パーソルホールディングスは2024年9月13日、国内のグループ全社員を対象としたリスキリング講座を開講すると発表しました。約1万9000人の社員は、希望する講座を無料で受講できます。講座は2024年10月に開講します。
パーソルグループは中期経営計画で「テクノロジードリブンの人材サービス企業」を掲げています。そこで経営計画を推進するため、社員がテクノロジースキルを学べる環境を整備。国内のグループ企業全社員を対象に、テクノロジースキルを学べるリスキリング講座を開講することにしました。
講座名は「TECH UP CAMPUS」。7つの講座を用意し、社員は希望する講座を無料で受講できます。
7つの講座は次の通りです。
・データアナリティクス
「分析のゴールはどこか」「どのような視点でデータを捉えるべきか」といったデータ分析的思考を学び、実データを用いてExcelで分析練習を実施します。
・UX
UXの基本概念や実践的な手法を広く学び、ユーザーニーズを理解し、製品やサービスへの反映を目指します。
・プログラミング
プログラミングを活かしたデータ分析や自動化の手法を学ぶほか、プログラミング思考を基にした論理的な問題解決スキルを習得します。
・デジタルマーケティング
データドリブンな意思決定を目指し、最新のデジタルツールやテクニックの活用方法を習得します。
・プロジェクトマネジメント
プロジェクトの計画立案から実行、評価までのプロセスを学び、リソース/リスク管理、進行管理などのテクニックを習得します。
・テクノロジーリサーチ (情報活用術)
新しいテクノロジーやビジネスモデル、市場トレンドを学び、ビジネスにおける幅広い知識や、情報を収集し整理する洞察力や整理力を習得します。
・アジャイルマネジメント
不確実性の高いビジネス環境化でも、柔軟に対応し成果を創出するアジャイルマネジメントスキルの習得を行います。
各講座は、90分間×10回の講義を約半年間かけて実施。各分野の専門家が講師を務めます。なお、講座ごとに課題を設定し、アウトプットを繰り返すことで実践力を養えるようにします。普段の業務に関連するテーマを課題として用意し、業務の実践力強化にも寄与できるようにします。
さらに、課題に合格した受講者にはバッジを付与します。バッジは、基礎知識を有していることを示す「3級」から、トレーナーレベルであることを示す「1級」までの3つを用意。バッジを通じて、各社員のテクノロジースキルを可視化します。なお、バッジは社内のキャリアデザインの検討材料としての活用も見込みます。
「TECH UP CAMPUS」開講当初は7つの講座を用意しますが、同社は今後、講座を順次増やす予定です。1級のバッジを取得した社員が講師を務め、グループ社員同士で学び合う好循環を作り出すことも視野に入れます。
【関連リンク】
パーソルホールディングス株式会社
https://www.persol-group.co.jp/