【55歳転職】現実は?正社員は難しい?男性・女性別に解説!
2023.9.25 Column
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「55歳でも転職したい。」「他に何かできる仕事はないのか。」などの悩みを抱えていませんか?生活する上で1日の大半の時間を占める仕事は、いくつになっても悩みがつきもの。同様にいくつになっても転職が頭をちらついてしまいますよね。結論を言うと、55歳でも転職は可能です。もちろん若い人よりも給料が下がったり、仮に会社が合わない場合に転職が難しくなるリスクはあります。しかしハイクラス転職を実現できれば給料アップも見込めますよ。今回は「55歳だけど転職したい」と考える人に向けて、転職する際の注意ポイントや転職を成功させる秘訣をご紹介します。また、効率的な転職を実現するための、転職エージェントや転職サイトもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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転職を考える55歳が抱えがちな悩み
今の仕事内容や労働環境に不満はありませんか。
・パフォーマンスが正当に評価されていない
・ルーティンワークばかりでスキルが積み上がらない
・上司と部下の板挟みでストレスを感じる
上記のように、労働環境や人間関係を理由に転職する人はとても多いです。転職理由は人によってさまざまですが、転職理由として多いのは次の通り。
50~55歳 男性 | 55~59歳 男性 | 50~55歳 女性 | 55~59歳 女性 | |
1位 | 会社都合(16.4%) | 会社都合(14.9%) | 職場の人間関係が好ましくなかった(12.6%) | 職場の人間関係が好ましくなかった(16.2%) |
2位 | 職場の人間関係が好ましくなかった(9.5%) | 労働時間・休日等の労働条件が悪かった(9.6%) | 定年・契約期間の満了(11.8%) | 定年・契約期間の満了(12.5%) |
3位 | 仕事の内容に興味が持てなかった(6.6%) | 定年・契約期間の満了(8.1%) | 会社都合(10.1%) | 介護・看護(8.2%) |
4位 | 会社の将来が不安だった(5.9%) | 職場の人間関係が好ましくなかった(7.6%) | 能力・個性・資格を活かせなかった。(7.6%) | 会社都合(8.1%) |
5位 | 能力・個性・資格を活かせなかった。(4.9%)給料等収入が少なかった(4.9%) | 給料等収入が少なかった(6.66.6%) | 労働時間・休日等の労働条件が悪かった(7.1%) | 労働時間・休日等の労働条件が悪かった(6.6%) |
参考資料:令和3年度雇用動向調査結果の概要/厚生労働省
50代男性は会社都合の転職理由が1位、女性の場合でもランキング内に入っています。
会社都合転職理由とは?
・会社の経営不信による倒産
・人員削減によるリストラ
・部署の統廃合 など
上記のように、会社都合の転職とは、会社側の都合でやむなく転職をせざるを得ないことを指します。また、50代の女性の場合は「職場の人間歓迎が好ましくない」という理由がもっとも多い現状です。1日の大半の時間を占める仕事において、人間関係の悪化は精神的ストレスに直結します。このことから、転職活動をする人が少なくないのです。以下からは、転職に対して55歳が抱える悩みを具体的に解説します。
パフォーマンスが正当に評価されていない
今まで培ってきたスキルや経験、取得した資格などを正当に評価されなかったり、活かせてないと感じるとモチベーションが下がってしまいます。やる気はあるのに、会社側との意図が合わず昇格させてくれない、給料は上がらない、など悶々としたまま毎日仕事をこなしているのも疲れてきますよね。そういう時は現在の役職とのミスマッチや、会社側が自身の変化を求めている場合もあります。一度立ち止まって、自分自身の仕事との向き合い方や、会社側が求めているものがなにかを見つめ直してみましょう。考えたうえでどうしても納得できない場合や、自分のできる限りの努力をした上でも評価されないと感じる場合は、転職を考えてみることをおすすめします。
ルーティンワークばかりでスキルが積み上がらない
ルーティーンワークばかりでスキル向上ができないことや、仕事に飽きを感じてしまうことも転職を考える理由の1つです。向上心が高い人は、いくつになっても向上心が高いもの。それにも関わらずルーティーンワークばかりだと、ストレスを感じてしまいますよね。55歳だからといって、スキルアップを諦める必要はありません。たとえば以下の人も、56歳という年齢で転職活動をしています。
高校を卒業してから30年以上、勤めていた会社をずっと辞める機会を模索していました。中間管理職という立場でしたのでなかなか辞める決心もつかず、仕方なくやっているという方が強かったのかもしれません。とにかく、子供が大きくなってお金がかからなくなるまでは働かなくてはと、思っていました。そして、気付いたら50歳の年齢になっていました。一人息子は独立し、肩の荷が下りると同時に「張り合い」もなくなりました。とうに現場業務から離れて、毎日ルーティンの管理業務です。誰でもできる仕事といっては会社に失礼ですが、「もっと社会にとって役に立つことをしたい」という欲求もまた大きくなっていきました。 |
引用元:みんなの転職体験談
転職はいくつになっても実現可能です。たしかに年齢が上がるにつれリスクは大きくなりますが、それでも新しい事やスキル向上に挑戦したい方は、ぜひ一度転職を考えてみてくださいね。
上司と部下の板挟みでストレスを感じる
55歳という年齢に問わず、人間関係のストレスや不満から転職を検討する人は多いです。中間管理職に立つ人も多い55歳は上司からは文句を言われ、若者世代の部下からも文句を言われと、双方の板挟として肩身の狭い思いをすることもあります。しかし、55歳という年齢がネックとなり、人間関係にストレスを感じていながらも、転職を躊躇する人は少なくありません。人間関係からくるストレスが原因で、心身の健康状態が悪くなるようであれば早めの対処が必要です。もしもストレスを抱えている場合は、転職するしないに関係なく、身近な人や信頼できる人に相談するのも良いでしょう。
55歳の転職が厳しい・難しいと言われる理由
55歳という年齢になると、一般的に転職は厳しい・難しいと言われがちです。しかし、具体的な理由を分かっていない人は多いのではないでしょうか?以下からは、55歳での転職が厳しいと言われる理由をご紹介します。
・求人数が少ない
・若い世代と比べて採用されにくい
・年収が下がるリスクがある
求人数が少ない
55歳に対する求人数は、20歳~35歳という若年層向けの求人にくらべて、圧倒的に少ないです。中途採用の年齢別の採用方針(令和元年9月27日 転職者・転職希望者をめぐる状況/厚生労働省職業安定局)によると、近年では中途採用を考えていない会社も増えています。
・あまり採用を考えていない 67%
・良い人材であれば採用したい 23.5%
・積極的に採用を強化したい 1.0%
また、43.5%の会社が「35歳未満の採用を積極的に強化したい」という結果も公開されており、半分近い会社が55歳という高齢での転職者を求めていないこともわかりました。このことから、55歳の転職が決して楽な道ではないことが分かりますね。その他、55歳の求人が少ない理由として、中高年の人手が既に足りている場合が多い点もあげられます。55歳を皮切りに管理職から外れた方も多く、給料が下がったり、仕事内容も大きく変わって人材育成やサポートをする立場に回るケースが多いです。しかし待遇が悪化してもなお「55歳で転職は厳しい」という現実から、転職に踏み出す人も少ないです。また、人手が足りているため、55歳の求人も少なくなっているのです。
若い世代と比べて採用されにくい
20代から30代の若年層は、これから会社へ貢献する将来性が期待されるため需要が多いです。しかし55歳になると、定年間近ということで、とくに未経験職種では将来性が薄く採用されにくい傾向にあります。また、55歳ともなると転職先の上司が自分より年下である可能性が高く、年上にマネジメントするのはやりづらいと敬遠される場合もあります。その他、会社側の懸念点として以下のようなものがあげられます。
・仕事の仕方が定着しているため協調性や適応能力がないのでは?
