コンサルタントの仕事内容【徹底解説】給料や必要なスキルも調査

【徹底解説】コンサルタントの仕事内容!給料や必要なスキルも調査!

近年、需要が上昇しつつあるコンサルタント。就活生からも高い人気を集めています。業務には専門的な知識と経験が求められる一方で、実力次第で年収アップや大きなやりがいを感じられる仕事と言えます。

しかし、実際コンサルタントの仕事内容や魅力について、よく分からないという方も多いでしょう。そこで本記事では、コンサルタントの概要からファームごとの仕事内容を解説します。

必要なスキル感や魅力点・厳しさ、転職する方法も解説するため、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている企業や求人に関する情報などは2024年時点のものです。

目次

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そもそもコンサルタントとは?

コンサルタントはクライアントが抱える課題や問題点を洗い出し、解決に向けた戦略の立案やサポートを行う仕事です。現状のヒアリングはもちろん、クライアントが気づいていない課題を洗い出し、設定したゴールを目指します。

クライアントは問題解決のためにコンサルタントへ依頼するため、担当者には相応の専門性や知識・スキル、問題解決力が求められます。その分、一般の事業会社よりも給与水準は高く、他にはない達成感を得られるでしょう。

コンサルタントの仕事内容はコンサルティングファーム別に変わる

コンサルティングの業務は、コンサルティングファームによって大きく異なります。代表的なコンサルティングファームは、以下の通りです。

それぞれ順に解説します。

戦略系コンサルティングファームの仕事内容

戦略系コンサルティングファームとは、企業の経営層が抱える問題の解決が主な役割です。企業の中長期的な事業戦略をメインの領域とし、様々な手法を活用してコンサルティングを行います。

また、クライアントの業界や分野は多岐にわたります。クライアントに対してヒアリングを実施し、現状の調査・分析から仮説を立てて最適なプランの提案を行うのが主な仕事内容です。仮説から検証までの流れを何度も繰り返すため、ヒアリング能力はもちろん、論理的思考力や分析能力が求められます。

さらに、企業の上流領域に携わるため、経営者視点からの意見も求められる能力の一つです。戦略コンサルティングファームでの仕事は、経営課題を解決する達成感やハイレベルな環境で業務を行える点が戦略系コンサルのやりがいと言えるでしょう。

総合系コンサルティングファームの仕事内容

総合系コンサルティングファームでは、他のコンサルティングファームに比べて企業規模が大きい点が特徴です。特にBig4と呼ばれるデロイトトーマツコンサルティング合同会社やPwCコンサルティング合同会社などは、専門的な知識を有したコンサルタントが数十万人も在籍しています。

なお、コンサル対象も企業の代表クラスのみではありません。企業の成長のため、一般社員などの業務課題においても、戦略立案から業務改善、システム導入まで包括的に支援を行うのです。

ITコンサルティングファームの仕事内容

ITコンサルティングファームとは、IT技術を用いたクライアントの課題解決が主な役割です。経営戦略に則りIT戦略の策定からシステム開発の提案、導入までをサポートします。単純に課題発見と導入システムの提案を行うだけではなく、プロジェクトの進捗管理や運用フェーズのサポートも実施するケースが多いです。

また、課題解決力以外にもシステムエンジニアとしての知見も求められます。課題に応じたシステムの提案・導入を行うため、現実的に可能なのかを判断し、エンジニアに依頼を行わなければなりません。

そのため、ITに関する広範な知識が求められるでしょう。

人事系コンサルティングファームの仕事内容

人事系コンサルティングファームとは、人事と組織領域の課題解決に特化した職種です。組織・人事領域や教育・研修領域をメインにサービスを提供しています。

主に人事評価制度の作成や採用戦略、人材育成戦略などを考案し、導入することが仕事です。クライアント企業の経営理念や、風土を考慮した上で、人材マッチングや育成を行う視点が必要となります。

