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みらいワークス総合研究所

  • 名称:

    株式会社みらいワークス みらいワークス総合研究所

  • 設置:

    2022年7月

  • 所長:

    岡本祥治

  • 所在地:

    〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-13 Prime Terrace KAMIYACHO 2F

  • 活動内容:

    働き方・キャリア形成に関する研究

    各種調査分析・情報収集

    出版・広報

  • 連絡先:

    mirai_inst@mirai-works.co.jp

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【副業おすすめ】安全!在宅OK!スマホでできる副業ランキング!

CAREER Knock編集部 CAREER Knock編集部

2023.1.25 Column

政府による働き方改革の施行、厚生労働省による「副業・兼業のガイドライン」発表などを受け、日本でも副業を持つ人が増えています。しかし「副業は尖ったスキルを持つ人しかできない」と思い込んでいる人もいるでしょう。もちろん、高スペック人材向けの副業もありますが、スマホで完結する副業や誰でもチャレンジできる副業、在宅でできる副業もあります。今回はこうした副業をランキング形式で紹介します。副業の見つけ方や「副業バレない?」といった副業に関する疑問にもお答えします。

>> 地方副業なら【Skill Shift】

そもそも副業とは

副業とは、特定の企業や団体・組織と正社員などの雇用契約を結んで就業中の従業員が、所属先とは別の企業や組織で担う業務を指します。普段は会社の正社員として上司などから指示された仕事をしながら、副業では、自分自身の興味を満たしたり、スキルや資格、得意分野などを活かしたりした働き方が可能です。働き方改革関連法案が施行された2019年から、それまで副業を禁止していた多くの企業や組織でも、副業が解禁されるケースが増えています。それに伴い、終業後や週末に副業をする人が急激に増加しました。副業の場合、フリーランスやアルバイトとして業務にあたるケースがほとんどで、サイドビジネスと呼ばれることもあります。本業以外の副業を持つ働き方を、複業・兼業・パラレルワークと呼びます。

おすすめのスマホアプリでできる副業ランキング

最近はスマホアプリで完結できる副業も人気があります。どのような副業アプリがあるのか、安全な副業アプリはどのようなものか、詳しく見ていきましょう。稼げる金額や詳しい仕事内容も開設します。

1位:不用品販売(フリマアプリ)

フリマアプリやブランド品の売買サイトなどで不用品などの販売をする仕事を副業としている人もいます。販売する商品や価格は自分次第で決められるのが、この仕事のメリットの一つです。商品はブランド品に限らず、子どもの学用品や本、野菜、CD、DVDなど多岐にわたります。自宅にあるけれど1年以上使用していないもので現金に替えられるものは「隠れ資産」と呼ばれ、国民1人当たりの隠れ資産の額は、一説には平均約34.5万円といわれています。副業でフリマアプリを活用する際はこのような隠れ資産といわれる不用品を販売する場合が多いですが、安く仕入れた商品に利益をのせて価格で販売することも可能です。こうしたケースの仕事は通称「セドリ」とも呼ばれています。このような副業では、販売課価格から手数料を引いた額が収入になります。一回一回の収入は少額ですが、長期間取り組むことでコツをつかみ、かなりの高額を稼ぎ出す人もいます。

2位:アンケートモニター

アンケートモニタ―は、スマホのアプリ一つでスキマ時間に誰でも簡単にできる副業として人気があります。以前は、調査会社によるサイトやアプリが多かったのですが、今は楽天やNTTなど大手企業もアンケートモニター用のサイトやアプリを運営していて、認知度が高まっています。アンケートモニターの仕事の多くは、アプリやサイトから自分が対象者のアンケートにスマホやパソコンなどで回答するというものです。一般的なアンケートモニターの報酬額は一つのアンケートにつき、1~100円程度です。本人の努力にもよりますが、月額1,000~5,000円ほど稼げれば御の字というところでしょう。ただし、稀に座談会形式のアンケートもあり、その場合は報酬が高く設定されています。一定時間拘束されますが、拘束時間数やアンケートの難易度によって、1回3,000~10,000円程度の報酬が期待できます。ほとんどの場合、アンケートモニターの報酬はポイントで支払われます。貯めたポイントを、買い物サイトなどの提携ポイントやギフト券、電子マネーや現金などに交換するシステムです。そのため、副業として捉えられない可能性もあり、副業禁止の企業でも安全な副業として利用者が増えています。

3位:ポイ活

ポイ活というのは、ポイントサイトアプリを利用した副業のことです。ポイントサイトを通過してからネットショッピングをしたり、ネット広告を再生したりしてポイントを稼ぎます。レシートを撮影するだけでポイントがもらえるレシートスキャンアプリや歩いた歩数がポイントに代わる歩数計アプリなどもポイ活の一種です。クリアすべき条件に応じて報酬となる付与ポイント数に差が生じますが、1条件をクリアするごとに1円くらいの感覚でいると、がっかりせずに長く続けられるようです。貯まったポイントは買い物サイトや大手コンビニチェーン・外食チェーンなどの提携ポイントやギフト券・電子マネーや現金に替えられます。ポイ活を副業で取り組んでいる人の多くは、複数のサイトに登録してスキマ時間に利用しています。手軽さの反面、報酬が安いことがネックですが、何もしないよりはお小遣い稼ぎになるでしょう。中には、コツをつかんで年間数十万を稼ぐ人もいるそうです。

4位:ライブチャット

ライブチャットは、Web配信やSNSアプリで投げ銭やチップなどを稼ぐ副業です。ライブチャットというと、以前は芸能人や芸能界を志望する若者がファンとの交流のために利用するものといったイメージが強かったのですが、セミナーや座談会、飲み会や食事風景などを流すといったチャンネルもあります。海外向けに日本の製品や観光地を紹介し、チップを得るといったターゲットを絞ったライブチャットも存在します。最近はtiktokなどの有名SNSアプリもライブチャットに参入しており、今後ますます普及すると見られています。どのようなライブチャットを行い、閲覧者数や投げ銭を稼ぐかは自分のアイデア次第です。セルフプロデュースに興味がある人はブランディングのためにも始めてみるとよいかもしれません。使い方や人気の有無にもよりますが、アプリやサイトなど利用するサービスを吟味したうえで、自分の個性が出せるよう一工夫を加えて毎月かなりの金額を稼いでいる人も存在します。

5位:写真販売

「写真を取るのが得意」「写真用のSNSアカウントにフォロワーがたくさんいる」という人は、写真の販売を副業にするのもよいでしょう。この副業は、スマホで撮影した画像をストックフォトサイトに登録し、買い取ってもらったり、ダウンロードされた回数に応じたインセンティブを受け取ったりしてお金を稼ぐ方法です。センスとスマホがあれば、誰でも簡単にでき、工夫次第で定期的な収入になります。SNSが得意な人には特におすすめです。報酬額や規定がストックフォトサイトによって異なるため、よく比較して利用するサイトを決めましょう。