・なにかしら健康診断でひっかかっているのではないか?
若い世代に比べ、悪く言えば採用されづらい55歳。しかしこれらの懸念点さえ潰せれば、同業種の場合は即戦力として採用される可能性も高いです。年齢が理由で敬遠される理由はなにか、そのためにどんなアピールをすべきなのかを考え伝えられるようにしましょう。
年収が下がるリスクがある
55歳で転職する場合、同じ役職もしくはそれ以上の役職につかないと、高い確率で年収は下がります。長年同じ会社で勤めている場合、役職がつき給料も30代、40代に比べて高いことがほとんど。しかし、転職に際して役職を離れると、役職手当がなくなるので給料が下がってしまいます。実際、転職して年収が減少したという回答が大半を占めています。
増加した | 変わらない | 減少した | |
50~54歳 | 32.0% | 32.9% | 34.1% |
55~59歳 | 20.5% | 30.1% | 48.8% |
参考:転職入職者の賃金変動状況 (令和3年)/厚生労働省
どれだけスキルや経験があったとしても、新しい職場では新人で実績も信頼も足りないため、転職してすぐに給料をあげてもらうことは難しいです。転職する前にある程度、給料が下がることも頭に入れておきましょう。
マネジメントスキルが求められる
55歳の人材は、20代、30代の若手社員に比べて、今まで培ってきた経験やマネジメントスキルの量が違います。55歳の方が採用されるとすれば、転職先でその経験・スキルを今後の企業拡大のために使われることを期待されていると言っても過言ではありません。そのため、55歳にしてマネジメントスキルが身についていなかったり経験、実績が少ない場合は転職は難しいでしょう。しかし、逆に言えば転職したい企業に対して、どのような貢献ができるかをアピールできれば、採用の確率はグンッと上がります。自分が誇れる武器は何なのかよく分析したうえで、転職活動を進めましょう。
55歳で転職するデメリット
55歳で転職するデメリットは次のとおり。
・未経験分野への転職はハードルが高くなる
・相応のスキルや実績が求められる
それぞれ詳しく説明していくので、デメリットを理解したうえで転職活動を進めてくださいね。
未経験分野への転職はハードルが高くなる
50歳以上の採用を行っている企業は「即戦力」となる高いスキルや経験を積んだ人材を求めています。そのため、未経験求人は20代・30代に比べると格段に少ないのが現状です。また50代になるとどうしても若い世代よりも記憶力が低下するため、特に専門的な知識やスキルが必要な職種では採用されにくい傾向にあります。しかし、人手不足の業種や、経験不問の仕事なら比較的採用されやすいでしょう。以下から、55歳でも未経験・無資格で採用されやすい業種を紹介します。
介護業界
介護の現場では、多くの50代が活躍しており、求人数も多いです。また、資格を取得出来る制度を取り入れている企業もあります。資格を取りながらステップアップしていくことで評価があがり、給料をアップしてくれる可能性も高いです。
運送業界
運送業界も多くの50代が活躍しています。運転免許があれば、55歳でも採用されやすいです。しかし、重たい荷物を運ぶなどの肉体労働が含まれている求人もあるので、体力に自信がなかったり、健康面に不安のある方は注意が必要です。運送業といっても職種はドライバーだけではなく、倉庫の仕分け作業やピッキング、検品など幅広いので、ぜひ色々チェックしてみてくださいね。
タクシー業
タクシードライバーは運転免許があり、且つ視力に問題がなければ未経験の55歳でも採用されやすいです。タクシー運転手は2種免許が必要となりますが、持っていなくても免許取得制度を設けている会社があるので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。ちなみに厚生労働省が運営する職業情報サイトジョブタグによれば、タクシー運転手の平均年齢は60.7歳。平均年齢が高めのため、55歳でも十分活躍できる職種でしょう。
引用:タクシー運転手
また、お客様がリラックスして過ごせるような空間を提供することで、お客様から指名を頂くこともあります。面白い話をしたり、時には聞き役に回ったりなど、自分ならではの空間を作り楽しみながらできる職種ですよ。なおタクシー業界は歩合制であることがほとんどです。安定性はないので、子供がまだ学校に行っているなど、安定した収入を求めている方はよく考えてから決めましょう。タクシー業界でより安定して稼ぐためには、観光業の盛んな地域のタクシー会社に転職することがポイントです。
施設警備
施設警備の主な仕事内容は次の通り。
・工事現場での車両通行整理
・工事車両の誘導
・回業務
・点検業務
・その他工事現場内の警備
現場の事故防止をメインに、一般車両や歩行者を丁寧に誘導することで、街の安全維持に貢献できますよ。男性が多い仕事ではありますが、最近は女性も多く活躍しています。頭を使うよりも、体を使って仕事をしたいという人にはおすすめの仕事です。
コールセンタースタッフ
コールセンターでの電話の応対、データ入力、ファイリングなどをするお仕事です。会社の看板を背負ってお客様に対応する大切な仕事ですが、クレーム対応や単純作業により敬遠する人も少なくありません。業務内容の合う合わないが激しいため退職者も多い業種ですが、その分求人も豊富にあります。そのため、精神面が強い人や単純作業が苦にならない人にはおすすめと言えるでしょう。
保育スタッフ
保育スタッフは、地域に居住する子供や、特定企業の子供をお預かりする仕事です。子育て経験がある方はその経験を活かして、親御さん方の子育てのサポートを行います。子ども達と遊んだり勉強を教えたりと、子どもの成長を見守ることができるため、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
調理補助
調理補助は学校や老人ホームなどの調理室で、調理や盛り付け、配膳をするお仕事です。栄養満点の食事を提供することで、多くの方の健康管理に役立つことができます。栄養士さんが献立を考えているため、普段は試したことのない調理法や味付けを自分のレパートリーに取り入れることもできますよ。料理好きの方にはぴったりのお仕事と言えますね。以上で紹介した通り、未経験でも転職は可能です。ですが、他の世代に比べて求人数が圧倒的に少ないことを考えると、転職したいからと言ってすぐに転職ができるわけではありません。50代の半数以上が転職までに半年以上時間がかかっているため、根気が必要です。挑戦したい仕事がある場合、今の仕事を続けつつ資格取得を行うことで、転職活動の期間を少なくできます。活用できる資格がないか、ぜひ調べてみてくださいね。
相応のスキルや実績が求められる
55歳の転職では今まで培ってきた経験とスキルが重要です。
【40代・50代の転職で何が評価されたか?】
・業務処理能力:50.3%
・責任感 :49.7%
・人格・人柄の良さ:49.0%
参考:輝く40代、50代になるために、今できること/リクナビNEXT[転職サイト]
年齢が高くなればなるほど、採用にあたって専門的なスキルや経験が求められます。同業職種から年収を維持したまま転職をしたい場合は、それなりの高い実績やスキル、豊富な経験が必要です。さらに、55歳の転職では今までの社会人経験で養われてきた人間性も重要視されています。挨拶・コミュニケーション能力・柔軟性など、社会人として基本的なことは必ずできるようにしておきましょう。とくに、接客や営業など対人の仕事はもちろん、未経験分野を選ぶ場合は、コミュニケーション能力の部分をアピールすることをおすすめします。コミュニケーション能力やマネジメントスキルは、社会人としての基礎となるスキル。業種や職種に関係なく活用できますよ。
55歳で転職すべきケース
では、55歳にして転職すべきケースはどんな場合なのでしょう?主に次の2つがあげられます。
・新たに取り組みたいことができた
・今の職種で解決できない問題がある
新たに取り組みたいことができた
新たに挑戦したいことができた人は、転職がおすすめです。1度切りの人生において、挑戦したいことをやらずにいると後悔してしまう可能性があります。そのため、自分が熱意をもってやりたいことを語れる場合は転職に踏み切るのが良いでしょう。面接官に対し、次のようなことをアピールすることが出来れば、熱心な良い人材として好印象を与えることが出来ます。
