第4回「出願によらないデザインの保護！不競法による模倣品排除とその限界」
～毎月開催！企業の知財戦略を強化するための勉強会(2023年_Vol.4)～

デザイン、すなわち「商品の形態」は、商品の美感や機能性を高め、他社の商品との差別化を図る上で重要なものであり、多くの企業でデザインへの投資や模倣品対策が行われていることと思います。
このような商品の形態について、意匠法、商標法、不競法等多くの法制度による保護が図られています。そのうち不競法による保護は、それを受けるために出願を行い権利の登録を受けるという手続を要しないものに分類され、そのため、意識的に権利登録をしていない場合でも主張できることがあり、また一方で権利登録をしていない第三者から主張されることもありえます。ではこのような保護はいかなる場合に認められるのでしょうか。
セミナーでは、商品の形態を保護する法制度について不競法に基づくものを中心に概観した上で、裁判例を交えながら、不競法に基づく保護がどのような場合に認められ、またどのような場合に認められないかについて紹介する予定です。