【2025年】生成AIの面白い活用事例12選!業界別、分野別に一挙紹介 - freeconsultant.jp for Business
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最終更新日:2025.11.26
DX/最新技術

【2025年】生成AIの面白い活用事例12選!業界別、分野別に一挙紹介

近年、急速に広まりつつある生成AI。他社ではどのように活用しているのか気になっている方もいるのではないでしょうか?

本記事では「AIで何ができる?」という疑問に答えるため、小売から採用まで、国内外の面白いAI活用事例を集めました。他社がどうやってAIで話題性や競争優位性を生み出しているのか、意外な成功事例を知ることで、自社のAI導入に役立てられます。

ぜひ、最後までご覧ください。

【業界別】AIと生成AIを活用した企業の面白い事例7選

業務効率化のツールにとどまらず、商品企画やデザイン、広告、品質管理まで、AIのユニークな活用事例は多岐にわたります。

ここからは、小売から農業、教育など、様々な業界で話題となったAIと生成AIの面白い活用事例を7つご紹介します。

  • 【小売業界】セブンイレブン:生成AIの活用で商品企画期間を10分の1に
  • 【製造業界】AnyTech株式会社:流動体解析に特化したAIでコンクリートの品質検査を自動化
  • 【建築業界】大林組:スケッチから建物デザイン案を提案する生成AIを開発
  • 【農業】小池誠氏:きゅうりの仕訳を自動化するAIで仕分けスピードが40%向上
  • 【食品業界】伊藤園:「お~いお茶」のCMにAIタレントを起用
  • 【金融業界】住信SBIネット銀行:不正取引のAIモニタリングシステムを開発
  • 【教育業界】株式会社トライグループ:学力診断を従来の10分の1の時間まで削減

【小売業界】セブンイレブン:生成AIの活用で商品企画期間を10分の1に

セブンイレブンは、生成AIの活用で商品企画のあり方を根本から変革し、小売業界に大きなインパクトを与えています。特に注目されるのが、SNSやPOSデータを活用したスピーディーな商品開発です。

AIの活用によって従来の課題を解決し、以下のような変化を遂げています。

課題 企業スピードの遅さ、データ活用の限界、従業員の業務負担
AIの活用方法 SNS、POSデータを分析し、企画や商品開発を自動生成
効果 企画期間を10分の1に短縮、データに基づいた商品開発の実現

同社が導入した生成AIシステムは、SNSの投稿やPOSデータなどを分析し、企画の原案や商品画像を自動で作り出します。AIがアイデア出しを担うことで、従業員はより付加価値の高い業務に集中できます。

結果的に企画する期間が最大で10分の1に短縮され、従業員の働き方改革にもつながっている事例です。

【製造業界】AnyTech株式会社:流動体解析に特化したAIでコンクリートの品質検査を自動化

AnyTech株式会社は、液体や気体などの「流動体」の動きを解析するユニークなAI技術で、製造業の品質管理に革命を起こしています。特に注目されるのが、コンクリートの品質検査への応用です。

AIの活用により、従来の課題を解決し、以下のような変化をもたらしています。

課題 熟練技術者の感覚に頼る品質検査、技術継承の難しさ
AIの活用方法 動画解析でコンクリートの粘度をリアルタイムで判定
効果 品質検査の自動化、全数検査の可能性、人手不足の解消

同社が開発したAI「DeepLiquid」は、コンクリートが流れる様子を動画で撮影し、流体力学の知見を組み込んで解析してくれます。そのため、職人技をデータ化することで、人手不足が深刻な製造現場の課題を解決するアプローチとして期待できるでしょう。

【建築業界】大林組:スケッチから建物デザイン案を提案する生成AIを開発

大手ゼネコンの大林組は、建築設計の初期段階を効率化するため、スケッチから多様なデザイン案を自動生成するAI「AiCorb(アイコルブ)」を開発しました。

設計プロセスにAIを活用することで、以下のような変化が生まれています。

課題 顧客の要望をデザインに落とし込む作業に時間と手間がかかる

AIの活用方法 ラフなスケッチや3Dモデルから、複数のファサードデザイン案を瞬時に生成
効果 顧客との合意を迅速化し、設計者はよりコア業務に集中できる

AIを活用すると、設計者が描いたラフなスケッチを読み込むだけで、AIが様々なパターンの外観デザインを瞬時に複数提案してくれます。その結果、設計者はゼロから案を作成する手間が省け、顧客とのイメージのすり合わせを迅速に進められます。