・自分がやりたいことへの熱意
・向上心があるという印象
・これまでの経験を元によりスキルを活かしたい
ただし、下準備をきちんとせずに転職活動を行うのは、あまり得策とは言えません。「転職をしようとして仕事を辞めてしまったが、資格取得に想定より時間がかかる」「思っていた雰囲気と違った」なんてことにならないためにも、下調べや業界研究はしっかりと行いましょう。やりたいことを実現させるために、必要な準備の例は次のとおり。
・必要なスキルや資格のチェック
・資格取得にかかる期間を確認
・自分のやりたいことを実現させるビジョンを明確にする
・業界の雰囲気や詳細な業務内容を調べる
・実際に働いている人の口コミなどを探してみる
・後悔の無いように、しっかりと下準備をしてから転職活動に励んでくださいね。
今の職場で解決できない問題がある
今の職場では解決できない問題がある場合は、転職をおすすめします。たとえば以下のとおりです。
・社風が合わない
・人間関係が悪い
・新しいことに挑戦したくなった
・給料が自分の想定以上に悪い
・会社の経営が上手くいっていない
上記のように、自分で解決しようとも解決できない場合があります。もちろんまずは解決方法を探るべきですが、どうしても難しいという場合は、転職をおすすめします。自分が満足して笑顔でいられる会社に転職しましょう。
55歳で転職すべきでないケース
反対に転職すべきでないケースには次の2つがあります。
・転職理由が漠然としている人
・年収を下げたくない人
それぞれ紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
転職理由が漠然としている人
転職理由が漠然としている人は、目標やモチベーションがないため転職活動が思うように進まないほか、企業側からも採用されにくいです。55歳といえば、20代のときがバブル全盛期で、複数の会社から引く手あまただったのではないでしょうか?そのため、深く考えずに就職した方も多いことでしょう。会社任せにキャリアを形成してきて、やりたいことが特にないまま転職活動を行うのは、企業もあなたの転職に対する熱意を感じられないため、採用されにくくなってしまいます。また、厳しいことを言うようですが仮に採用されたとしても、ちょっとした躓きや挫折でめげてしまって、職を転々とする可能性が高いです。まずは自分がなぜ転職を考え始めたのか具体的に考えて、新しい事に挑戦したいなど明確な理由を見つけましょう。
年収を下げたくない人
55歳で転職すると、転職先での実績や経験がないため給料が下がってしまう可能性が高いです。「年収を下げたくないけどどうしても転職したい」という方はハイクラス求人を探したり、自分のスキルや経験を活かせる業種や職種を選択しましょう。
55歳の転職を成功させるポイント
若年層よりも採用されづらい55歳。できるだけ採用の確率を上げるためにも、次のポイントを抑えましょう。
・仕事を続けながら転職活動を進める
・これまでの経験やスキルが生きる職種を選ぶ
・転職の話は社内では内緒にする
・自己分析を徹底的に行う
・自身の市場価値を正確に把握する
・転職エージェントを活用する
上記を意識することで、転職活動が上手くいく可能性が高まります。次から詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
仕事を続けながら転職活動を進める
これまで話してきたように、55歳の転職は求人数の少なさなどからどうしても長期化しやすく、転職活動期間に最低半年はかかると言われています。転職先を見つけず安易に現職を辞めてしまうと、転職先が見つかるまでは無収入になってしまうので注意してください。さらに、現職を辞めてから転職活動を進めると「このまま仕事がみつからなかったらどうしよう」という不安から、精神的・肉体的ストレスを抱える結果になりかねません。それでは転職活動も上手くいかず、活動期間がどんどん伸びて行ってしまうので、現職を続けながら転職活動を行うことをおすすめします。
これまでの経験やスキルが生きる職種を選ぶ
55歳の強みは20代30代の若手世代にはない、長年培ってきた経験やスキル、ノウハウをもっていること。そのため、自分のこれまでの経験をアピールできれば、企業側への貢献度も高く評価され、企業も採用後のビジョンを想像しやすいでしょう。とくに同業種への転職の場合は、即戦力として重宝される可能性が高いです。そのため、転職する際は、まずは同業種での転職を検討してみてくださいね。
転職の話は社内では内緒にする
転職話は社内では秘密にしておきましょう。仮に転職活動に失敗した場合、今の企業に残らざるを得ません。社内でも会社に不満がある人間、やる気のない人間と思われてしまい、肩身の狭い思いをする可能性が高いです。そうなると、重要な仕事を任されなくなったり、今後の出世も見込めなくなってしまいます。そのため、上司に転職を伝えるタイミングは、転職先が決まってから会社を辞める1ヵ月から3ヶ月前をおすすめします。退職希望日の直前に伝えると、人員確保や仕事の書類の準備などが間に合わず会社に迷惑をかけることになるので注意してくださいね。有給休暇を消化したり、引継ぎにかかる時間なども考えて上司に伝えるタイミングを決めましょう。
自己分析を徹底的に行う
転職活動をスムーズに進めるには、自己分析がもっとも大切です。自己分析をすることによって、転職先の選び方や自分の強み、企業にアピールできることが整理できます。上手く自分を採用するメリットが伝えられて、企業も求めている人材であれば、間違いなく採用されるでしょう。自己分析で最低限まとめておくことは次のとおりです。
・自分の過去の経験を洗い出す
・過去の経験を掘り下げ長所・短所を理解する
・過去のエピソードから「自分らしさ」を見つける
・今の自分を見つめ直す
・今の自分の魅力を見つける
なお、自己分析が苦手・難しいと感じる場合は、転職エージェントや転職サイトの診断ツールを活用するのがオススメです。とくに転職エージェントでは、転職のプロである担当者が自己分析を手伝ってくれるため、スムーズに自己分析を行えるでしょう。担当者への相談を通して、自分のこれまでの経歴を改めて振り返ることができるほか、自分ひとりでは気づかなかった志向性やキャリア観を見出すこともあります。まだ具体的に自分がやりたい仕事が定まっていない状態でも、相談するうちに自分の価値観や志向性が固まってくるでしょう。
自身の市場価値を正確に把握する
自己分析を行ったら、次に自分の市場価値を把握することが重要です。自分の市場価値とは「企業が自分を評価する指標」のこと。保有スキルや能力など、転職者自身の可能性に応じてかわります。「市場価値を自分で見極めるのは難しい…」という方は、転職エージェントに登録し、届いたスカウトの数から判断することが可能です。スカウトが多ければ自分の能力が市場に求められてることになります。また、年収からも市場価値がはかれます。同じ業種で働く同年代の平均年収と照らし合わせ、平均よりも高いのであれば、市場価値が高いと判断できますよ。ちなみに市場価値は、以下4つの要素から成り立ちます。
・スキル
・経験
・実績
・専門性
スキル
所有する資格の難易度が高いほど、その資格を所有している人は少なくなるため、必然的に市場価値が高くなります。
経験
どのような規模の会社でどのような作業を行ったのか、担当したポジションや実績など、これまでの仕事の経験も自分の市場価値になります。課題解決に取り組む姿勢や改善のための行動など、失敗からの学びも経験として一つの価値になるでしょう。
実績
成し遂げた任務や企業へ貢献した実績は、価値ある人材だというアピールになります。企業へ自分の価値を証明できれば、現職よりもっと良い条件を提示してもらえることもありますよ。
専門性