ビジネスコンサルティングファームの仕事内容

ビジネスコンサルティングファームとは、クライアントのビジネスプロセス全般の課題解決を目的とした職種です。新たなソリューションを提供して課題を解決したり、独自のノウハウによって新規事業をサポートしたりします。

なお、IT業界やアウトソーシング関連の業種は、ビジネスコンサルティングファームがサポートするケースが多いです。

M&Aコンサルティングファームの仕事内容

M&Aコンサルティングファームは、M&Aに関連する課題や問題の解決に特化した職種です。

M&Aとは、企業の合併や事業売買のことを指します。コンサルにより、企業に利益をもたらしたり、企業価値を高めたりすることが目的です。M&Aにおける、企業の絞り込みやリスクの調査など情報を精査する業務の他、現状のヒアリングから調査、交渉・実行まで包括的に案件を推進します。

また、M&Aアドバイザリーと同義に扱われるケースが多いです。

シンクタンクコンサルティングファームの仕事内容

シンクタンクコンサルティングファームは、公的機関からの依頼をもとに調査・収集したデータでクライアントへ提言を行うことが業務内容です。主に、社会政策や政治的戦略などに関する課題を多く取り扱っています。

国内の証券会社や金融機関を母体としているケースが多く、グループ全体で専門的な知識を保有している点が特徴です。また、大手企業の案件が多く取り扱うことが多いため、経営も安定しています。

事業再生コンサルティングファームの仕事内容

事業再生コンサルティングファームは、企業の事業再生をメインに業務をおこなうコンサルティングファームです。事業が低迷している企業へサポートを提供し、持ち直しまでを行います。

経営が傾いた原因を追求し、解決策を提案するため、人員削減や事業売却、業務効率化のための施策を執行することもあります。逆境からの再建を求められる仕事のため、コンサルティングの中でも難易度は高めですが、他にはない達成感を得られる業務と言えるでしょう。

中小企業コンサルティングファームの仕事内容

中小企業コンサルティングファームは、中小企業を中心にサポートを行っているコンサルティングファームです。一般的に顧問型でサービスを提供するケースが多く、担当者は課題解決のために長期的にサポートを行います。

主な仕事内容は、商品に関するブランディングや、マーケティング等を駆使した自社製品の強化、組織戦略の立て直し、事業の立て直しなどです。クライアントの規模が大きい場合は、複数のコンサルタントが担当し、包括的にサポートします。

WEBコンサルティング企業コンサルティングファームの仕事内容

WEBコンサルティング企業コンサルティングファームは、WEBを活用してクライアントの課題解決をメインにサービス提供を行うコンサルティングファームです。市場調査を行い、Webの戦略やマーケティングの領域をメインとし、HP制作やSEO対策・SNS運用などのサポートを行います。

さらに、ときには制作や開発などに携わることも。WEBの力を活用したクライアントの課題解決や売上増加が目的と言えるため、データの分析や物事を多方面から捉えて、深く考える力が必要といえるでしょう。

リスクマネジメントコンサルティングファームの仕事内容

リスクマネジメントコンサルティングファームは、企業経営や推進にあたって、リスクの発見・回避をメインとしたサービスを提供するコンサルティングファームです。個人情報の流出やデータ改ざん、不正リスクなどから企業を守るため、専門的なリスクマネジメントの知識が求められます。

企業の根幹に関わる部分であるため、他のコンサルタントとは別のアプローチでクライアントと関わることが可能です。

製造業コンサルティングファームの仕事内容

製造業コンサルティングファームとは、製造業やメーカーの業務効率化の支援などを行うコンサルティングファームです。メーカー現場のオペレーション全体が効率的、かつ最適に生産できるよう支援するほか、コスト管理までも行います。

