研究所について

研究所概要

  • 名称:

    みらいワークス総合研究所
    Mirai Works Research Institute(MWRI)

  • 設置:

    2022年7月

  • 所長:

    岡本祥治

  • 所在地:

    〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-13 Prime Terrace KAMIYACHO 2F

  • 活動内容:

    プロフェッショナル人材の働き方・キャリア形成に関する研究

    企業の新規事業や人的資本経営/リスキリング、外部人材活用、サステナビリティに関する研究

    各種調査分析・情報収集

    出版・広報

  • 連絡先:

    mirai_inst@mirai-works.co.jp

ミッション・ビジョン

みらいワークス総合研究所 ミッション・ビジョン

みらいワークス総合研究所 ミッション・ビジョン

所長メッセージ

みらいワークス総合研究所 所長 岡本 祥治

みらいワークス総合研究所 所長岡本 祥治Nagaharu Okamoto

1976年生まれ、慶應義塾大学理工学部卒。アクセンチュア、ベンチャー企業を経て、47都道府県を旅する過程で「日本を元気にしたいという思いが強くなり、起業を決意。2012年、みらいワークスを設立し、2017年に東証マザーズ(現・東証グロース)上場を果たす。

『みらいワークス総合研究所』を運営する株式会社みらいワークスは、「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」をミッション、「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する」をビジョンに掲げ、人生100年時代に、プロフェッショナル人材が、「独立、起業、副業、正社員」といった働き方や働く場所、働く目的に縛られない挑戦の機会提供とその挑戦の支援を行うための事業を展開しています。

2022年7月に、プロフェッショナル人材の働き方やキャリアに関する調査・研究機関『みらいワークス総合研究所』を立ち上げ、メディア『CAREER Knock 』にて、プロフェッショナル人材の働き方やキャリア形成についての情報を提供してきました。

同時に、フリーランスや副業といった外部プロフェッショナル人材を活用する企業についての調査・研究も行い、情報を提供していく中で、企業の経営者や人事部、事業部の方より「これらのノウハウや事例をもっと知りたい」といった声を多くいただく機会が増えました。

また、昨今、オープンイノベーションやリスキリングに関するお問い合わせや引き合いも増えていることから、このたび、『みらいワークス総合研究所』にて、外部人材活用や新規事業、人的資本経営/リスキリング、サステナビリティに関する調査・研究、情報を提供していく事としました。

現在、みらいワークスに登録いただいているプロフェッショナル人材は8万名を越えました。国内最大級のプロフェッショナル人材のためのプラットフォームとして、多くのプロフェッショナル人材の働き方や、企業でのプロフェッショナル人材の採用・活用を見てきた知見をもって、フラットな目線で「本当に必要とされる情報」を提供していきたいと思っております。

「本当に必要とされる情報」を提供するためには、われわれが欲しい情報を提供するのではなく、読者の目線で調査・研究をした情報を提供する必要があります。

読者は、新しい働き方を実践したり、新規事業、人的資本経営/リスキリング、サステナビリティ等、かつてないものを創る「挑戦者」です。

つまり、読者の目線で活動するには、みらいワークス総合研究所に携わる編集者、記者、執筆者、われわれ自身も「挑戦者」である必要があります。われわれ自身も「挑戦者」であり続け、企画する内容、集める情報、発信する情報と、10年先、20年先を見据えた、読者のために役立つ情報を発信していきたいと考えています。

【営業転職】おすすめサイト・エージェント比較ランキング!厳しい?未経験でも転職しやすい方法を解説!

CAREER Knock編集部 CAREER Knock編集部

2023.10.3 Column

「営業から他業種に転職ってできる?」「営業の転職は厳しいって本当?」このように考えている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、営業職は他職種への転職が十分可能です。培ったビジネススキルをアピールし転職サイトを上手に使えば、未経験の業界でも転職できるでしょう。この記事では、営業職の転職は厳しいのか、営業職の転職に関するあらゆる実態を徹底解説します。後半では、上記の転職エージェントを紹介しているため、営業職から他職種への転職を考えている方は、ぜひ最後までご確認ください。

営業職の転職は厳しい?