専門性を軸に自分の市場価値を判断する場合、社外でも通用する知識やスキルを保有しているかがポイントになります。専門的なスキルが色々な領域で通用すれば、それだけ需要が高まり、自分の市場価値も高まるでしょう。「マネジメント」「マーケティング」などがその例です。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、転職希望者に対して仕事の条件や希望を確認し、保有している求人情報の中から経験や希望に合う企業を紹介してくれます。転職支援のノウハウが蓄積されているので、一人で転職活動をするよりも転職成功の可能性も高まりますよ。また、転職エージェントが保有している求人の多くは、転職サイトなどで公開されていないような非公開求人情報です。その中から経歴や希望に合わせて最適な求人を紹介してくれるので、自分では見つけられなかった意外な企業の求人も紹介してもらえるでしょう。さらに、面接対策や年収交渉をしてくれるのも転職エージェントの大きな魅力の一つです。なお転職エージェントも人であるため、相性の良い悪いがあります。自分と相性が良いエージェントと出会うことで、よりスムーズに転職活動を進めることが出来るでしょう。転職エージェントは以下のようにさまざまな種類があるため、自分に合った転職エージェントを利用してくださいね。
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年代・属性の特化型 | 年代別に特化しており、年代・属性に応じたサポートの強い |
55歳転職を目指す上でおすすめの転職エージェント
「転職エージェントを利用してみたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、ここからは55歳の転職活動におすすめの転職エージェントを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
<55歳の転職におすすめな転職エージェント>
・転職支援実績No.1!リクルートエージェント
・転職者満足度No.1:dodaエージェント
・中高年の転職に特化:マイナビミドルシニア
・アフターフォローも抜群:パソナキャリア
・キャリアアップを目指せる:JACリクルートメント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは求人数が非常に多く、特に非公開求人の数は10万件以上と豊富です。そのため、豊富な求人から55歳でも応募可能な企業が見つかるでしょう。また、リクルートエージェントは大手企業である株式会社リクルートが経営しているため、信用性としても高いと言えます。登録後の面談では、応募書類の添削や面接対策のほか、リクルートエージェントが独自に分析をした企業情報や業界情報も提供してもらえます。求人の取り扱う職種も幅広く、自分が希望する仕事に就ける確率も高いですよ。信用性の高いエージェントで、なるべく多くの求人を見たいという方は、ぜひリクルートエージェントに登録してみてくださいね。
dodaエージェント
dodaエージェントは、株式会社パーソナルキャリアが運営する豊富な求人数が特徴の転職エージェント。転職者満足度No.1の実績もあり、各業界に特化したスタッフによる質の高いサービスが好評です。転職セミナーや転職フェアなどのイベントも充実しているため、転職を考えている方は一度足を運んでみると良いでしょう。また、dodaエージェントは職務経歴書の添削や面接指導などもしっかり行ってくれるほか、転職後のアフターフォローにも長けています。そのため、転職エージェントを初めて利用する方でも安心して利用することが出来ますよ。
マイナビミドルシニア
マイナビミドルシニアは、中高年の方のための転職エージェント。40~60代の方を対象にしているため、55歳の転職にはうってつけです。マイナビミドルシニアにはノック機能が用意されており、匿名で年齢・性別・アピールポイントのみを希望する企業に送信できます。自分が採用される対象かどうかが簡単にチェックできるため、スムーズに転職活動を進めることが出来ますよ。また、未経験からでもはじめやすい職種も多く取り扱っているため、新たなスタートを切りたいと考えている55歳の方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
パソナキャリア
パソナキャリアは、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。なんと保有している求人の約半数が年収800万円以上のため、自分のスキルや経歴を活かせる企業を見つけることが出来れば、年収アップも狙えますよ。業界専任のコンサルタントがキャリアカウンセリングを行ってくれるため、各ポジションに求められている役割や組織構成、募集背景などの転職時に確認しておきたいポイントを豊富に提供してくれます。年収アップを狙っている方や今の年収を落としたくないと考えている方は、ぜひパソナキャリアに登録してみてくださいね。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、転職活動実績約43万人の豊富な実績を持つ転職エージェントです。各業界・各職種に特化したコンサルタントが多数所属しており、コンサルタントが企業と直接コンタクトをとっているという特徴もあります。そのため仕事内容だけではなく、会社の雰囲気などの入社前に確認しておきたい情報も提供してもらえますよ。また、JACリクルートメントはサービスの質も非常に高く、専門的な知識を保有しているスタッフからの的確なアドバイスを受けることができるため、手厚いサポートを求める方におすすめです。
55歳転職を目指す上でおすすめの転職サイト
55歳で転職を目指す方は、転職エージェントと転職サイトの併用もおすすめです。転職エージェントで非公開求人などを紹介してもらいつつ、自分でも求人を探せるためより効率的に転職活動を進められますよ。
<55歳の転職におすすめな転職サイト>
・ヘッドハンターによる上質なサポート:ビズリーチ
・ハイクラス転職に特化:リクルートダイレクトスカウト
・キャリアコーチングが受けられる:doda X
ビズリーチ
ビズリーチは、自身の職務経歴書を作成して、その経験・スキルに興味を持った転職の専門家や企業からスカウトが来るのを待つだけのスカウト型転職サイトです。求人の質の高さが魅力で年収1,000万を超える求人が3分の1を占めているため、自身の年収を落とさずに転職したい方や、キャリアアップを狙う方に向いています。また、転職コラムも充実しているため、通勤時間や休日なども転職活動に有効に充てることができますよ。非公開求人も多数あるので、登録して良い求人を見逃さないようにしてくださいね。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトは、リクルートのハイクラス転職サービスです。年収1000万円以上の求人が多く、厳選された企業から直接スカウトが届きます。そのため自分から求人を探す手間が省けるほか、届いたスカウトの数で自分の市場価値を知ることができますよ。完全無料で登録できるため、なかなか転職活動に時間を割けない方や、自分の市場価値を手軽に知りたい方は、この機会にぜひ登録してみてくださいね。
doda X
doda-Xでは、ヘッドハンティングとdodaの担当者を通じて自分で求人を探す求人紹介サービスの2種類のサービスがあります。30代〜50代を対象としたハイクラス求人に特化しているため、55歳の方でもしっかりとサポートを受けられますよ。さらに2022年10月下旬からは、dodaのハイクラス専門カウンセラーによるカウンセリングを受けられるようになりました。dodaのエージェントサービスも利用でき、ハイクラス転職のサポートが充実しているため、是非この機会に登録してみてくださいね。
55歳向けおすすめ転職サービス
