研究所について

研究所概要

  • 名称:

    みらいワークス総合研究所
    Mirai Works Research Institute(MWRI)

  • 設置:

    2022年7月

  • 所長:

    岡本祥治

  • 所在地:

    〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-13 Prime Terrace KAMIYACHO 2F

  • 活動内容:

    プロフェッショナル人材の働き方・キャリア形成に関する研究

    企業の新規事業やリスキリング、外部人材活用に関する研究

    各種調査分析・情報収集

    出版・広報

  • 連絡先:

    mirai_inst@mirai-works.co.jp

ミッション・ビジョン

みらいワークス総合研究所 ミッション・ビジョン

みらいワークス総合研究所 ミッション・ビジョン

所長メッセージ

みらいワークス総合研究所 所長 岡本 祥治

みらいワークス総合研究所 所長岡本 祥治Nagaharu Okamoto

1976年生まれ、慶應義塾大学理工学部卒。アクセンチュア、ベンチャー企業を経て、47都道府県を旅する過程で「日本を元気にしたいという思いが強くなり、起業を決意。2012年、みらいワークスを設立し、2017年に東証マザーズ(現・東証グロース)上場を果たす。

『みらいワークス総合研究所』を運営する株式会社みらいワークスは、「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」をミッション、「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する」をビジョンに掲げ、人生100年時代に、プロフェッショナル人材が、「独立、起業、副業、正社員」といった働き方や働く場所、働く目的に縛られない挑戦の機会提供とその挑戦の支援を行うための事業を展開しています。

2022年7月に、プロフェッショナル人材の働き方やキャリアに関する調査・研究機関『みらいワークス総合研究所』を立ち上げ、メディア『CAREER Knock 』にて、プロフェッショナル人材の働き方やキャリア形成についての情報を提供してきました。

同時に、フリーランスや副業といった外部プロフェッショナル人材を活用する企業についての調査・研究も行い、情報を提供していく中で、企業の経営者や人事部、事業部の方より「これらのノウハウや事例をもっと知りたい」といった声を多くいただく機会が増えました。

また、昨今、オープンイノベーションやリスキリングに関するお問い合わせや引き合いも増えていることから、このたび、『みらいワークス総合研究所』にて、外部人材活用や新規事業、リスキリングに関する調査・研究、情報を提供していく事としました。

現在、みらいワークスに登録いただいているプロフェッショナル人材は8万名を越えました。国内最大級のプロフェッショナル人材のためのプラットフォームとして、多くのプロフェッショナル人材の働き方や、企業でのプロフェッショナル人材の採用・活用を見てきた知見をもって、フラットな目線で「本当に必要とされる情報」を提供していきたいと思っております。

「本当に必要とされる情報」を提供するためには、われわれが欲しい情報を提供するのではなく、読者の目線で調査・研究をした情報を提供する必要があります。

読者は、新しい働き方を実践したり、新規事業、リスキリング等、かつてないものを創る「挑戦者」です。

つまり、読者の目線で活動するには、みらいワークス総合研究所に携わる編集者、記者、執筆者、われわれ自身も「挑戦者」である必要があります。われわれ自身も「挑戦者」であり続け、企画する内容、集める情報、発信する情報と、10年先、20年先を見据えた、読者のために役立つ情報を発信していきたいと考えています。

【フリーランスエンジニアきつい】甘くない現実も含めて内情を解説!

CAREER Knock編集部 CAREER Knock編集部

2024.7.14 Column

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フリーランスエンジニアが「きつい」といわれる理由

フリーランスエンジニア】は、時間的・場所的な制限がなく自由度が高い分、「きつい」「しんどい」というネガティブなイメージももたれています。ここからは、フリーランスエンジニアがなぜ「きつい」といわれるのかその理由を解説していきます。

収入が安定しない

企業に属さないフリーランスは、毎月決められた額の給料をもらうのではなく業務委託料などの行った仕事に対する報酬をもらうシステムになっています。そのため、毎月の収入は案件の単科や案件量によって大きく変化してしまい、安定しない傾向にあります。また、開発などの案件に参入しても1〜3か月間で終了してしまうことが多く、契約が短期で終了してしまい収入が減ってしまうこともあります。収入を安定させるためには、案件稼働中に次の案件を獲得していく必要があります。案件を連続して獲得していくためには、【フリーランスエージェント】を活用するとよいでしょう。