営業職は、他業種への転職が行いやすい職業です。実は、営業職の人は、どんな業界でも転職しやすいビジネススキルを習得しています。営業職は、各分野に特化した商品購入や契約に向けて、お客さんや企業に対して営業を行う仕事です。営業力に付随して、各分野の専門知識が既に備わっているため、他業種を経験してきた人よりも選択肢が広く、転職後も活躍できる可能性が非常に高いです。

営業職が転職しやすいと言われる理由

なぜ営業職が転職しやすいのか気になる方も多いのではないでしょうか。営業職が転職しやすいと言われる3つの理由を紹介します。営業職から異業種への転職へ迷われている方はチェックしてみてください。

忍耐力が高い

忍耐力とは、たとえ厳しい状況下においても、成果や目標に向かって立ち向かう力のことを言います。営業を行っていると、企業やお客様から契約や購入になかなか結びつかないということも多々あるでしょう。その中で「どうすれば売上に繋がるか」「成果を出すためには現状をどう乗り切るか」を考えていく中でおのずと忍耐力が身につくため、営業職は高い忍耐力があるとみなされます。

高いコミュニケーションスキルが身に付いている

営業職は、セールストークで成果に繋げる飛び込み営業や、取引先との信頼関係を構築しサポートするルート営業などを行うため、高いコミュニケーションスキルが身につきます。相手が伝えたい事や言葉の意図を捉えることができるため、他業種への転職を行っても、企業やお客様との関係値作りに苦労することなく業務をおこなうことができるでしょう。さらに、コミュニケーションスキルは、仕事の成果だけでなく部署内のチームワークにも影響します。普段の何気ない会話から、職場の雰囲気を良くして周りを引っ張っていける存在になれるでしょう。

流動性の高い職種であること

営業職は、自社サービス・商材を紹介して成果を出す過程であらゆることを学べます。セールストーク、市場リサーチの方法、ヒアリング力、商談のノウハウなど、BtoB・BtoCに限らず売上を伸ばすことを熟知している人材は、どんな職種に行っても重宝されるでしょう。

営業職の転職が厳しいと言われる理由

一方、営業職の転職が厳しいと言われている理由は「経験や実績があることが求められる」「業種によって営業スタイルが異なる」ことが考えられます。上記2つを意識しながら転職活動をしないと、採用にはなかなか至らないかもしれません。

経験や実績があることが求められる

営業職が転職するには、他職種に繋がる経験や実績が求められます。特に営業職は、個人の成果が数字として出る業種であるため、実績がない場合は転職希望先の企業へのアピールが難しくなるでしょう。他にも、営業方法や商談力、新規取引開拓など、異業種への転職だとしても活かせる能力を備えておく必要があります。新卒の入社とは違い、即戦力を求められるため、営業職と転職先に通じる経験や実績、スキルも備えておきましょう。

業種によって営業スタイルが異なる

営業職は、業種によっては営業スタイルが全く違います。そのため、営業職から営業職へ転職する場合でも、転職が難しい場合があるでしょう。例えば、ルート営業でノルマもなく既存顧客のサポートをしていた営業マンから、新規営業の保険の営業マンに転職する場合、あまり採用に有利にはなりません。ルート営業では、顧客への気配りや信頼関係の築き方を学べますが、新規顧客の獲得方法やノルマ達成への計画性などは学べないでしょう。そのため、同じ営業でも心構えや、学べることが違うので「転職してみたら全然ついていけない!」ということになる可能性もあります。また、他業種へ転職する場合も、業種によって求められるスキルが異なるため、営業から転職するのは難しい場合があるでしょう。

営業職が転職したいと考える理由

営業職が転職したいと考える理由を調査したところ、次の5つの理由が最も多く見られました。順番に見ていきましょう。

販売ノルマや断られることがつらい

営業職で働く多くの人は販売ノルマがあるため、顧客から発注を断られた際にツライ・辞めたいと感じる人が多いです。営業職は、個人ノルマ達成のために飛び込みで営業を行い、案件の獲得を行うことがあります。しかし、営業を行ったからすぐに契約を取り付けられるわけではなく、断られてしまう場合が多いです。よって、ノルマ達成が出来ず、会社内でも仕事がやりにくくなり転職を考えるようになってしまいます。競争心がなく、仕事でプレッシャーを感じたくない人は営業職が向いていないかもしれません。