55歳向けのおすすめ転職サービスについてはさまざまな転職サービスが展開されており、中には新卒に近い若い世代も使用している転職サービスもあるでしょう。注意点としては55歳で転職を目指して活動する場合と新卒に近い若い世代で転職を目指して活動する場合では、会社側も期待している内容が違う点です。55歳での転職活動では、企業は即戦力として働いてもらいたいと求めていることに加えて、定年退職までの短い期間で若い世代に対して経験や技術などを伝えてほしいと考えているケースが多い傾向にあります。反対に、若い世代の転職活動では、将来的に成長して会社の中心人物になってほしいとされているため、将来性や現在の考え方などが重視されるでしょう。そのため、55歳での転職活動は自分自身が何をできるか自己分析を行った上で、自分が企業に対してどのような価値を提供できるのかが重要です。転職サービスによっては、55歳などの経験豊富で十分な実績と実力を持っている人材を中心としているものもあるので、年齢が高いからと転職自体を諦める必要はなく定年退職後の再雇用なども考えると現役として働ける期間は長くなるでしょう。55歳向けのおすすめ転職サービスを利用する前に、自分自身がどのような仕事を担当してきたか、どのような能力を持っているかについては、自己分析をすることが大切です。55歳向けのおすすめ転職サービスについて、紹介するのは以下2つの転職サービスです。
・FROM40
・ミドルの転職
それぞれ55歳向けのおすすめ転職サービスの内容や特徴について紹介していきますので、自分にとってどの転職サービスが向いているかについて判断してみましょう。
FROM40
FROM40は40代、50代のミドルシニア向けの転職求人サイトになっているため、公開されている求人や非公開求人、ミドルシニアを求めている求人ばかりです。日本最大級の40代、50代向け求人サイトとして多くの企業やメディアからも注目されており、会員登録数は25,000人を突破して、求人数も3,000件以上と多いのが魅力です。求人数、種類とも全体的に多く掲載されているので自分自身がやりたい仕事も見つけやすいのに加えて、仕事内容などについても細かく記載されているので応募する前に十分に検討ができます。日本全国の求人がまとめられており希望勤務地からも求人を探せるので、現在住んでいる地域で探したり、これから引っ越しを予定している地域で探すこともできたりと自由度高く対応が可能です。利用方法としては、自分から掲載されている求人に応募する方法に加えて、企業側から求人の内容に適している人材と判断されてスカウトされる、スカウトサービスがあります。スカウトサービスでは、プロフィールを登録しておけば企業側からアプローチされるシステムになっているので、自分では意識していなかった思わぬ求人が見つかるかもしれません。
スカウトサービスは会員登録だけすれば問題なく機能するため、興味がある場合はFROM40に会員登録しスカウトが来ていないかチェックするだけの使い方もできます。
ミドルの転職
ミドルの転職は経営幹部・管理部長・営業部長などのハイクラスへの転職を希望している人向けの転職サービスであり、年収1,000万円以上の求人が10,000件以上掲載されているのが特徴です。ミドルの転職はエージェントもエキスパートが揃っているため、初めての転職活動やハイクラスへの転職をどうすれば良いか迷っている人や、できるだけサポートを受けながら転職活動をしたい人には適しています。同社のエージェントは、これまでも数多くの転職をサポートした実績を持っていることから、55歳からの転職活動でも適切なアドバイスを送ってくれるでしょう。求人情報には誰でも知っている大企業から公共団体まで掲載されているので、自分自身でまだどのような業界に転職するかについて決められていない人は求人情報を見ることから始めても良いかもしれません。ミドルの転職は、非公開求人も数多くそろえているため、実際に会員登録して非公開求人などを確認してみると、意外な求人が見つかることもあるでしょう。また、スカウト機能も充実していることから、ミドルの転職に会員登録だけして、企業からの非公開求人のスカウトを待つ方法もあります。
55歳向けおすすめ転職サービス【女性転職】
55歳向けのおすすめ転職サービスを紹介していきますが、55歳からの転職サービスの中には女性に向いている転職サービスも展開されているのが特徴です。女性で転職を考えている場合は、女性向けの転職サービスを活用したほうが良いケースも多く、理由としては女性向けの転職サービスの方が女性が働きやすい環境の企業が多い傾向にあるといえるでしょう。一般的な転職サービスでは男性・女性関係なく転職活動での受け入れを検討しているため、中には女性が働きにくい環境の企業もあるかもしれません。そのような企業を避けたいと考えているなら女性向け転職サービスを活用して、女性が働きやすい環境が整っている企業があるかどうかエージェントなどに相談しながら進めることが大切です。女性のための55歳向け転職サービスで、今回紹介するのは以下の3つです。
・Type女性の転職エージェント
・リブズキャリア
・パソナキャリア
それぞれの転職サービスの特徴や強みについて解説するため、女性で55歳からの転職を考えている人は検討してみましょう。
Type女性の転職エージェント
Type女性の転職エージェントは女性の新しいキャリアを提案していく転職サービスになっており、サポート内容としては、適正な企業の紹介・キャリアプランの作成・職務経歴書の添削の3点が軸になっています。18年以上続く転職エージェントのため、エージェントが豊富なノウハウを持っているのに加えて、女性の転職実績数が年間5,000名以上で、カウンセリングも行っているのが特徴です。他にも特徴として挙げられるのは、転職活動中にどのようなスーツを着れば良いかや、面接時のメイクなどについて分からない人向けにメイクアップサービスを提供していることです。転職活動時に推奨されるメイクとは、信頼感を持たれ、採用したいと思わせる雰囲気を出せるメイクになるでしょう。具体的にどうすれば面接官から好印象を持たれるかについてもアドバイスがもらえます。55歳から転職活動を始めて新しい環境に飛び込もうとしていて、女性がどのような転職活動をすれば企業から興味を持ってもらえるか気になっている人には適しています。転職エージェントの中でも長い歴史を誇っているため、求人数も申し分はありません。
リブズキャリア
リブズキャリアは、リモートワークやフレックスタイムなどの新しい働き方で活躍できる求人を数多く掲載していて、多くの求人で即戦力として会社の業績に貢献できる人材が求められている傾向にあります。今まではインターネット環境が整っていなかった背景なども影響して社員がオフィスで働く方法が一般的でしたが、現在ではインターネット環境の発達によって自宅に居ながらもリモートワークなどで十分に働ける環境が整備されてきました。リブズキャリアでは、リモートワークなどの普及に伴って自宅で働けるような求人を多く掲載しているため、ニューノーマルな価値観を持っている企業が見つかる可能性も高くなっています。また、求人内容も正規社員としての転職だけでなく、他にも自分自身の能力を十分に活かしたいと考えているなら業務委託の案件で仕事を受注する方法などさまざまです。求人ごとに期待される役割や活躍ポイントがわかるようになっており、自分自身の実力や実績などとマッチしているかについても事前に判断ができます。時短OKの求人なども数多く掲載されているため、転職に伴って新しいライフスタイルを確立したいと考えているならリブズキャリアは適しているでしょう。
パソナキャリア
パソナキャリアはハイクラス向け転職エージェントに位置しているため、現在の職場では自分の実力が正当に評価されていなくて、レベルが高い環境に身を置きたい人にはおすすめです。掲載されている求人の半数近くが年収800万円以上のハイクラス求人であり、ハイクラス求人の中にはいきなり役職者としてこれまでの経験を会社に還元してもらいたいと希望している求人も少なくありません。55歳からの転職は採用する企業からすれば即戦力としての働きを期待しているため、能力があれば55歳からの転職希望でも採用してもらえる可能性は比較的高いといえます。パソナキャリアでは満足度が高い業界専任のエージェントがつくので、企業への推薦・面接の日程調整など、転職活動のサポートも親身になって行ってもらえるでしょう。業界ごとに最新のトレンドは移り変わっていくのはどうしようもありませんが、パソナキャリアに在籍しているエージェントは、敏感にトレンドについて把握して行動をしています。結果的に常に最新のトレンドを参考にしながら転職に関するアドバイスがもらえるため、エージェントの意見を聞きながら行動を起こすことが大切です。
55歳向けおすすめ転職サービス【外資転職】