景気変動に弱い

先程紹介した通り、フリーランスエンジニアは収入が安定しないのにくわえて、社会の景気変動にも大きく影響を受けます。例えば、日本経済が停滞することで、エンジニアを新たに投資して、案件を展開していく企業が減少するとフリーランスエンジニアの案件数も比例して減少します。また、関わっている企業の業績が悪化してしまうと、雇用している社内エンジニアより先にフリーランスエンジニアが解雇されてしまうケースもあります。外的環境の影響を受けやすい点も理由の一つにあります。

スキルが伸びづらい

フリーランスエンジニアは、今現在あるスキルを使って案件を獲得し、貢献していきます。そのため、稼働中に自身のスキルを伸ばしづらいといえます。フリーランスとして活躍する中でも、スキルを伸ばしていくためには、自分自身で主体的に学び続ける必要があります。エンジニアとしてのスキルを身に付ける方法としては、専門スクールに通うことやオンライン講座の利用、本などの座学で学ぶなどの多様な種類があります。自分に最適な方法を探すことで、無理なく継続することができます。

マネジメント能力がつかない

フリーランスエンジニアは、基本的に社内エンジニアやマネージャーから指示を受けて動いていきます。そのため、自身のマネジメント能力を身に付けることは難しい立場にあります。しかし、エンジニアとしての経験が豊富になり、実績も増えていくとマネジメント側の案件のオファーがくる可能性もあります。そのような案件であれば、まだ実績や経験が少ない社内エンジニア、他のフリーランスエンジニアなどをまとめて案件全体のマネジメントをしていくことができます。現在、マネジメントを行えるエンジニアを必要としている企業は多いため、マネジメントの実績があることで大いに役立つでしょう。

仕事の獲得に苦労する

先程、案件・仕事を継続的に獲得していかないと収入が安定しないと説明しましたが、前提として仕事を獲得し続けることは容易ではありません。その理由として、フリーランスエンジニアは自ら案件を探して、応募し案件を獲得しなければならないためです。これまでの人脈や関係者からの紹介などもありますが、数多くはありません。そこで、フリーランスエンジニア専用のエージェントを利用することをおすすめします。エージェントを利用することで、豊富な種類から適切な案件を紹介してくれるだけではなく、トラブルがあった時にもサポートしてくれます。おすすめのエージェントについては、下で詳しく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

フリーランスエンジニアが飽和しつつある

現在、働き方が多様化しているため、以前よりもフリーランスとして働く人が増加しています。場所や時間の制限なく働けるメリットからフリーランスとなる人が多くなっていることで、ライバルも増加しています。そのため、高単価や好条件などの人気案件がさらに獲得しづらくなり、思い通りの働き方ができない可能性が大きいです。さらに、IT業界はスキルや実績がないとうまく活躍していくことが特に難しい業界であるため、注意が必要です。

社会的信用が低い

収入が不安定なフリーランスエンジニアは、社会人と比較して社会的信用は低いといえます。例えば、住宅ローンを契約しようとしても審査が通らなかったり、クレジットカードを発行しようとしても限度額が低かったりという不便が生じる可能性があります。日常生活における不便が増加することで、フリーランスとして働くのを「きつい」と感じてしまうかもしれません。

フリーランスエージェントのメリット

先程紹介した通り、フリーランスエンジニアはマイナスなイメージをもたれることも多くあります。しかし、専用のエージェントを利用することで、多くの課題を解決することができます。ここからは、フリーランスエージェントのメリットを5つ紹介していきます。

仕事選びの幅が広がる

フリーランスエンジニアは、自分自身で仕事を獲得していかなければなりません。自身の力や人脈のみで案件を獲得していくのには限界がありますが、専用のエージェントを活用することで、幅広い案件を紹介してもらうことができます。エージェントは、IT業界をはじめとした多くの企業とのコネクションがあったり、これまでの経験やノウハウが豊富なことから数多くの案件を所有しています。案件の数が多ければ、好条件や自身の条件に合う案件に出会える確率も高まります。多様な種類から案件を検討したい方には、特におすすめです。

単価の高い案件が受注できる

フリーランスエージェントは、豊富な案件を所有しているだけではなく、単価の高い案件も多く所有しています。高単価の案件が獲得できれば、先程解説したフリーランスエンジニアのネガティブな側面である「収入が不安定」を解決することができます。高単価な案件は、人気が高いため、自分自身の力のみで獲得しようとしても難しい場合が多いです。その際、専用のエージェントを活用することがおすすめです。

