【看護師転職理由ランキング】合わない?きっかけと本音の退職理由を例文つきで解説!
2024.7.12 Column
「看護師を続けていく自信がない」「転職してもっと良い環境に身を置きたい」あなたは看護師として身を粉にして働く中で、このような思いを持ってはいませんか?看護師は「人の役に立つ立派な職業」とよく言われます。もちろん看護師は立派な職業です。しかし、実際の現場では看護師独特の人間関係や雰囲気、慣習などが原因で多くの悩みが存在します。そういった環境の中で、転職したいと考える看護師も非常に多いのです。実際、2017年に日本医療労働組合連合会が行った調査では看護師の約75%が「仕事を辞めたい」と回答しています。看護師は人材不足の現場も多いため、転職が他の職業よりも容易であることも転職率や離職率の高さに影響しているでしょう。しかし転職しやすいからといって、今の職場を思い切って辞めても次の職場が見つからない…なんてことも。そこで本記事では、看護師が転職を成功させるための退職理由の伝え方を紹介します。
・看護師に多い転職理由
・転職時の採用面接での退職理由の伝え方
・採用担当者が見ているポイント
・今の職場への退職理由の伝え方
最後までお読みいただき、あなたの転職活動の参考にしてください。
看護師が転職する主な理由
看護師が転職する理由はたくさんあります。看護師が転職を考える主な理由としては、以下の理由が挙げられます。
・結婚・出産・育児などの生活面の変化
・残業が多い・休暇が取れない
・人間関係が悪い
・他施設への興味
・本人や家族の健康問題・介護問題
・給与への不満
・看護師の仕事の責任の重さ・医療事故への不安
・夜勤が体力的にきつい
・通勤が困難
・教育体制への不満・進学
2021年現在、看護師はほとんどが女性。そのため、女性ならではのライフプランや生活面の変化に影響されることもよくあります。さらに、女性ばかりの職場で独特な雰囲気の中での仕事という面もストレスに感じる人は多いようです。また、人の命を預かるプレッシャーに負けて、他の業界へ転職してしまう人もいます。
転職理由と退職理由の違い
ここでまずお伝えしておくことが、転職理由と退職理由は違うということです。転職理由と退職理由は「前職を辞めようと思った理由」という点では全く同じ意味を指します。では何が違うのか?それは、「前向きな理由」か「後ろ向きな理由」かという違いです。転職理由は「次の職場で叶えたい希望や理想」です。たとえば、「スキルアップしたい」や「ワークライフバランスを充実させたい」などが当てはまります。一方で、退職理由というのは「前職で辞める理由になった不満を感じていた部分」です。具体的には、「教育体制が充実していない」や「有給が取れない」などです。つまり、退職理由で満足できなかった部分を充実させたいという希望が転職理由なのです。実際にはどちらも同じことを言っているのですが、伝え方によって相手の感じ方が全く違うことが分かっていただけたと思います。転職理由を考える時には、まずは退職したい理由をまとめて、そこからどうなりたいのかを考えると良いでしょう。
転職を決意する前に試すこと
今の職場で不満がどんどん溜まって、転職しようか悩んでいる。そんなあなたは一度、今の職場でできることを試してみませんか?看護師は転職しやすい職業です。とはいえ、転職で環境が変わるとイチから勉強する必要があったり、環境の変化に順応するのに精一杯だったりということも。また、「転職したけれど、やっぱり前の職場の方が良かった」と後悔する人も中にはいます。あなたがそういった後悔をしないためにも、今の職場で不満を改善することができるか一度試していただきたいのです。ここでは、お悩み別に不満解消の方法をお伝えします。しっかり確認して、環境の改善に役立ててくださいね。
人間関係で困っているなら
どうしても気が合わない同僚が職場にいるのなら、まずは思い切って距離を詰めてみましょう。「話しかけてみる」「意識的に一緒に仕事をしてみる」など辞める前に試してみることで、苦手意識が思い過ごしだったと気づくことができるかもしれません。もしかすると、「その行為ががストレス」と感じるかもしれません。しかし、転職すること自体がそれ以上の一大イベント。それに、転職先にも苦手な同僚がいるかもしれません。どのような生活をしていても、人間関係は普段の生活にはつきもの。結果として苦手な同僚に歩み寄ることができなくても、転職先での人間関係の構築に役立つかもしれません。
給与に不満があるなら
今の給与に不満があるのなら、これまでのあなたの経験や成果を具体的にまとめて、職場に昇給の打診をしてみましょう。漠然と給料を上げてほしいと伝えるのではなく、これだけ貢献したから昇給して欲しいというように打診することで待遇改善に繋がる可能性があります。また、待遇が改善されない理由を回答してもらうことで、待遇がそのままだとしても納得感を持って働くことができるかもしれません。もしも全く納得できなくても、当初の予定通り転職をするだけです。また、まとめた実績などは転職活動にも活用することができます。転職よりも小さい労力で給与アップの可能性があるので、試してみて損はないでしょう。
体力に不安があるなら
体力に不安がある場合は体力負担が少ない部署や診療科への移動を申し出てみてください。上手くいけば転職することなく体力の負担を減らすことができます。今の職場で移動が難しいのであれば、転職を考える大きな理由の1つになります。
看護師採用面接時に退職理由はどう伝える?
