経済産業省は2024年8月23日、標準化人材のデータベース「標準化人材情報Directory(STANDirectory)」に弁理士の情報を追加したと発表しました。知財や標準化に精通する弁理士を検索できるようにし、企業の外部人材活用を促進します。
「標準化人材情報Directory(STANDirectory)」は、企業や団体が外部人材を活用することを目的としたデータベース。国内の標準化人材情報を可経産省が標準化人材DBに弁理士情報を追加、知財に精通する弁理士を外部人材として活用しやすく視化することで、企業や団体の外部人材活用を促進するほか、標準化人材のプレゼンス向上も見込みます。
なお、経済産業省は標準化人材を、経営戦略や事業戦略を理解した上で標準化したルールを策定できる経営層、標準化を実現する社内外の人物、標準化に関する基礎的な知識を有する人物と定義。こうした人材を探し出す仕組みとして、「標準化人材情報Directory(STANDirectory)」を2024年6月にリリースしました。
今回新たに弁理士の情報を追加。知財や標準化に基づく戦略策定の経験を有する弁理士を「知財・標準化一体サポート人材」として検索できるようにしました。これまでは、ISOやIEC、JISなどといった規格の開発や交渉を進められる標準化人材を検索する程度の用途にとどまっていました。
追加した弁理士情報は、産業分野別、対応可能な支援内容別、支援可能な地域別などで検索できます。必要な条件を入力するだけで該当する弁理士を容易に検索することが可能です。なお、データベースには弁理士の連絡先も掲載。弁理士に対し、支援を直接依頼することもできます。

経済産業省は今後、「知財・標準化一体サポート人材」の登録者数をさらに増やしていく予定です。
【関連リンク】
経済産業省
https://www.meti.go.jp/
標準化人材情報Directory(STANDirectory)に弁理士情報追加について(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun-kijun/standirectory/20240823001.html
標準化人材情報Directory(STANDirectory)
https://standirectory.go.jp/