リンクアンドモチベーションは2024年12月24日、コンサルティング部門の従業員一人あたりの売上が前年比約140%になったと発表しました。対象の22名は売上を伸ばしたのに加え、業務時間を削減するなどの効果も上げています。
売上アップの背景にあるのが生成AIの活用です。同社はAIとの協働が高い付加価値を生み出すと判断。AIを駆使した業務改革に踏み切りました。業務効率化によって空いた時間を従業員の思考や価値創出業務に割り当てられることから、自社の成長を促す働き方も描けるようになりました。
AIを徹底活用するための体制づくりも進めます。同社ではAI活用を支援する専門チームを発足。コンサルティング部門とともにAIツールの開発や活用、変革事例の創出、ナレッジを蓄積する環境整備などを進めました。さらに、現場でAIツールを制作する人と、業務全体のインパクトを俯瞰できる人を分けて配置。特定の業務に偏らず、事業全体のインパクトを最大化できる体制づくりにも取り組みました。
AIを迅速に使い始められる仕組みづくりにも乗り出します。実際に使っているコンサルティングの標準プロセスに対し、必要に応じてAIツールを適用できる仕組みを構築。誰でも容易にAIを使えるようにすることで、AI活用のハードルを下げました。なお、AIツールの活用時間をモニタリングし、AI活用と生産性の因果関係も把握できるようにしました。
広範な業務を効率化できるように、さまざまなAIツールも導入しました。業務の特性に応じた多様なAIツールを用意し、些細な作業でも業務効率を高められるようにしました。具体的には、思考整理や文章生成に用いる「ChatGPT」、情報収集に用いる「Perplexity」や「Genspark」、AIツール開発に用いる「Dify」や「n8n」などを導入。作業に応じて適切なAIツールを選択利用できるようにしました。
こうしたAIの利用環境を整備することで、同社ではAIを1日1回以上利用する従業員の割合が96%に達したといいます。これにより、コンサルティング部門に所属する従業員の業務時間は前年比で約25%削減しました。
同社は今後、AIの利用対象をグループ全体に拡大する予定です。これまでの知見と生成AIを組み合わせた新サービスの開発も視野に入れるなど、自社の取り組みを顧客に還元していく考えです。

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株式会社リンクアンドモチベーション
https://www.lmi.ne.jp/