営業に時間を取られず本業に集中できる

エンジニアが関わる案件は、営業をして獲得していくのが基本です。特に、フリーランスエンジニアは自分自身で案件を獲得していかなければならないため、営業時間が多く必要です。自力で活動していると案件を獲得するための営業に多くの時間を要してしまいますが、専用のエージェントを利用することで、その時間を削減して本業に集中することができます。自分自身で営業をしていくことに自信がない方や構築や開発などの本業に注力したい方は、フリーランスエージェントが特におすすめです。

事務・入金など手続きのサポートがある

フリーランスエンジニア専用のエージェントを利用することで、事務・入金などの雑務をサポートしてもらえます。企業との契約関連や給料の支払い、トラブルが発生した際のサポートを専門のスタッフが担当してくれることで、バックのサポートに不安があるフリーランスエンジニアであっても安心して稼働することができます。サポートの内容やサポート範囲はエージェントによって大きく異なるため、自分に最適なエージェントはどれか下の内容を参考に検討してみてください。

キャリアプランを相談できる

先程と同じくフリーランスエンジニア専用のエージェントを利用することで、専門のスタッフにキャリアプランを相談することもできます。フリーランスエンジニアは、自由度が高い分、孤独になりやすい傾向にあります。孤独を感じてしまうと、目標や目的を見失ってしまいモチベーションが下がってしまうことがあります。しかし、エージェントを利用することで、知識も実績も豊富なスタッフにキャリアプランなどを気軽に相談することができます。長期的にモチベーションを保ちながら働き続けるには、エージェントをうまく活用すると良いでしょう。

フリーランスエージェントのデメリット

反対に、フリーランスエージェントのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、3つをご紹介します。

自由度が制限される

フリーランスエージェントは、サイトや運営企業によって扱っている案件の種類や内容に傾向が異なる場合があります。さらに、完全に一人で活動する場合と比較して、関わるスタッフや運営上のルールなどによって制限が設けられる場合もあります。そのような点から、自由度が制限されてしまう可能性があります。しかし、エージェントはあくまでエンジニア本人をサポートする役割であるため、自身の意向や考えと合わない場合には、意見をして全く問題はありません。気になる点や不安な点がある場合には、適宜相談しておくことでトラブルを防ぐことができます。

直接案件を獲得するよりも収益性が下がる

フリーランスエージェントを利用すると、仲介手数料としてお金が差し引かれます。そのため、直接案件を獲得するよりも収入は減少し、収益性は低下してしまいます。手数料の金額などはエージェントによって大きく異なるため事前に確認しておきましょう。さらに、収入面で不安がある方は、保証サービスなどがあるエージェントを選択すると良いでしょう。それぞれのエージェントの詳細については、以下で解説しています。

登録の手間がかかる

エージェントに登録するには、事前の申し込みから条件や現状の確認のためのヒアリングなどの手続きが必要不可欠です。それらの手続きが煩雑に感じる方にとっては、デメリットといえるでしょう。しかし、現在、多くのエージェントでオンラインで簡単に申請できたり、AIチャットで気軽に相談できたりするサービスがあるため、手間の削減は進められています。

フリーランスエージェント利用の注意点

ここまでフリーランスエージェントのメリット・デメリットを解説してきましたが、ここからは実際に利用する際の注意点を解説していきます。利用開始する前に、ぜひご確認ください。

年齢の壁がある

案件によっては、年齢制限を設けている場合があります。さらに、エージェントによっては、ターゲットとなっている年齢層が異なることもあります。例えば、初心者や20代向けのエージェントや実績が豊富な方向けのもの、40代・50代向けのものなどがあります。ターゲットとなっている年齢が明確の場合は、案件もこの年齢に沿ったものが多いため、ミスマッチが発生してしまいます。案件や利用するエージェントを検討する際には、年齢制限がないかやターゲット層が合っているかを確認しておくと良いでしょう。

利用できるエリアが限定される

掲載されている案件のエリアが限定されていたり、特定のエリアで活躍しているフリーランスエンジニア向けのエージェントも存在しています。直接、クライアント企業のオフィスで稼働しなければならない場合には、大きな負担となるため事前に確認しておきましょう。しかし、現在はオンラインや在宅で参入できる案件も増加しているため、エリアに限定されない働き方も可能になっています。

