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【セミナーレポート】未経験からのコンサル転職を可能にする原動力はチャレンジ精神、「なぜコンサルタントを目指すのか」を言語化するのが第一歩

セミナーレポート

コンサルネクスト.jp(運営会社・株式会社みらいワークス)は2025年9月17日、コンサルティング業界への転職志望者を対象としたウェビナーを開催しました。テーマは「ITコンサルティング会社代表が本音で語る未経験からのコンサル転職成功秘話」。株式会社プログライブ コンサルティング 代表取締役の中川暢也氏がゲストとして登壇し、ご自身の経験をもとに、未経験からコンサルタントに転身する秘訣を語っていただきました。ここではセミナーで取り上げた5つのテーマごとに、講演の様子を紹介します。

目次

登壇者のご紹介

ゲスト
中川暢也氏
株式会社プログライブ コンサルティング 代表取締役

サーバエンジニアからキャリアをスタートし、携帯キャリアのインターネット接続サービスに関するシステム導入に従事。その後ネットワークエンジニアとしての業務を経て、2013年に株式会社プログデンスに入社。プリセールス、プロジェクトマネージャーとして従事した。2023年10月20日、株式会社プログライブコンサルティングの代表取締役に就任。PMPの資格を保有し、顧客のあらゆる課題を想定した解決策の提案を続けている。

モデレーター
塚田真仁
株式会社みらいワークス コンサルネクスト.jp シニアコンサルタント

新卒で大手メーカー系半導体商社で法人営業を10年経験後、MBAを取得し、コンサルタントにキャリアチェンジを行った。組織変革/チェンジマネジメントを専門とするコンサルティングファームにて、製造業や物流業など、大手企業のプロジェクトに多数参画した。その他、ITやBCPのコンサルティングにも従事し、2017年よりみらいワークスに参画し、プロ人材のマッチングサービス事業を経て、コンサル転職エージェント「コンサルネクスト.jp」を推進している。

【テーマ1】中川代表がコンサルタントになるまでのリアルストーリー

ゲストとして登壇した中川氏は、どのようなキャリアを経て未経験からコンサルタントになったのか。どのような思いでコンサルタントを目指したのか。セミナーでは中川氏が自身の経歴やコンサルタントを目指した背景を紹介しました。

中川氏のキャリアは2005年にサーバーエンジニアとしてスタート。その後、ネットワークエンジニアとして経験を積み、2013年にプログライブ コンサルティングの親会社である株式会社プログデンスに入社します。同社ではプロジェクトマネジメントやITコンサルティングに挑戦し、ここでの経験を経て、2019年に株式会社プログライブ コンサルティングを設立、代表取締役に就任しました。

こうしたキャリアを積む中で常に考えていたのは、「現状に満足せず、常に成長を実感できる環境に身を置きたい」(中川氏)という強い思いだったと振り返ります。プロジェクトマネジメントやコンサルティングに携わった当初は失敗だったなと思う経験もしましたが、「次にどう活かすか」を意識し、業務の進め方や作業方法を見直し続けたといいます。 「コンサルタントの道へ進んだのも、より成長したい」と考えたためとのことです。中川氏は、「目の前の壁を乗り越えて当たり前にこなせるようになると、成長を感じられなくなってしまう。エンジニア、プロジェクトマネージャーの次のキャリアを模索したとき、『クライアントに近いところで課題を解決したい』と考え、新たな成長を見込める仕事としてコンサルタントを目指すことにした」といいます。「できるかどうかを考えるより、まずは行動する」という積極的な性格も、コンサルタントへの転身を後押ししたと振り返ります。

写真:プログライブ コンサルティング 代表取締役の中川暢也氏(写真右)と、みらいワークス コンサルネクスト.jp シニアコンサルタントの塚田真仁

【テーマ2】コンサルタントになって現場で戦力となるためにやったこと

エンジニアからコンサルタントへ転身した中川氏は、仕事の前提となるマインドセットの切り替えに取り組んだといいます。「エンジニアはクライアントの『こんなシステムを作りたい』という要望に答えるのが求められる役割です。要望を満たすシステムを設計し、納期通りに納品するのが目的でした」(中川氏)といい、クライアントのやってほしいことは明確だったと述べます。これに対し、コンサルタントに寄せられる相談はクライアントも何をやるべきかが分からないというケースが多く、課題が漠然としていることも少なくないそうです。そこで、「クライアントの要望を聞く姿勢から、クライアントの課題を自分事として捉え、解決策をリードする姿勢にマインドチェンジした。最初は考え方を切り替えるのに苦労しましたが、考え方を切り替えない限り、コンサルタントとしてクライアントに価値を提供できないと痛感しました」(中川氏)といいます。

セミナーのモデレーターを務めたコンサルネクスト.jp シニアコンサルタントの塚田真仁も、自身が法人営業からコンサルタントに転身した経験を振り返り、中川氏の指摘に同意。「マインドチェンジはコンサルタント未経験者なら必ず直面する課題と言えますね。コンサルタントはクライアントに何をしたいのか聞くだけではなく、仮説をぶつけながら何をすべきかを引き出し、クライアントと合意形成を行うことが求められます。こうした考え方を身につけなければコンサルタントとしてやっていくのは難しいのだなと学びました」(塚田)と指摘します。

中川氏は、求められるスキルの質も変わると強調します。「エンジニア時代は、高い技術力や最先端の技術知識が評価の軸だった。しかしコンサルタントは、クライアントの言いたいことを正しく理解すること、専門的な内容を分かりやすく伝えて課題解決に導く能力が評価の軸となる」(中川氏)と考察します。クライアントの立場に立って、分かりやすく説明するコミュニケーション力がより求められるようになるといいます。

【テーマ3】未経験でもコンサルタントに向いている人とは?

