群馬県内の企業の4割がリスキリングを実施、リーダーシップやコミュニケーション力を学ばせたい企業意向強く/群馬県調べ

群馬県は2026年1月28日、リスキリングの実態調査結果を発表しました。県内に本社などを構える477社に、リスキリングの取り組み状況や目的、人材育成の策定状況、デジタル技術の導入状況などを聞いています。

リスキリングの取り組み状況を聞いた結果が図1です。

図1:リスキリングの取り組み状況(出典:群馬県)

「取り組んでいない」と答えた割合が48.0%で、「取り組んでいる」(41.5%)を上回りました。

リスキリングに取り組む目的を聞いた結果が図2です。

図2:リスキリングの取り組み目的(出典:群馬県)

「業務効率化による生産性の向上のため」と答えた割合がもっとも多く、87.4%でした。以下、「従業員の担当業務へのモチベーションの向上のため」(50.0%)、「技術力・研究開発力の向上のため」(47.5%)と続きます。

従業員に取得させたいスキルを聞いた結果が図3です。

図3:従業員に取得させたいスキル(出典:群馬県)

「リーダーシップ・マネジメント力」と答えた割合がもっとも多く、60.1%でした。以下、「コミュニケーション力・営業力」(55.6%)、「ITリテラシー(ITや情報を適切に扱う知識・能力の向上)」(50.0%)と続きます。

一方、リスキリングに取り組まない理由は何か。最初の設問で「取り組んでいない」「分からない」と答えた企業に聞いた結果が図4です。

図4:リスキリングに取り組んでいない理由(出典:群馬県)

「対応する人材がいない・推進体制がない」と答えた割合がもっとも多く、43.0%でした。以下、「対応する時間(学習時間)を確保できない」(42.3%)、「リスキリングの取組手順がわからない」(31.2%)と続きます。

では「取り組んでいない」「分からない」と答えた企業は今後、リスキリングに取り組む予定はあるのか。今後の予定を聞いた結果が図5です。

図5:今後の取り組み予定(出典:群馬県)

「現時点では取り組む予定はない」と答えた割合がもっとも多く、45.2%でした。以下、「分からない」(22.9%)、「2~3年以内に取り組みたいと考えている」(18.3%)と続きます。3割弱の企業が、今後はリスキリングに取り組みたいと考えていることが分かります。

人材育成の目的や方針の策定状況を聞いた結果が図6です。リスキリングに取り組んでいる企業と策定状況の相関関係も調べています。

図6:人材区政の目標・方針の策定状況(出典:群馬県)

人材育成の目標や方針を「定めている」と答えた割合は49.5%で、「定めていない」(39.6%)を上回りました。

人材育成の策定状況とリスキリングの取り組み状況を見ると、策定する企業のうち、61.3%がリスキリングに取り組んでいます。策定していない企業に限ると、その割合は17.5%まで低下します。人材育成の目標や方針を策定する際、具体的なリスキリング施策も含めて検討する企業が多いことがうかがえます。

ITなどのデジタル技術の導入状況を聞いた結果が図7です。リスキリングに取り組んでいる企業と導入状況の相関関係も調べています。

図7:業務や事業におけるデジタル技術の導入状況(出典:群馬県)

「一部の部門において導入している」と答えた割合がもっとも多く、43.0%でした。「全社的に導入している」(28.5%)と「各従業員ごとに導入している」(5.0%)を合わせると、8割近くの企業がデジタル技術を業務で活用していることが分かります。

では、導入状況とリスキリングの取り組み状況に相関関係はあるのか。デジタル技術を「全社的に導入している」と答えた企業の場合、リスキリングに取り組む割合は67.6%でした。「一部の部門において導入している」と答えた企業の場合、リスキリングに取り組む割合は37.6%でした。「導入していない」と答えた企業に限ると、リスキリングに取り組む割合は20.8%にとどまります。デジタル技術を多くの業務や事業で活用するほど、リスキリングに取り組む割合が高くなる傾向が見られます。業務とITが密接に関わるようになる中、リスキリングを通じて従業員にITスキルを習得させたいと考える企業が多いことが読み取れます。

【調査概要】
調査方法:オンライン上での回答
調査対象:群馬県内に本社または主たる事業所を有する企業
回答数:477社
実施期間:2025年9月26日~10月31日

【関連リンク】
群馬県
https://www.pref.gunma.jp/