなど、キャリアの選択肢は多岐に渡ります。
他にも、事業会社の経営企画部門に転職したり、別分野のコンサルティングファームに転職したりするなど選択肢はさまざまです。
サステナビリティコンサルタントへの就職・転職を目指している方は、ご自身がどのようなキャリアを築きたいかをイメージしておくと良いでしょう。
以下で、サステナビリティコンサルタントの主なキャリアパスについて紹介します。
サステナビリティコンサルタントのキャリアパス
サステナビリティコンサルタントとしての経験を積めば、キャリアの選択肢も広がります。以下で、キャリアパスの例を紹介します。
別分野のコンサルティングファームに転職する
まず、サステナビリティコンサルタントから別分野のコンサルティングファーム・部門に転職するキャリアパスがあります。
サステナビリティコンサルタントは主にサステナビリティ関連のプロジェクトに携わりますが、一般的なコンサルタントに求められるスキルは仕事を通じて身につきます。
そのため、他分野のコンサルティングファームでも即戦力として活躍できる可能性が高いです。ちなみに、コンサルティングファームの分野は以下のように分けられます(一部抜粋)。
- 戦略系コンサルティングファーム
- 総合系コンサルティングファーム
- ITコンサルティングファーム
- 人事系コンサルティングファーム
- ビジネスコンサルティングファーム
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
環境・エネルギー分野の事業会社に転職する
サステナビリティコンサルタントとしての専門知識を活かして、環境・エネルギー分野の事業会社に転職することも可能でしょう。
再生可能エネルギー事業や水源開発事業、森林経営事業など、サステナビリティ分野ではさまざまな事業が展開されています。
あらゆるテーマに携われるサステナビリティコンサルタントも魅力と言えますが、特に自分が興味のある事業・テーマに携わるために、事業会社に転職する人も少なくありません。
コンサルタントは高度なビジネススキルが身につきやすい職種と言われています。そのため、事業会社へ転職する際も評価されやすいでしょう。
フリーランスとして独立する
コンサルティングファームで経験を積んだ後、フリーランスとして独立するケースもあります。
フリーランスとは、特定の企業に所属せず、クライアントと業務委託契約を結び、業務やプロジェクトベースで仕事を請け負う働き方のことです。
近年はフリーランスや副業などの多様な働き方が推進されています。2024年11月にはフリーランスを保護する目的で「フリーランス・事業者間取引適正化等法」が施行されます。
そのため、以前よりもフリーランスとして働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。フリーランスは自由な働き方を実現しやすいだけでなく、自分で仕事を選べるため、キャリアの選択肢の一つとして検討してみると良いでしょう。
ただし、フリーランスには即戦力としての実力が求められるため、未経験から高単価案件を獲得することは難しいです。
サステナビリティコンサルタントの年収
サステナビリティコンサルタントは比較的新しい職種であるため、年収に関するデータが多くありません。目安として、コンサルタントの一般的な年収は「600〜1,000万円程度」です。
他のコンサルタントと同様、サステナビリティコンサルタントの年収はコンサルティングファームの規模や役職、個人のスキル・実績などによって大きく異なります。
コンサルティング業界における役職ごとの年収については、以下を参考にしてください。
職種 | 年収 |
---|---|
アナリスト | 500〜600万円程度 |
コンサルタント | 600〜1,000万円程度 |
シニアコンサルタント | 800〜1,200万円程度 |
マネージャー | 1,000〜1,500万円程度 |
シニアマネージャー | 1,500〜2,000万円程度 |
ディレクター・プリンシパル | 2,000万円程度 |
パートナー | 2,000〜3,000万円程度 |
国税庁のホームページによると、全国の平均年収は「458万円」です。コンサルタントの平均年収は全国平均よりも高い水準であると言えます。
下記の記事では、役職ごとの役割を年収とあわせて解説しています。
参考:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
未経験からサステナビリティコンサルタントを目指すには
サステナビリティコンサルタントは未経験からでも目指せる職種です。未経験の場合、サステナビリティコンサルタントを目指す方法として、主に以下のものが挙げられます。
新卒・第二新卒でコンサルティングファームに入社する
未経験かつ若手の場合、コンサルティングファームに新卒・第二新卒枠で応募しましょう(中途枠でも未経験者を募集していることはあります)。
新卒・第二新卒枠の採用試験では、応募者の経験やスキルではなく、ポテンシャル(コンサルタントとしての適性があるか)が見られる傾向にあります。
コンサルティングファームに入社後、研修や実務を通じてスキルを身につけることが可能です。