中川氏はコンサルタントに向く人の素養を4つ提示します。1つ目は「クライアントファーストで考えられる人」です。「コンサルタントの仕事は、クライアントに価値を提供することで、自分たちのやりたいことや得意な技術を押し付けることではない。クライアントが気づいていない課題は何か、自分たちに何ができるかを考え、クライアントのために行動できるマインドが必要です。クライアントに手を差し伸べるような、ホスピタリティのある人が向いている」(中川氏)と分析します。

2つ目が「チャレンジ精神と学び続ける意欲がある人」です。中川氏は「現状に満足せず、常に成長したいというハングリーさを持っているか、さらに失敗を恐れずに行動し、そこから学ぼうとする姿勢を持っているかが重要である」といいます。

3つ目が「夢や目標を持っている人」です。中川氏は「目標を達成するために、自分の価値を高めようと努力することが仕事の原動力になる。今の環境に不満があり、もっとスキルアップしたいという思いも、コンサルタントを目指す立派な動機である」と指摘します。

4つ目が「分からないことを分からないと言える勇気のある人」です。中川氏は見落としがちなポイントと前置きしつつ、「コンサルタントはスーパーマンではない。一人ですべての答えを出す必要はない。知らないことは知らないと認め、周囲の専門家に相談するなどして、チームで答えを導き出すべき」といいます。さらに、エンジニアからコンサルタントを目指す人に向け、「エンジニアは正解を出さなければならないというプレッシャーを感じがちですが、こうしたマインドを切り替えられるかどうかが、コンサルタントとして活躍できるかどうかにつながる」(中川氏)と続けます。

【テーマ4】反対にコンサルタントに向かない人とは??

一方、コンサルタントに向かない人はどのような特徴があるのか。中川氏はもっとも重要な点として、「チャレンジすることや環境の変化に抵抗がある人」を挙げます。例えばプログライブ コンサルティングの場合、「失敗を恐れて行動しない人、現状維持を望む人は当社のカルチャーに合わない。変化や挑戦を楽しめない人にとって当社は厳しい環境かもしれない。新しい課題と常に向き合い、未知の領域に踏み込める人を求めている」(中川氏)と、自社に向かない具体的な人物像を示しました。

「なぜコンサルタントになりたいのかが明確ではない人」も不向きだと中川氏は続けます。「書類上の経歴は素晴らしくても、面接で話してみると転職の軸が定まっていなかったり、コンサルタントとして何を実現したいのかのビジョンを語れなかったりする人がいる。そのような人はコンサルタントに向かない」(中川氏)といいます。コンサルタントになることをゴールにするのではなく、なぜなりたいのか、何を実現するのかを明確に描くべきだと訴えます。

塚田も中川氏の意見に賛同し、「なぜコンサルタントになりたいのかという問いに対する自分なりの答えを持たなければ、仮に運よく入社できたとしても、その後は厳しい環境で挫折しかねなません。漠然とした憧れではなく、コンサルタントという仕事を通じて、自分のどんな目標を達成したいのかを自分の言葉で語れるようにした方が良い。このような考えを明確にすることが、コンサルタントへの転職に求められます」とセミナーの聴衆に訴えました。

【テーマ5】これからコンサルタントを目指す人へのアドバイス

中川氏はコンサルタントを目指す未経験の求職者に向け、これまでのキャリアを丁寧に振り返ってほしいとアドバイスしました。「内定を決めた人の中には、入社までに何を勉強しておけばよいのかを質問する人がいる。しかし、入社前に新しい知識を詰め込むよりも、これまでに何をしてきたのか、どんな役割を担ったのか、どんな工夫を施したのかなどを自分の言葉で話せるように準備することが何より重要となる」(中川氏)と強調します。過去の経験を棚卸しし、自身の強みをアピールできるようになることに目を向けて欲しいと訴えました。

チャレンジを支える環境の重要性も認識すべきといいます。中川氏は、「未経験分野への挑戦は、必ず壁にぶつかり、挫折しそうになる。そんなときに、自分の悩みを素直に打ち明けられる存在がいるかどうかが、挑戦し続けられるかを左右する。家族や友人、会社の同僚や上司といった周囲の人たちを大切にし、悩んだときは話を聞いてもらった方が良い。一人で抱え込まずに済む環境を意識的に作り出すことが、新しい挑戦には不可欠」と述べました。

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