「I’m Your Partner(私はあなたのパートナーです)」を社名に冠する株式会社I.Y.P Consulting。この名には、クライアントに深く寄り添い、共に課題解決に取り組むという強い意志が込められている。
戦略立案からシステム導入、定着化まで包括的に支援する同社は、真のパートナーとしていかにクライアントの変革を支援しているのか。どのような社風やキャリアパスを打ち出しているのか。代表取締役社長の崔晉豪氏と取締役の今泉宏健氏に話を聞いた。
崔 晉豪(CHOI・JINHO)
新卒でIBMに入社しプログラマーとしてキャリアをスタート。その後、コンサルタントにキャリアチェンジを行い、アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティングにて銀行系のシステムやSalesforce導入プロジェクトを多数経験。その後、独立しI.Y.P Consultingを起業し現在に至る。
今泉 宏健(いまいずみ・ひろたけ)
慶應義塾大学卒業後、新卒で博報堂のグループ会社に入社し、ブランド戦略やメディアバイイングに従事。その後、デロイトトーマツコンサルティングに転職し、コンサルタントとしてSalesforceの導入・エンハンスなどのプロジェクトを手掛けた。その後、I.Y.P Consultingの創業メンバーとして参画。
【株式会社I.Y.P Consulting 求人情報】
Salesforceを強みとしたEnd-to-Endコンサルティング

——まず崔さんにお聞きします。I.Y.P Consultingの事業内容について教えてください。
メインとなる事業はコンサルティングであり、包括的なEnd-to-Endサービスを提供しています。一般的なシステム実装といった「下流工程」に限定されることなく、クライアントの事業戦略立案のような「上流工程」から、ビジネスモデル変革や業務再設計といった「中流工程」を含め、全フェーズを包括して支援する点が特徴です。
ビジネス課題は戦略・業務プロセス・そしてテクノロジーが複雑に絡み合っています。その中で、例えば新しい事業戦略を策定しても実行するための業務プロセスが最適化されていなければ、戦略は絵に描いた餅になりかねません。これら全てのフェーズをカバーすることで戦略と実行の間に生じる不整合を解消し、プロジェクト全体が円滑に進むよう尽力しています。
なお、支援領域に言及すると、Salesforce領域に豊富な知見が集中していることが当社の特徴です。私自身もSalesforceの認定資格を20個近く保有しており、社内のメンバーも同様に資格保有者が多く在籍しています。Salesforce領域では知識・経験ともにトップレベルだと自負しています。Salesforceをはじめとするシステム的な視点と上流工程の視点の双方から支援することで、Salesforceの機能をどう最大化すべきか、他のシステムとどう連携すればオペレーションを最適化できるのかを考えながら支援しています。
——Salesforceを軸としたシステム構築に強みがありながらも、上流工程から一貫して支援する点がポイントなのですね。
実際にクライアントの業務へ入り込み、業務フローを描いてオペレーションの最適化と自動化を進めます。プロジェクト完了後には経理システムなどとの連動や定着化も含め、真に最初から最後まで全て実現することを目指します。
ただし最近は、Salesforce以外のプロジェクトも増えています。AIの仕組みをAWS上で構築したり、システム構想を見直したりするプロジェクトなど、Salesforceから派生した案件が増えています。
今後はSalesforceに固執することなく、様々なソリューションに裾野を広げるつもりです。
——プロジェクトの幅も広がっているのですね。社員数は現在21名とのことですが、コンサルタントは何名いらっしゃるのでしょうか?
コンサルティングメンバーは現在20名です。内訳として、ITコンサルタントと業務コンサルタントでそれぞれ10名在籍しています。残り1名がバックオフィスという布陣です。
——やはりコンサルティングファーム出身者が多いのでしょうか?
はい。私と今泉はデロイト トーマツ コンサルティング出身です。来月入社予定のメンバーの中には私の同期でIBM出身者もいます。その他、元々自身で経営をしていたメンバーや事業会社のコンサルティング部門に所属していたメンバーなど、多様なバックグラウンドを持つ方が集まっています。
業務側とシステム側の両側面から支援

——次に、実際に現場でマネージャーとして働く今泉さんにお聞きします。現在はどのようなプロジェクトを手掛けていらっしゃるのですか?