AIがクリエイティブなアイデア出しの壁打ち相手となることで、専門業務の進め方を変革する事例と言えるでしょう。

【農業】小池誠氏:きゅうりの仕訳を自動化するAIで仕分けスピードが40%向上

元エンジニアのきゅうり農家である小池誠氏は、個人でAIを開発し、農作業の負担を大幅に軽減しました。きゅうりの仕分けは、複雑な基準で等級分けするため、肉体的な負担が大きい重労働です。

この課題を解決するため、小池氏はAIの活用に着目しました。

課題 1日8時間以上かかることもある、きゅうりの手作業による仕分けの負担
AIの活用方法 GoogleのAI技術「TensorFlow」を使い、きゅうりの画像を等級別に自動判別するシステムを自作
効果 等級判断をAIに任せることで、仕分け全体のスピードが約40%向上

小池誠氏は、AIによる完全自動化ではなく「AIが判断し、人間が箱詰めする」という分業体制を選択しました。この事例は、AI技術がより身近になり、個人のアイデアと工夫次第で身の回りの課題を解決できることを示した事例と言えるでしょう。

【食品業界】伊藤園:「お~いお茶」のCMにAIタレントを起用

飲料メーカーの伊藤園は、特定保健用食品「お~いお茶 カテキン緑茶」のプロモーションで、AIが生み出した「AIタレント」をテレビCMに起用し、大きな話題を呼びました。

AIによるプロモーションの概要は、以下のとおりです。

課題 商品の機能性を、斬新かつ魅力的に伝えたい
AIの活用方法 生成AIでオリジナルの「AIタレント」を制作し、テレビCMやパッケージデザインにもAIを活用した
効果 「AIが作ったCM」という話題性で注目を集め、SNSでも大きな反響を呼んだ

CMに登場する女性は、AIによって生成されたモデルです。本物の人間と見分けがつかないほどリアルで、広告制作のコスト削減やリスク管理だけでなく、AI自体が持つ話題性を活用した新しいプロモーションの形を示した事例と言えます。

【金融業界】住信SBIネット銀行:不正取引のAIモニタリングシステムを開発

住信SBIネット銀行は、AIを活用して金融犯罪を未然に防ぐ、最先端のセキュリティ対策を導入しています。インターネットバンキングが普及する一方で、年々巧妙化する不正取引への対策は、金融機関にとって大きな課題でした。

そこで、同社はAIモニタリングシステムを導入しています。具体的な効果は以下の通りです。

課題 24時間365日、巧妙化する不正送金を人の目だけで監視するには限界がある
AIの活用方法 顧客一人ひとりの取引パターンをAIが学習し、通常と異なる動きを自動で検知
効果 不正取引の判断を高速化、効率化し、より精度の高いセキュリティ体制を構築


同行が開発したAIモニタTリングシステムは、過去の取引パターンに基づき、普段と異なる「怪しい取引」を検知すると即座に警告を発します。人間の目では見逃してしまう膨大なデータの中から、AIが瞬時に異常を見つけ出すこのシステムは、私たちの資産を守る上で重要な役割を担うでしょう。

【教育業界】株式会社トライグループ:学力診断を従来の10分の1の時間まで削減

「家庭教師のトライ」で知られるトライグループは、AIを活用して教育の効率と質を大きく向上させました。従来、生徒の学力を正確に把握するためのテストは、生徒、講師双方にとって大きな負担でした。

AIを活用することで、以下のような効果を生んでいます。

課題 1教科あたり2〜3時間かかる学力診断テストの負担が大きい
AIの活用方法 過去の膨大な学習データをAIが解析し、最小限の問題数で得意、不得意分野を正確に診断
効果 診断時間を従来の10分の1に短縮したことで、講師は個人指導に集中できる


同社が開発したAI学力診断システムは、生徒の解答状況から知識の関連性を見抜き、効率的に学力を測定します。AIが生徒の負担を軽減し、教育の質を高めた、教育現場における優れたAI活用事例です。

【分野別】AI、生成AIシステムの面白い活用事例5選

AIの活用は企業だけでなく、私たちの日常生活にも面白い変化をもたらしています。エンターテイメント、採用、ヘルスケア、飲食、アートなど、様々な分野でAIがどのように活用され、私たちの生活を豊かにしているのか見ていきましょう。

  • 【エンタメ】AIアナウンサー
  • 【採用】対話型AI面接サービス
  • 【ヘルスケア】非接触検温ツール
  • 【飲食】動画を参考に料理ができるロボット
  • 【アート】似顔絵や絵画、詩を生成