売りたい商材がない

自分が売りたい商材がないと、モチベーションが上がらずに営業職から転職したくなるという方もいるでしょう。営業職は、興味のない商材や詳しくない分野の商材も売らなければいけません。また、ノルマのために顧客が必要としていないものまで、無理やり売らなければいけないこともあります。営業職の力の見せどころではありますが、魅力のないものをいかに魅力的に魅せるかというのは大変難しい問題です。自社製品を本当に愛し、世間に広めたいという気持ちがない場合は、長く継続することが難しいでしょう。

重要案件の失注でモチベーションが保てない

重要案件は、会社の利益や目標に大きく関係します。そのためプレッシャーが大きく、失注した場合はモチベーションが低下しやすいため、転職を考えることに繋がることがあるでしょう。失注は、顧客との信頼関係やサービスの提示がしっかり出来ていなかった場合に発生することがほとんどです。そのため、自分が顧客との関係性を構築できていなかった罪悪感から、営業職が向いていないと判断する方も多くいます。営業において、案件が失注することは少なくないため、毎回落ち込まずに、次にどうすべきかを考えられる人でなければ営業職は難しいでしょう。

長時間労働・休日出勤がつらい

営業職はサービス業になるため、クライアントが最優先になる職業です。そのため、休みの日であってもお客様やクライアントから連絡があれば、個人的な理由よりも優先して対応しなければいけません。BtoB営業は法人相手なので、平日の日中に営業に行き、土日は休みの場合がほとんどです。しかし、BtoC営業の業種は、平日の夜、土日に売り上げが見込めるので長時間労働と休日出勤になってしまいます。プライベートの時間を大切にしたいという方は、営業職をやめたいと思う方が多いです。

人間関係構築・顧客との付き合いがつらい

営業職は、自分が取り扱っている商品を継続して使用してもらうことが売上に繋がるため、顧客との関係作りが最も重要です。商材を買ってもらうことが前提となる関係のため、どうしても顧客が上の立場になり、顧客との付き合いの難しさから営業職からの転職を考える方も多いです。さらに、営業職はノルマを競い合うので、同僚との仲が悪くなりがちです。よって、会社の雰囲気が悪くなり、会社への通勤が憂鬱になるという方もいるようです。

営業職から転職しやすい職種とは?

営業職から転職しやすい職種は以下の5つです。営業職の経験をどのように活かせるか、わかりやすく解説していきます。

人事

営業職から転職しやすい職種の一つ目は「人事」です。人事は、企業の売り上げ達成目標や、円滑に仕事が回るよう優秀な人材の採用を行います。人事部では、求職者の採用判断を間違えると優秀な人材を取り逃してしまう可能性があるため、短い時間で優秀な求職者の強みを引き出せるコミュニケーション能力を持つ人材が必要とされます。そこで活躍するのが、営業職の高いコミュニケーション能力とコスト管理意識です。求人掲載料、人件費などを考えながら「いつまでに何人採用する」と目標を決められる営業職は人事への転職は有利に働くでしょう。

企画・商品開発

「企画・商品開発」は、営業職で学んだスキルを活かせるので転職しやすい職種です。市場調査・販売戦略の検討・プレゼン能力・販売経路・方法の確立などを行います。そのため、現場の声や顧客の声をヒアリングし、企画から商品開発までやり切れる人材が重宝されます。また、経営陣に向けてプレゼンする機会が多いので、営業職で培ったコミュニケーション能力や資料作成能力も活かされるでしょう。

マーケティング・広報

商品の市場調査分析や、外部に向けての情報発信を行うマーケティング・広報も、営業職からの転職に向いています。営業職は、ニーズを割り出すための市場リサーチ能力や分析能力に長けているため、マーケティングの仕事に活かせるでしょう。また、様々な情報を消費者、取引先、従業員、株主に向けて情報を発信する必要があるため、営業職の取引先とのコミュニケーション能力が活かせます。