現在はフードデリバリー事業を展開するクライアントで、営業が獲得した案件を社内的に処理する部署のプロジェクトに携わっています。このクライアントでは、加盟店、ユーザー、ドライバーと複数のステークホルダーがいるのですが、その中で加盟店がどのような体験をすればクライアントを評価してくれるのかを業務的な観点から検討しています。業務側とシステム側の双方に寄り添いながら最適解を模索しています。
——そのプロジェクトに携わる貴社のコンサルタントは何名ほどいらっしゃるのでしょうか。またプロジェクトメンバーの構成も教えてください。
5名で参画し、プロジェクトのトップを私が担っています。残りの4名は、ITコンサルタントが1名、業務コンサルタントが3名です。業務コンサルタントが業務やコストの把握や分析を担当し、ITコンサルタントが新たな業務に沿ったシステム化を検討しています。
——次に実際の働き方についてもお聞きします。現場に常駐が多いのか、ハイブリッド勤務やリモートワークが多いのか教えてください。
勤務形態は経験やメンバーの状況によりフレキシブルに対応しています。ハイブリッドやフルリモートのメンバーもいますが、若いメンバーはクライアントに顔と名前を覚えてもらい、業務を理解するために基本はフル出社しています。
また女性メンバーはとくにライフステージに合わせて在宅勤務を選択される方も多いため、働き方は柔軟に選べるよう配慮しています。
挑戦意欲がありポジティブな人材が活躍

——崔さんにお聞きします。貴社で活躍しやすい人物像について、スキルとマインドの両面からお聞かせください。
マインド面としては、挑戦意欲のあるメンバーが活躍できると考えています。例えばAWSのようなクラウドサービスや生成AIなどは膨大な経験が必要というよりも、臆せず触れていくことで知見を習得できます。未知のものに挑戦できるマインドを持つことが大切です。
また業務コンサルタントなら、クライアントの担当者と直接対話し、きちんとコミュニケーションを取れる方が活躍できます。社内のメンバーとともに積極的に行動できる方であれば活躍しやすいと考えています。
専門的なスキルは、社内にさまざまなスキルを持つメンバーがすでに在籍しているため、それら全てを網羅する必要はありません。スキルよりも、積極的に物事を前に進められる方が望ましいです。
——プロジェクトに携わる今泉さんにもお聞きします。一緒にプロジェクトを手掛けたいと思う人物像はありますか?
崔の言っていた活躍する人物像と少し似ていますが、前向きでポジティブな人と一緒に進めたいですね。日本人の美徳でもある謙虚な要素というのももちろん大切ですが、必要以上に遠慮する人は向いていません。考え方が自立していて、ポジティブな人が向いています。
別軸で言うと、地頭の良い人ですね。面接時にチェックしていますが、例えば相手が分からない専門用語は一般的な用語で話すなど、相手への配慮が自然にできる方、全体最適を考えつつも主体性があり前向きでいる方といったように、複数の項目をチェックして判断しています。
——挑戦するマインドや前向きな人など、お二人とも似た志向を挙げられていますね。
そうですね。地頭が良くてポジティブであれば、ある程度のことは乗り越えられると考えています。反対に繊細ですぐに心が折れてしまうような方は当社のコンサルタントには向いていません。
仕事は舞台のようなもので、役の中で怒られたことに対して、落ち込むような人はいないですよね。そのように、仕事の時は「常に上機嫌」な役を演じるように、仕事とプライベートを分けてクライアントと向き合える人が良いと考えています。
——再び崔さんにお聞きします。貴社に入社することで得られる経験や魅力について教えてください。
厳しい環境下で非常に早く成長し、短期間で豊富な経験を積めることが大きな魅力です。私たち自身がアクセンチュアやデロイトといったコンサルティングファーム出身であるため、プロジェクトを牽引するのは実質的には1人か2人のスーパープレイヤーであることを理解しています。当社はこのスーパープレイヤー層を目指すべく常に競合に勝ち続け、プライム案件を獲得しています。これは、クライアントにとって私たちのコンサルティング能力が他社に劣らないと認識してくださっているからだと考えています。
