【大企業総合職のキャリアに関する意識調査】ライフ／ライスワーク／ライフワークの理想と現実のギャップが浮き彫りに！「ライフワークの比重を3年以内に上げたい」大企業総合職は6割超　～ライフワークに出会っている大企業総合職の92.3％が実感！「ライフワークへの取り組みで幸福度が上がった」～

大企業総合職のキャリアに関する意識調査を実施しました。

調査概要

調査概要：大企業総合職のキャリアに関する意識調査
調査方法：インターネット調査
調査期間：2023年5月25日～同年5月25日
有効回答：30代、40代の大企業総合職111名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1　情報の出典元として「みらいワークス総合研究所」の名前を明記してください。
2　ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL：https://mirai-works.co.jp/

現在のライフ（生活）・ライスワーク（稼ぐ仕事）・ライフワーク（自己実現の仕事）の精神的バランスについて、4割以上が「1位：ライフ　2位：ライスワーク　3位：ライフワーク」と回答

　「Q1.あなたのライフ（仕事を除く生活活動全般）・ライスワーク（ご飯を食べるための活動）・ライフワーク（夢や自分の好きなことを追い求める活動）に関する現在の精神的バランスを教えてください。」（n=111）と質問したところ、「1位：生活（ライフ） 2位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 3位：自己実現の仕事（ライフワーク）」が41.4%、「1位：生活（ライフ） 2位：自己実現の仕事（ライフワーク） 3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）」が26.1%という回答となりました。

・1位：生活（ライフ） 2位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 3位：自己実現の仕事（ライフワーク）：41.4%
・1位：生活（ライフ） 2位：自己実現の仕事（ライフワーク） 3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）：26.1%
・1位：自己実現の仕事（ライフワーク） 2位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 3位：生活（ライフ）：5.4%
・1位：自己実現の仕事（ライフワーク） 2位：生活（ライフ） 3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）：6.3%
・1位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 2位：生活（ライフ） 3位：自己実現の仕事（ライフワーク）：7.2%
・1位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 2位：自己実現の仕事（ライフワーク） 3位：生活（ライフ）：2.7%
・当てはまるものはない／わからない：10.8%

ライフ・ライスワーク・ライフワークの理想のバランスについて、約4割が「1位：ライフ　2位：ライフワーク　3位：ライスワーク」と回答

　「Q2.ライフとライスワークとライフワークのバランスについて、どの順番が理想であると感じますか。」（n=111）と質問したところ、「1位：生活（ライフ） 2位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 3位：自己実現の仕事（ライフワーク）」が28.8%、「1位：生活（ライフ） 2位：自己実現の仕事（ライフワーク） 3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）」が37.8%という回答となりました。

・1位：生活（ライフ） 2位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 3位：自己実現の仕事（ライフワーク）：28.8%
・1位：生活（ライフ） 2位：自己実現の仕事（ライフワーク） 3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）：37.8%
・1位：自己実現の仕事（ライフワーク） 2位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 3位：生活（ライフ）：6.3%
・1位：自己実現の仕事（ライフワーク） 2位：生活（ライフ） 3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）：10.8%
・1位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 2位：生活（ライフ） 3位：自己実現の仕事（ライフワーク）：2.7%
・1位：稼ぐ仕事（ライスワーク） 2位：自己実現の仕事（ライフワーク） 3位：生活（ライフ）：1.8%
・当てはまるものはない／わからない：11.7%

大企業総合職の4割強が、「ライフワークに出会っていない」実態

　「Q3.あなたは現在、ライフワークに出会い、取り組んでいますか。」（n=111）と質問したところ、「ライフワークには出会っていない」が41.4%、ライフワークに出会っており、メイン業務である」が19.8%という回答となりました。

・ライフワークに出会っており、メイン業務である：19.8%
・ライフワークに出会ってはいるが、サブ業務である：15.3%
・ライフワークには出会っていない：41.4%
・ライフワークに出会ってはいるが、取り組めていない：1.8%
・よくわからない：21.6%

ライフワークに出会っている人の41.0％が、「自分の好きなこと」がライフワークにつながったと回答

　Q3で「ライフワークには出会っており、メイン業務である」「ライフワークに出会ってはいるが、サブ業務である」と回答した方に、「Q4.ライフワークにどのように出会いましたか。」（n=39）と質問したところ、「自分の好きなことがライフワークにつながった」が41.0%、「働く中での経験やそこで身に着けたスキルがライフワークにつながった」が25.6%という回答となりました。

・自分の好きなことがライフワークにつながった：41.0%
・参加していた社外活動がライフワークにつながった：10.3%
・働く中での経験やそこで身に着けたスキルがライフワークにつながった：25.6%
・本やインターネットで触れた情報がきっかけでライフワークに出会った：12.8%
・友人や知人に相談しライフワークに出会った：5.1%
・学生時代の経験からライフワークに出会った：0.0%
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：5.1%