新卒・第二新卒枠の面接では、論理的思考能力やコミュニケーション能力を判断するために、「フェルミ推定」や「ケース面接」などの特殊な選考が実施されることがあります。
以下の記事で選考について理解を深めて、コンサルタントとしての適性をアピールできるように対策しましょう。
関連記事:未経験からのコンサル転職|コンサル 第二新卒|コンサル 新卒
関連資格を取得する
サステナビリティコンサルタントになる際に、特別な資格を取得する必要はありません。
しかし、関連性の高い資格を取得しておくことで、転職で有利になる可能性があります。資格はスキルや知識を客観的に証明する上で有効なためです。
サステナビリティコンサルタントの関連資格として、以下のものが挙げられます。
資格名 | 運営元 | サステナビリティコンサルタントとの関連性 |
---|---|---|
SDGs検定 | 一般社団法人SDGs推進士業協会 | ・SDGsの基本的な理解や世界の問題に関する知識を活かせる |
CFA(Chartered Financial Analyst:CFA協会認定証券アナスト) | CFA Institute | ・投資や金融の知識が身につく ・ESG関連のプロジェクトに携われる |
TOEIC | 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 | ・グローバル企業のプロジェクトに携われる・英語で情報収集できる |
MBA(経営学修士) | ビジネススクールや大学院 | ・経営に関する基礎知識が身につく ・経営の視点からクライアントにアドバイスできる |
中小企業診断士 | 一般社団法人 中小企業診断協会 | ・中小企業の経営課題に対応するための知識が身につく |
コンサルタントとしてのスキルを強化する
サステナビリティや経営、語学に関連する資格を取得する以外にも、コンサルタントとしてのスキルを強化することが重要です。
コンサルタントにはクライアントの課題を抽出し、最適なソリューションを提案する役割が期待されます。業務を遂行するためには、情報収集能力や論理的思考力、コミュニケーションスキルなど、さまざまなスキルが必要になります。
コンサルティングファーム以外の会社で働いている場合でも、顧客と対峙する経験やヒアリングスキル、マネジメントスキルは身につけることが可能です。コンサルタントの業務に役立つスキルを意識して強化すると良いでしょう。
転職サイト・エージェントを活用する
未経験で応募できる案件を探すことは容易ではありません。コンサルタントとしての経験や必須スキルを応募条件としている案件が多いためです。
そのような場合は、転職サイトやエージェントを活用しましょう。未経験でも応募できる案件を紹介してくれるだけでなく、必要に応じて面接対策を行ってくれるところもあります。
コンサルネクスト.jpはコンサルティング業界に特化した転職サービスです。未経験歓迎の案件も多数抱えているため、まずは公式サイトをチェックしてみてください。
サステナビリティコンサルタントとして採用されるために必要なスキル
それでは、サステナビリティコンサルタントにはどのようなスキルが必要なのでしょうか?
物事を柔軟に考える力
サステナビリティコンサルタントには、企業の課題に合わせた柔軟な対応力が求められるでしょう。
SDGsに関する資料やガイダンスはグローバル規模で数多く公開されています。
そのような状況においてもコンサルティングサービスを利用する企業が多いということは、サステナビリティコンサルタントには付加価値が求められているということです。
そのため、サステナビリティコンサルタントはクライアントの課題や社会の変化などにあわせて、専門知識を活かしながら柔軟に対応していくことが重要と言えます。
積極的に取り組む姿勢
社会や環境、経済は日々変化しています。そのため、サステナビリティコンサルタントは日々情報をインプットし、継続的に学習する積極性が求められるのです。
実際にサステナビリティ分野のプロジェクトに関しても、毎日新しいテーマに対峙することになりますが、根気強く学習することが求められます。
ちなみに、文系の方でも環境への興味や積極性があれば、十分サステナビリティコンサルタントを目指すことは可能です。 文系・理系などの出身はあまり関係なく、それよりもガイダンスを読み解く力や論理的思考力が重要と言えます。
語学力
対応できる案件の幅を広げたい方は、ビジネスレベルの語学力を身につけると良いでしょう。
例えば、語学力があれば外国企業のプロジェクトを担当できるようになります。ビジネスレベルの英語力のほか中国語も話せるようになると、さらに活躍の幅を広げられるでしょう。
コンサルタントの中には、語学力とビジネススキルを向上させるために海外大学院・ビジネススクールを修了する人も少なくありません。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、コンサルタント職に求められる基礎的な能力でしょう。
コンサルタントが担う役割の根幹は、クライアントの課題を解決に導くことです。クライアントの課題を正しく見極めるためには、ヒアリング力が欠かせません。