担当によって対応に差が出ることがある

フリーランスエージェントに所属しているスタッフやアドバイザーは、適切な基準をクリアし実績も豊富な方ですが、どうしても対応に差は出てきてしまいます。チャットでの返信スピードやどれだけ親身になって聞いてくれるかなどは、個人差があります。そのため、担当スタッフの変更を申請できるシステムなのかやどのような方が所属しているのかは、事前にお問い合わせすると良いでしょう。

フリーランスエージェントを使わないほうが良い人の特徴

人によっては、フリーランスエージェントを利用しない方が効率的な方もいます。一体、どのような方は、利用しないほうがよいのでしょうか。

中間マージンを抜かれたくない

先程紹介した通り、フリーランスエージェントを利用すると必ず仲介手数料として中間マージンを引かれます。そのため、案件による収入を全て得たい方には、エージェントはおすすめできません。自身の力のみで案件の獲得から収益を得るまでを行いたい方は、中間マージンが引かれるフリーランスエージェントは合っていないといえるでしょう。しかし、安定して案件に参入できなければ総合的な収入は増加しないため、自力だとかえって収益性が低下する可能性がある点には注意が必要です。

自分で案件を獲得できる

フリーランスエージェントを利用するメリットの一つとして、豊富な案件の中から最適なものを紹介してくれる点があります。しかし、既に多くの企業や人との繋がりがあり継続して案件を紹介してもらえる方や営業などが得意で自ら開拓していける方には、フリーランスエージェントは合わないといえるでしょう。しかし、継続的に案件を獲得していくことは簡単ではないため、安定的かつ継続的に案件を獲得して活動したい場合には、エージェントがおすすめです。

1日でも早く稼働したい

フリーランスエージェントを利用すると、初めの諸手続きからヒアリング、案件の紹介、参入まで一定の期間が必要です。そのため、少しでも早く稼働したい方には、エージェントは合っていないかもしれません。しかし、現在は簡単に手続きが終えられるようになったり、最短数日で稼働可能なエージェントが増加していたりと進化を続けているため、本当に必要ないかよく検討してみてください。

フリーランスエージェントを使ったほうが良い人の特徴

反対に、フリーランスエージェントを積極的に活用したほうがいい方はどのような特徴があるのでしょうか。

営業の工数を省きたい

コミュニケーションや積極性に不安があり営業に苦手意識がある方や営業ではなく本業に集中したい方には、フリーランスエージェントは最適です。フリーランスとして活躍していくには、自ら案件を獲得する営業が必要不可欠といわれていますが、エージェントを活用することで専門のスタッフが案件を紹介してくれるため、営業を省くことができます。さらに、エージェントには他の求人サイトには掲載されていないような独自の案件を所有している場合もあります。そのような案件はエージェントを活用しないと知ることすらもできません。

収入を安定させたい

フリーランスエージェントには、豊富な案件があるため継続的に案件を紹介してくれます。さらに、一般的な求人サイトに掲載されているものよりもより単価が高く好条件のものも多く含まれています。それらの案件に参入できれば、フリーランスエンジニアであっても収入を安定させることができます。フリーランスエンジニアとして活躍したいものの収入面に不安を感じている方には、特におすすめです。

相談できる相手がほしい

フリーランスエージェントには、その分野専門のスタッフやアドバイザーが多く所属しています。サービスを利用開始した際に、現状や目標をヒアリングしてくれるところから案件の紹介までの段階で、気軽に相談することができます。さらに、稼働中に何らかのトラブルが発生した場合にも相談しサポートしてもらえます。一人で全てを責任もって行うことに不安がある方には、おすすめです。

利用をおすすめしないフリーランスエージェントの特徴

案件数が少ない

フリーランスエージェントの大きなメリットとして、安定して案件を紹介してくれ収入が安定することです。そのため、エージェントが所有している案件自体の数が少ないと、利用する価値が減ってしまいます。本登録する前に、そのエージェントがどれくらいの案件数を所有し、所有している案件にはどのような傾向・特徴があるのかを確認しておきましょう。その食い違いが起きてしまうと、利用してから「想像していたものと違った」や「お金を払っているのに結果がでない」などといった事態が発生してしまいます。