【男性/女性】おすすめの副業ランキング

スマホで完結する副業以外で、多くの人に副業として選ばれている仕事はどのようなものでしょうか?それぞれの特徴や給与の相場をランキング形式で紹介します。

1位:ネットショップ運営

ネットショップ運営は、不用品販売のフリマアプリで代用する方もいますが、ハンドメイド用品や自分で企画して制作したアパレル用品などを販売するネットショップを簡単に立ち上げられるサービスを利用する人も一定数います。特技やセンスを生かした、さまざまな雑貨・アパレルなどを商品化でき、匿名で販売できるとあり、一度はあきらめた夢を叶える場としても注目を集めています。フリマアプリのようにセドリ目的で利用することも可能です。値段の設定や販売する商品をプロデュースできるので、経営者感覚も身につくでしょう。また、自身でネットショップを立ち上げる前に「ネットショップの出品代行」などを副業とするのもおすすめです。企業などが運営するECサイトやネットショップに指定された商品情報を登録するという業務です。日常的にパソコンを操作する人なら簡単な作業ですが、画像処理などができると報酬がアップする場合もあるようです。1案件あたりの報酬は数十円~数百円ですが、数をこなすことで月5万円ほど稼ぎ出す人もいます。将来的にネットショップ運営を副業にしたいと考えている人には、練習台にもなるでしょう。

2位:家事代行サービス

尖ったスキルがない人でも日々の家事・育児や介護などの経験が活かせるのが家事代行サービスです。社会人経験がない女性でもチャレンジしやすく、評価されやすい職として、現在注目を集めています。電球の交換や家事の配置換え、水回りの大掃除など、体力や身長があると有利な家事代行サービスを副業にする男性も増えています。掃除や洗濯など資格を問われない業務もあれば、ベビーシッターや調理など資格があると案件獲得に有利な業務もあります。家事代行サービス企業に登録して、時給や案件単位で報酬を受け取るケースが、トラブルが少なくおすすめですが、クラウド上でスキマ時間を売り買いするマッチングプラットフォームに登録して、仕事を探す人もいます。収入、案件獲得に利用するプラットフォームやどのような業務を担当するか、によって異なりますが、地域の最低時給ほどを想定しておくとよいでしょう。多くの家事代行サービスのプラットフォームでは、サービス提供者のプロフィールに利用者からの評価を掲載しています。丁寧な仕事をしても、依頼者の価値観によって評価が異なるケースもあります。高い評価が多い場合、継続的に依頼を受けられたり、指名料が加算されたりすることもあります。

3位:短期アルバイト

近年は、スキマ時間におこづかい稼ぎたいユーザーと単発・短時間OK・履歴書不要の短期アルバイトとのプラットフォームとなるサービスが増えています。短期バイト専門の人材派遣会社に登録するのもおすすめですが、短期バイトアプリを使うのもおすすめです。仕事内容としては、軽作業や接客、データ入力などが多く、在宅で完了できる仕事もあれば、バイト先まで出向く案件もあります。専門性のあるスキルが必要なバイトより、人手が足りないという理由で急遽アルバイトを募集しているケースがほとんどです。学歴や性別などの応募条件が少なく、ハードルが低い案件が揃っているのも特徴の一つです。応募から実際に稼働するまでに時間がかからないので、思いついたらすぐに応募できる点も短時間バイトが副業として人気の理由といえるでしょう。短期バイトアプリを利用する際は、アプリによって最低時給の設定が異なります。数社を比較して応募するのが、上手く稼ぐポイントです。ただし、なかには時給に見合わないバイトやリーガルなのか判断しづらいバイトもあるので仕事内容の説明などはよく読み込みましょう。

4位:出前宅配員(フードデリバリー)

コロナ禍を境にさまざまな企業が参入するフードデリバリーサービスを日常的に利用する人も多いはずです。こうしたサービスを利用しない人でもウーバーイーツや出前館・ウォルトといった出前宅配員を見かけない日はないでしょう。出前宅配員は、働く時間が自分次第で自由に設定でき、スマホと自転車・バイクなど交通手段があれば誰でもできる仕事といえます。終業後や週末などの副業にもおすすめです。出前販売員は、業務委託としての契約がほとんどです。多くのサービスでは、時給ではなく成果によって報酬が支払われます。報酬単価は企業によって異なることと長距離加算やボーナス、評価による加算などもあるため明記はさけますが、副業でも月収として50,000円程度稼ぐ人が多いようです。説明会への参加やフードデリバリー用の保温バッグの準備など、多少の手間とコストはかかりますが、特別なスキルは必要とされず「やってみようと思えば、すぐに始められること」「商品の受け渡し以外、人に合わないこと」「男性・女性を問わず働けること」「工夫次第でかなりの報酬が得られること」などから、挑戦したいと考えている人は少なくありません。サイクリングやツーリングが趣味という人にもおすすめの副業です。

5位:覆面調査員

覆面調査員は、グルメモニターやミステリーショッパーとも呼ばれています。一般客を装って、飲食や買い物をし、店員の接客や提供された商品の質、お店の雰囲気などについて率直な意見をレポートする仕事です。自分が滞在できる日時に指定されたお店を利用し、食事や買い物を楽しみながら報酬も得られるとあり、実は多くの人が覆面調査員として活動しています。報酬相場は、1件あたり500~5000円程度ですが、プラスして食事代や買い物代金に補助が出ます。覆面調査員になるのには、年齢や性別、経験は問われません。一般客の率直な意見を聞きたいという企業からも支持を集めているので案件も豊富にあるようです。たくさんの企業が覆面調査事業に参入しているので気になる人は、ぜひ登録しましょう。

在宅OK!おすすめの副業ランキング

副業の中でも完全に在宅で完結する副業は人気があります。在宅副業の中でもおすすめの仕事をランキング形式で紹介します。

1位:ライター

パソコン一台で仕事が完結するライターは、副業として取り組みやすい仕事の一つです。さまざまな専門職につく人が、知識や専門性を活かした執筆活動で稼ぐケースも目立ちます。ライターの収入は、当人の力量やスキルによって大きな差があります。執筆物を提供する媒体は、Webメディア・広告・出版物・雑誌・本と多岐に渡りますが、ライター本人のネームバリューや媒体の運営元によっても報酬が異なります。ライターは、報酬の換算方法に特徴があります。時給で報酬が決まる場合もありますが、プロジェクトや1文字単位で報酬が支払われるのが一般的です。

2位:ブログ運営

日記や自分の趣味などを発信するためにブログを運営している人もいるでしょう。現在、ブロガーとして活躍する人の多くは、自分のブログに一工夫して報酬を得ています。方法としては、アフィリエイトと呼ばれる商品広告やバナー広告を張る権利を得て、ブログからマネタイズさせるのが一般的で副業としても挑戦しやすいでしょう。ブログ内で発表する漫画やイラストから、大手メディアへの転載や新たな仕事の受注などに発展するケースもあります。同じように、ブログの内容や文章が認められてライターとしての仕事につなげる人やブログ読者を対象にしたサロンを作るといった収益方法もあります。一部では、一時に比べると影響力が減少したと噂されるブログですが、まだまだ人気があります。マイペースで取り組める点も人気の理由といえそうです。