現場で働く社員が、より働きやすい環境を整えることが仕事ともいえるため、メーカー出身者が求められる傾向にあり、製造現場での知見を活かした業務が可能です。

コンサルタントの仕事に必要なスキル

コンサルタントには、業務上で様々なスキルが求められます。具体的にはどんなスキルが求められるのかそれぞれ順に解説します。

<必要なスキル>

論理的に物事を考える力

コンサルタントとして仕事を進める上では、論理的な思考が必要です。クライアントの抱える課題を把握・整理した後、仮説を立てて検証する必要があります。

論理的に物事を考える力がなければ、既成概念に囚われてしまい課題を解決するための仮説を立てられません。クライアントの課題に対して解決策を提示するためにも、論理的思考力が必要と言えます。

コミュニケーション能力

クライアントの課題を解決するためには、クライアントの意図を理解し、悩みや課題を正確に洗いだす必要があります。そのため、正しく状況を理解して業務を円滑に進める上でも、コミュニケーション能力は重要です。

万が一、自分の考えを正しく、より分かりやすく伝えられない場合、提案した施策をクライアントから納得してもらうこともできません。

他にも、コミュニケーションスキルがない場合、プロジェクトも円滑に進まなくなってしまいます。コンサルタントを目指す場合、コミュニケーションスキルは必須といえるでしょう。

質問スキル

質問スキルがない場合、十分な情報を得られずクライアントの課題を把握することができません。企業の課題を解決する事を求められるからこそ、質問スキルは重要といえます。

クライアントは、企業が抱えている問題自体に気付いていないことがほとんどです。そのため、単純に質問するだけではなく、回答を深掘りして正確な情報や課題の全容を把握する力が重要です。

現状のヒアリングから潜在的な課題を引き出す際、質問スキルが備わっていると、より企業の問題を見つけやすくなるでしょう。

洞察力

コンサルタントには、物事の本質を見抜く洞察力が必要です。

クライアントの課題は表面的に見える内容だけではありません。的確に課題解決に向けた提案を行うには、課題の深層部分の洞察が求められます。

ヒアリングした情報を柔軟な思考性で考え、直感的に問題の所在を明確にすることで、本質的な提案が可能です。常に課題の発見や解決方法を考えることで、洞察力を養えるでしょう。

体力・メンタル

コンサルタントとして仕事を行うためには、体力・メンタルの維持が求められます。

コンサルタントの働き方は、基本的にクライアントファーストです。プロジェクト稼働中は、クライアントの要望に合わせて業務を進めるため、常にパフォーマンスを出せるよう体調の維持が欠かせません。

また、コンサルタントはプロジェクトを成功させるプレッシャーが常にのしかかります。体力面だけではなく、メンタルも維持しなければクライアントの期待に応えることは難しいでしょう。

コンサルタントの仕事の進め方

コンサルタントが仕事を進める際は、まずはヒアリングを行い、クライアントの抱えている課題を洗いだすところから始まります。課題の整理を行い、改善すべき点を明確にした後、クライアントの求める目標に沿ってプロジェクトを施策するのです。

なお、施策はクライアント合意がないと行えないため、まずはクライアントの合意を得ることが大切といえるでしょう。その後、プロジェクトを実行し、クライアントと共に結果を追っていきます。

コンサルタントの仕事はプロジェクト単位で動く

コンサルタントの仕事は、基本的にプロジェクト単位で行います。プロジェクトのテーマによってコンサルタントが選出され、期間内に成果を出すことが求められます。

プロジェクト期間は、クライアントの施策内容によって異なりますが、一般的には3〜6ヶ月程度です。なお、プロジェクト終了後は、別の案件へアサインされます。

そのため、一般的な企業で働く場合と違い、プロジェクトのたびに上司や部下が入れ替わりり、新しい環境で働くことになるのです。

コンサルタントの仕事の魅力・やりがいは?