①【エンタメ】AIアナウンサー

テレビ番組や商業施設で活躍するAIアナウンサーは、エンタメ分野における面白いAI活用事例として知られています。人間のアナウンサーが持つ独特のイントネーションや発音などをAIが学習し、極めて自然なナレーションを実現する技術です。

AIアナウンサーには、以下のような特徴があります。

課題 夜間の緊急ニュースなど、24時間体制でのアナウンサー確保が難しい
AIの活用方法 約10万件のニュース音声をAIが学習し、自然な発音、アクセントを習得
効果 原稿さえあれば、いつでもプロ並みの音声を作成可能なり、イベントの原稿差し替えにも即時対応できる


AIによっては、話すスピードの調整や、同音異義語(例:「東京都の日本橋」「大阪の日本橋」)の読み分けも可能です。疲れ知らずで情報を伝え続けられるため、エンタメ業界の新しい働き手として注目されています。

②【採用】対話型AI面接サービス

採用活動の最前線では、AIが面接官の役割を担うサービスが導入されています。応募者はスマートフォンやPCを使い、画面に表示されるAIアバターからの質問に答える形で面接を進められます。

対話型AI面接サービスを導入する際の、課題と効果は以下のとおりです。

課題 面接の日程調整や会場準備に手間がかかり、面接官による評価のばらつきが出る
AIの活用方法 24時間365日どこでも受検可能で、独自メソッドに統一された質問を提供
効果 採用期間の短縮とコスト削減につながり、公平な評価基準による採用の質が向上する


対話型AI面接サービスは、採用選考の業務効率が格段に向上するほか、AI分析により採用の質の向上も期待できます。人材不足が騒がれる昨今において、新しい採用の形として注目してみると良いでしょう。

③【ヘルスケア】非接触検温ツール

病院やオフィス、商業施設の入り口で、AIを搭載した非接触検温ツールが広く普及しました。AI顔認識技術と赤外線カメラを組み合わせたAIシステムは、公衆衛生の維持に大きく貢献しています。

これまでの検温時の課題とAI活用の効果は、以下のとおりです。

課題 接触による感染リスク、検温にかかる手間と時間がかかる
AIの活用方法 マスク着用のまま、0.5秒程度で顔認証と検温を同時に実行できる
効果 感染症対策と施設運営の効率化を両立し、勤怠管理などにも対応できるようになった

非接触検温ツールは、利用者がモニターに顔を向けるだけで、AIが瞬時に顔を認識し、体温を測定してくれます。物理的な接触がないため衛生的であり、異常な体温を検知した際には即座に警告を発してくれるのです。勤怠管理システムとの連携も進んでおり、近年では、施設管理のツールとして定着しつつあります。

④【飲食】動画を参考に料理ができるロボット

近年では、料理動画を見て、手順をそっくりそのまま真似て調理するAIロボットも開発されています。

従来のロボットが抱えていた課題とAIロボットの効果は、以下のとおりです。

課題 従来のロボットは、プログラムされた動きしかできず、新しいレシピを学ぶのが難しかった
AIの活用方法 料理動画をAIが分析し、シェフの手の動きや食材を認識、調理手順を学習する
効果 レシピの再現だけでなく、複数の動画から学んでオリジナルの料理を考案することにも成功

ケンブリッジ大学の研究チームが開発したこのロボットは、AIの画像認識技術を駆使し、動画から調理法を学習します。収集した情報を基にロボットアームを精密に制御し、動画と同じ料理を再現してくれるのです。AIロボットが導入されることで、飲食業界の人手不足解消や完全自動調理など、将来的な可能性を秘めた技術と言えるでしょう。

⑤【アート】似顔絵や絵画、詩を生成

生成AIは、簡単な言葉(プロンプト)で指示するだけで、AIがオリジナルの絵画やイラスト、詩や物語まで自動で作り出すこともできます。

これまでの課題とAI導入後の効果は、以下のとおりです。

課題 クリエイティブな表現には、専門的なスキルや時間が必要だった
AIの活用方法 簡単な指示(プロンプト)だけで、AIが多様なアート作品を自動生成
効果 専門スキルがなくても創造的な活動が可能になり、ビジネスでのアイデア出しにも応用できる

たとえば、不動産情報サイト「LIFULL」は、タレントのフワちゃんをモチーフにした画像をAIで1万種類も生成し、SNSキャンペーンに活用しました。このように、AIはアートとビジネスを融合させ、広告のビジュアル制作や製品デザインのたたき台作成など、新しい可能性を広げています。