2位:バックオフィス

経理や人事・総務といったバックオフィスの一部をBPO、つまり外部委託する企業も増えています。こうしたバックオフィス業は、パソコンがあれば在宅でもOKで、期限までに成果物を提出できればよいので、帰宅後の自由時間に副業として取り組む会社員が増えています。一般的なビジネスマナーがあれば、メール対応やスケジュール調整といったオンライン秘書として活躍できます。WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft officeソフトの実務経験などがあると営業資料作りなどで高報酬を稼げる可能性も高いです。報酬は成果物に対して支払われる場合もありますが、派遣社員のように時給制の場合もあります。地方に住んでいても都市部の大企業でのBPOを請け負うことも可能なため、キャリアアップにもつながるでしょう。

3位:データ入力

データ入力は、自宅にパソコンがある人なら誰でもできる簡単な副業です。顧客情報やアンケート結果などのデータをエクセルやワードなど企業に指定されたフォーマットに入力するだけの仕事です。尖ったスキルが必要ないため、報酬は高くありませんが、早く正確にデータ入力を済ませられる人にはおすすめの職種です。報酬の決定方法は、1案件ごとの成果型と時給型にわかれますが、コツコツと進める作業が得意な人には契約が継続されたり、報酬単価が上がったりすることも珍しくありません。安定した副業を求める人にはピッタリの副業といえるでしょう。

4位:カスタマーサポート

在宅で完結できる副業を探している人には、電話応対やチャットなどのカスタマーサポートの仕事もおすすめです。カスタマーサポートというと、営業電話を掛けたり苦情をうけたりといった仕事を思い浮かべがちですが、最近はインサイドセールススタッフとしての募集が目立ちます。資料請求手続きなどの顧客ケアや営業アシスタントとして営業人材との取り次ぎをメインにした仕事も増えています。人によって向き不向きはありますが、リモートワークや1日1・2時間から始められ、スキマ時間だけの稼働など時間の融通が利くところがカスタマーサポートのメリットです。未経験者でも割と高報酬が提供されていて、チャレンジしやすい職種でもあります。

5位:動画編集

Web広告やSNSの動画配信などに使われる、動画を編集する仕事を副業とする人も増えています。訴求力が高い動画はマーケティングやプロモーションに使われることが多く、今後ますます市場が伸びると予想されています。動画の撮影や細かい構成・編集などのディレクションは、専門の企業や動画クリエイターが手掛けることがほとんどですが、字幕やエンドロール、効果音や音楽を付けるといった作業を副業人材に任せることが多いです。今まで動画編集をしたことがないという人でもパソコンが使えて、ネット環境がしっかりしていれば採用されるチャンスがあります。加えて、イラストが書けたり、本格的な動画編集用ソフトを所持していたりする場合は仕事の幅が増え、案件の数や報酬に期待ができます。案件をこなすごとにコツや技術が身につく職業でもありますので、まずはトライしてみるのが良いでしょう。

スキルがあれば高収入も可能な副業一覧

誰でも工夫次第で稼げる副業もありますが、高収入を目指すなら尖ったスキルや経歴を活かした副業がおすすめです。スキルがあれば高収入が見込める副業にはどのようなものがあるのでしょうか

翻訳

語学が堪能な人におすすめなのが翻訳です。翻訳というと映画や書籍を思い浮かべがちですが、輸入製品の取り扱い説明書やネットショップの商品説明やカスタマーサービス、動画への翻訳の仕事が近年増えています。翻訳の仕事は、英語がメインとみられていましたが、近年は中国語・韓国語なども需要が高いです。とはいえ、やり取りで英語を使うこともあるため、他の言語に優れていても日常英会話以上の英語力は必要とされるでしょう。翻訳の副業を見つける方法として、翻訳をメインに扱う編集プロダクションに登録する他、クラウドソーシングでの募集も増えています。ただし、クラウドソーシング上の案件報酬は、業務の難易度や依頼主の考え方によって天と地ほどの差があり、月額報酬1000円以下という案件も見かけます。報酬金額と仕事内容をしっかり見比べたうえで案件に応募するようにしましょう。

セミナー講師

尖った経歴やスキルを持つ人は、副業でセミナー講師などをするのもよいでしょう。セミナー講師というとビジネスや投資にまつわるスキルを思い浮かべる人が多いですが、「整理術」「節約方法」「ハンドメイド作品のワークショップ」「写真撮影」なども人気です。セミナー講師になるには、セミナー講師の派遣業を行う企業やスキル販売サイトにセミナー講師として登録するのが早道です。収入の相場観は、著名人でなくてもビジネス関連の知識や営業・接遇、金融といったセミナー講師の報酬は高額で、時給にすると数万円になることも多いです。趣味や家事などについてのセミナー講師は比較的安価で1時間あたり3,000~10,000円程度位を目安にするとよいでしょう。一見、割の良い副業に見えますが、セミナー講師として人前に立つには、受講者の誰よりもその分野に対して豊富な知見と優れた実力が求められます。セミナーの準備やセミナー後のアフターフォローも大事な業務なので、責任感と時間的な余裕も必要とされます。

オンラインサロン運営

近年耳にすることが増えたオンラインサロンを副業で運営する人もいます。オンラインサロンは、有益な情報をくれる人やコミュニティとクローズドでつながれるファンクラブサイトのようなものです。ファンクラブと異なるのは、ファンクラブは運営元が一方的に情報を提供するのに対し、オンラインサロンは、サロンの運営者はもちろん、メンバー間で情報交換したり、メンバーが運営者に進言したりもできるコミュニケーションプラットフォームであるという点です。オンラインサロン運営では、メンバーの会費を収益とし、そこからプラットフォームの利用料など必要経費を引いた額が収入となります。メンバーを集めるには、魅力的な情報が得られる有益なコミュニティである必要があります。ニッチなテーマのサロンにすることで莫大な人数のメンバーを集めるオンラインサロンもあり、工夫次第で大きな額を稼げるのがオンラインサロンの面白さです。ただし、オンラインサロンは開設して入会してもらったあとが大事です。頻繁にコンテンツを更新したり、オンラインミーティングやオフ会を開いたりする覚悟をして始めましょう。SNSと連動させることも大事なので、まめで注目を浴びるのが好きな人にしかできない副業といえるでしょう。

カウンセラー

心理士などの資格がなくても、資質があればカウンセラーを副業にすることもできます。特に、夫婦カウンセラーや恋愛カウンセラー、学校カウンセラーなど悩みに応じたカウンセリングでかなりの収入を得る人もいます。カウンセリングの案件を獲得する方法は、SNS経由や求人への応募などが多かったのですが、現在最もプラットフォームとして選ばれているのは、スキマ時間やスキル販売のサービスサイトなどです。カウンセラーを副業にする場合、資格は必要ないとお伝えしましたが、こうしたプラットフォームを使用する際は、プロフィール欄を充実させることがアピールになるため、資格取得にチャレンジするのもよいでしょう。初心者であれば電話によるカウンセリングだと1分100円~、書面やメールだと「やり取り〇回分など」プロジェクト単位で5000円~くらいが相場です。対面カウンセリングが最も高額で交通費や経費を引いても納得できる額になるよう、クライアントとよく相談しましょう。