55歳向けのおすすめ転職サービスの中でも、外資系企業への転職は、ハイクラスへの転職を希望しているならおすすめであり、外資系は実力主義な企業が多いのでスキルや実績が伴っていれば転職もしやすいといえるでしょう。これまでに在籍していた企業で役職に就いていた経験がある人や、営業職で売上1位になった人など、自分自身の能力に自信を持っているなら外資系企業への転職は適しています。客観的にどのような能力を持っているかについての証明が特に求められるため、自分がアピールできる部分について具体的な材料を示して、客観的に把握できるようなプレゼンを心掛けましょう。ただし、注意点としてはスキルや実力が伴っていなければ転職が難しいだけでなく、転職後にも仕事などが把握できずに成果を挙げられなければ、思ったような収入を得られないリスクがあります。求人によってはある程度の基本給は確保されている状態で採用されますが、少しでも収入を増やすためには企業ごとに設定されているインセンティブ条件を満たす必要があるかもしれません。外資系企業への転職を目指して55歳から転職活動をする場合、求人内容などについては慎重に確認して、基本給やインセンティブ条件などについては確認することがおすすめです。外資系企業への転職でおすすめの転職サービスは以下の3つが挙げられます。
・ロバートウォルターズ
・ランスタッド
・エンワールド
それぞれの特徴について解説するので参考にしてみてください。
ロバートウォルターズ
ロバートウォルターズは語学力を活かした転職・グローバル人材の採用について強いとされているため、一定以上の語学力を持っていることが求められます。外資系企業への転職は日本国内にある企業への転職とは違ったスキルや面接内容が求められるので、自分だけで外資系企業への転職活動をするのではなく、ロバートウォルターズの活用がおすすめです。取り扱いをしている業種や職種は多岐にわたっていることから、55歳からの転職活動で自分が今まで在籍していた業界や職種への転職だけでなく、これまで経験したことがない業種や職種への転職にも対応をしてくれます。ロバートウォルターズでは英文の履歴書の書き方などについても指導をしてもらえるため、初めての外資系企業への転職活動であっても、どのように行動を起こせば良いかについてもわかるため安心できるでしょう。ロバートウォルターズは、これまでも数多くの外資系企業への転職をサポートしてきた実績を持っているので、一人ひとりに対してどのように転職活動を行うべきかについて適切なアドバイスが期待できます。
ランスタッド
ランスタッドは世界最大級の転職エージェントとして活動を行っていますが、転職コンサルティングサービスを軸として転職希望者一人ひとりと向き合ったアドバイスやサポートをしているのが特徴です。転職コンサルティングサービスの特徴としては、今すぐ転職して目先の利益だけに捉われるのではなく、5年後などの将来を見据えて本当に転職が良いものかどうかについて適切な企業紹介などが期待できます。長期的な視点で転職活動をサポートすることによって、一人ひとりの能力やこれまでの実績などを考えながら効果的な行動を起こすためにはどうすれば良いかについても把握が可能です。ハイクラス求人についても公開求人・非公開求人を問わずに数多く揃えているため、現在の自分が置かれている環境からさらに高い環境で仕事をしたいと考えている人には適しています。年収800万円から年収1,500万のハイクラス求人も多く掲載されていますが、通勤手当も含めたフルタイムの仕事から短期などの仕事まで幅広い求人もあるのが特徴です。自分自身のキャリアを短期的に見るのではなく、長期的にキャリアを考えていきたい人は、ランスタッドで自分のキャリアについて相談してみましょう。
エンワールド
エンワールドは、外資系企業でのキャリア・転職を実現する会社として転職支援を行っていることが特徴です。エンワールドは、業種・業界専門のコンサルタントが外資系企業への転職を支援するのに加えて、中長期でのキャリア形成を見越して一人ひとりの能力や希望などに合わせながら最適な求人を紹介しています。さまざまな業界に精通しているコンサルタントが数多く在籍しているので、各分野におけるトップ企業と連携しながら55歳からの転職活動を効率的に行うことが可能です。外資系企業への転職は自分だけでは判断が難しい部分が大きいといえる部分もあるため、面接の準備や心構えなど転職するまでのプロセスについてもひとつひとつ丁寧に指導をしてもらえるでしょう。転職活動においては正しい転職活動はありませんが、エンワールドでは転職希望者がプロフェッショナルとして新しい環境で働けるように適した仕事を探すためのチャンスを広げています。
55歳向けおすすめ転職サービス【IT転職】
55歳向けのおすすめ転職サービスの中でも、IT分野への転職は専門的に取り扱っている転職エージェントも多く、企業側もITに関しての知識を持っている人材を希望している傾向が大きいです。IT転職は、専門的な知識や技術が必要になっているので、転職エージェントの存在が重要になるのに加えて、キャリアアップとして転職活動に取り組むケースが多いので、自分の目的についても明確化しなければなりません。キャリアアップは自分だけで実現する方法もありますが、実際には自分だけでキャリアアップするためには企業を調べるなどの段階を踏まなければならないので効率が悪くなってしまいます。 働きながら効率的にIT業界への転職をしたいと思っているなら、55歳からの転職活動でも転職エージェントを活用しての行動が重要です。 IT業界への転職について、おすすめの転職エージェントは以下の通りです。
・マイナビITエージェント
・Green
・転職ドラフト
55歳からのIT業界への転職活動を希望しているなら参考にしてみてください。
マイナビITエージェント
マイナビITエージェントはIT・Webエンジニアへの転職に特化している転職エージェントですが、IT業界への転職求人については業界最大クラスの求人数を取り揃えていることが特徴です。これまでの経験職種や志望企業に合わせた応募書類の添削や面接対策を行ってもらえるのに加えて、一人ひとりが経験してきた実績や培ってきたスキルなどについてもヒアリングをします。キャリアアドバイザーがIT・Webエンジニアの転職事情について把握しながら、最適な求人が提案できるように具体的な希望内容などについて考えながら提案をもらえるでしょう。ヒアリング結果を参考にしながら適切なIT業界の求人について提案してもらえるだけでなく、公開求人だけでなく非公開求人でも自分自身に適している企業が見つかるかもしれません。マイナビITエージェントでは転職後の定着率は97.5%を誇っていることからわかるように、一人ひとりに合わせた転職先を紹介していることがわかります。
Green
Greenは「転職をカジュアルに。」をキャッチコピーにしており、サイト内求人情報の「気になる」ボタンから企業にアプローチできるなど、さまざまな特徴を持っています。転職希望者が登録した情報や、求人情報の閲覧履歴の傾向からおすすめ求人を紹介してくれる機能もあり、気軽に転職活動をできるのが魅力です。また、Greenで求人を出している企業は、ほとんどが写真を複数枚掲載しているため、社内の雰囲気を感じられるのに加えて面接前にカジュアルに面談ができます。他にもGreenでは、人事担当者が直接、転職希望者をスカウトして転職するケースが多く、55歳からの転職であっても多くの人がスカウトによって転職をしてきました。人事担当者が直接スカウトした後には企業の担当者と直接連絡が取れるため、自分自身が気になっている点や知っておきたい点などについては気軽に問い合わせが可能です。IT業界の求人数が業界最大数というのも魅力として挙げられますが、誰でも知っている有名企業からこれから大きく成長が期待できる企業まで幅広い企業の求人が掲載されています。
転職ドラフト
転職ドラフトは、プロジェクト経験やスキルなどを参考にして、企業が年収付きで指名を行う競争型、入札型、転職サービスになっていることが特徴です。企業側から年収付きで指名を行う際に、リアルな年収や業務内容が前もって提示されるため、面接などに行く時間と労力を無駄にせずに効率的に転職活動を行うことができます。これまでもIT業界で働いていて多くのプロジェクトに参加して実績を持っている場合や、客観的にアピールできるスキルを持っている場合、転職ドラフトはおすすめです。55歳からの転職であっても、これまでの自分自身の経歴に自信があるなら、転職ドラフトに会員登録して、自分の価値がどれくらいか企業に直接聞いてみるのも良いかもしれません。ドラフト時には現在の年収が非公開状態で行われるので、現在の年収は考えずに純粋な能力について評価されるでしょう。転職ドラフトはどうすれば指名がされるようになるかについても運営チームからアドバイスがもらえ、レジュメに対してレビューとフィードバックがあります。さらにブラッシュアップして転職ドラフトに参加できるでしょう。