使われているAI技術と意外なその他活用方法

これまでご紹介した面白いAI活用事例は、主に「画像認識」「音声認識」「生成AI」などの技術が応用されています。

また、これらのAI技術は、以下のような意外な活用方法でも利用されています。

AI技術の種類 その他の意外な活用方法
画像認識AI
(映像から特徴を読み取る)
  • 製造ラインでの不良品検知
  • 医療現場でのレントゲン画像診断
  • 店舗での万引き行為検知システム
音声認識AI
(音声をテキスト化する)
  • 会議の議事録自動作成
  • スマートホームでの音声指示
  • コールセンターの自動応答
生成AI
(新しいコンテンツを作る)
  • 商品企画のアイデア出し
  • 設計図面の自動提案
  • 広告コピーの作成

上記のように、一つの技術が業界の垣根を越えて、全く異なる課題を解決しています。自社の課題解決に向けて、どのAI技術が必要になるのか、ぜひ参考にしてください。

ビジネスでAI活用を成功させるためのポイント3つ

流行に乗ってAIを導入するだけでは、期待した効果は得られません。ビジネスでAI活用を成功させるには、以下3つのポイントを抑えることが重要です。

  1. 業務内容の棚卸をする
  2. 著作権などの法的リスクを慎重に確認する
  3. 研修を行い社員のAI活用リテラシーを向上させる

ここからは、各ポイントについて詳しく解説します。

①業務内容の棚卸をする

AI導入を検討する最初のポイントとして、自社の業務内容を一つひとつ洗い出す「業務の棚卸し」が欠かせません。なぜなら、AIを導入するにあたってどの業務にAIを適用すれば最も効果が出るのか、費用対効果は高いのかを正確に判断する必要があるからです。

たとえば、毎日の報告書作成、膨大なデータ入力、競合他社の情報収集などの定型業務など、時間のかかる作業をリストアップしてみましょう。その上で「この作業は生成AIの要約機能で効率化できる」「データ分析ならAIに任せられそうだ」など、具体的な活用シーンを見つけ出すことが重要です。

②著作権などの法的リスクを慎重に確認する

生成AIは便利なツールですが、ビジネスで利用する際には、著作権などの法的リスクを慎重に確認する必要があります。AIが生成するコンテンツは、学習データとして使われた他者の著作物に意図せず似てしまうことがあり、知らずに使用すると著作権侵害にあたる恐れがあるからです。

そのため、AIが生成したイラストを広告に使ったり、文章をそのままWebサイトに掲載したりする前に、利用するAIサービスの規約を必ず確認しましょう。商用利用の許可、生成物の著作権所有者などは、最低限チェックすべき項目です。また、社内の機密情報や顧客データを安易にAIへ入力しないことも情報漏洩対策につながります。

事前にリスクを把握し、社内で利用ルールを定めておくことが、安心してAIを活用するためのコツです。

③研修を行い社員のAI活用リテラシーを向上させる

優れたAIツールを導入しても、社員が使いこなせなければ意味がありません。AI導入を成功させるためには、研修などを通じて組織全体のAIリテラシーを向上させる必要があります。

特に生成AIは、ユーザーの指示(プロンプト)の質によって、アウトプットの精度が大きく左右されます。そのため、社員がAIの特性を理解し、上手に指示を出すスキルを身につけることが重要です。

まずは、AIの基本的な仕組みや得意、不得意なことを学ぶ入門研修から始めると良いでしょう。その後、各部署の業務に合わせた具体的なプロンプト作成演習や、うまくいった活用事例の共有会を開くことで、社員の活用スキルは向上していきます。

このように、ツール導入と人材育成をセットで進めることが、AIの力を最大限に引き出し、組織全体の生産性を高めるための効果的な方法です。

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まとめ

本記事では、業界別、分野別にAIの面白い活用事例をご紹介しました。

商品企画から広告、採用活動に至るまで、AIはただの業務効率化ツールにとどまらず、競合との差別化や新しい価値を生み出すことに利用できます。重要なのは、事例を参考に自社の課題解決にどう応用できるかを考える視点を持つことです。

しかし、自社だけで最適な活用法を見つけ、リスク管理まで行うのは難しい場合もあります。AI活用で一歩先を行くための具体的な戦略や専門的なアドバイスが必要なら、経験豊富なプロの知見を活用できる「フリーコンサルタント.jp」にご相談ください。

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