コンサルタント

現在、あらゆる企業のさまざまな領域でコンサルタントの需要が高まっていますが、供給が追い付いていない状況です。さらにコンサルタントファームとの契約には、大きな金額が動くため、長期契約で100%稼動のコンサルタントと契約するのは資金的に難しいという企業もあります。限られた時間でスキルを提供する「副業」だからこそ、幅広い企業で働けるチャンスがあるでしょう。また、コンサルタント未経験の会社員やコンサルティングファームでアシスタントのポジションの若手コンサルタントでも副業なら活躍できるチャンスがあります。特に、地方の中小企業では、知見や実績が十分な専任の従業員を雇用するのは難しいのが現状です。多くの地方企業が都市部の大企業で活躍する会社員を副業人材として獲得するのに興味を示しています。こうした案件は、収入面では「コンサルタント業と聞いてイメージする金額」を手にするのは難しいかもしれません。しかし、フリーランスコンサルタントとして、土日や平日の終業後などの空き時間を有効に活用できます。いわゆる「スポットコンサル」としてクライアント企業がコンサルタントを求めている期間だけ業務を請け負うことも可能です。スキマ時間や現在所属するコンサルティングファームや企業の閑散期で知見を駆使して、実績を積み上げられる副業コンサルタントは、フリーランスのコンサルタントを目指す人にも、もう少し収入を上げたいという人にもピッタリです。

プログラマー・エンジニア

プログラマーやエンジニアは副業人材でも需要が高い職種です。本業でもIT人材として活躍する人はもちろん、土日だけプログラマーやエンジニアとして活動している人もいます。プログラマーやエンジニアを副業にする場合は、IT人材専門の副業サイトなどから案件を紹介してもらうケースが多いです。副業IT人材を求める企業の多くが、良い条件の報酬や稼働率を提案しています。副業だからこそ、新しい領域にチャレンジできたり、名だたる大企業の案件に携われたりするケースもありスキルアップや人脈づくりにも最適です。いずれはフリーランスとして独立を考えているIT人材には、もちろんおすすめの副業ですが、今現在、スクールなどでITスキルを学んでいる、本業が別職種の人にも挑戦の機会があるでしょう。簡単な副業案件で実践の機会を得てキャリアアップを図ることが可能です。

ハイリスクでおすすめできない副業

法律で副業として認められていても、ハイリスクでおすすめできない副業もあります。たとえば、時間や食事が制限され、健康被害の可能性も在る治験モニターやハイリターンがうたわれるもののリスクも高いFX・先物取引・CFDなどです。目先の高報酬につられてしまいがちですが、副業でこうしたものに飛びつくと人生を左右する事態に陥りかねません。また、こうした副業を甘い言葉で進めてくる人間や業者からは距離を取ることも、本業を持つ社会人として当然の安全管理といえるでしょう。

おすすめの副業プラットフォーム

どのようなプラットホームが副業案件獲得にむいているのでしょうか?おすすめの副業開拓方法を紹介します。

人脈などのコネクション

副業を始めたきっかけが「周囲からの声かけ」という人は多いです。人脈から開始した副業を足がかりにして完全なフリーランスとして独立したり、実績としてアピールに利用し新たな副業を獲得したりと次のステップにつなげています。本職や友人関係などの人脈から副業を得る人もいますが、異業種交流会やセミナー、ビジネススクールなどでつながった人脈から副業を獲得するケースも増えています。こうしたイベントに参加する機会があれば積極的に人脈を広げましょう。ただし、人脈を介して副業案件を獲得するケースでは、契約関係で書類を交わさないケースもあり「約束より報酬が少ない」「報酬を払ってもらえないまま音信不通になった」などのトラブルがあるのも事実です。副業を発注する側からしても「想定していたレベルに達していない」「納期が守られない」などといった声が聞かれます。納期やレベル、報酬は事前にしっかりすり合わせましょう。

クラウドソ―シングサイト

多くのフリーランス人材がスタート時は、オンライン完結型のクラウドソ―シングのプラットフォームで案件を受注しています。副業で取り組める案件も多いので、副業の業種を選択する際にも参考になるでしょう。案件として多いのは、ライティングやコンサルティング、マーケター、営業アシスタントなどオンラインで完結する仕事です。報酬の支払い形態は、時間数単位やプロジェクト単位、文字単位など案件によって異なります。初めは、初心者向けの簡単な案件に応募するのがおすすめです。応募と納品を繰り返すと評価が上がり、仕事のオファーが増えてくるでしょう。

スキル販売サイト・アプリ

自分のスキルやスキマ時間を利用して、時間単位で仕事を獲得するプラットフォームも増えています。いずれも、ポートフォリオやプロフィールでクライアントの興味を引くような工夫が必要です。こうしたプラットフォームは、利用手数料もそれなりにかかりますが、セルフブランディングを明確にし、実績が蓄積されると報酬単価が大きく跳ね上がる可能性があります。得意分野や興味・趣味嗜好を活かした仕事でお金が稼げるというのも魅力の一つです。コンサルティングやプログラミング、ライティングやイラスト制作、家事や掃除代行など、さまざまなスキルを副業として有料で提供する人がいます。

副業専門マッチングサイト

副業専門の案件紹介サイトもおすすめです。初めから副業に限定してマッチングが行えることや、それぞれのサイトが、IT・コンサルタント・クリエイティブ・営業といった専門性に特化しているのでミスマッチが起こりにくいのが、おすすめの理由です。こうした副業専門のマッチングサイトでは、稼動できる時間があまりない場合でも案件が見つかりやすく、クラウドソーシングやスキル販売より高報酬という傾向があります。また、クライアントとの間に副業専門のエージェントが入ることで、トラブルや契約不履行などから守ってくれるというメリットも利用者が多い理由の一つです。地域や企業規模に幅があり、案件の種類も豊富なので、実際に副業を始める前にチェックしてみるとよいでしょう。

フリーランス人材向けのマッチングエージェント

近年、フリーランス向けのマッチングエージェントが急激に増えています。マッチングエージェントを通して紹介される仕事は、副業向けの稼働率が低い案件でも報酬は他のプラットフォームより案件の難易度が高いものの、報酬も高いです。ただし、中には、求人とサービスの内容が合致していないエージェントもあるため、注意が必要です。大手企業が運営する、電話やメールでのやり取りに違和感がないエージェントを選びましょう。ちなみに、マッチングエージェントに登録する人の多くが2・3社に登録しているそうです。 IT系コンサルタント・上流工程エンジニアには、独立前から伴走し、アドバイスや案件の提案を行う弊社、株式会社みらいワークスの「フリーコンサルタント.jp」がおすすめです。