55歳向けおすすめ転職サービス【ベンチャー転職】
55歳向けのおすすめ転職エージェントですが、ベンチャー企業への転職を目指している場合、即戦力として会社全体の成長について貢献できる人材が求められているでしょう。ベンチャー企業は設立されてからの月日が浅いことから、経験者を採用することで会社に足りていない部分を補ったり、将来的にも長期間にわたって企業が成長できるように若い世代への指導を行ったりといった役割が期待されています。55歳といった経験豊富な年代はベンチャー企業からのニーズもあるので、これまでの経験や自分が持っているスキルを還元して企業と一緒に成長したいと考えている人にはベンチャー企業がおすすめです。ベンチャー企業はこれから大きな成長をしていける企業が多い傾向にあるため、企業全体の成長を見ながら働いていきたいと考えているなら転職エージェントを活用しましょう。ベンチャー転職におすすめの転職エージェントについては以下の3つです。
・キープレイヤーズ
・Wantedly(ウォンテッドリー)
・YOUTRUST(ユートラスト)
それぞれの特徴について解説するので参考にしてみてください。
キープレイヤーズ
キープレイヤーズでは、時代を牽引する可能性のあるベンチャー・スタートアップと、これまでに豊富な経験とノウハウを持っている人材を結びつけています。キープレイヤーズでは、短期的に企業が成長できる人材を紹介するのではなく、長期的に企業と人材が成長できるようにマッチングを意識していることが特徴です。転職した瞬間がキャリアのゴールになると考えると成長が望めない部分もありますが、キープレイヤーズからは転職後の成長まで考えてキャリアアップができる環境を提供してもらえるでしょう。また、マッチング時にはベンチャー転職のメリットを説明してくれるのは当然ですが、他にもベンチャー転職をした場合のリスクやデメリットについても客観的に教えてもらえます。キープレイヤーズの代表はエンジェル投資も積極的に行っているため、ベンチャー企業やスタートアップ企業に対しての理解力も高いので、ベンチャー企業転職についても的確なアドバイスが期待できるでしょう。55歳からの転職でも転職後に自分自身がさらに成長をしたいと考えている場合、キープレイヤーズでの転職も視野に入れて考えることがおすすめです。
Wantedly(ウォンテッドリー)
Wantedly(ウォンテッドリー)は、多くの企業と転職を希望している人々が気軽につながれるようなビジネスSNSです。採用ページには「話を聞きに行きたい」ボタンがあり、採用面接でなく気軽な面談もできます。転職活動を重苦しいものと考えるのではなくカジュアルに連絡などを取れるような環境を整備しています。300万人のプロフィールと37,000社の募集と出会い・つながりによって55歳からの転職であっても、毎日の働く時間を充実させられるようなマッチングが可能です。Wantedly(ウォンテッドリー)は、考え方としてビジョンやミッションを軸としたマッチングで、求人内容やストーリーに共感した会社にアクセスし、カジュアルに話を聞いて本当にやりたい仕事を見つけられます。転職というのは一度だけで終了するケースもある一方で、複数回転職するケースもあり、仕事を通じて生まれた信頼は職場が変わっても継続的に続いていく資産です。Wantedly(ウォンテッドリー)ではFacebookと連携してプロフィール情報を共有できるので、転職した後にも近況把握や自己アピールを続けることで人脈がさらに広がっていくでしょう。
YOUTRUST(ユートラスト)
YOUTRUST(ユートラスト)は、信頼でつながる日本のキャリアSNSと考えられているため、55歳からの転職で武器になる実績や経験などについても活かしていける転職エージェントです。つながりを持っている人からマッチ度が高いスカウトを受けられる内容になっているので、企業側も転職希望している人材を探していたり、カジュアルに相談できる人材を探していたりなど、キャリアを中心としてマッチングができるような仕組みが整えられています。信頼を武器として新しい転職先などについて探す転職エージェントであるため、履歴書だけではアピールできない長所などについても企業に対して伝えられるでしょう。ベンチャー企業やスタートアップ企業では会社の中核の人材を募集しているケースも挙げられ、中核の人材として会社で活躍してベンチャー企業の成長に貢献ができます。これからのベンチャー企業の成長を社員として見守っていきたいと考えている人、自分自身も成長しながらベンチャー企業を日本の有名企業にしたいと考えている人にはおすすめです。YOUTRUST(ユートラスト)を活用して転職して、自分自身の新しいキャリアを歩んでみましょう。
55歳転職に関するQ&A
転職するにあたり、不安は尽きませんよね。そこでここでは転職を考える55歳からよくある質問にお答えします。
・55歳で転職は遅い?厳しい?
・転職できるのは35歳までって本当?
・55歳未満で異業種に転職できる?
・55歳女性でも問題なく転職できる?
・55歳からの転職に伴うリスクは?
・上司や同僚が年下になる場合もある?
・55歳での転職が多い職種は?
・55歳転職で資格・スキルなしは厳しい?
・55歳転職で年収は上がる?下がる?
・55歳転職で正社員は目指せる?
・55歳転職でドライバーは目指せる?
・55歳公務員でも転職は可能?
・55歳で資格・スキルなしでも転職できる?
・55歳で2回目や3回目の転職は印象が悪い?
・すぐに転職する訳ではないけど転職エージェントに登録しても大丈夫?
55歳転職は遅い?厳しい?
55歳の転職は可能ですが、30代や40代などの年代に比べると厳しいでしょう。55歳というと、定年まであとわずか10年。健康面や新しい環境、仕事への適応能力が年齢とともに低下していることが不安視されます。一方、年下の世代は今後のキャリアを期待されるため採用されやすく、55歳の人と年下の世代が同時期に応募した場合、55歳の人が採用される確率は低いです。また、55歳で応募可能な求人が少ないため、転職活動が長期化するリスクもあります。転職先での実績や経験がないことから、現職より給料は下がる可能性が高いことも頭に入れておきましょう。
転職できるのは35歳までって本当?
55歳でも転職は可能です。しかし、企業は成長が期待できる若手を求める傾向にあるため、35歳と比べると転職が難しいのは否めません。とはいえ55歳は35歳に比べ、経験値やマネジメント能力で勝っています。熟練したスキルをアピールできれば、即戦力としての採用も期待できるでしょう。
55歳未経験で異業種に転職できる
55歳の人材は高いスキルや経験が「即戦力」として求められます。そのため、未経験求人は20代、30代に比べると格段に少ないのが現状です。特に専門的な知識やスキルが必要な職種では採用されにくい傾向にありますので業種選びは慎重に行いましょう。なお、55歳で未経験でも転職しやすい業種は下記のとおり。
・タクシー業界
・介護・福祉業界
・運輸・倉庫業界
・ビルメンテナンス業界(清掃)
上記は資格がいらなかったり、人手不足の業種です。専門知識は仕事の中で覚えていけるので、採用されやすい傾向にあります。未経験業種に挑戦したい人は、自分のスキルや経験を活かせそうな業界をよく吟味してくださいね。
55歳女性でも問題なく転職できる?
子育てなどのライフイベントが落ち着いていることの多い55歳女性は、時間の融通が利きやすい点から採用されやすい傾向にあります。女性の強みが生かせる、または女性向けの業界・職種がおすすめです。
・コールセンタースタッフ
・介護補助
・保育スタッフ
・調理補助
上記は、女性から人気の高い職種になります。興味がある職種がある方は、ぜひ一度挑戦してみてください。
55歳からの転職に伴うリスクは?