コンサルタントの業務は難易度が高く、遂行が難しい分、やりがいを感じられるケースが多いです。

実際にどのような点がコンサルタントにとってやりがいを感じるのかをご紹介します。

<コンサルタントの魅力・やりがい>

  • 課題解決達成感がある
  • 多種多様な業種・業界の人たちとの関わりが生まれる
  • 優秀な人と仕事ができる

課題解決達成感がある

コンサルタントの仕事の魅力として、課題解決における達成感が挙げられます。コンサルタントの業務内容はプロジェクト制のため、複数人のチームで進行していきます。

企業の経営戦略に関する課題はそう簡単に解決するものではないため、達成まで多くの労力が必要です。よって、課題解決後は、達成感を得られるでしょう。

仲間と一緒にひとつの目標へ向かって真剣に取り組み、成果へつながる経験はコンサルタントならではのやりがいの一つです。

多種多様な業種・業界の人たちとの関わりが生まれる

コンサルタントは、一般的な事業会社と違い、多種多様な業種・業界の人と関わりを持つことができます。そのため、同じ仕事内容が全くと言っていいほどありません。

一つの分野に留まらず、様々な業種・業界で経験を積めるのはコンサルタントの魅力です。

優秀な人と仕事ができる

コンサルタントのやりがいとして、優秀な人材と仕事ができる点があります。

コンサルタントの業務は、クライアントの経営陣や自社のコンサルタントとプロジェクトを推進するケースが多いです。会社の中でも上流階級クラスの優秀な人材が集まる場で仕事をするため、ハイレベルな業務内容や人材から日々刺激を受けられます。

また、各業界のスペシャリストとやり取りする機会も多いため、専門的な知識や情報に触れる機会も豊富です。他にはない刺激的な環境で業務を進められるのもコンサルタントの魅力と言えるでしょう。

コンサルタントの仕事で感じる厳しさは?

コンサルタントの仕事内容は多岐に渡るため、厳しいと感じるケースも少なくありません。次項からコンサルタントの仕事が厳しいと言われてしまう理由を3つご紹介します。

<コンサルタントの厳しさ>

  • 業務量が膨大
  • 業界に特化したスキルを身に着けにくい
  • 別の業界へ転職する場合給与水準が下がる

業務量が膨大

コンサルタントの仕事は、業務量が膨大で難しさを感じるケースが多いです。高い報酬を得られる一方で、その分成果が求められる仕事のため、常にハードな働き方が求められます。

プロジェクトのピークには、帰宅が24時以降になってしまったり、業務量の多さから寝不足に陥ってしまったりします。膨大な業務量を常にこなし続けるのは、コンサルタントならではの厳しさと言えるでしょう。

業界に特化したスキルを身に着けにくい

コンサルタントとして仕事を続けることで、資料作成やロジカルシンキング、マネジメントなどのスキルを身につけることができます。

一方で、各業界に特化したスキルは身に着けにくいのが現状です。

コンサルタントはプロジェクトが終了すると、全く別の案件へアサインされます。長期的に同じ業界・職種で業務を進めるわけではないため、専門性に特化したスキルは得られない可能性が高いです。

そのため、スペシャリストとして、専門的な知識・経験を身に着けていきたい場合は注意が必要といえます。

別の業界へ転職する場合給与水準が下がる

コンサルタントの給与水準は、一般的な事業会社に比べて高いです。そのため、別の業界へ転職する場合、大半の方は給与水準が下がってしまいます。

特に日系企業の場合、コンサルティングファームと同様の給与を提示する企業は少ないです。

コンサルタントから別の業界へ転職する際は、その後のキャリアプランや年収面を考慮しておきましょう。

未経験からコンサルタントになるために取得しておくと良い資格

別の職種からコンサルタントへの転職を検討している人も多いでしょう。実はコンサルタントは、未経験から目指す際でも絶対に必要な資格というものはありません。特に資格がなくてもコンサルタントは名乗ることができるのです。