副業のメリット

副業を始める人が急激に増えた背景には、働き方改革だけでなく、副業にそれだけのメリットがあるからです。副業のメリットを見ていきましょう。

収入がアップする

当然ながら「収入源を増やせる」ことは、副業の最大のメリットです。中には、本業の給与を生活費とし、副業で稼いだ収入をすべて貯金や投資に回して一財産築いている人もいます。日本では30年近く平均給与が上がらない状況が続いています。コロナ禍や世界情勢を起因とした日用品や食品、光熱費などの値上げも止まりません。こうした中、安心して暮らす手立てとして収入を底上げするために副業を始める人がほとんどです。欧米では、同じ理由で以前より兼業や副業が当たり前でしたが、日本では一つの仕事に心身を注ぐのをよしとするレガシー文化がありました。働き方改革の一部として副業の推進が掲げられていますが、今後を生き抜くためには、副業を持つことが日本でも実際に当たり前になっていくでしょう。

新しいスキルが得られる

副業によっては、本業の就業先でも役立つ実践的なスキルを磨けます。たとえば、就業先で営業をしている人が、商品紹介サイトのライティングの副業をしているケースでは、商材を冷静に見つめ、長所と短所をロジカルに言語化する癖がつき、本業の営業活動でも役に立ったといった体験談もあります。本業では関わりがない業界を知るチャンスにもなります。自分の視野を広げ、新しいスキルやコネクション作りにも役立てられるでしょう。

起業の第一歩になる

副業では、さまざまなことを経営者目線で判断する必要性があります。副業の種類によるものの「作業に対する報酬のバランス」「経費に対して利益はどのくらいになるか」など経営者特有のバランス感覚が磨けます。また、税務処理も自分で行うため税金に対する知識が身につき、ビジネスパーソンとして世界が広がるでしょう。独立の足掛かりとして副業を始める際は、独立後の取引につながる人脈として副業で知り合ったクライアントを大切にしましょう。副業を通して知り合った人や企業から、独立直後の受注につながった人も多いそうです。

副業を始める時の注意点

副業が一般的になったことから気軽に始める人が増えていますが、副業を始める際にはいくつか注意点があります。確認しないで副業を始めた場合、何らかのペナルティが生じる場合もあるのでしっかりチェックしましょう。

勤務先の就業規則を確認する

過半数を超す企業が副業を容認していますが、現在も職種上の守秘義務や従業員の過重労働を防ぐ目的で副業を禁止する企業もあります。副業できる職種や時間など、範囲を決めている企業も珍しくありません。また、多くの企業が副業をする際には申請を必要としています。本業の会社の就業規則をしっかり確認しましょう。

忘れずに開業届を提出する

副業はフリーランスという働き方の一つです。税務区分では個人事業主になるため、原則として開業届が必要です。開業届は各地域の税務署で手に入ります。自宅を事業所とする場合は住所がわかるもの、身分証明書、印鑑、そして屋号も考えておきましょう。事業開始日から1ヶ月以内の提出が原則ですが、もし忘れてしまったり諸事情により提出が遅れたりしても特に罰則はありません。開業届とともに、青色申告・白色申告のどちらで確定申告をするのかも考えておきましょう。副業にかかる経費を控除申請できます。青色申告にするなら、開業届とともに青色申告承認申請書が必要です。新規開業の場合は、事業開始日から2ヶ月以内に提出する必要があります。副業が本業の勤め先にバレないようにしたい場合は、白色申告にして副業の収入を雑所得で申請する人が多いです。青色申告承認申請書を提出していない場合、自動的に白色申告になります。

副業サイトを利用する際は運営会社の信頼性を確認する

多くの副業関連のプラットフォームは、玉石混交ともいえる状況です。悪質なサイトを使ってしまった場合、報酬が支払われないばかりか、個人情報を抜き取られたり法外な値段で情報商材を売りつけられたりする事件も起こっています。副業を行うサイトを決める際は、運営会社の信頼性をよく確認しましょう。大手の子会社やTVでCMが流れているようなサイトは、バックボーンがしっかりしていることが多いです。大手の副業系のサイトは、手数料もそれなりにかかるサービスが多いですが、それだけ信頼性が高いため経費だと割り切ることも必要です。

本業を疎かにしない

副業を始める際、当然ですが本業に支障が出ないよう調整が必要です。副業に力を入れるあまり、睡眠時間を削りすぎたり、余暇を楽しめなくなったりするのも考えものです。特に副業を始めた当初は、つい張り切ってしまいがちですが、体や心に無理がかからない程度の副業にとどめるよう気を付けましょう。副業の稼働日や働き方は契約前にしっかりすり合わせておきましょう。また、本業での実績やスキルが副業で役立つものだったとしても、企業側は情報漏洩や守秘義務の違反に目を光らせています。副業を始める際は「本業の機密情報への意識とセキュリティ対策は万全に」が基本です。所属企業や組織に後ろ足で砂をかけるような副業のやり方は絶対NGです。

収入が年間20万円以上になったら確定申告を行う

副業で得た収入額が、年間20万円を超す場合は確定申告が必要です。確定申告を行わないでいると、脱税の容疑がかかる場合もあります。特に、勤め先にバレないように副業をしている場合、確定申告をしっかりしないと給与と実収入に差があるとして本業の勤め先に調査を勧告される場合もあります。詳細は税務署や確定申告用の経理サービスなどに確認するのがおすすめですが、確定申告は国民の義務として向き合いましょう。

副業で毎月稼げるようになる秘訣

副業で安定して収入を得るには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?副業で毎月稼げるようになる秘訣を紹介します。

すぐに稼げなくても地道な努力を怠らない

どんな仕事でも始めから上手くいく人は限られています。副業を開始した直後から稼げなくても「勉強期間」と割り切って地道な努力を継続させることが大事です。「クライアントから注意をされたミスは繰り返さないようにする」「納期はしっかり守る」「一度案件をくれたクライアントとは連絡を怠らないようにする」などを意識するとよいでしょう。現在フリーランスとして活躍している人や副業で本業の収入をしのぐほど稼いでいる人でも、ほとんどが上手く稼げない初心者の時期があったはずです。本業と同じく、思うようにいかない時期も腐ることなく、粛々と目の前のタスクをこなせる人だけが、副業でも成功すると肝に銘じておきましょう。

専門スキルを身につける

副業をする人材が一気に増えたことで、職種によっては需要に対して供給が上回っているケースもあります。そうした職種では、一つの案件に多くの人が応募するため、案件を獲得しづらい状況にあるかもしれません。打開策は、専門スキルを身につけることです。たとえば、ライターの場合「金融系や医療系に強い」、コンサルタントなら「SAPに強い」、など尖ったスキルをアピールできるとよいでしょう。同じ職種でもどのような分野・領域なら、勝ち残っていけるか。それを考えるのも個人事業主としてリスク管理やマーケティング能力が磨かれる作業です。副業だからこそ、専門スキルとそのスキルが求められる背景を明確にしましょう。