一般事務

「一般事務」は営業職からの転職におすすめです。一般事務では、資料作成や、データ入力、などマルチタスクが多く発生するため、商談前の資料作成能力や、タスクの優先度を決める管理能力を備えた営業職経験者に向いているでしょう。

ITエンジニア

ITエンジニアは、コンピューターのシステム設計を行うことが主な業務です。一見、営業職と関係がないように思えますが「ITエンジニア」も、顧客の要望をヒアリングしてどのような機能が必要なのか、コストや期間を考慮しながら設計する力が必要です。そのため、営業職での顧客とのコミュニケーション能力や、コスト管理能力が活かせます。なお、プログラミングスキルを勉強すれば、セールスエンジニアとしてキャリアをスタートできるケースもあります。その後、テストエンジニア、SEなど上流工程へのキャリアチェンジも望めるでしょう。

営業職から他職種へ転職すべき人の特徴

営業職から他職種へ転職するべき人の特徴を4つご紹介します。当てはまる営業職の人は、他職種への転職を検討してみてください。

営業職を続けること自体がストレスになっている

営業職は、人との関わりが多いうえ、常にノルマや売上目標、コストについて考える必要がある職業です。クライアントとの商談や営業も多いため、対人関係作りが苦手な人は転職を考えてみると良いでしょう。また、営業は向いているが、自分が納得していない商材を売ることが精神的にストレスを与えているという場合もあります。そのため、異業種へ転職するのではなく、営業の別商材を扱う企業へ転職することもおすすめです。

失敗・失注を繰り返している

失敗・失注を繰り返している人は、営業職という仕事に向いていない恐れがあるため、転職を考えましょう。営業職は、顧客の購買意欲をかき立たせる訴求力や、計画性やスケジュール管理能力など、たくさんのことを学び実行する必要があります。しかし、失敗・失注を繰り返すということは、営業にやりがいを見いだせず、改善意識が低下している可能性があります。本当に営業職を続けていきたいのか、一度しっかり考えてみましょう。

会社・上司からのプレッシャーで落ち込んでいる

出世欲がある上昇志向の営業マンは、会社・上司からのプレッシャーもバネにして成果を出そうと努力できます。しかし、プレッシャーを正面から受け止め落ち込んでしまう人は、営業職に向いていないでしょう。ルーティンワークのようなプレッシャーの少ない職種もあるので、一度転職サイトを覗いてみるのもおすすめです。

残業・休日出勤が耐えられない

営業職は、月末に向けてノルマ達成のために残業や休日出勤が増えていきます。そのため、残業・休日出勤が耐えられない人は、営業から他職種への転職を検討しましょう。他業種でも、企業によっては残業や休日出勤がある恐れがありますが、営業職ほど残業や休日出勤を強いられる企業は少ないです。

営業職から他職種に転職しない方がいい人の特徴

営業職からの転職を考えている方の中には、実は営業職が向いている場合もあります。本当に営業職を辞めたほうが自分のためになるのか、よく考えてみましょう。営業職から他職種に転職しない方がいい人の特徴は、次の4つです。順に説明していきますね。

人とコミュニケーションを取ることが得意な人

営業職は、顧客との円滑なコミュニケーションを取れる人材が重宝されます。そのため「人見知りせずにどんな人とも仲良くなれる!」という人は営業職から転職しないほうが良いでしょう。黙々と作業したり、デスクワークでの業務が多い職業へ転職した場合、コミュニケーションスキルという秀でたスキルを上手に活かすことが出来ません。聞く力や話す力はどの業界へ行っても重宝されるものですが、実際に業績へ繋げられることができるのは営業職ならではの特徴でしょう。

記憶力に自信がある人

営業職は、複数の顧客とのやりとりを同時進行しなければならないので、記憶力に自信のある人に向いています。顧客が「こないだの件だけど…」と前回の続きから話しても、営業マンが何も覚えていないとなれば、顧客から不信感を覚えられてしまいます。しかし「一度言われたことは忘れない!」という人は営業職を続けたほうがキャリアアップが望めるでしょう。