しかし、資格を取得しておくことで、コンサルタント業務の幅がグンと広がります。そこで今回は、取得しておくと業務上便利な資格を6つご紹介します。

<取得がおすすめな資格>

  1. MBA
  2. 公認会計士
  3. 税理士資格
  4. 中小企業診断士
  5. 社会保険労務士
  6. 情報処理技術に関する資格

(1)MBA

MBAとは、経営学修士と呼ばれています。大学院にて経営学を修了した場合に与えられる学位です。MBAを取得しておくことで、コンサルタントとして様々なプロジェクトへアサインしやすくなり、業務の幅を広げることができます。

MBAでは、経営に直結する実務的な領域や、法律学などについても学ぶことが可能です。近年では企業や組織で働いている人を対象に、働きながらMBAを取得できる養成コースも誕生しました。ライフスタイルに合わせて取得することが可能です。

その他にも、マネジメント・マーケティング戦略や問題解決に重要な分析力を鍛える講座も受けられるため、コンサルタントに必要なスキルを身に着けることが可能です。

(2)公認会計士

公認会計士とは、実務で監査業務を行える唯一の国家資格です。医師や弁護士に並ぶ3大国家資格と呼ばれ、取得難易度が非常に高いと言われています。資格を取得することで、企業の財務に関する施策考案や、最適な費用削減・投資についてサポートすることが可能です。

なお、公認会計士を取得していれば、財務系をはじめとして戦略系やM&A関連のコンサルティングファームへ転職しやすくなります。

(3)税理士資格

税理士資格とは、取得していることで税務書類の作成や指導などを行える資格です。総合系や会計系のコンサルティングファームでは、税理士資格を取得することで未経験からの転職を実現しやすくなります。

特に会計系コンサルティングファームは税理士法人の子会社から独立しているケースも少なくありません。未経験からコンサルタントへ挑戦するなら、税理士資格の取得も手段の一つです。

(4)中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための国家資格です。中小企業診断士を取得することで、企業経営に対して現状分析を踏まえた戦略のアドバイスができます。

未経験からコンサルタントへ挑戦する場合、中小企業診断士を取得していれば知見がプラスに働く可能性が高いです。

(5)社会保険労務士

社会保険労務士とは、労働や社会保険に関する専門家として、行政に提出する書類を作成できる国家資格です。

また、社会保険労務士を取得していれば、コンサルタントとして企業の経営・労務に関わる部分のサポートができます。社労士として企業へのアドバイスを行なっている場合、未経験でも十分にコンサルタントへの転職を実現できるでしょう。

(6)情報処理技術に関する資格

未経験でコンサルタントへ転職する際は、情報処理技術に関する資格の取得がおすすめです。

代表的な資格は、基本情報技術者やCCNAなどのインターネットやセキュリティに関する資格となります。特に、未経験からITコンサルティングファームへ転職を希望する場合に有利となるでしょう。

情報処理技術に関する資格を身につけていれば、一般的なIT知識はもちろん、実務経験として生かすことが可能です。

コンサルタントの年収

業界や業種ごとの年収調査を行う『年収ラボ』によるコンサルタント会社の平均年収ランキングでは、1位のM&Aキャピタルパートナーズの平均年収は、1,947万円と非常に高額であることが分かりました。国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」における国内の平均年収が443万円であることを考えると、コンサルタントの年収は非常に高いと言えます。

コンサルタントは経営課題の解決を求められる業務特性上、ハードな働き方や高い能力を見込み、報酬も高額に設定されているのです。

【注目】コンサルティング業界の求人動向

コンサルティング業界は、就活生から高い人気を有しており、市場規模も年々増加してます。社会全体が顧客の様々なニーズに応えるために、企業がコンサルタントに依頼することが増えているのです。また、案件も多様化しているため、新しいことに常時チャレンジして行きたいという人にはぴったりといえるでしょう。