なるべく楽しめる仕事を選ぶ

副業の良いところは、本業では上司や企業に決められた業務をこなすのに対して、副業では自分の知的好奇心やスキマ時間を満たす業務を自分で選べるという点かもしれません。そのため、副業の主要事業とする業務は、自分自身がなるべく楽しめる仕事を選びましょう。案件自体の業務内容やクライアント企業の業界に興味が持てないようでは、求められる水準の任務が遂行できなかったり長続きしなかったりするものです。興味を持てるポイントが、職種や案件にあるかどうか、しっかり見極めて引き受けましょう。

副業はバレない?バレないためのおすすめ対策

副業が禁止の企業に勤めていても「副業で自分の力を試したい」「もう少し収入がほしい」という人は少なくありません。しかし、副業が絶対バレない対策については、絶対のものはないと思った方がよいでしょう。しかし、副業していることをバレにくくする方法はあります。副業がバレないように押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

副業していることを職場で言わない

副業が上手くいっていたり、副業で忙しく睡眠時間が少なかったりする場合、同僚など勤務先の親しい人に副業について話してしまいがちです。しかし、自分のいない場で第三者に伝わってしまう危険性があることを忘れないようにしましょう。また、親しい同僚などが本当に信頼のおける人物であっても、会話や社内で使うチャットツールなどは、誰がどこで耳や目にするかわかりません。副業について社内で話すことは、ご法度と気を引き締めましょう。もっとも、友人や知人の間でも、不用意に副業や勤務先の副業禁止規定について話すのは、おすすめできません。副業していることを会社に密告されかねないからです。どんなに親しい関係にある相手でも、お金や仕事への評価が絡む話になると嫉妬や不満につながることがあるのが人間だと割り切ることも必要です。

住民税を自分で納付する

副業がバレた原因の多くが「給与だけでは不自然なほど住民税が上がった」ことによるものです。通常、すべての従業員の住民税を勤務先の会社がまとめて支払います。つまり、勤務先の会社は従業員一人ひとりの住民税額を把握できるのです。給与額で試算した金額より、高額な住民税額の従業員は、給与以外の収入があるとみなされます。税務署に所得税の確定申告をしない場合でも、住民税の計算にあたり、住所を置く地域の市区町村、自治体の役所には総収入を申告する義務があります。この申告をしない場合に、会社での給与額と総収入額にずれがあるとして、役所や税務署から正しい総収入額を申告し、追加の住民税を払うよう、会社が指摘を受けるかもしれません。副業がバレないようにするには、住民税を「普通徴収」として支払う手続きが有効だといわれています。普通徴収とは、自分で納付書を利用して住民税を支払う方法です。一方、特別徴収は、給与から天引きで住民税を支払う方法です。副業で得た収入で生じる住民税を普通徴収にする手続きは、副業での所得税の確定申告の際、確定申告書第二表の「住民税に関する事項」で「自分で納付」を選択します。役所へ収入を申告する場合も申告書の「支払い方法」で「自分で納付」を選びます。ただし、平成29年度から、原則として住民税は特別徴収を徹底するように義務付けられています。それに伴い、自治体によっては、普通徴収による手続きを認めてもらえないこともあるでしょう。

副業OKの会社に転職するのも選択肢

正直なところ、副業が絶対にバレない対策はないに等しいです。モニターや株など副業とみなされない副業もありますが、企業や組織によって考え方はそれぞれ異なるため、処分対象にあたるケースもあるでしょう。もし、どうしても副業をしたいなら、副業OKの企業に転職したり、バレる前に独立したりするのもおすすめです。信頼できる、転職サイトや転職のマッチングエージェントなどに、現状を素直に話し、転職や独立など自由度が高い方法を模索するのも、現代らしい生き方の一つといえるでしょう。

副業の他に稼げる方法は?おすすめの方法

副業は、収入源や知識、視野を広げるために有効なものです。しかし、副業禁止の企業に勤めていたり、副業を始めるのにハードルが高く感じたりする人には副業の他にも稼げる道を模索するのもよいでしょう。

今の仕事の年収アップを目指す

副業をする目的が収入アップなら、現在の本業で収入アップを目指すのも一つの手です。「昇級試験を受ける」「手当がつく資格を取得する」などが、わかりやすく目標としても立ち向かいやすいでしょう。また、上司や経営層などと話す機会があれば、顔を出し特徴や仕事の仕方を盗むというのも古典的ですが、必要な努力かもしれません。上層部に顔を覚えてもらえば、引き立ててもらえることも増えるでしょう。

高収入の職場へ転職する

同じ職種であっても、現状の職場では収入アップが望めないなら、いっそのこと高年収の競合に転職を考えるのもおすすめです。原則として、高収入の企業には優秀な人材が揃っているため、現在の職場でくすぶっているより、充実した日々が待っている可能性もあります。今より良い職場に転職するには、自分で求人を探すよりも、信頼できるエージェントに頼る方が確実です。少なくとも大手の転職エージェント2~3社に登録し、より自分と波長の合うエージェントを見つけましょう。

副業に関する体験談

副業が生活のメインになってしまいそうで不安

サラリーマンの傍ら、副業でWebライティングと株式投資、近所のお子さん達に英会話を教えています。おかげさまで仕事と言いますか?収益の方は順調そのもので今現在では経済的にゆとりがあります。ただ、本業へのダメージやプライベートの時間が多く費やされるため、自分の時間があまり取れません。経済的にはゆとりがありますが、精神的な豊かさには程遠いい現状です。正直、疲れ切っています。現在の状況は自分が理想とするライフワークバランスには程遠いものですね。出来れば精神的にも豊かに..そして満たされたい気持ちが非常に強いですが、現状、今の私のスキルでは経済的、精神的豊かさの二兎を追うことは出来ないようです。なにより、私自身、やると決めたらトコトンやらなければ気が済まないタチなのでプライベートの時間まで削って副業に専念してしまうことも!ようはプライベートと仕事の線引きが上手に出来ない人間のようですね。今の状態では年齢を重ねるに連れ、絶対に継続できないと自分でも思います。今後は誰かに頼ったり、体調に合わせて仕事をセーブする必要があるとつくづく思います。今は経済的にはゆとりはありますが、心身共に疲弊していることも事実。やはり、何事もほどほどが大事ですね。このままでは副業が生活のメインになってしまいそうで、ちょっと不安なところもあります。副業は生活に支障をきたさない程度に、適度に..ほどほどにやった方が絶対良いですよと、個人的にはこれから副業を検討している方にはアドバイスします。副業はプライベート、本業との線引きが本当に難しいです。やり過ぎには御用心を!私個人の経験上では副業はほどほどにやるのが最適解です(男性・35歳)