さらに、クライアントに対してわかりやすく提案内容をプレゼンするためには、聞き手の反応を確認しながら臨機応変に説明していく力が求められます。
分析力や調査力
クライアントがどのような課題を抱えているか、課題解決に最適なソリューションは何かなどの点を適切に見極められるかは、プロジェクトの成功を左右します。
そこで重要になるスキルが分析力や調査力です。クライアントが認識している課題のみならず、本質を見極めるためにはどちらのスキルも重要になります。
さらに、クライアントへの提案内容を考案する際は、社会や経済の動きなどを調査した上で、最適な解決策を導く必要があります。
コンサルタントに必要な基礎スキルに関しては、以下の記事を参考にしてください。
サステナビリティコンサルタント転職におすすめのコンサルティングファーム6つ
サステナビリティコンサルタントとして転職するには、どのようなコンサルティングファームを選べばいいのでしょうか?以下で、転職におすすめのコンサルティングファームを紹介します。
(1)EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は、BIG4の一つであるアーンスト・アンド・ヤングのグループ会社です。テクノロジーや公共・社会インフラ、エネルギーなど、セクター別にコンサルティングサービスを提供しています。
同社はサステナビリティ経営コンサルティング・サービスを展開しており、企業のサステナビリティ変革をサポートしています。
サステナビリティの専⾨家と経営コンサルティングの部隊が連携してプロジェクトを進めるなど、企業の課題に応じたコンサルティングを実施しています。
(2)KPMGコンサルティング株式会社
KPMGコンサルティング株式会社はBig4を構成するファームの一つです。1870年にイギリスで設立されたWilliam Barclay Peat&Co.を礎に、現在のグローバルコンサルティングファームに成長しました。
2022年、KPMGコンサルティング株式会社はサステナビリティの専門組織として「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)ユニット」を組成しました。
KPMGジャパンの専門チームと連携しながら、企業経営におけるサステナビリティの実装力実現を目指しています。
(3)サステナビリティ・コンサルティング
サステナビリティ・コンサルティングは、東京都に本社を構えるコンサルティングファームです。企業の業務、組織、テクノロジーを再設計する支援を提供しており、企業の長期的な経営をサポートします。
具体的には、サプライチェーンマネジメントの構築支援やサービスチェーンマネジメントの構築支援、間接材・直接材のコストダウン支援などの事業です。
(4)PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング合同会社はロンドンに本拠地を構えるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のグループ会社です。Big4として広く知られています。
上記でも紹介しましたが、PwCコンサルティング合同会社は「サステナビリティ経営支援サービス」を展開しています。
Strategy、Transformation、Reportingの3つのステップを包括的に支援しており、気候変動関連支援/GX対応支援やカーボンニュートラル・スマートシティ推進支援などのさまざまなテーマに取り組んでいます。
(5)デトロイト トーマツ コンサルティング合同会社
デトロイト トーマツ コンサルティング合同会社とは、BIG4の一つデロイト トウシュ トーマツのグループ企業です。経営戦略、M&AやITアドバイサリーなどのさまざまな分野でコンサルティングを展開しています。
同ファームのSustainability Unitには50名以上のプロファッショナルが在籍しており、10年以上にわたり官民双方を支援してきました。
気候変動や再生可能エネルギー、水素、エネルギーインフラ変革、サーキュラーエコノミー・生物多様性、人権など、プロジェクトテーマは多岐に渡ります。
コンサルティング業界におけるBIG4に興味がある方は、以下の記事をご確認ください。
(6)アクセンチュア 株式会社
アクセンチュア株式会社は、アイルランドのダブリンに本拠地を置くコンサルティングファームです。同ファームはサステナビリティサービスを提供しており、サステナビリティ経営の実現に向けたソリューションを提案しています。
具体的には、脱炭素転換に向けた全面支援をはじめ、サステナブルなテクノロジー活用、サステナブルなバリューチェーンの確立などを支援しています。
まとめ
今回の記事では、サステナビリティコンサルタントの基礎知識をはじめ、仕事内容や必要なスキル、キャリアパスなどについて解説しました。
サステナビリティコンサルタントへの需要は年々高まっています。サステナビリティコンサルタントを目指すためには、コンサルタントとしての基本的なスキルのみならず、サステナビリティ分野の専門的な知識が欠かせません。
コンサルネクスト.jpは求人情報をはじめ、さまざまなお役立ち情報を発信しています。コンサルティング業界を目指している方は、ぜひチェックしてみてください。