担当者の対応が悪い

先程、担当者によって対応の差がある点はフリーランスエージェントを利用する際に注意が必要と解説しました。しかし、担当者の対応が常に悪い場合や悪い旨を伝えても担当の変更や改善といった行動がみられないエージェントはおすすめしません。担当者は、案件の紹介から面接などの稼働までのサポート、稼働中にトラブルが発生した場合のサポートなどにおいて一番近い存在といえます。そのため、担当者の対応が悪かったり、自分自身と合わなかったりすると良い結果は得られないでしょう。

口コミ・評判が良くない

実際に利用している方や利用していた方からの口コミ・評判が良くないエージェントはおすすめしません。公式サイトなどでは、基本的に良い部分や特徴のみ記載されているため、実際に利用してみると想像していたものと違ったという事態が発生する可能性があります。そこで、実際に利用している方の口コミ・評判は、そのエージェントの良い部分と悪い部分の双方を知ることができ、リアルを把握できます。特に、利用していて既に退会された方の口コミ・評判は、退会した理由や原因が分かるため確認しておくとよいでしょう。

フリーランスエージェントを使わないで案件を獲得する方法

フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法は、エージェントを利用する以外にもいくつかあります。その中から、今回は3つ紹介します。

クラウドソーシングを利用する

そもそも、クラウドソーシングとは、企業がインターネット上で不特定多数の人に対して業務を発注するシステムのことです。クラウドソーシングは、アウトソーシングの一種ですが、不特定の個人に対して依頼するという違いがあります。クラウドソーシングを行っている専用サイトは、いくつかあり、案件の量や付随サービスによって異なります。特に、初心者の方には「ランサーズ」や「クラウドワークス」がおすすめです。クラウドソーシングを利用することで、フリーランスエンジニアもインターネット上で案件を獲得することができます。

知人から紹介してもらう

現在の知り合いや人脈を活用することで、案件を獲得することもできます。具体的には、フリーランスエンジニアとして働き始める前に、IT業界などで働いていた経験がある方は、前職の関係者や取引先などから紹介してもらうことが可能でしょう。また、周囲に同じようにフリーランスエンジニアとして活躍している方がいれば、この方の知人を紹介してもらうことも案件獲得に繋がるでしょう。しかし、知り合いの数にも限界があったり、知り合いがいても案件を紹介してくれるとはかぎらなかったりと多くの課題があります。

SNSを活用する

現在は、X(旧Twitter)やInstagramをはじめとしたSNSが世界的に発達しています。そのため、SNSをうまく活用することでも案件獲得に繋がります。具体的には、SNSでエンジニア関連の発信をし知名度を上げることで直接案件を紹介してもらったり、SNSで発信している企業に直接問い合わせをしてみたりなどがあります。また、SNSを通じて同業者の知り合いと繋がることもできるため、フリーランスエンジニアとして働く中での仲間をつくることもできます。

フリーランスエージェント利用の流れ

実際に、フリーランスエージェントを利用しようとなった場合、どのような手続きが必要でしょうか。
ここからは、実際に利用開始するまでの流れを解説していきます。

登録する

まずは、自身の目的や求めるサービスに最適なエージェントを選択し、登録します。登録は、通常、公式サイトから行えます。登録に必要な情報や方法は、エージェントによって異なるため登録したいエージェントのサイトから確認してください。現在は、より簡単に登録が行えるように進化をしており、面倒な手続きは省くことができます。

カウンセリング・面談

登録後、公式からメールなどで連絡がきます。その後は、担当のスタッフやアドバイザーとカウンセリング・面談を行います。ここでは、現在のスキルやレベル、目標や目的、理想の働き方などを確認します。あなた自身をしっかりと理解し把握してもらうことで、最適なサポートができるためカウンセリング・面談はとても重要です。また、エージェント側はここで把握した情報をもとに、サポートする担当者や紹介する案件を検討します。

案件の紹介

カウンセリング・面談が終了した後は、実際に案件の紹介にはいります。エージェントが所有している豊富な案件や他の求人サイトには掲載されていないような独自の案件から、条件や適正にあった案件を紹介してくれます。紹介してもらった案件に実際に参画できるまでのサポートもしてくれます。企業とのやりとりや稼働するまでに必要な情報の共有、事前の知識・スキル確認などの手厚いサポートも受けられるため心配する必要はありません。

案件参画・サポート

最後は、紹介してもらった案件に参画をし稼働をしていきます。フリーランスエージェントは、稼働中のトラブルにも対応してくれます。企業とのトラブルや事前に把握していた情報との食い違いなどが生じてしまった場合にも、担当者に気軽に相談しサポートしてもらえます。案件の稼働が終了した後は、再度案件の紹介に戻り、繰り返していきます。