ライフワークに出会っている人の9割以上が、ライフワークへの取り組みが人生の幸福度向上に繋がったと実感

　Q3で「ライフワークには出会っており、メイン業務である」「ライフワークに出会ってはいるが、サブ業務である」と回答した方に、「Q5.ライフワークに取り組んでいることによって、人生の幸福度向上に繋がったと感じますか。」（n=39）と質問したところ、「非常にそう感じる」が30.8%、「ややそう感じる」が61.5%という回答となりました。

・非常にそう感じる：30.8%
・ややそう感じる：61.5%
・あまりそう感じない：7.7%
・全くそう感じない：0.0%
・わからない：0.0%

ライフワークに出会っていない人の約8割が、「ライフワークに取り組みたい」意向

　Q3で「ライフワークには出会っていない」「ライフワークに出会ってはいるが、取り組めていない」と回答した方に、「Q6.あなたは、ライフワークに取り組みたいと思いますか。」（n=48）と質問したところ、「非常にそう思う」が37.5%、「ややそう思う」が41.7%という回答となりました。

・非常にそう思う：37.5%
・ややそう思う：41.7%
・あまりそう思わない：8.3%
・全くそう思わない：4.2%
・わからない：8.3%

34.2％が「ライフワークに今すぐに取り組みたい」と回答

　Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q7.あなたは、いつごろからライフワークに取り組みたいと思いますか。」（n=38）と質問したところ、「今すぐにライフワークに取り組みたい」が34.2%、「50歳までにライフワークに取り組みたい」が23.7%という回答となりました。

・今すぐにライフワークに取り組みたい：34.2%
・40歳までにライフワークに取り組みたい：10.5%
・50歳までにライフワークに取り組みたい：23.7%
・60歳までにライフワークに取り組みたい：10.5%
・70歳までにライフワークに取り組みたい：0.0%
・70歳を超えてからライフワークに取り組みたい：0.0%
・具体的な時期は考えていない：21.1%
・わからない/答えられない：0.0%

ライフワークに出会っている大企業総合職の約4割が、「20代からライフワークに取り組みたかった」と回答

　Q3で「ライフワークに出会っており、メイン業務である」「ライフワークに出会ってはいるが、サブ業務である」と回答した方に、「Q8.あなたは、いつごろからライフワークに取り組みたかったと思いますか。」（n=39）と質問したところ、「20代からライフワークに取り組みたかった」が38.5%、「30代からライフワークに取り組みたかった」が41.0%という回答となりました。

・20代からライフワークに取り組みたかった：38.5%
・30代からライフワークに取り組みたかった：41.0%
・40代からライフワークに取り組みたかった：12.8%
・50代以降からライフワークに取り組みたかった：0.0%
・わからない/答えられない：5.1%
・あてはまるものはない／特にない：2.6%

ライフワークの比重を3年以内に上げたいと感じている大企業総合職は、62.1％

　「Q9.あなたは、ライフワークの比重を3年以内に上げたいと感じますか。」（n=111）と質問したところ、「非常にそう感じる」が27.0%、「ややそう感じる」が35.1%という回答となりました。

・非常にそう感じる：27.0%
・ややそう感じる：35.1%
・あまりそう感じない：14.4%
・全くそう感じない：5.4%
・どちらともいえない／わからない：18.0%

まとめ

　今回は、30代、40代の大企業総合職111名を対象に、大企業総合職のキャリアに関する意識調査を実施しました。

　30代、40代の大企業総合職の方に、ライフ・ライスワーク・ライフワークのバランスについて聞いたところ、理想バランスは「1位：生活（ライフ）2位：自己実現の仕事（ライフワーク）3位：稼ぐ仕事（ライスワーク）」が約4割で最多となったのに対し、現在の精神的なバランスは、「1位：生活（ライフ）2位：稼ぐ仕事（ライスワーク）3位：自己実現の仕事（ライフワーク）」が約4割で最多となり、理想と現実では、「ライフワーク」と「ライスワーク」のバランスに差があることがわかりました。

　ライフワークに対する考え方をより深掘りしてみると、ライフワークに取り組んでいる大企業総合職の9割以上が、ライフワークへの取り組みが人生の幸福度向上に繋がったと実感していること、ライフワークの比重を3年以内に上げたいと感じている大企業総合職が6割以上であることから、多くの大企業総合職がライフワークを肯定的に捉えていることが分かりました。その一方で、ライフワークにメイン業務として取り組んでいる方はわずか19.8％であることから、多くの方にとって「ライフワークを実践したいけれども、できていない」という現状があるようです。

　今回の調査によると、「自分の好きなこと」や「働く中での経験やそこで身に着けたスキル」などが、ライフワークに出会うきっかけになるようです。そうしたきっかけを拾い上げてライフワークとして開始し、継続していくためには何が求められるのか、引き続き追求していく余地がありそうです。