もちろんアクセンチュアやデロイトなど、大手ファームに入社するのも良い選択肢ですが、当社は大手に負けない人材が揃っていると自負しています。挑戦する機会においても私が大手にいた頃は、「マネージャーにならなければ提案ができない」「一定のレベルに達しなければ特定の業務ができない」などの制約がありました。しかし、当社の規模であれば数多くの大きな仕事を任され、成長することができます。また経験や役職に関係なく裁量を持って大きな仕事ができます。
——ありがとうございます。続いて今泉さんに、若手のキャリアパスについてお伺いします。貴社ではどのようなキャリアパスがありますか。
アナリスト、シニアアナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーのキャリアパスとなっています。大手のコンサルティングファームに比べれば昇進のスピードは早いと思います。
マネージャーになるためには、自分でプロジェクトを推進できることと、マネジメントができることの2つが求められます。この2つのスキルセットがあれば、「まずはやってみてください」とマネージャーを任せてもらえるでしょう。
ポイントは他のコンサルティングファームのように、各ランクに最低滞在期間や平均滞在期間などを設けていないことです。早ければ半年でも昇格できますし、1年でも問題ありません。完璧なマネージャーなどいないため、まずは経験して私たちが認めたら昇格させます。本人の頑張り次第で早く昇格できる環境を用意しているのは、非常にやりがいを感じられるポイントではないでしょうか。
崔代表が語る起業のきっかけと展望

——お二人のご経歴についてもお聞きします。まず崔さんのご経歴について簡単にお聞かせいただけますでしょうか。
中学から高校1年まで日本に在住しており、その後、1年ほどアメリカに滞在した後、高校3年生の終わりごろから韓国に戻りました。韓国で大学に進学し兵役を終え、新卒で韓国のIBMに入社しました。そこでまずプログラマーとしてキャリアをスタートした後、デロイトトーマツコンサルティングに転職し、主に銀行系のシステム開発やSalesforce導入のコンサルタントとして従事していました。
——新卒でIBMに入社されたきっかけを教えてください。
IT系での起業を志してコーディングを学び始めたところ、意外と面白かったことがきっかけです。もともとは韓国の高麗大学で経営情報学を専攻しており、CRMなどまさに現在私が手掛けている分野やプログラミングなどを学んでいました。その当時、プラットフォームビジネスが非常に流行していたこともあり、私自身も友人とプラットフォームビジネスを立ち上げたいと挑戦しました。しかしモックアップすら作れない状況でこれはまずいと感じ、まずはモックアップを作成できるように1年間ほどコーディングを学びました。するとコーディングが意外にも面白いと感じ、コーディングに関わる仕事に携わってみたいと思いIBMに入社しました。
——学生の頃から起業への意欲があったのですね。
学部や学科によりますが、経営情報学の生徒の間では常にプラットフォームビジネスに関する議論をしており、起業を夢見る学生が多い環境でした。もともと私の母が日本で事業を営んでいるため、起業に対する抵抗がなかったというのもあります。
——I.Y.P Consultingの社名の由来についても教えてください。
「I’m Your Partner(私はあなたのパートナーです)」の略語です。コンサルティングとはクライアントに寄り添い、クライアントと同じ考えで戦略や構想を進めていくものだと考えていることに由来します。常に案件を継続させることを目的にするのではなく、コアとなる部分において、戦略・システム・定着化などの側面から常にクライアントのパートナーとして存在するという意味を込めて、「I’m Your Partner」と名付けました。
――今後の展望やビジョンについてもお聞かせいただけますか。
トリプルスリー計画を掲げています。3(スリー)に根差した計画なのですが、「2030年」「売上300億」「利益率30%」の実現を目指します。
まずは、来期100名までメンバーを増やす、そして稼働率が100%維持できる案件と信頼の獲得を目指しています。
案件に関しては現在、デロイトコリア、デロイトジャパンと当社の3社で韓国市場への進出を計画している最中です。より多様な分野に挑戦する他、AIを活用したSalesforceの展開などのプライム案件の大規模化も進め、人員とプロジェクト内容ともに拡充させていく方針です。