55歳での転職に伴うリスクは次のとおり。
・年収が下がる可能性が高い
・転職活動が長期化しやすい
・正社員ではなく非正規雇用になる可能性もある
今までの働いてきた期間よりも、定年までの期間が長い55歳という年齢層は、企業側から敬遠されやすい傾向にあります。そのため、この歳ならではの経験や実績から自分が企業に貢献できることをアピールすることが重要です。
上司や同僚が年下になる場合もある?
55歳という年齢において、上司と同僚が年下になる可能性は高いです。新しい企業で1からのスタートとなるため、自分はあくまでも新入社員。同僚や上司に対し、謙虚な態度で接しないと働きづらくなる可能性もあるので注意しましょう。また、過去のマネジメント経験をそのまま活かそうと、強引に事を運ぶのは控えてください。会社ごとに仕事の進め方や在り方は違うため、強気な態度で進めてしまうと、反感を呼ぶ可能性があります。
55歳での転職が多い職種は?
55歳の転職先として多い職種は次の通り。
・ドライバー
・介護・福祉
・倉庫業
・清掃 など
資格や専門的な知識が不要な職種に転職する人が多い傾向にあります。未経験でも採用されやすく、慢性的な人手不足に悩まされている職種でもあるため、興味のある方はぜひ求人を探してみてくださいね。
55歳転職で資格・スキルなしは厳しい?
職種を選ばなければ55歳でも資格・スキルなしで転職ができます。しかしその場合は年収が下がる可能性が高いことを理解しておきましょう。年収を下げずに転職をしたい場合は、即戦力となれる同業種での転職がおすすめです。
55歳転職で年収は上がる?下がる?
50代で転職すると、40%の割合で年収が下がるという統計結果があります。
増加した | 変わらない | 減少した | |
50~54歳 | 32.0% | 32.9% | 34.1% |
55~59歳 | 20.5% | 30.1% | 48.8% |
そのため、年収が下がることをある程度念頭に置いて転職活動を行う必要があります。とはいえ、ポイントをおさえ、自分の経験やスキルを活かせる企業を見つけられれば、収入を下げずに満足のいく転職が実現できるでしょう。
55歳転職で正社員は目指せる?
出典:50代から厳しくなる中高年の転職。好転させるポイントはこだわりを捨てること?|ミドルシニアマガジン
55歳の転職では、雇用形態にこだわらない方が転職しやすいです。上のグラフを見ると、55歳の中途採用での正社員雇用率は、40代に比べて50代は半数近くまで下がっています。55歳の転職は求人数が少なく、雇用形態まで絞ってしまうとさらに選択肢が狭まるため、まずは非正規雇用も視野にいれて検討した方がスムーズな転職が可能でしょう。正社員雇用制度などで非正規雇用から正社員にキャリアアップできる可能性も十分あるので、広い視野で検索してみてくださいね。
55歳転職でドライバーは目指せる?
運送業界も多くの50代が活躍しています。運転免許があれば採用されやすいですが、重たい荷物を運んだり長時間の運転など肉体的負担が多い職種のため体力に自信がなかったり、健康面に不安のある方は注意が必要です。ちなみに、ドライバーと一概に言っても、さまざまな種類があります。
タクシードライバー
第二種運転免許を取得すれば、タクシードライバーになることが可能です。会社によっては免許取得制度を導入しているところもあるので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。
バスドライバー
早朝、日中、深夜の3タイプで、労働時間は8~12時間労働です。残業はほとんどありません。「多くの人を乗せて走る=命を預かる」ことになるほか、時間も正確に守る必要があるため責任のあるお仕事です。地域密着型なので、人と接することが好きな方にはきっとやりがいのある仕事になるでしょう。
配送ドライバー
配送ドライバーは、主に小型トラックで運送会社や配送センターから目的地まで荷物を運ぶお仕事です。お客様から依頼があれば集荷に行くこともあります。
特殊ドライバー
特殊ドライバーが扱う車は、トレーラー、タンクローリー、ミキサー車、ダンプカーなどがあります。普通車とは違うレベルの運転技術が求められるため、大型車運転免許や輸送する車両に応じた免許が必要です。このようにドライバーと一口に言ってもさまざまな種類があるので、自分に合ったものはなにか、よく吟味して選びましょう。
55歳公務員でも転職は可能?
55歳でも公務員に転職することは可能です。若い人が公務員を目指すイメージを持たれやすいですが、社会人経験者を採用する働きが活発になっている傾向があります。近年では、経験者枠の拡大と共に受験資格の上限を59歳まで引き上げる自治体も増えてきています。安定や働きやすさを求める方々から、地域を活性化させたい、などやりがいを求めて目指す方も増えてきているので、興味がある方はぜひ公務員試験に挑戦してみてください。
55歳で資格・スキルなしでも転職できる?
資格やスキルがなくても転職できますが、リスクがあることは念頭に置いて転職活動を行いましょう。コミュニケーション能力やマネジメントスキルなど、55歳だからこそ活かすことのできるスキルを面接や履歴書でアピールできるといいですよ。
55歳で2回目や3回目の転職は印象が悪い?
55歳にもなると転職経験者が半数以上もいるため、数回の転職経験で印象が悪くなることはないでしょう。どちらかと言うと、退職理由やこれまでの経歴の方が重要視されます。毎回3年未満で転職していたり、10回以上の転職経験がある場合は、忍耐力がない・適応能力がないと印象が悪くなる恐れがあります。上記に当てはまる場合は、企業が納得する転職理由と転職に応じて身に着けたスキルをアピールしてくださいね。
すぐに転職する訳ではないけど転職エージェントに登録しても大丈夫?
問題ありません。むしろ転職エージェントを登録する人のほとんどは、転職を迷っている人です。今すぐではないけど転職を視野に入れている、といった人が多いのでご安心ください。また、登録したからといって必ずすぐに転職活動を行わなければならないわけではありません。転職エージェントとの対話などで自分の市場価値がわかり、その後の行動につながることもあります。転職エージェントに登録することで求人情報の閲覧や企業の情報収集などができるので、転職を視野に入れている人は早めに登録するのがおすすめです。
最後に
55歳でも、転職活動を成功させることは可能です。よりスムーズに転職活動を成功させるためには、次のポイントを意識しましょう。
・仕事を続けながら転職活動を進める
・これまでの経験やスキルが生きる職種を選ぶ
・転職の話は社内では内緒にする
・自己分析を徹底的に行う
・自身の市場価値を正確に把握する
・転職エージェントを活用する
また、55歳未経験でもドライバーや警備員など、転職しやすい職種はたくさんあるため、未経験の業界にチャレンジしてみたいという方はぜひ視野に入れてみて下さいね。55歳は体力や健康面での不安はありますが、これまで生きてきた中に経験や知識がたくさん詰まっています。客観的に自分を見つめなおし、自分だけのスキルや強みをみつけてください。「自分のスキルや強みをなかなか見つけられない…」という方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントでは、自己分析のサポートはもちろん、転職のプロが豊富な非公開求人の中からあなたに合った求人を紹介してくれますよ。より効率的に転職活動を進めたい!という方は、転職エージェントと転職サイトの併用もおすすめです。ちなみに、55歳におすすめの転職エージェントと転職サイトは次の通りです。
<55歳の転職におすすめな転職エージェント>
・転職支援実績No.1!リクルートエージェント
・転職者満足度No.1:dodaエージェント
・中高年の転職に特化:マイナビミドルシニア
・アフターフォローも抜群:パソナキャリア
・キャリアアップを目指せる:JACリクルートメント
<55歳の転職におすすめな転職サイト>
・ハイクラス転職に特化:リクルートダイレクトスカウト
・ヘッドハンターによる上質なサポート:ビズリーチ
・キャリアコーチングが受けられる:doda X
定年間近で最後の転職になる可能性のある55歳。悔いの残らないように、ぜひ当記事を参考にしてみてくださいね。
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