未経験からコンサルタントに転職するのは難しい…。そう思っている人は少なくないはず。では、実際に未経験からコンサルタントに転身した人は、どんな転職活動に取り組んだのか。求職中はどんな対策を実施したのか。今回は未経験からコンサルタントに転職した冨田一輝さんに、転職活動を成功させるポイントを聞きました。
プロフィール
冨田一輝
株式会社みらいワークス みらいデジタル部
大学卒業後、大手小売企業で店舗運営に従事。その後、大手インターネットサービス企業に転職し、売上や在庫分析や販促・広告業務に携わる。ソフトウエア企業へ転職後は、人事給与システムの導入プロジェクトに多数参画。その後、みらいワークスに入社。コンサルタントとしてシステム導入プロジェクトの案件に参画し、現在に至る。
話し方や態度まで踏まえた面接対策を徹底

――未経験からコンサルタントを目指そうと思った理由を教えてください。
多くの企業が抱える課題を一緒に解決できればという思いを常々持っていました。もっとも、企業が要望する製品やサービスをただ届ける「御用聞き」ではなく、企業の担当者と一緒に頭を使ってアイデアを考え出す仕事に関わりたいと思い、コンサルタントを志望しました。曖昧な課題を具体的な解決策に落とし込んで実行する、という一連の取り組みに携わるコンサルタントへの思いが次第に膨らみ、転職を決意しました。
私は以前、インターネットサービス会社やソフトウエア会社勤務時に、顧客の課題解決に携わる仕事に従事していました。しかし、「もっと幅広い領域」「もっと本質に踏み込んだ課題解決を」という思いが強くなり、自分自身が思い描くキャリア像に近づくためにコンサルタントを目指しました。
――コンサルタントへの転身を決めてから、具体的に取り組んだことを教えてください。
すぐ実行したのが、自分自身についての「棚卸」です。つまり、自分はどんな人間なのか、何ができるのか、何が苦手なのか、さらには将来は何になりたいのかまで整理しました。これは面接対策の一環です。コンサルティング会社の面接では、「何ができるのですか?」などを質問されることが珍しくありません。面接担当者の立場になって、私自身をしっかり説明できるように「棚卸」に取り組みました。コンサルタント志望者の中には、「コンサルタント」という職種に憧れて応募する人も少なくありません。そのような動機とは違うということを示すためにも、想定される質問にきちんと答えを準備しておくべきと考えました。
さらに5年後や10年後といった将来のビジョンもきちんと話せるように準備しました。将来のビジョンが採用の可否に必ずしも影響を与えるとは思いません。しかし、具体的に描けるかどうかは大切と考え、ビジョンを持つよう心掛けました。
――コンサルティング業界への理解をどう深めていったのか、具体的な取り組みを教えてください。
インターネット経由でコンサルティング会社のホームページを検索し、サイトに掲載している事例をチェックしていました。その会社がどんな支援をして、最終的にどのような結果を迎えたのかが簡潔にまとまっているため、大いに参考になりました。求人情報を読むだけでは分からない具体的な取り組みを把握するのに役立ちました。その会社の事業と自身の自己アピールを結び付けることを想定すると、「自分ならこんなことができる」「自分にはこれが足りない」という気づきも得られます。コンサルティング業界全体を俯瞰することと並行して、各社の取り組みを通じて業界の理解を深めていきました。
――試験や面接対策で取り組んだこと、気を付けたことがあれば教えてください。
とりわけ注力したのは面接対策です。面接担当者が納得する話し方、説明の仕方を徹底的に磨きました。どのように話せば分かりやすいのか、こちらの意図が正しく伝わるのかを考え、試行錯誤しながら話し方を改善しました。一方、堂々と話せるような訓練もしました。いくら納得できる話し方でも、自信なさそうな話し方では面接担当者に不信感を与えかねません。細かい点を指摘されたり、発言したことを深掘りされたりしたときでも、臆せず堂々と話すことを強く意識していました。なお、面接では過度に緊張しないことも大切です。せっかく準備したのに頭の中が真っ白になってしまっては困ります。事前の対策ですべて解消できるわけではありませんが、面接前は緊張しないように意識をしていました。
一方、1つひとつの言葉を正しく理解することにも取り組みました。面接では面接担当者から「それってどういう意味ですか?」と質問されるケースがよくあります。つまり、言葉の意味を正しく理解した上で発言しているのかを問われているのです。最近よく聞く言葉でも、きちんと理解せずに安易に使えば面接時に指摘されます。
例えば「ワークフロー」という言葉1つ取っても、申請する過程すべてを指すことがあれば、社員から上長への承認の意味に使われることもあります。申請書そのものを指すこともあります。このように複数の意味を持つ言葉は少なくありません。面接担当者に正しく理解してもらうためにも、曖昧な言葉を正しく理解し、説明できるようにしておくべきと考えました。
面接ではその場で課題を出されることもあります。例えば、「このような会社の売上を伸ばす方法を考えてください」などです。面接によっては考える時間をもらえますが、限られた時間で適切な方法を導き出さなければなりません。「MECE」や「フェルミ推定」などの具体的な手法を使いこなせるようにし、論理的な解決策を導き出せるような準備も必要です。
――未経験からコンサルタントを目指す人に向けてメッセージをお願いします。
コンサルティング業界を目指す方々はきっと、これまで経験したことのない仕事や業務にワクワクしていると思います。私自身、業界に飛び込む前はワクワクしていました。皆さんもコンサルタントとして働き始めた後でもワクワク感を持ち続け、仕事に楽しさを見出していただけたら幸いです。その姿勢が学びを楽しくし、自身の成長を強く後押しすると考えます。ワクワク感や楽しさをさらに強く抱き、コンサルティング業界に飛び込んでいただけたらと思います。こうした気持ちが強ければ強いほど憧れも強くなり、転職活動を支えてくれるはずです。
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