【看護師転職時期】おすすめの退職時期を徹底分析!転職に有利になる方法を紹介!
2024.7.13 Column
転職を考えるなら、転職が成功しやすい時期を選んで転職したいものですよね。一般企業においては、転職におすすめの時期が年に数回ありますが、看護師転職の場合はどうでしょうか。今回は看護師にとってのおすすめの退職時期を徹底分析し、転職に有利になる方法を紹介していきます。看護師の方で別の病院への転職を成功させたい方にはとても貴重な情報になりますので、是非、ご覧ください。
看護師の求人動向の特徴は?
一般企業では、2月、3月に求人数が増加する傾向があります。また、中途採用においては10月からの採用が中心である為、8月から9月にかけて求人数が増加していくようです。しかし、看護師の求人動向はこの状況とは少し異なっています。ここからは看護師が転職を考える上でおすすめの時期、タイミングについて見ていきましょう。
看護師の求人が増減する時期
一般的に看護師の総求人数は、1月、6月から7月に渡って増加傾向にあります。その大きな理由としては、「ボーナスを貰って退職をする人が多い」という事が挙げられます。その時期に減少した人員の補助の為に求人が増加する仕組みになっているようです。逆に、求人が減少するのは4月、12月というデータがあります。4月は一般企業と同様に新卒の職員が増加し、人手不足になる事は殆どありません。12月は年末年始の長期休暇の影響により、業界全体が業務過多の状態に入ってしまい、求人に掛ける時間・余裕がない為、求人数は減少傾向になっています。
即戦力の求人が多い時期
看護師業界では人員の状況とは関係なく、業務の都合上、即戦力がすぐにでも必要なケースが多いです。全体的な傾向として、9月に現場の人員強化の為の大量採用を行う事が多いようです。もしあなたが臨床経験豊富で、現場ですぐに活躍できるスキルがあるのであれば、9月は転職を目指すためのおすすめの時期と言えるでしょう。
転職時期を見極めるポイントは?
転職を成功させるためには絶好のタイミングを見極める事が重要です。もし転職時期を間違えてしまうと、現在の職場でボーナスを貰い損ねたり、転職先で充分な研修・教育を受けられずに困惑してしまう場合もあるので注意しましょう。一度退職を決めたら一刻でも早く転職したい気持ちはわかりますが、決して焦ることはありません。他の病院の求人動向やボーナス支給時期、転職候補の状況、待遇などを確認しながら最適なタイミングを見極めましょう。ここからは看護師が転職するおすすめの時期について解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
求人が豊富な時期を狙う
先程も述べたように、看護師の退職はボーナス受給後に増加傾向にあり、その人員補助の為に1月、6月、7月にかけて急激に求人数が増加します。多くの施設、病院などで求人が増え、自分に合った職場を自分が「選択できる」時期ですので、転職におけるおすすめの時期と言えるでしょう。特におすすめの転職時期は1月です。1月はボーナス支給後に各職場を退職した人が増加し、それに伴い求人数も増加しています。更に年始から転職活動を始める人は少ないので、競争率が低く、非常におすすめの転職時期です。ただ一点だけ注意しなければいけないのは、現職でのボーナスの受け取りに関することです。現職でボーナスを受け取る為には支払い日に現職に在籍していることは必須となります。退職時期を間違えてボーナスを受給できなかった事例も多々ありますので、そのような事態を避けるためにも事前にボーナスの支給日、受給条件などを確認して転職時期を決める事をおすすめします。
転職後に徹底した教育を受けられる時期を狙う
看護師としての今までの経験が豊富であっても、転職してすぐに業務に慣れるのはなかなか難しいでしょう。基本的な業務はどの施設、病院において共通する部分があるものの、細かい業務部分においては施設や病院によって異なる為、それぞれにあった方法を学び、取得しなければなりません。業務上のトラブルの発生を未然に防ぎ、スムーズに業務を行うためには「転職後に徹底した教育を受けられる時期を狙う」のも得策でしょう。その点において一番避けた方が良い時期が4月です。4月は新卒の入所者の研修、教育が実施されている為、中途採用者の教育にまで手が回らない事態が考えられます。また、8月や12月は職員が休暇を多めに取得する傾向が多いため、現場は人手が足りません。この時期に転職してしまうと十分な教育、研修も受けられない上に転職後早々、忙しくて大変な目に合う可能性が高いので避けた方が得策と言えるでしょう。逆に言うと、これらの時期を避ければ転職後もじっくりと研修、教育を受ける事が可能できますので、その時期を狙い転職を進めましょう。
落ち着いて転職可能な時期は?