綿密な事前準備ができる人

営業職には、商談に向けて顧客を納得させる資料作成や、訪問日程の管理など、綿密な事前準備が求められます。そのため、トラブルが発生しても対応できるように、一歩先を考え準備ができる人は営業職が向いているでしょう。

体力に自信がある人

営業職は、取引先に訪問するため移動の連続で、1日中外にいることも多い仕事です。そんな長時間労働でも疲れを顔に出さずに前向きに行動できる人は、営業職に向いています。体力があることでメンタル面も安定するため、万が一トラブルが起こった場合でも落ち込まずに対処できるでしょう。

営業職から他業種に転職するメリット

営業職からの転職を成功させれば、その後のキャリアや生き方を大きく変えることができるでしょう。営業職から他業種に転職するメリットは、次の3つです。順番に説明していきます。

キャリアアップの機会や新しい自分に出会える

営業職から他職種への転職は、新しい自分の強みや特性を知る絶好の機会です。営業職が向いていると思っていても、実はコツコツ地道に続ける仕事や、意見を交わしながら企画をする仕事などが得意かもしれません。自分の好き・得意な職種なら、大変なことも楽しく乗り越えられるため、自然とキャリアアップの機会も増えるでしょう。

営業職のストレスから解放される

営業職は商品をお客様に売る仕事なため、長時間労働や休日出勤、ノルマ、職場の人間関係が悪いなど、様々なストレスに追われます。ノルマによって数字に追われている環境から抜け出したい方や、顧客との付き合いが苦手な人は、事務職や生産系の仕事への転職を考えることで、ストレスから開放されることに繋がるでしょう。

営業での経験を活かせる

自発的に行動して目標を達成できる営業職は、どんな職種に行っても経験を活かせます。コミュニケーション能力や、プレゼン能力など、ビジネスに大事なスキルも持っているため、他の職種へ行けば大幅なキャリアアップが可能でしょう。

営業職から他職種に転職するデメリット

営業職から転職する際に考えなければいけないデメリットは、次の4つです。順番に解説していきます。

新たに知識を身に付ける必要がある

営業職から他業種に転職する際、新たに知識を身につける必要があります。例えば、ITエンジニアに転職する場合、プログラミングの知識は必須ですし、デザイン系に転職したいならPhotoshopなどの技術が必要になります。知識を得るには費用も時間もかかるので、仕事終わりや休日にも勉強しなければいけません。しかし、本当に興味がある場合は、学習する事も苦と感じずに学べるでしょう。

職務内容や環境の変化に対応できない

営業職からまったく違う業種に転職すると、職務内容や環境の変化になかなか対応できない場合があります。外回りがメインの営業職から突然オフィスワークの仕事に転職すると、1日同じ空間にいることが苦痛になるかもしれません。「やっぱり営業がいい!」なんてことにもなりかねないので、転職後のビジョンをよく想像するようにしましょう。

年収が下がる可能性が高い

インセンティブのある営業職は、商材を売れば売るほど稼げる職業です。そのため、入社して間もない場合でも、スキルがあればしっかり給料に反映されます。しかし、営業職以外の職種でインセンティブを採用している業種は少ないため、転職した職種が未経験の場合、今より年収は下がる可能性が高いでしょう。年収が下がることを理解して、どうすれば今の年収を超えられるか計画を立てておく必要があります。

すぐに転職先が見つからない可能性がある

営業職から他業種に転職する場合、やりたい仕事や勤めたい企業がなかなか見つからず、すぐに転職先が決まらない場合があります。そのため、転職期間は長めに想定しておきましょう。どういった職業に就きたいのか、勤めたい職場の譲れない条件は何かを一度洗いだして自分のやりたいことを丁寧に洗いだしてみることで、やりたいことが明確にできますよ。また、未経験の業種に転職する場合、その業界の勉強や資格が必要な場合もあります。そのため、やりたい仕事が見つかった時点で勉強と企業探しを並行して行うと良いでしょう。