ポイントサイトやASPのセルフバックを利用

「ポイントサイト」や「ASPサイト」を使って、副業を行いました。具体的には、ポイントサイトからサービスを申し込み、ポイントを稼ぐ方法です。ASPに関してはセルフバックという方法ですが、こちらもポイントサイトと似ています。元々、投資に取り組みたくて、複数の証券会社に口座開設をするつもりでした。その際にポイントサイトという企業広告を載せているサイトから申し込めば、ポイントが付き、それを現金化できることを知りました。証券会社、銀行、FX業者、クレジットカードなどの金融関係は、かなり高いポイントがもらえる案件が多いです。ポイント獲得条件としては、入金や取引などを実際に行う必要がある案件もあります。口座開設のみでもらえるポイントよりも、具体的な取引が必要な案件の方が、より高いポイントを提示している傾向があります。入金のみであればともかく、具体的な取引となれば、その取引自体で損失が発生するリスクもあります。特にFX業者の案件は全体的にとてもポイントが高いですが、一方で損失が発生した場合に大きくなる可能性があります。ポイント獲得分に関して、損失の方が上回らないようにすることが大切です。私の場合はFX中心ではなく、証券会社の比較的安全性の高い投資商品に取り組むつもりだったので、その点で特に問題はありませんでした。もちろん金融関係だけではなく、その他の案件で利用したいサービスがあれば、必ずポイントサイトを通じて申し込むことで、ポイントを稼ぐことができました。ASPのセルフバックに関しては、要するに自己アフィリエイトのことです。もちろん正当な方法で、実際にASPがサービスの一つとして導入しています。これは自分自身が広告に申し込むことで、アフィリエイト報酬として受け取ることができます。他人にサービスを利用してもらう必要はなく、自分が申し込むことでセルフバックとして現金がもらえます。ポイントサイトと違う点は、セルフバックの場合はポイントではなく、現金で支給される点です。ポイントサイトは最初にポイントがつきますが、その後に現金などに換金するシステムです。どちらを利用しても現金になりますし、特に危険性もなく、ある程度まとまった金額のお小遣い稼ぎができました(男性・55歳)

マクロミルのアンケートで副業

本業での収入だけでは満足に暮らすことが難しく、もう少しお小遣いを増やしたいという思いから副業を考え始めました。アルバイトをするという方法も考えましたが、時間を制約されてしまうというデメリットを考慮し、隙間時間に手軽に稼ぐことができる「マクロミル」を利用しました。マクロミルは、アンケート数が多いという評判の通り、多いときでは1日に10件ほどの案件を頂くことができました。思考を問うものや、生活に関するものが多く、年齢や属性に関係なく誰でも答えやすいという印象を持ちました。しかし、アンケートの報酬は、5分で3円というような低価格なものがほとんどで、マクロミルを使って一生懸命頑張っても月に700円程度の報酬しか得られませんでした。時々、事前アンケートでピックアップされた方向けに、本アンケートが送られてくることがあります。その報酬は15分の時間で30円ほどでした。座談会やモニターなど、当選した人のみが参加できる案件に応募することを検討したこともありましたが、会場がほとんど関東地域なので、地方に住んでいる方にとっては不利です。結局の所、マクロミルで思っているような収入を得るのは難しく、割が合わないと感じ始め、3か月ほどで利用を辞めました(男性・27歳)

在宅ワークより、単発バイトアプリ仕事を探すことをお勧め

今では政府が勧めている副業に関して書きたいと思います。副業の形もいろいろありまして、実際に街に出て働く働き方や、今流行りの在宅で行う在宅ワークでの副業というのもあります。私としては在宅ワークでのWebライターを目指していたのですが、実際にライターとして働くと文字単価も安いですし、働いたわりに給料が低いというのがライターのデメリットでもあります。そのため今の時代、単発のアルバイトアプリであるタイミーなど、気軽に働ける単発バイトがたくさんあふれていますので、そのような働き方の方が実際にお金を稼ぐという意味では効率が良いと思われます。やはり楽して稼げる仕事はありませんし、家を出ずに在宅ワークで生活をしていくというのは困難でした。私は在宅ワークより、単発バイトアプリ仕事を探すことをお勧めします。色々な仕事が経験できて私は楽しかったです。単発バイトアプリであれば一度行って、もし嫌だったらもう行かなければいいだけなのです(男性・35歳)

輸入雑貨の販売の副業をやっていた

私が実際に体験したことがある副業は輸入雑貨の販売の副業です。どういう物が今人気で売れているかをリサーチしてそれを海外の業者から輸入して日本でフリマアプリを使って販売するということをしていました。この副業で一番大事なのは売れ筋の商品がどのようなものであるかをしっかり把握することです。その上で輸入する際には同じような商品でできるだけ安く仕入れることができる業者を見つけることが重要でした。なぜなら、海外から商品を輸入してそれを販売する時は同じような商品であっても売値が全然違うことがあるからです。なので、商品リサーチの際には単に売れ筋の商品をリサーチするだけでなく、売れ筋の商品がどこの業者で安く仕入れることができるかその点もしっかり見極めないといけないのでその点も注意して商品を輸入していました。この作業が意外と時間を取られるのですが、本業に支障が出ない範囲でやっていました。副業に力を入れ過ぎて本業が疎かになっては意味がないので商品のリサーチはほどほどにしていました。そうやって仕入れることができた商品をフリマアプリに出品してその差益で利益を出していました。その際にはしっかりフリマの手数料なども考慮した上で値付けしていました (女性・41歳)

YouTubeのゆっくり動画作成の副業

クラウドソーシングサイトでYouTubeのゆっくり動画作成を引き受けたことがあります。10分くらいの動画で1万円ほどで頼まれたので、けっこうおいしい仕事かなと思いました。ゆっくり動画なので、制作環境は無料のムービーメーカーで充分で、頂いたシナリオを流すだけです。自分で短いですが動画を作ったこともあったので、いけるだろうと思いました。しかし実際やってみると、これが案外手間がかかります。セリフひとつひとつをちょうどいいタイミングで流すのに調整します。動画を作成するので当たり前ではありますが、なかなか半自動作業とはいきません。PCで作業しましたので、マウスでポチポチとやっていきます。なかなかの作業になります。また、背景素材の調達も頼まれましたので、無料の素材から探します。これも言うだけなら簡単ですが、案外、ちょうどいい素材というのが見つかりません。見つかったら見つかったで、素材の利用規約などを確認しなければなりません。10分程度の動画をつくるのに、結局2日ほど要しました。それで提出したところ、もう少し速度をゆっくりで、とリテイクです。最初に頂いたサンプルと同じくらいの速度にしたつもりだったのですが……。相手の感覚次第なので、なかなか難しいと感じました。とはいえ慣れれば速度は上がるでしょうし、こういった作業が苦手でない人なら良い在宅仕事だと思います(女性・42歳)