落ち着いた状況での転職を考えるのであれば、2月付近がおすすめです。2月は全体的に職員の採用・退職が少なく、その為、採用担当者の業務が落ち着いている時期と言えます。この時期は一般的に求人数が少ない時期ではありますが、採用する側からすれば、応募者1人1人をじっくりと面接できると考えていますので、採用される可能性が高くなるケースもあります。全体的な求人数は少なくても、堅実に転職活動を進めたい方にとって、2月はおすすめです。
総合病院や大学病院への転職を目指す時期は?
総合病院や大学病院への転職を考えるのであれば、事前の転職準備が必須になります。4月の転職を目指すのであれば、その前年度の5月くらいから転職活動を開始し、夏頃には内定をもらえるようにしましょう。また、それ以外の時期(年度内の転職を行う際は、夏や冬のボーナス後、求人数が増加する時期)を想定し、秋から冬にかけての募集、採用に向けた転職活動をするのがおすすめです。とにかく看護師の転職活動においては、迅速な情報収集と余裕のある計画作りが必須です。
個人病院への転職を目指す時期は?
総合病院や大学病院などの大規模な施設においては、毎年大量に定期採用予定の募集を実施する傾向があるのですが、小規模経営の個人病院などでは、欠員が出ない限り求人を出すことは殆どありません。そのため個人病院への転職を希望するのであれば、狙いの病院の動向などを定期的にチェックし、募集のタイミングがあれば転職を試みるのがベストでしょう。特に世間一般で新生活が始まっていく4月から5月、または9月から10月の時期において個人病院などでも募集、採用の可能性が向上しますので、これらの時期を利用すれば転職活動が有利になります。
訪問看護師転職のポイントは?
現在は在宅医療のニーズが高まっており、今後その需要はますます高まる様相を見せています。そのため、訪問看護師への転職も有効な選択肢と言えるでしょう。以前は訪問看護師になるには10年程度の臨床経験が必須と言われていましたが、そのニーズが高まっていくにつれ、臨床経験がまだ少ない看護師を積極的に採用し、その教育に力を注ぐ病院、施設が増加してきています。訪問看護師の勤務先として、病院、診療所(個人病院)、訪問介護ステーションなど多様な勤務先があり、勤務状況、時間も様々で色々な側面で自分に合った仕事を見つける事ができるでしょう。もし、臨床経験がまだ少ない状態で訪問看護師に転職しようとするのであれば、転職先の勤務状況を確認するのは勿論のことですが、転職後に受けられる教育や研修制度についての確認も重要です。今後、確実に訪問看護師の需要は高まると言われていますので、求人動向をこまめにチェックして、良い転職のタイミングを掴みましょう。
今後の看護師の転職状況は?
現在の現場医療において看護師の需要は日に日に高まっており、それに反して多くの病院、施設で人手不足であるのが現状です。そのため、今後も引く手あまたの状態になる事は間違いありません。おすすめの職種と言えるでしょう。
最後に
十分な情報を収集しないまま転職を進めていくと、転職しても自分の予想外な結果に陥り、すぐに退職してしまう可能性があります。まずは自分が狙う転職先の情報収集を入念に行い、あなたにとってメリットがあるタイミングを計った上で、転職を進めていきましょう。転職を確実に成功させたいと感じるなら、転職エージェントに相談するのも1つの手段です。転職エージェントの中でも看護師の転職に特化した看護師専門のエージェントならきっとあなたの希望に沿った転職先、時期などの的確なアドバイスをくれる事は間違いありません。看護師の転職先、時期などについて悩んでしまったときは是非転職エージェントへの相談をおすすめします。
Ranking ランキング
-
「おカネをもらう=プロフェッショナル」と考える人が見落としている重要な視点
2024.6.17 Interview
-
さすがにもう変わらないと、日本はまずい。世界の高度技能者から見て日本は「アジアで最も働きたくない国」。
2018.4.25 Interview
-
評価は時間ではなくジョブ・ディスクリプション+インパクト。働き方改革を本気で実践する為に変えるべき事。
2018.4.23 Interview
-
時代は刻々と変化している。世の中の力が“個人”へ移りつつある今、昨日の正解が今日は不正解かもしれない。
2018.4.2 Interview
-
働き方改革の本質は、杓子定規の残業減ではなく、個人に合わせて雇用側も変化し選択できる社会になる事。
2018.3.30 Interview