なお、様々な案件で経験を積んだ後、自分が1番活躍できる業界へ転職することもできるため、自身のスキルアップのための1段階としているかたも多いでしょう。

コンサルティング業界への転職は転職エージェントの活用がおすすめ

コンサルティング業界へ転職を考えている場合「どうやってコンサルタントへ転職すればいいの?」と考えている人も多いでしょう。
そのような場合は転職エージェントの活用がおすすめです。

ここでは、転職エージェントの利用がおすすめの理由や選び方について解説するため、ぜひ参考にしてください。

転職エージェントの利用がおすすめの理由

コンサルタントへの転職に転職エージェントがおすすめの理由は次の3つです。順番に説明していきます。

気になる企業へ推薦してくれる

転職エージェントを利用することで、自身が気になる企業に対して直接推薦してもらうことが可能です。

一般的な転職サイトのように自身で探すよりも、転職エージェントが直接企業へアプローチしてくれることで、働きたい企業に対して確実に自分の強みをアピールすることができます。

また、推薦手続きもしてもらえるため、書類選考の通過率もアップ。推薦時は専用の書類を用いて、履歴書・職務経歴書だけではわからない候補者の人柄や強みを伝えてもらえます。

非公開求人を紹介してくれる

転職エージェントの利用がおすすめの理由として、非公開求人の紹介が挙げられます。非公開求人とは、他の転職サイトやエージェントでは公開されていない珍しい求人です。

好条件求人や、普通では就職が難しいような大手企業クラスなどの求人も、非公開求人として取り扱われています。

なお、転職エージェントによっては、非公開求人を豊富に取り扱っているケースもあるため、利用する事で珍しい求人に出会えることもあるでしょう。

入社時に契約条件を調整してくれる

転職エージェントでは、企業への推薦以外に入社時の条件交渉も依頼できます。

一般的に自身で転職活動を進める場合、企業から提示された条件を承諾することになります。

しかし、転職エージェントなら年収面や入社日・働き方など、企業に聞きづらいことの確認や条件変更の依頼が可能です。納得できる転職活動を行うためにも、転職エージェントの利用はおすすめと言えるでしょう。

転職エージェントの選び方

近年転職エージェントは増加しており、様々なサービスが存在します。そのため、どのサービスを選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。

そんなときは、これからご紹介するたった3つのポイントに注意して転職エージェントを選んでみることをおすすめします。

<転職エージェントを選ぶ時のポイント>

目指す業界に特化した転職エージェントを選ぶ

転職エージェントを選ぶ際は、目指す業界に特化しているか事前に確認しましょう。

転職エージェントの中には、総合型転職エージェントと業界特化型の転職エージェントの2種類が存在します。例えば、リクルートエージェントやdodaのように総合型転職エージェントは、幅広い業種や職種から求人検索が可能です。

一方、業界特化型の転職エージェントは、特定の業界に対して高い専門性を保有しています。コンサルタントのように希望する業界が定まっている場合は、専門的な支援を受けられる業界特化型の転職エージェントがおすすめです。

実績や口コミを確認する

転職エージェントを選ぶ際は、実績や口コミの確認が欠かせません。多くの転職エージェントが存在する一方で、求職者の希望に沿った求人を提案してくれない会社も存在します。

さらに、実績が確認できない転職エージェントは、転職支援実績が少ないことから十分なサポートを受けられない可能性が高いです。そのため、転職エージェントを選ぶ際は、事前に実績や口コミを確認し、安心して任せられるか確認するようにしましょう。

担当エージェントと相性がいいか

転職エージェントを利用する際は、担当エージェントとの相性も重要です。

転職エージェントでは、求人紹介前に担当エージェントとの面談を行います。担当エージェントも人であるため、相性の合う合わないがあるでしょう。もし、価値観や求人の提案が全く違う場合は、担当変更を依頼しましょう。相性の合わないエージェントにサポートを依頼していても、希望の求人に巡り会えない可能性が高いです。

担当エージェントとの初回面談が終了した後は、自分と相性が合うか振り返ると安心してサービスを利用できます。

よくある質問

続いては、コンサルタントに関するよくある質問を下記にてまとめました。それぞれ順に解説します。

<よくある質問>

コンサルタントの仕事内容は?

