企業インタビュー

【株式会社クオンツ・コンサルティング パートナー 木村淳志氏インタビュー】ビッグファームでは不可能な成長環境がここにある。テクノロジー×ストラテジーの両輪で走る「クオンツ・コンサルティング」の魅力とは

株式会社クオンツ・コンサルティング

設立から2年強でコンサルタント数は150人を超え急成長中のクオンツ・コンサルティング。テクノロジーとストラテジーの両輪で走るこのファームに、Big4で24年のキャリアを持つ木村淳志氏が参画した。ビッグファームでは不可能な成長スピード、ITから戦略へ挑戦できる「ワンプール制」など、ベテランの目に映る急成長企業のリアルな魅力に迫った。

木村淳志(きむら・あつし)
トーマツのリスクアドバイザリー部門(現デロイト トーマツ リスクアドバイザリー)を経て、クオンツ・コンサルティングに参画。事業会社、金融機関向けのサイバーセキュリティ、ITガバナンス、システムリスクに関する第三者評価やアドバイザリー業務、IT統制整備やIT監査など、ITリスク領域の豊富な経験を有する。

目次

24年間在籍したデロイトから、設立間もないファームへ。ベテランコンサルタントが描いた次なるキャリアとは

——まず木村さんのご経歴と、クオンツ・コンサルティングに入社された経緯について教えてください。

大学卒業後は大和総研にシステムエンジニアとして入社し、4年半ほど勤務しました。大和総研と聞くとシンクタンクのイメージが強いかもしれませんが、8割がシステム部門(SI部門)です。当時はメインフレームを中心に、専門商社向けのシステムや親会社である大和証券系のシステム開発に携わっていました。新人の頃はプログラミングも経験し、徐々に設計工程なども任されるようになりました。

その後、当時はまだ監査法人だったトーマツのリスクアドバイザリー部門(現デロイト トーマツ リスクアドバイザリー)に移り、IT監査の業務からコンサルタントとしてのキャリアをスタートしました。キャリアの転機になったのは、2005年頃の個人情報保護法の施行です。セキュリティや個人情報保護の案件が急増し、アドバイザリー業務へ軸足を移していきました。

——SIerからコンサルティング業界へ転身されたきっかけは何だったのでしょうか。

当時はメインフレームという古いシステムを担当しており、その部門に残り続けたときの5年先、10年先のキャリアがある程度見えてしまったんです。世の中はオープン系やJavaといった新しい技術へ移行しており、私も新しい挑戦をしたいという思いが強くなっていきました。ITを活用しつつも異なる業界へ若いうちにチャレンジしてみようと監査法人に飛び込みました。

——デロイトには24年間在籍されたとのことですが、なぜこのタイミングで転職を決意されたのでしょうか。

デロイトでのキャリアは長く居心地も良かったのですが、マネージングディレクターに昇格したのを機に、管理業務が大幅に増えました。シニアマネージャーまではプロジェクトの最前線でクライアントに高品質なアウトプットを届けることにやりがいを感じていたのですが、立場が変わり自分がやりたかったこととのギャップが生まれたのです。

そこで定年までのキャリアを考えたとき、管理業務中心の毎日では自分の思い描く姿と違うと感じ、転職を決意しました。転職エージェントを通じて世の中の求人を見ながら時間をかけてクオンツ・コンサルティングに決めました。クオンツ・コンサルティングには2025年5月にジョインしました。

テクノロジーとストラテジーの両輪で急成長。クオンツ・コンサルティングの現在地

——クオンツ・コンサルティングはどのような事業を展開されているのでしょうか。

大きく分けてテクノロジー領域とストラテジー領域の2つがあります。テクノロジー領域は、ITを活用したBPRや私が専門とするサイバーセキュリティ、ITガバナンスなどのITに関わる案件を幅広く手掛けており、約8割を占めています。

残り2割がストラテジー領域で、戦略・M&A・リーガルの3チームに分かれています。

私はテクノロジー領域のパートナーとして、これまでの専門性を活かし、サイバーセキュリティやITガバナンスの案件を拡大していく役割を担っています。

サイバーセキュリティのニーズは非常に高まっています。メガバンクのシステム障害や大手企業が受けたサイバー攻撃などもあり、その前兆となるインシデントがトリガーになることも多いですね。攻撃者は生活インフラを狙う傾向がありますが、企業がサイバー攻撃による情報漏えいリスクなどに直面すれば、イメージダウンなどの可能性もあります。