転職の時の看護師採用面接で、前職の退職理由を聞かれると「答えづらい…」と感じる人は多いです。家族の転勤や介護などの外的要因の場合は素直に答えやすいと思いますが、それ以外の場合はネガティブな理由がほとんど。あまり相手に言いたくないこともあるでしょう。そこで、ここでは看護師採用面接で退職理由を伝える時のポイントについてご紹介します。
絶対に嘘はつかない
退職理由が相手に言いづらい理由であったとしても、嘘をつくことは絶対に避けましょう。一度嘘をついてしまうと、取り消すことはできません。採用担当者は今までに多くの採用面接を経験しています。そのため、あなたがついた嘘も簡単に見抜かれてしまう可能性が高いです。また、深堀りされて答えられないケースや矛盾した回答をしてしまうリスクがあります。後々嘘がバレてトラブルになることも。採用面接での嘘はあなたが思っているよりもリスクが大きいものです。採用面接で嘘を付かなくても良いように、しっかりと対策をして面接に臨みましょう。
給与などの待遇や人間関係の不満はNG
・給与が低い
・人間関係がストレスだった
・残業が多かった
上記などの理由で退職をした人は注意が必要です。こういったネガティブな理由をそのまま伝えると、「不満を持ちやすそう」「同じ理由で辞めるかもしれない」「自分の利害を優先しそう」などのネガティブな印象を与えてしまうことがあります。もしも、こういったネガティブな理由で前職を退職しているのなら、面接前に面接に適した答え方を準備しておいてください。
応募先への転職によって解決されることのみを伝える
採用面接では、応募先への転職によって解決される転職理由のみ伝えるようにしましょう。逆に言うと、応募先でも繰り返される可能性のある退職理由は伝えてはいけません。また同じようなことが起こると、すぐに退職するのではないかと思われてしまいます。たとえば、人間関係などは入職してからしか分からない部分も多いです。入職してから人間関係のトラブルが発生する可能性も充分考えられます。人間関係を解決したくて転職した場合は、再度、人間関係のトラブルで転職する可能性があると判断されてしまいます。なので、応募先でも繰り返される可能性のある退職理由には注意が必要です。また、漠然とした退職理由を伝えてしまうと内定が遠のいてしまいます。漠然とした退職理由は先ほどの例と同様に、入職後に繰り返される可能性があると判断されてしまいます。転職理由・退職理由は応募先への転職によって解決される具体的な理由を準備しましょう。
退職理由と志望動機を関連付ける
退職理由を志望動機に関連付けることも非常に重要です。退職理由はポジティブに言い換えれば、「貴院のような職場で働きたい」という志望動機になります。このように、退職理由を伝える時は志望動機とセットで伝えることが大切です。退職理由と志望動機をセットにすると、退職理由がネガティブな印象になりにくいです。たとえば、スキルアップが志望動機の場合は「前職では経験できなかった看護を提供したい」と病院の規模や設備と絡めて具体的に伝えるとより効果的です。退職理由がどうしてもネガティブになってしまうという人はぜひこの方法を試してみてください。すでに志望動機を伝えている場合は、「先ほども述べましたが」などと前置きをしてから伝えると良いでしょう。
ポジティブな転職理由に言い換える
環境の変化などの外的要因以外の要因で転職する場合、転職理由は基本的にはネガティブな理由になってしまいます。なぜなら、職場の全てに満足している人は転職を考えたりはしないからです。職場に少なからず不満を抱いているからこそ、転職活動をしています。しかし、ネガティブな理由をそのまま伝えると、採用担当者に悪い印象を与えてしまう可能性があります。ネガティブな理由もできるだけポジティブな理由に言い換えて伝えるように意識しましょう。
転職理由を言い換えるポイント
転職理由をポジティブに言い換えると言っても、もともとネガティブな理由を真逆なポジティブな理由にするのは難しいです。そこで、ここからはよくある転職理由別に言い換えのポイントをご紹介します。最後まで確認して、相手にポジティブな印象を与える採用面接の参考にしてくださいね。