営業職の転職を成功させるコツ

営業職の転職を成功させる8つのコツをご紹介します。自分の市場価値を見極め、活躍できる業界を探しましょう。

自分が望むポジションを明確にする

「管理職を目指すのか、チームの一員としてサポートするポジションを目指すのか」によって企業の規模や職種は変わります。営業職の転職を成功させるには、まずは自分が望むポジションを明確にして活躍できる職種を探しましょう。

業界分析や企業分析を徹底する

転職後に「思っていた企業と違った」「やりたい仕事じゃなかった」ということにならないように業界分析や企業分析は徹底して行いましょう。営業職での経験を元に自己分析を行い、自分の目指す業界を探してみることで、視野が広がり、よりよい転職活動が行えるようになります。転職サイトや業界誌などの情報ツールを利用することはもちろん、転職イベントに参加してみるのもオススメですよ。

転職先の職種に必要な資格を得る

営業から転職を成功させるためには、転職先に必要な資格を取ると就職に有利になります。たとえば、営業職から事務職を目指す場合は、MOS(マイクロフォンスペシャリスト)・簿記検定2級・秘書検定を保有していると転職が行いやすいでしょう。不足しているスキルや知識は資格を取得しておぎなうことで、転職が有利になるほか、転職後にクライアントや社内の人からも信頼を得ることができます。目指すべき業界や仕事が見つかった時点で、資格取得の勉強を始めるとよいでしょう。

自己分析を行いアピールポイントを明確にする

自己分析を行い、アピールポイントを明確にすることで、自己アピールの質が上がり、転職が成功する確率が高まります。例えば、営業でトップセールスを記録していた実績があれば、成果報酬型の業界や企業にアピールすることが可能です。他にも、コミュニケーション能力や、洞察力、忍耐力など、営業で身に着けたスキルや資格を一緒にアピールすることで、採用の確立が上がるでしょう。なお、転職先にミスマッチなアピールポイントにならないように、客観的な視点を意識して分析することも大切です。

履歴書・職務経歴書の質を高める

営業職の転職を成功させるには、履歴書・職務経歴書の質を高めるとよいでしょう。営業職での成績を用いて、前年比の売上・コスト削減率・シェア率の増減・ノルマ達成率などをわかりやすく表にまとめたり、詳しく数字で表記したりすることで書類選考の通過率が上がります。また、転職エージェントを使うと無料で書類作成をサポートしてくれるので、書類作成が苦手な人はぜひ利用してみましょう。

面接対策を徹底する

自分の強みやを言語化し、初めて会う人にわかりやすく伝えるために繰り返し面接の練習を行いましょう。対策を行うことで、焦りがなく堂々とした態度で面接官と対話できるため、自信に満ちた印象を与えることができます。また、面接対策は質疑応答のみならず、入退室のマナーや身だしなみなどもしっかり備えておきましょう。1人での面接練習は想定内の回答しか用意できないので、転職のプロが面接対策を手伝ってくれる転職エージェントに依頼してみましょう。

ヘッドハンターを活用する

転職の際にヘッドハンターを活用すると、大幅なキャリアアップが見込めるでしょう。ヘッドハンターには、登録型という方法があります。転職希望者があらかじめ登録しておいた条件にマッチした企業をヘッドハンターが探し、スカウトをしてくれる機能です。お目当ての企業からスカウトがくる場合もあるので、キャリアアップのために転職したい人はひとまず登録しておきましょう。

先輩・知人の意見を聞く

転職をする前に、チャレンジしてみたい職種について、その業界で働いている先輩や知人に率直な意見を聞いてみましょう。チャレンジしたい職種についての働き方や実態が知れるので、転職後のギャップに悩まなくて済みます。また、他社で働く人から意見を聞くことは、自分の市場価値を確かめる1つの手段になるため、転職活動を進めていく上で役に立つでしょう。