——クオンツ・コンサルティングの現在の従業員数と今後の見通しを教えてください。

2025年12月現在で、従業員数は150人前後です。現在は全員が中途入社ですが、2026年4月には初めての新卒社員を迎える予定です。さらに2027年4月入社に向けて、さらに新卒採用を強化しています。

——プロジェクトの期間やチーム体制は、どのようなケースが多いのでしょうか。

案件によりますので、数人規模から大規模のプロジェクトまで様々です。例えば私が携わるサイバーセキュリティ領域では「半年間の予算内でセキュリティレベルを高度化したい」といったコストの上限がある相談もあり、その場合は例えばメンバー3名にマネージャー・パートナーを加えた5名程度のチームで対応することなどもあります。

チーム構成は責任者としてパートナーが入り、その下にPM、メンバー(コンサルタント)という構成になるようなケースが多いです。

——具体的なプロジェクトの流れについて教えてください。

まずは現状調査、いわゆるベンチマークを使った分析から入ります。そこで顕在化した課題に対しツール導入を支援することもあれば、運用ルールの見直しや規定の整備といった組織体制の側面から実装を支援することもあります。

ただし当社の場合、ツール導入などの技術的な実装そのものは提供していません。ツール導入についてはクライアントが普段からお世話になっているベンダーにお願いするか、当社とお付き合いのあるベンダーをご紹介しています。

——やり取りされるクライアントは、どのような方が多いですか。

予算の確保が重要になるため、案件化の初期段階から部長クラスの方と直接お話しすることが多いです。現場の課長クラスからご相談をいただくこともありますが、そこから部長、役員と段階を踏む必要があるため、最初からトップラインの方とお話しをするケースが多いです。

「成果には報いる」文化。ビッグファームでは不可能な“飛び級”昇格も

——現在、中途で入社される方はどのような年代やバックグラウンドの方が多いのでしょうか。

20〜30代くらい若手層が中心です。特にITベンダーでシステム開発の経験を3〜5年ほど積まれた方、つまりエンジニアからコンサルタントへキャリアチェンジを目指す方の応募が多いですね。

——エンジニア経験者の中でも、どのような方がフィットしやすいのでしょうか。

以前はアプリ開発の工程を理解している方をはじめ、ネットワークやOSといった領域の知識や経験を持つ方もフィットします。

特にサイバーセキュリティ領域は若手の経験者が市場にほとんどいないため、求人に経験者が来ることは稀です。そのためIT経験のある若手に「サイバーセキュリティに興味ある?」と声をかけ、意欲のあるメンバーにOJTで学んでもらっています。皆さん前向きに取り組んでくれるので、成長も早いですね。クライアントの前で自分の言葉で説明できるかといったコミュニケーションスキルも重視しています。

これらの経験やスキルを踏まえ、活躍できる方には2つの素養があると考えます。1つは、組織を大きくすることに興味を持てる方です。当社はまだ組織として未熟な部分もあり、一緒に会社を創っていく面白さを感じられる方が向いています。もう1つは前向きな成長意欲を持つ方です。まだ会社の規模は大きくありませんので、若手にも責任ある仕事を任せることもあります。シニアコンサルタントが1年でマネージャーに昇格することも珍しくありません。現状の業務内容に満足せず、常に新たな役割を果たそうと挑戦する姿勢を持っている方には向いていると思います。

——具体的にはどれくらいのスピード感なのでしょうか。

例えば、アソシエイトからシニアコンサルタントへ“飛び級”で昇格したメンバーもいます。私がいたビッグファームでは、どんなに優秀でも2年連続の昇格はあり得ませんでしたから、このスピード感はまず不可能です。成果を出せば、今の規模だからこそしっかりポジションや給与で報いることができる。これはクオンツ・コンサルティングの大きな魅力だと思います。