コンサルタントは、クライアントの抱える課題や問題の解決が主な仕事です。業務はプロジェクトベースで進み、短いと数週間、長くて年単位で行うこともあります。

主な業務内容は、現状のヒアリングから課題の発見、解決方法の策定から実行までをサポートし、企業の運営状況の改善を行うこと。クライアントからは、定められた期間内に課題解決を行うことが求められます。

コンサルタントは多忙なのか?

コンサルタントの業務は、定められた期間内にクライアントの課題解決を含めた成果を上げる必要があるため大変多忙です。期間内に成果が出るよう全力で業務に取り組むため、残業時間が多くなったり休日出勤が発生したりするケースも少なくありません。

プロジェクトによっては、自分の時間を十分に確保できない事もあります。クライアントもコンサルタントに対して高額な費用を支払うため、一定以上の成果とクオリティが求められると言えるでしょう。

コンサルタントの年収は?

業界や業種ごとの年収調査を行う『年収ラボ』によるコンサルタント会社の平均年収ランキングでは、1位のM&Aキャピタルパートナーズの平均年収は、1,947万円と非常に高額であることが分かりました。その他、上位4位までにランクインしているコンサルタント会社の平均年収も、1,000万円以上となっています。

また、日系コンサルティングファームに比べて外資系コンサルティングファームは高い年収が設定されていることが多い傾向にあります。

未経験からのコンサルタントに必要なスキルや資格は?

未経験からコンサルタントを目指す場合、コミュニケーションスキルと論理的思考力が求められます。

コミュニケーションスキルと論理的思考力を持ち合わせていない場合、専門的な知識や経験を保有していても、うまく業務を進められず挫折してしまう可能性が高いです。

また、事前の取得がおすすめの資格として「中小企業診断士」と「情報処理技術に関する資格」の2つが挙げられます。比較的、MBAなどの資格よりも取得しやすく、実務へ活かしやすいため、未経験からの転職を検討しているならチェックしておきましょう。

コンサルタントが企業に求められるのはなぜ?

専門的な知識・経験を用いて、現状の課題解決を目指せるからです。事業会社が現状の課題を打開するためには、これまでにないアイデアや視点が必要になります。

コンサルタントへ依頼すれば、専門的かつ豊富な経験で、課題の発見から第三者視点で解決まで結びつけることが可能です。そのため、自社内での解決が難しい問題もコンサルタントへ依頼すれば、解決へ繋げられることからコンサルタントを求める企業が多いと言えるでしょう。

まとめ

コンサルタントは専門的な知識・経験が求められることから、業務量が膨大で常に自己研鑽を求められる職種です。そんなコンサルタントの仕事内容は、コンサルティングファームによって大きく違います。

ただ、どの業界のコンサルタントも、クライアント企業の経営に関する何らかの課題を深堀し、業績改善のために施策を考えるということは変わりません。始めは書類の整理や書記等の地味な仕事を任されますが、帳簿の確認やデータの分析はコンサルタントにとって非常に重要な業務の一つです。

データ分析によって、企業の問題が見つかることもあるため、意見を求められることも多々あります。意見を求められた際に、自分の意見や情報を正しく、適切に相手に伝えられるコミュニケーションスキルや、問題を浮き彫りにするための質問力を鍛えておきましょう。

コンサルタントは、多種多様な業種・業界の人たちとの関わりが生まれ、クライアントの難しい業務課題を解決することから達成感が得られる非常に素晴らしい仕事です。自分が特化している業種のコンサルタントになることで、より一層活躍が期待できます。

転職エージェントを利用することで、自分の得意とする業界に特化した求人や、労働環境の整った求人に出会うことができるでしょう。

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