創業メンバー今泉さんが語るI.Y.P Consultingの魅力とビジョン

――次に今泉さんのご経歴について教えてください。
小学生のころは鹿島アントラーズの下部組織に所属するサッカー少年でしたが、中学に上がる頃には鹿島アントラーズでプロになる夢は厳しいと悟り、中高一貫校でラグビーを始めました。慶應義塾大学に進学後もラグビーに打ち込んでいました。常にレギュラーとして出場することはできませんでしたが、ラグビー漬けの学生生活を送りました。
その後は新卒で博報堂のグループ会社に就職し、飲料会社のブランド戦略やメディアバイイングを担当しました。この経験を通じて営業やクライアントとのやり取り、提案の仕方の基礎からマーケティングの知識まで、幅広い経験と知識を習得できたと考えています。
次にデジタルマーケティングだけではなくよりゼネラルな分野にも挑戦したいと考え、デロイト トーマツ コンサルティングに入社しました。デロイトでは崔とSalesforce導入プロジェクトやDWH構築プロジェクトなどを一緒に手掛けました。
――デロイトで崔さんと出会い、I.Y.P Consultingの創業メンバーとして参画されたのですね。I.Y.P Consultingへの入社を選んだ決め手は何でしょうか。
将来性があることももちろんですが、崔の人柄に惹かれて直感でI.Y.P Consultingへの参画を決めました。彼は芯の強い人間ですが、周りの人には優しいタイプです。自然と彼について行きたい、この人であれば会社も自分も折れずにやっていけるだろうと感じました。
もちろん会社の名前やブランド、規模感などを重視される求職者の方も多いでしょう。しかし、大企業では誰と働くか分からないという運の要素が大いにあるのではないでしょうか。その点、I.Y.P Consultingには運の要素はないと断言できます。彼の強さと人当たりの良さ、人に優しく自分に厳しいという人間性が、会社の理念にも現れていると思います。
――それでは最後に、今泉さんご自身の今後のビジョンについて教えてください。
今後は採用活動や営業活動、制度設計など、会社としての仕組みを構築する部分に入り込み、組織と売上という2つの規模を拡大し、社会に誇れる会社を作りたいと考えています。
――コンサルティング思考というよりも、どちらかというと経営思考に近いのですね。
確かにそうかもしれません。柔軟に自分の意思で行動でき、やりたいことを実現できるという当社の強みを活かしながら会社を大きく成長させたいです。
そのため私個人の目標は、会社の目標に通じています。クライアントが笑顔になることを前提として、組織と売上の規模を拡大できるよう毎日取り組んでいます。
我々の理念に共感して頂き、一緒に働けることを楽しみにしています。
【インタビュー後記】

「I’m Your Partner」。この社名を体現する崔社長と今泉取締役の言葉からは、クライアントと同じ目線で汗をかくことへの強い誇りが伝わってきました。Salesforce領域の圧倒的な知見を武器に、戦略立案から定着化までEnd-to-Endで支援する姿勢は、クライアントからの絶大な信頼に繋がっています。
求職者の方へ特筆したいのは、最低滞在期間を設けない実力主義の昇進制度です。半年での昇格さえ可能にする環境は、成長を急ぐ方にとってこの上ないチャンスでしょう。また、「仕事では常に上機嫌な役を演じる」という高いプロ意識を共有する文化は、厳しさの中にも前向きな活気をもたらしています。大手ファームに負けない精鋭たちと肩を並べ、最速でスーパープレイヤーを目指したい。そんな自立した精神とポジティブな挑戦心を持つ方に、ぜひ選んでいただきたい一社です。
コンサルネクスト・シニアコンサルタント
塚田真仁
株式会社I.Y.P Consulting 企業情報
| 所在地 | 〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目18番4号 THE FORME GINZA 4階 |
| 設立年月 | 2023年10月10日 |
| 資本金 | 1000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 / CHOI JINHO |
| 従業員数 | 21名(業務委託含む) |
| 事業内容 | Salesforceコンサルティング/開発 |