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント

ミッドワークス

ミッドワークスは、ITフリーランスエンジニア専用のエージェントです。ミッドワークスの特徴は、大きく2つあります。1つ目は、所有している案件の豊富さです。常時10,000件以上の案件を保有しており、JavaやPHP、Rubyなどの取り扱い言語も多数あります。また、所有している案件の80%以上が非公開案件となっており、他のエージェントや求人サイトには掲載されていないようなレアな案件も多くあります。2つ目の特徴は、短期間で案件に参画可能な点です。先程、エージェントを利用することで案件参画までに時間を要する可能性があると解説しました。しかし、ミッドワークスであれば、最短1日で案件に参画することができます。できるだけ早く案件に参画したい方には、特におすすめです。

テックストック

テックストックは、フリーランスエンジニア専用のエージェントです。テックストックの特徴を2つ紹介します。1つ目は、高収入を得やすいということです。コンサルティング企業としての実績と信頼があるため、直接発注することで実現する月80万円以上の高単価案件も多数あります。テックストックを利用した方の平均年収は、935万円と平均と比較してかなり高い水準となっています。高い収入がほしい方や収入を安定させたい方には、特におすすめです。2つ目は、サービス利用料が完全無料であることです。多くのエージェントは、利用料がかかりますが、テックストックは、登録から案件紹介まで完全無料で利用することができます。さらに、何度利用しても無料となっています。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT領域で人材紹介を行っているレバテックのフリーランスに特化したエージェントです。レバテックフリーランスの特徴を2つ紹介します。1つ目は、参画案件の再契約率が93%であることです。一度案件に参画した方の90%超えが、再契約をして継続して稼働しています。つまり、案件を連続して獲得することができ、収入が安定します。2つ目は、収入見込みを簡単に確認できることです。レバテックフリーランスの公式サイトでは、扱う言語や継続年数を記入するだけで、期待できる収入見込みを算出してくれます。さらに、継続した場合にどれだけ収入が伸びるかも計算してくれます。フリーランスとして活躍していきたいけど、収入面に不安がある方は、気軽に利用してみましょう。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT起業家やフリーランスをサポートするためのエージェントです。ITプロパートナーズの特徴を2つ紹介します。1つ目は、週2日からでも働ける案件が豊富な点です。その他の多くの案件は、週5日のフル稼働が条件の場合が多くあります。しかし、ITプロパートナーズが所有している案件には、週2・3日の稼働でも可能なものが多くあります。そのため、家庭や他の仕事と両立させたい方には、特におすすめです。2つ目は、スタートアップ企業・ベンチャー企業の案件が豊富な点です。大手企業の案件だけではなく、トレンドの技術が求められ、活用できる案件が多数あります。最先端技術を用いて、活躍したい方には、特におすすめです。

Bizlink

Bizlinkは、IT業界における人材問題の解決を目指す企業が運営しているフリーランス専用のエージェントです。特徴の1つ目は、運営企業からIT業界の人材に特化している点です。このエージェントを運営している企業が、IT業界の人材に特化しているため、豊富なノウハウや知識があります。これらを活かした包括的なサポートを受けることができます。2つ目は、フルリモート案件が豊富な点です。案件の参画から終了までを一貫してリモートで行えるため、自宅や好きな場所で働くことができます。地方などに住んでいて都心での稼働が難しい場合や環境に縛られることなく働きたい方には、最適なエージェントといえるでしょう。

FREE-DA

FREE-DAは、フリーランス初心者の方から既に活躍している方まで幅広いレベルに対応している専用のエージェントです。FREE-DAの特徴を2つ紹介します。1つ目は、コンサルタントがマンツーマンでサポートしてくれる点です。フリーランスエンジニア一人ひとりにコンサルタントが付き、カウンセリングから契約後のフォローまでを一貫して担当してくれます。さらに、案件に関する相談だけではなく、フリーランスとしての今後のキャリアについても相談することができます。孤独感を感じやすいフリーランスにとっては、信頼できる相談相手を得ることができます。2つ目は、取引企業が1,700社を超えている点です。取引企業の数は業界屈指を誇っており、多くの企業から信頼されているエージェントだとわかります。その分、案件の種類や内容の幅広さも特徴的です。