人間関係が悪い
人間関係に問題があって転職する場合は、できるだけその理由をそのまま伝えることは避けてください。人間関係以外の言葉や理由で言い換えるのがおすすめです。なぜなら、ストレートに「人間関係が悪かった」「同僚に不満があった」と言ってしまうと、採用担当者があなたの協調性や人間性に疑問を持ってしまうリスクがあります。どうしても人間関係について伝える必要がある場合は、チームワークや個人の仕事の方法などの具体的な環境を例に出して言い換えてみましょう。
残業や夜勤が体力的にきつい
残業や夜勤の多さのような働き方が原因で転職する時は「仕事の効率化」「自己研鑽」の2点のアピールがおすすめです。ポイントは新しい仕事への意欲があり、クオリティーを高めるために努力するという姿勢を伝える事です。なお、残業時間過多など、前職の問題を客観的に判断できるものはそのまま伝えても問題ありません。むしろ「残業○○時間、夜勤○○回だった」と伝えて不採用となる場合、その応募先も残業量や夜勤回数が多い可能性が高いです。
配属先が希望の仕事・診療科ではなかった
前職の仕事内容に不満があり、転職を希望している場合は「やりたい業務を希望する理由」と「今後に生かせる経験や知識」をアピールしましょう。しかし、伝え方によっては「意に沿わないことを嫌がる人」「適応力がない人」と捉えられてしまうことも。そういったネガティブな印象を避けるためには、今までの経験を生かして任せられた仕事をしっかりとやり遂げる人であることを伝えるように意識しましょう。
待遇に不満があった
待遇面の不満は不満を感じているポイントによって言い換え方は違います。基本的には「前職の不満点を解消すれば応募先の施設により大きく貢献できる」「応募先の施設で前職の不満点を解消できる理由」の2点をアピールします。たとえば、「休暇が取れない」という不満があったとします。その場合は「しっかりとお休みがあればメリハリをつけて仕事ができる」「自己研鑽の時間を確保し、より施設に貢献できる」というアピールにつなげることができます。また、「前職では年間休日が○○日だったところ、貴院では○○日なので休日を慌ただしく過ごすのではなく、自己研鑽など有意義に過ごすことができる」のように、前職と具体的に比較し、先ほどご紹介した2点のアピールを同時にすることもできます。
年功序列の評価制度
看護師の仕事はまだ年功序列制度が残っている施設も多いです。年功序列などの評価制度に不満が合った場合には、「本来なら評価される仕事をした経験」「継続的なキャリアアップを希望している」などを転職理由に絡めてアピールしてみましょう。ただし、注意しなければ「自信過剰」「難癖を付けている」という印象を与えてしまう可能性もあります。面接では評価制度に不満がある場合は、評価されるだけのことを実践しているのかという点で深堀される可能性が高いです。あなたが前職でどういう働きをして、職場に貢献していたのかを具体的に洗い出しておきましょう。
自分の能力不足
自分の能力に自信が持てず、実力とのギャップを感じて転職を考える場合もあります。その場合は、「自分が経験してきた仕事」や「患者さんとの関わりで大切にしているあなたの強み」に焦点を当ててみましょう。「前職で役に立たなかった」と自信を失くしてしまっているかもしれません。しかし、あなたが働いてきた時間は決して無駄な時間ではありません。必ず、何か学びや自信に繋がる事があるはずです。面接では自分のしてきたことに誇りと自信をもって臨むようにしましょう。
看護師採用面接で採用担当者が見ているポイント
看護師の採用面接で採用担当者が見ているポイントはいくつかあります。ここでは、採用担当者が転職理由を聞く理由と採用担当者が見ている3つのポイントをご紹介します。3つのポイントは以下の通りです。
・転職理由と志望動機の一貫性
・転職理由と看護観の一貫性
・転職理由の納得度の高さ
これらをそれぞれ詳しくご紹介します。しっかり確認して採用担当者の求める回答の参考にしてください。
なぜ採用担当者は転職理由を聞くのか?
