マネジメント層の53%が部下の育成スキルを磨きたいと回答、シーベース調べ

シーベースは2024年9月5日、マネジメントの課題に関する調査結果を発表しました。マネジメント層500人を対象に、部下の育成や育成スキルなどについて聞いています。

部下を育成するのは得意かどうかを聞いた結果が図1です。

図1:部下の育成は得意だと思う【全体】(出典:株式会社シーベース)

結果は「どちらともいえない」がもっとも多く、45%でした。「あてはまる」(9%)と「ややあてはまる」(25%)を合わせた34%が、部下の育成を得意と認識していることが分かります。

従業員規模別に部下の育成が得意かどうかを聞いた結果が図2です。

図2:部下の育成は得意だと思う【従業員規模別】(出典:株式会社シーベース)

従業員規模が小さくなるほど、「あてはまる」「ややあてはまる」の割合が高くなる傾向が見られます。

では、マネジメント経験年数別ではどうでしょうか。その結果が図3です。

図3:部下の育成は得意だと思う【マネジメント経験年数別】(出典:株式会社シーベース)

「あてはまる」がもっとも多かったのは「3年以上5年未満」で17.5%でした。一方、「1年未満」は0%でした。「1年未満」は「あまりあてはまらない」の割合が33.3%でもっとも多く、「あてはまらない」(16.7%)を合わせると、5割の人が部下の育成を得意と思っていないことが分かります。なお、「あてはまる」と「ややあてはまる」を合わせた割合がもっとも多かったのは「10年以上」で36.4%でした。

部下の育成スキルを上げたいと思っているかを聞いた結果が図4です。

図4:部下の育成スキルを上げたいと思う【全体】(出典:株式会社シーベース)

もっとも多かったのは「ややあてはまる」で38%でした。「あてはまる」(15%)を合わせると、半数以上の53%が育成スキルを上げたいと考えていることが分かります。

従業員規模別に育成スキルを上げたいかを聞いた結果が図5です。

図5:部下の育成スキルを上げたいと思う【従業員規模別】(出典:株式会社シーベース)

従業員規模が大きくなるほど、「あてはまる」「ややあてはまる」の割合が高くなる傾向が見られます。従業員規模が「最大規模(5000名~)」に限ると、約6割が育成スキルの向上に意欲的です。

マネジメント経験年数別に聞いた結果が図6です。

図6:部下の育成スキルを上げたいと思う【マネジメント経験年数別】(出典:株式会社シーベース)

「あてはまる」と「ややあてはまる」を合わせた割合がもっとも多かったのは「10年以上」で59%でした。もっとも少なかったのは「3年以上5年未満」で40.4%でした。調査を実施したシーベースはこの結果について、マネジメントを一定年数経験するとキャリアへの迷いやポジティブな成長意欲を持ちづらくなる傾向が現れると推察します。

部下の育成に責任やプレッシャーを感じるかどうかを聞いた結果が図7です。

図7:部下の育成に責任やプレッシャーを感じることがある【全体】(出典:株式会社シーベース)

もっとも多かったのは「どちらともいえない」で41%でした。「あてはまる」(9%)と「ややあてはまる」(31%)を合わせた41%が、責任やプレッシャーを感じていること分かります。

部下を指導する際、自身の気持ちを伝えられているかどうかを聞いた結果が図8です。

図8:部下を指導する際、自身の気持ちを素直に伝えることができている【全体】(出典:株式会社シーベース)

もっとも多かったのは「どちらともいえない」で、半数近くの46%を占めました。「あてはまる」(10%)と「ややあてはまる」(29%)を合わせた39%が、自身の気持ちを指導時に伝えていることが分かります。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
都道府県:全国
対象者、サンプル数:480サンプル
実施日:2024年7月初旬

【関連リンク】
株式会社シーベース
https://www.cbase.co.jp/