テクフリ

テクフリは、エンジニアやフリーランスエンジニア向けの求人サイトです。テクフリの特徴を2つ紹介します。1つ目は、条件を細かく指定して案件の検索ができる点です。テクフリの公式サイトでは、現在募集している案件を検索できますが、その際にスキルや単価、案件の特徴などの細かな条件を指定して検索することができます。そのことで、自身の希望する条件と最もマッチした案件を簡単に見つけることができます。2つ目は、業界初のITフリーランス専用の休業補償保険がある点です。福利厚生の一環として、休業して万が一働けなくなった場合に、一定の収入を保証してくれるサービスを提供しています。福利厚生に不安を感じるフリーランスエンジニアは多くいますが、テクフリであれば安心できるでしょう。

フリエン

フリエンは、フリーランスエンジニア向けの案件紹介を行っているエージェントです。フリエンの特徴を2つ紹介します。1つ目は、幅広いレベルに対応している点です。フリエンの中でも3つの種類にサービスが分かれており、自身のレベルに応じて柔軟に選択することができます。具体的には、未経験からエンジニアへ転職したい方向けのフリエン転職・エンジニア経験が2年以上ある方向けのフリエン・スキルに自信のある方向けのチョクフリの3つです。2つ目は、全体の45%が高単価案件である点です。フリエンには、30,000件以上の案件があり、その半数近くが高単価案件になっています。実際、平均単価は72万円で、最高単価は180万円にものぼります。高単価案件を確実に獲得したい方には、特におすすめです。

フューチャリズム

フューチャリズムは、ITエンジニアに最適な案件をマッチングさせる専用のエージェントです。フューチャリズムの特徴を2つ紹介します。1つ目は、長期的な視点でのサポートを受けられる点です。フューチャリズムの方針として、貯金で活躍できるエンジニアを目指すのではなく、淘汰されるリスクを極限まで減らした長期的に活躍できるエンジニアの育成があります。そのため、単に案件を紹介するのではなく、長期的なビジョンやキャリアに沿った案件を紹介し、中長期的な需要に対応できるような人材の創出を行っています。2つ目は、登録エンジニア数が8,000人を超えている点です。業界トップクラスの人数が登録していることは、強く信頼されているエージェントだとわかります。

Remogu

Remoguは、その名の通り、リモートの案件を中心に扱っているフリーランスエンジニア向けのエージェントです。Remoguの特徴を2つ紹介します。1つ目は、地方に住んでいるエンジニアでも安心して利用できる点です。登録後のヒアリングから案件参画、案件の稼働までの全ての工程をリモートで行うことができます。そのため、地方に住んでいて移動が難しい場合や、夜に家で作業したい場合には、特におすすめです。2つ目は、運営母体がプライムSIである点です。通常の人材紹介企業や派遣会社とは異なり、システム開発の知識やお客様の目利き能力などにおいて専門性を発揮しています。専門性の高いサービスを受けたい方には、特におすすめです。

PE-BANK

PE-BANKは、ITフリーランスを東京・名古屋・大阪などの国内12拠点から支援しているエージェントです。PE-BANKの特徴を2つ紹介します。1つ目は、教育サービスが手厚いことです。既にフリーランスエンジニアとして活躍している方だけではなく、未経験からエンジニアを目指している方であっても教育サービスをしっかりと受けられるため安心して利用することができます。具体的には、検定取得支援やスキルアップを目的としたセミナー受講支援などを行っています。2つ目は、確定申告などの業務もサポートしてくれる点です。フリーランスエンジニアは、個人事業主のため、個人で確定申告を行う必要があります。しかし、確定申告などの事務作業は、複雑で慣れるまでは非常に大変かつ煩雑な作業です。しかし、PE-BANKであれば、これらの作業も知識のあるスタッフがアドバイスしてくれるため、簡単に終えることができます。

ギークスジョブ

ギークスジョブは、ITフリーランスエンジニア専用の案件紹介エージェントです。ギークスジョブの特徴を2つ紹介します。1つ目は、福利厚生サービスが充実している点です。フリーランスエンジニアは、企業からの福利厚生がないことから生活面に不安を感じる人も多くいます。しかし、ギークスジョブには健康診断や住宅ローンなどの保険サービスなどの福利厚生が豊富にあります。そのため、仕事だけではなく、安心して私生活を送ることもできます。2つ目は、お役立ち情報を発信している点です。ギークスジョブの公式サイトでは、定期的にお役立ち情報としてコラムを発信しています。コラムの内容もライフプランから営業、TECHまで幅広くあります。案件だけではなく、フリーランスエンジニアとして活躍するための情報も知りたい方には、特におすすめです。