採用担当者が転職理由を聞く理由は3点です。
・同じ理由で早期退職する可能性がないかを確認するため
・あなたの仕事への考え方やコミュニケーション能力を確認するため
・仕事に対する責任感を確認するため
基本的には採用担当者はこの3点を見極めたいと考えています。ですので、転職理由を考える際には最低限この3点をクリアする理由を考える必要があります。これを前提条件として、以下の3つのポイントを確認してみてください。
転職理由と志望動機の一貫性
先ほど、退職理由と志望動機を関連付けて伝えることが重要とお伝えしました。逆も然りで、転職理由と志望動機に一貫性がないと、あなたの志望動機が一気に軽い印象となってしまいます。転職理由と志望動機に一貫性を持たせることで、しっかりと考えた上で転職に臨んでいると印象付けることができます。また、転職を何回も重ねている場合は過去の転職理由にも一貫性を持たせた方が良いでしょう。過去の転職を自分の目標などに合わせてストーリーとして伝えることができれば、あなたの転職理由も深みが増して、より説得力のある理由になります。
転職理由と看護観の一貫性
転職理由と看護観の一貫性も重要な要素の1つです。あなたの看護観が転職理由と矛盾せずに結びついていることが重要です。たとえば、「病院では患者さんとの関わりに限界を感じたので在宅看護で患者さんと密に関わっていきたい」のように、転職理由に看護観を結びつけながら前向きに伝えるとより良いです。面接の前にあなたがどのような看護観を持ち、どのような看護師になりたいかを今一度考えてみるとよいでしょう。
転職理由の納得度の高さ
あなたの転職理由を採用担当者に「なるほど」と納得してもらう必要もあります。もしも、あなたが重要な理由だと思っていても採用担当者が「そんなくだらないことで辞めるのか」と感じてしまうと、またすぐに辞めそうだと判断されてしまうかもしれません。つまり、採用担当者にあなたの転職理由を納得してもらうには、具体的に細部まで考える必要があります。
・なぜ転職したいのか
・転職すれば何を得られるのか
・転職で何を成し遂げたいのか
これらを事前に考えることであなたの転職理由も納得度が高いものとなります。
採用担当者からのよくある質問
採用面接の中で、採用担当者から質問されることもあります。ここでは、よくある質問をご紹介するので、本番でビックリして慌てることが無いようにしっかりと確認してくださいね。
看護観について
あなたの看護観について聞かれることがあります。採用担当者はあなたがどういった考えを持ち、どういった看護をするのかを見極めたいと考えています。また、採用担当者にとって、あなたの看護観が応募先の雰囲気や方針とマッチしているかの確認も重要です。なので、まずは応募先の情報をしっかりと調査し、応募先の方針や雰囲気を確認したうえで、応募先の施設の方針に合った看護観を伝えると良いでしょう。その場合も嘘はつく必要はありません。あなたの中で重要なことを、応募先の方針に合わせた伝え方をするように意識してみてください。
今までの患者さんとの心に残ったエピソード
あなたと患者さんのエピソードもよく聞かれる質問の1つです。この質問で、あなたが実際にどういう看護師でどういった看護をするのかを見極めようとしています。必要以上に脚色する必要はありませんが、いきなり聞かれてすぐに思いつく質問ではないので、事前に1度考えておくと本番で慌てずに答えることができます。
希望の仕事内容・労働条件・待遇
入職後のミスマッチを防ぐために、希望の条件を聞かれる場合もあります。ここでは背伸びしすぎず、身の丈に合った回答がおすすめです。応募先の施設も出来る限りあなたの条件を考慮してはくれますが、身の丈に合わない条件提示は不採用の原因となります。求人情報や応募先から出された条件をよく考慮して、回答するようにしましょう。
履歴書・職務経歴書への退職理由の書き方