ITコンサル入社でも「戦略」に挑戦可能。ワンプール制が拓くキャリアの可能性

——成長スピードの速さ以外に、貴社で働く魅力や得られる経験があれば教えてください。

設立間もない規模でありながら、テクノロジー領域とストラテジー領域の両輪で事業を展開している点です。多くのコンサルティング会社ではITコンサルティングで基盤をまず作り、規模が大きくなってから他領域に広げることが多いと思います。その点、当社は設立間もない小規模ながら、両輪で事業を展開しているのが特徴です。

——両輪の事業展開が起こす魅力について教えてください。

当社はワンプール制を採用しています。テクノロジー領域担当として入社したメンバーでも、十分な経験を積んだ上で社内テストをクリアできれば、経営戦略やM&Aといったストラテジー案件にチャレンジできる環境を整備しています。ITコンサルとして経験を積みながら、隣で動いている戦略案件に手を挙げられる。これはキャリアの幅を広げる上で、他のコンサルティング会社にはなかなかない魅力ではないでしょうか。

——コンサルタント未経験で入社される方も多いとのことですが、教育体制はどのようになっていますか。

コンサルタント未経験の方、例えばSEやプログラマーとして3~5年経験されてきた方には、ロジカルシンキングや資料作成のアウトプットといったコンサルタントとしてのソフトスキルをキャッチアップするための研修を実施しています。入社前にシニアマネージャーが講師を務める研修動画を視聴してもらい、基本的な考え方やスキルを学んでいただきます。例えば「パワポをスピーディに作成する技術」といった実践的な動画もあります。入社後は、プロジェクトごとのOJTを中心に必要な知識やスキルを習得していただきます。

——働き方についてはいかがでしょうか。

クライアント先への常駐がない場合はオフィス勤務となりますが、出社は強制ではありません。ただし、プロジェクト以外のメンバーとの横の繋がりも大事にしてほしいので、会社としては全社会議などの場で出社を推奨するメッセージは出しています。もちろん上長に報告すればリモートワークも柔軟に調整可能です。「午前中はリモートで午後から出社」や、「クライアント先から直帰して自宅で作業」といった働き方も可能です。

——社内の交流はいかがでしょうか。

1ヵ月に1回の「月一帰社運動」を実施しており、可能な限りオフィスに全員で集まって懇親会を実施しています。ピザや飲み物などを用意してカジュアルな雰囲気で開催しています。代表の佐上も参加し、若手メンバーが社長と直接話せる良い機会にもなっています。まだ会社の規模としては小さくフラットな環境だからこその良さだと考えています。

——最後に、木村さんが見据える今後の展望をお聞かせください。

まずは、テクノロジー領域でサービスをさらに広げていきたいと考えています。例えば世の中のニーズが高いAIの活用も、単に導入するだけではなく、ガバナンスを効かせ一定のルールのもとで業務効率化や新規ビジネス創出に繋げる支援を強化していきます。

一方、私が専門とするサイバーセキュリティ領域で言うと、まだ人数が少ないこともあり、ガバナンスといっても規定やルールづくりの案件のメインです。今後は規定の策定からシステム的な実装まで一気通貫でサービスを提供できる体制を目指し、より会社の成長に貢献できる領域となるよう努めていきます。


【インタビュー後記】

今回の取材を通じて感じたのは、クオンツ・コンサルティングが持つ「挑戦できる余白」と「成長スピード」の大きさです。設立から間もない組織でありながら、テクノロジーとストラテジーの両輪で事業を展開し、ITから戦略領域までシームレスに挑戦できるワンプール制を整えている点は非常に印象的でした。

若手であっても早期に責任ある役割を任され、成果次第で飛び級昇格も実現する評価制度には、実力本位の文化が根付いていると感じます。大手では分業化されがちな環境とは異なり、会社づくりそのものに関われるフェーズだからこそ得られる経験がここにはあります。エンジニアからコンサルタントへキャリアの幅を広げたい方や、スピード感のある環境で自らの市場価値を高めたい方にとって、非常に魅力的な選択肢になる企業だと実感しました。

コンサルネクスト・シニアコンサルタント
塚田真仁

株式会社クオンツ・コンサルティング 企業情報

所在地〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 18階
設立2023年10月17日
資本金2500万円
代表者代表取締役 佐上 峻作
事業内容総合コンサルティング事業

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