エンジニアスタイル東京

エンジニアスタイル東京は、ITフリーランス向けの案件サイトです。エンジニアスタイル東京の特徴を2つ紹介します。1つ目は、AIが最適な案件を選定してくれる点です。公式サイトからワンクリックで登録することができ、その後はヒアリングや登録情報を基に、AIが案件の中から最適なものを選んでくれます。データに基づいたマッチングをしてくれるため、想像と違ったという事態を防ぐことができます。
2つ目は、業界最大級の案件数を誇っている点です。エンジニアスタイル東京には、30,000件を超える案件があり、業界の中でもトップクラスの数です。幅広い企業や形態から選ぶことができます。

Workship

Workshipは、副業・フリーランス人材専門の求人・案件紹介プラットフォームです。Workshipの特徴を2つ紹介します。1つ目は、幅広い業種のフリーランスに対応している点です。エンジニアのフリーランスはもちろん、デザイナーやライター、マーケターなどの案件も扱っています。どの職種もリモートに対応している案件が豊富にあるため、本業や家庭との両立も可能です。エンジニアだけではなく、幅広い業種で活躍していきたい方や他の職種にも関心がある方には、特におすすめです。2つ目は、付帯サービスが充実している点です。エージェントとして豊富な案件から最適なものを紹介してくれるだけではなく、その他のサービスも多く揃っています。具体的には、案件成約時のお祝い金や報酬の前払い、国内外の幅広い施設やサービスを特別価格で受けられる会員サービスなどがあります。

ランサーズエージェント

ランサーズエージェントは、ITエンジニア向けの案件紹介を行っているエージェントです。ランサーズエージェントの特徴を2つ紹介します。1つ目は、利用者満足度が92%あることです。ランサーズエージェントは、案件参画後にも手厚いサポートをしてくれることや案件が途切れないように最適な案件を複数紹介してくれる点が高く評価されています。その結果、利用者満足度が92%となっています。2つ目は、正社員からフリーランスまで幅広いキャリアに対応している点です。ゆくゆくはフリーランスとして活躍したい正社員の方と将来的には正社員として安定したいフリーランスの方、双方のサポートを行っており、キャリアを柔軟に構築することができます。

FLEXY

FLEXYは、フリーランス・副業の方に最適な案件を紹介してくれるエージェントです。FLEXYの特徴を2つ紹介します。1つ目は、ハイスキルなプロ人材の紹介に優れている点です。初心者のエンジニアに対応しているエージェントもありますが、FLEXYの場合は既に高いスキルを有している人材に高単価案件を紹介することが得意分野となっています。紹介企業は、大手企業からベンチャー企業・スタートアップ企業まで幅広くあり、高いスキルを活かすことができる環境が整えられています。2つ目は、コミュニティーが活発である点です。FLEXYは、ITやWebに関する知識を学べる勉強会やフリーランス同士で交流できる機会を定期的に開催しています。フリーランスは、一人で稼働することが多いため、コミュニティーがなくなってしまう傾向にありますが、FLEXYでは活発に交流することができます。

ポテパンフリーランス

ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアを専門にした案件紹介サービスです。ポテパンフリーランスの特徴を2つ紹介します。1つ目は、エンジニア独立に強いプロが手厚くサポートしてくれる点です。案件紹介を専門のコンサルタントが行うだけではなく、税務や保険関連はポテパンフリーランス専任の税理士やファイナンシャルプランナーが丁寧にサポートしてくれます。案件以外の部分もプロがサポートしてくれるため、安心して本業に集中することができます。2つ目は、お役立ち動画を配信している点です。ポテパンフリーランスは公式YouTubeアカウントをもっており、定期的に豊富な知識と経験をもったプロが気になる点を解説してくれています。フリーランスエンジニアとしての幅広い情報を知りたい方には、特におすすめです。

最後に

今回は、フリーランスエンジニアについて徹底解説してきました。フリーランスエンジニアが「きつい」といわれる理由からその解決のためにおすすめのエージェントの紹介をしました。専門のエージェントであっても、それぞれ特徴や強みが異なるため、自分が求めているものや条件から最適なエージェントはどれか上記を参考に探してみてください。また、エージェントを利用しない方がより効率的なケースもあるため、十分な検討をしてください。