応募書類には退職理由を記入する必要がある箇所がいくつかあります。あなたにとって、応募書類の目的は書類選考を通過すること。他の人の応募書類と比べられる中で「会ってみたい」と思わせることが重要です。ポイントは退職理由は短く簡潔に書くこと。退職理由をだらだら長く説明する必要はありません。職務経歴書は履歴書には書ききれない経験やスキルをアピールする書類です。退職理由について丁寧かつ手短に記載しておくと、退職についても誤解を与えることなく、マイナスの印象をプラスに持っていく事が出来ます。
看護師が転職する時の退職方法と勤務先への伝え方
ここまでお伝えしてきたように、転職をする際の転職理由について考えることは重要です。しかし、まずは今の職場を辞めなければならないという状況の人もいるでしょう。現在では、看護師が不足している職場も多く、辞めたいという看護師を強引に引き止めるという場合もあります。そこで、まずきちんと退職できるように転職する際の勤務先への伝え方をお伝えします。
ポジティブな退職理由を探す
退職理由はポジティブな理由を探すようにしましょう。退職したい職場なので、ネガティブな理由がキッカケで辞めたいと感じているかもしれません。しかし、入職した時は「この職場で頑張ろう」と希望を持って入職したはず。その気持ちを思い出して、まずはポジティブな理由を探してみましょう。
ネガティブな退職理由は言い換える
たくさん考えたけれどネガティブな理由しかなかったという場合もあるでしょう。その時は、ネガティブな理由をポジティブに言い換えるようにしましょう。ポイントは「自分は退職理由を解決するために努力をした」「前向きな退職であること」をアピールすることです。
嘘をつくリスクを考慮する
退職理由で嘘をつくことはおすすめできません。親の介護や配偶者の転勤など、引き止められにくい嘘をついて早く辞めたいと考えるかもしれません。しかし、嘘が途中でバレてしまうと、退職が逆に難航してしまう可能性もあります。どうしても嘘を付かなければならない場合にも、嘘を付くリスクをしっかりと考えた上で嘘をつくようにしましょう。
上司に退職を引き止められたら?
「辞めたい」と伝えたら、一度は引き止められる場合が多いです。看護師不足の職場では特にその傾向は強いでしょう。しかし、絶対に退職できない職場というのはありません。退職も労働者の権利として法律に定められているからです。とはいっても、退職の相談をしたら強い引き止めにあったり、退職日を大幅に先延ばしにされたりなど、様々なケースがあります。そのような引き止めにあった時は、まずは以前よりも強気に退職する旨を伝えることが重要です。退職しようか考えているという相談ベースではなく、退職しますという報告に行くくらいの気持ちで臨みましょう。それでも話が進まなければ、直辱の看護師長や看護部長ではなく人事部や総務部への相談がおすすめです。また、「労働基準監査官に相談に行きます」と伝えると、退職の許可が出るケースもあります。
最後に
いかがでしたか?本記事では以下のことをご紹介しました。
・看護師に多い転職理由
・転職時の採用面接での退職理由の伝え方
・採用担当者が見ているポイント
・今の職場への退職理由の伝え方
転職を考えてはいるけれど、上手くいくかわからない…。そう言って転職を躊躇してしまう人も意外と多くいます。確かに、転職は必ず成功するという訳ではありません。しかし、今の環境を転職せずに変える事が出来ないのであれば、環境を変えるには転職をするしかありません。もしも転職で面接が不安という場合には、転職サイトを利用するのも良いでしょう。看護師専用の転職サイトでは、転職時の面接対策などに力を入れているサイトもたくさんあります。転職サイトを利用してもしなくても、本記事の内容を意識することで転職の成功率は上がること間違いありません。本記事を参考にして、後悔のない転職活動をしてくださいね。あなたが理想の職場に出会えることを心よりお祈り申し上げます。
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