転職エージェントやキャリアコンサルタント活用する

転職エージェントやキャリアコンサルタントを利用することで、面倒な履歴書・職務経歴書の作成をはじめ、面接対策、自己分析など、企業へ応募する際により魅力的に映るようにサポートを行ってくれます。他にも、キャリアアップの相談や企業との給与交渉までも行ってくれるため、転職がスムーズに行えるでしょう。まだ何も決まっていない段階からも利用することができるため、自分の方向性を決めるために利用してみるのもおすすめです。また、業種に特化したエージェントやハイクラス転職向けのエージェントなど、転職エージェントにも様々な種類があるため、自分の目指すべき場所が具体的に決まっている人も利用してみると良いでしょう。ほとんどのエージェントは無料で利用できるので、まずは登録だけでもしておくことをおすすめします。

営業職への転職におすすめな転職エージェント

最後に、営業職の人におすすめな転職エージェントを紹介します。全て無料で利用できるので、気になった転職エージェントはひとまず利用してみましょう!

HAPEAGENT

HAPEAGENTは、株式会社hapeが運営する、営業職特化の転職エージェントです。5,000件以上の求人や合計220分を超える丁寧な面談が特徴です。エージェントによる丁寧なサポートにより書類通過率も90%と高く、面接後3人に1人が内定を獲得しています。また、面談はオンライン、電話、もしくは直接対面のどれかを選べるので、忙しい管理職の人でも利用できます。営業職としてキャリアアップしたい人、営業として自分の強みがわからない人におすすめの転職エージェントです。

パソナキャリア

パソナキャリアは、株式会社パソナが運営を行う転職エージェントです。60,000件の求人の約半数が年収800万以上のハイクラス求人で、オリコン顧客満足度®︎調査で4年連続で総合1位を達成しています。パソナキャリアでは、業界専任のコンサルタントが人事目線で書類作成や面接をサポートを行ってくれるため、選考通過の確率が高いです。そのため、初めて転職を考えているという方も十分なサポートを受けることができますよ。また、エージェントがマッチ度の高い求人を案内してくれる「プラチナオファー」というシステムも求職者に人気の理由です。企業が求める人材を熟知してるエージェントが紹介してくれるため、あなたの経歴やスキルが十分に活かすことができるでしょう。転職したい業界が決まっている人、大幅な年収アップしたい人におすすめの転職エージェントです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職支援実績No.1の転職エージェントです。求人数は2023年9月現在で449,170件、非公開求人は327,779件とかなり多く、リクルートエージェント限定の求人も豊富にあります。リクルートエージェントでは「面接力向上セミナー」を実施。業界に詳しいキャリアアドバイザーが面接通過のポイントを伝授してくれます。また「職務経歴書エディター」というサービスを利用すれば、作成が難しく時間がかかる経歴書を簡単に作成することが可能です。待遇の良い非公開求人の取り扱いも多いため、40代で管理職として転職したい人、新事業にたずさわり成果を出したい人におすすめの転職エージェントです。

dodaエージェント

dodaエージェントは、パーソルキャリア株式会社が提供する転職者満足度No.1の転職エージェントです。200,000件以上の求人数から、おすすめの求人を専任のキャリアアドバイザーが紹介してくれます。また、入社日の調整や円満退社のためのアドバイスなど、転職時の悩みもサポートしてくれる手厚いサービスが魅力の転職エージェントサービスです。幅広い業種や職種に対応しているため、あなたのニーズに合った求人を見つけることができるでしょう。サービスの利用年齢層も幅広いですが、25歳〜29歳のユーザに最も多く支持されています。そのため、一度社会人経験を得て次のステップへと進みたい方にもおすすめのサービスといえるでしょう。

ビズリーチ

ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営する転職サイトです。公開求人数は約80,000件、非公開求人数は約120,000件も取り扱っています。取り扱い求人の3分の1以上の求人が年収1,000万円以上のハイクラス求人のため、年収アップもかなえられるでしょう。ビズリーチは他の転職サービスとシステムが違い、企業の人事採用担当や中小企業のヘッドハンターが直接スカウトを行ってくれます。また、有料のプレミアムステージを利用すれば、無料版では見れない求人の閲覧と応募ができ、全てのスカウトの閲覧と返信が可能です。無料版でも十分利用できますが、ビズリーチを最大限利用したい方は7日間お試しで有料プランを使えるため、試してみるのも良いでしょう。経歴に自信のある人、とことん転職活動にこだわりたい人におすすめの転職サイトです。

