ジェイックは2024年12月11日、「週休3日制の使い方」に関する調査結果を発表しました。20代の正社員を対象に、週休3日制が導入された場合の過ごし方などを聞いています。
週休3日制の導入を希望するかどうかを聞いた結果が図1です。

「希望する」がもっとも多く、51.5%でした。「どちらかといえば希望する」(35.3%)を合わせると9割近くの人が週休3日制を希望していることが分かります。
現在の休日の過ごし方を聞いた結果が図2です。

「趣味・娯楽」がもっとも多く、67.8%でした。2位は「睡眠・休息」(42.9%)、3位は「家族・友人と過ごす」(29.8%)でした。「スキルアップや資格取得の勉強」と答えた割合は12.7%で、休日を勉強に割こうと考える人は必ずしも多くありません。
では、週休3日制が導入された場合、新たに取り組みたいことや今より時間をかけたいことは何か。その結果が図3です。

もっとも多かったのは「スキルアップや資格取得の勉強」で40.5%でした。「趣味・娯楽」(40.0%)、「運動など健康維持の活動」(38.0%)と続きます。現在の休日の過ごし方と比較すると、「スキルアップや資格取得の勉強」に取り組みたい人は27.8ポイント増えています。十分な時間を確保できるようになれば、資格取得などの勉強に取り組みたいと考える人が潜在的に多いことが分かります。
調査を実施したジェイックは今回の結果を踏まえ、企業は休日を増やすことを今後の選択肢の1つと捉えるべきと指摘。その上で、まずは現在の休日制度を維持しながら、従業員のニーズに応える施策を進めることが有効だと考察します。具体的には、資格取得支援制度の充実や自己啓発セミナー参加費や書籍代の補助、充実した研修や教育プログラムなどを例示します。さらに、副業の緩和やフレックスタイム制の導入などといった柔軟な働き方を推進する施策も効果的だと指摘します。
【調査概要】
調査対象:当社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の正社員
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年10月10日~10月30日
回答者数:205名
【関連リンク】
株式会社ジェイック
https://www.jaic-g.com/