主にライターとして副業をしている

CrowdWorks、ランサーズ、ライター@JOBPORTALの3つのクラウドソーシングで主にライターとして副業をしています。ライターの他はHP作成、リスティングなどの経験があります。また、クラウドソーシングを介さない直接取引も数社あります。ライターの副業では、案件を検索しても単価が安いものが多く、0.1円以下のものがほとんどで副業をはじめた頃は実績もなかったため、そういった単価の安い案件ばかりをこなしていました。案件の例を挙げると、2000文字以上書いて報酬は100円(税込)で、そこからクラウドソーシングの利用手数料が20%差し引かれてしまうため、手元に入ってくるお金は80円ほどでした。2000文字を調べて書くとなると、2時間ほどかかっていたため、時給換算すると時給40円という目も当てられない金額でした。ただ、副業を続けているうちに依頼も増えてきて、副業を始めてから数年たった今では文字単価1円以上~の案件も受けられるようになってきました。特にタスク形式ではなく、プロジェクト形式だとクライアントと直接単価についての交渉ができたりコミュニケーションがとれるため、とても有難いと思っています(男性・33歳)

ライターは続けることで単価が上がっていく

副業は、ライターをしています。基本的には、文章を書いて構成をしたり一から記事を作成したりという活動をしています。ライターを始めたきっかけは、アパレルをしていて月収が少なかったため始めました。しかし、最初はなかなか稼げなくて苦労しました。1件当たり10円ほどという少ない報酬で働いていてすごく大変でした。アパレルの低月収の足しにもならなかったので意味がないなと思っていました。しかし、続けていくうちにどんどん稼げるようになってきてすごく自分でも楽しめるようになりました。そこから約3年間継続しているのですが、ライターは続けていくことで単価が上がっていく仕事かなと思いました。初心者からも始められるのでおすすめです。

クラウドソーシングで月収6〜7万円の副収入

クラウドソーシングを副業としています。WEBライターを少々とやWEBデザイナーの経験がそれまでにあったため、副業もこの分野で勝負したいと思いました。WEBライターとしては経験が足りないことがわかっていたのでタスク作業で簡単な案件をこなしたのちに次第に大型案件をこなしていけるようになりました。「WEBライター初心者」に近い状態でしたが指名でプロジェクト案件をもらえるほどになりました。WEBライターとしては結構自信があったため、クライアント様の期待以上の成果物を納品していけるようになるまでもそんなにj間がかかりませんでした。リピート案件をもらえるようにもなり、収入もスキルもみるみる上がっていきました。平均として、月収6〜7万円の副収入を安定して得られるようになりました。

動物に関するYouTube動画の素材集めに副業

副業サイトに登録して初めて行った仕事が、動物に関するYouTube動画の素材集めでした。元々動物の動画やSNSなどを見ることが好きだったため応募し、犬や猫のおもしろ動画や画像とスレッドを集める案件を行いました。実際作業を進めていく中で、普段見ているほのぼのした動画以外にたまに目を覆いたくなるような動画や書き込みが紛れており、自分の知らない世界に衝撃を受けました。依頼者の方はやりとりはスムーズでしたが、予想以上に細かな作業の指定があったり、提出するフォーマットが上手機能しなかったりと試行錯誤を繰り返しながら、最終的に無事に納品はできました。興味があり応募した案件でしたが、予想以上の時間と労力を費やすこととなり、先方からは継続の依頼を頂きましたが、新たな案件についてはお断りしてしまいました。興味がある内容でも、実際に行ってみないと詳細まではわからないことを実感し、よい勉強になりました(男性・35歳)

副業に関するQ&A

副業について寄せられる疑問についてQ&Aでお答えします。

副業はどれくらい稼げる?

副業でどのくらい稼げるかは、当人のスキルや職種によります。Job総研が2022年8月に発表した「2022年 副業・兼業に関する実態調査」を参考にすると「副業・兼業のみで得ている年収の平均」は192.6万円という結果です。中央値は100万円ですが、調査対象者663名の全回答の中の最高値は1,655万円で、最低値は1万円と副業での収入は、本業より個人差が顕著といえるかもしれません。

出典:Job総研「2022年 副業・兼業に関する実態調査

確定申告はいくらから必要?

確定申告は年間20万円以上から必須です。ただし、青色申告であれば副業による収入より経費が上回る場合、損失申告でき翌年の節税になります。そのため、年間20万円以下の収入の人でも確定申告のメリットがある場合もあります。また、クライアントによってはあらかじめ10.21%の所得税を源泉徴収されている場合もあるでしょう。確定申告することで、源泉徴収された金額が戻ってくることもあります。

もし副業したらどれくらいの税金がかかる?

副業したからといって必ずしも税金がかかるわけではありません。副業で得た収入と経費がいくらか、本業と副業どちらで控除申請するのかによっても、副業の税金の額が異なります。ただし、所得税は「所得税額 = 課税される所得金額 × 所得税の税率」で決まります。加えて、復興特別所得税や住民税なども副業の所得により高くなる可能性があります。確定申告しなくても、こうした税金を算定するために、副業で得た所得は役所に申請する必要があります。

副業しない方が良いケースは?

副業しない方が良いケースとして明確な基準はありません。しかし、就職・転職して日が浅い場合や職務上の守秘義務に差し障る場合、本業の勤め先が副業禁止の場合などは、副業をおすすめできません。勤務先が副業禁止の場合や副業できる状況にないのに、副業がバレたらどうなってしまうのでしょうか?副業の内容や企業の考え方によっても対応が異なりますが、説明責任が生じたり、最悪の場合、減給や出勤停止といった処分が下されたりする危険性も在ります

副業禁止の会社に勤めながらの副業は違法?

原則として副業を禁止する法律はありません。しかし、副業禁止の就業規定を明示したうえで雇用契約を結んでいる場合、副業禁止の企業で副業がバレた社員にペナルティを与えることも法律で認められています。両者は矛盾しているように見えますが、職種や企業・組織規模によってさまざまな規制をしないと他の法律に抵触する可能性もあります。ただし、10名以上を雇用する企業では就業規定を設ける必要性があるのに怠っていたり、表向き副業禁止とは就業規定に書かれていないものの、なんとなく経営層が嫌がっていたりする企業では、副業がバレた従業員を処分することは法に反します。

手渡しの給料なら副業はバレない?

シンプルに答えはNOです。手渡しの給料であっても、税法を守った給与である場合、なんの対策もしなければ副業はバレると思っておいた方がよいでしょう。また、手渡しの給料でも、年間の報酬が20万円を超えるなら、副業先での年末調整は避け確定申告が必要です。20万円以下でも、住民税のために役所に申告が必要というのは変わりません。

最後に

副業は、少子高齢化による人材不足への懸念と地方格差の解消、国民の所得を底上げするために国が中心となり推進する財政再建計画の一つといえます。働き方改革の施行や、スマホや在宅で気軽に始められる副業の職種が増えたことも後押しし、副業人材が増えていますが、いまだに副業禁止の企業もあります。しかし、基本的に副業は、収入やスキル、経験値をアップできる非常に前向きなものです。本業に還元できることもあるでしょう。ランキングで紹介した、さまざまな副業を試してみるのもおすすめです。

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