ワークポート

ワークポートは、ITやクリエイティブ系の求人を豊富に取り揃える転職エージェントです。転職相談実績数は67万人以上と、多くの転職者のサポートに携わっています。大手企業から地元の中小企業まで幅広い求人を取り扱っており、近年人気を集めるリモートワークの求人も紹介してもらうことも可能です。エージェントのサポートを利用するには、転職相談サービスへの申し込みが必要ですが、会員登録不要でサイトから簡単に求人検索もできるため、利用前にサクッと求人検索してみるのもおすすめですよ。また「みんスク」という未経験からでもエンジニアを目指す無料スクールも運営しているため、IT系の知識がないという方でもプログラミングを勉強しつつ転職活動ができます。営業職からIT業界に転職したい人、プログラミングを学びたい人は無料で登録してみましょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、2023年オリコン顧客満足度®︎調査 転職エージェント 1位を獲得した転職エージェントサービスです。公開求人数は約22,000件、非公開求人は約90,000件と豊富に取り扱っています。取扱求人は、通信系、IT系、メーカー系が多く、全国の大手企業や中小企業の他、ベンチャー企業の求人が紹介してもらうことが可能です。20代から30代の若年層のサポートを得意としているため、未経験からの転職や異業種転職にも柔軟に対応してくれます。営業職のスキルを活かせる業界で働きたい人、これからのキャリアを本気で考えたい人、におすすめの転職エージェントです。

リクナビNEXT

「リクナビNEXT」は、株式会社リクルートが運営する、転職者の約80%が利用する人気の転職サイトです。求人数は非公開ですが、業種・職種別の求人を豊富に取り扱っています。独自の高精度AIがたくさんの求人の中からピッタリの求人を探してくれるので、自分で探す手間が省けるでしょう。また、リクナビNEXTは、企業からのオファー機能や、自分の強みがわかるグッドポイント診断も人気の理由です。特にグットポイント診断は、自分の性格について回答していくことで、自分の強みや特徴を診断してくれます。転職では、自己アピールが必須になるため、自分の強みや特徴が良く分からない方や、深堀したい方は利用してみると良いでしょう。なお、リクルートエージェントとの併用も可能で、効率的な転職活動ができます。自分の強みがわからない人や、求人を探している時間がない人におすすめの転職サイトです。

type転職エージェント

「type転職エージェント」は、株式会社キャリアデザインセンターが運営している転職エージェントです。東京・横浜・大阪の首都圏を中心に、IT系・営業系・ハイクラス系の転職に強く、25,000件以上の求人数を紹介してもらえます。サービス開始から25年と長い間求職者に利用され続け、34万人以上の転職を支援してきた実績から、豊富な転職のノウハウを伝授してもらうことができるでしょう。また、マッチングサービスやオファーDMなど、Type独自のシステムでより転職活動を効果的に進めることができます。また、入退場自由のエンジニア転職フェアなども開催しているため、参加してみると良いでしょう。

最後に

営業職は、実は転職に有利な職業です。セールストークや市場リサーチの方法・ヒアリング力・商談のノウハウについて熟知してるため、なんの職業へ転職しても十分に活躍することができるでしょう。そんな営業職経験者には、人事や企画・商品開発・マーケティング・広報・一般事務・ITエンジニアへの転職がおすすめです。どの職種も営業職で経験した数字を取り扱うスキルや、コミュニケーションスキル、コストや期間を考慮して営業するスキルなどが活かせるでしょう。ただし、異業種への転職は事前準備や対策を十分に行う必要があります。個人での対策では限りがあることが多いため、転職エージェントを利用することで自信を持って面接を受けることができますよ。取り扱っている求人や、地域もエージェントごとに違うため、自分の住んでいる地域や次に目指したい職種からエージェントを選んでみるのも良いでしょう。営業職からの転職を検討している方は是非、参考にしてみてくださいね。