広島県がAI活用を推進するラボ設立、外部人材を活用して県内の課題解決に取り組む

広島県は2024年9月10日、AIを積極的に活用することを目指した「『AIで未来を切り開く』ひろしま宣言」を発表しました。AIに精通する外部人材を登用するなどして、AIを駆使した新たな価値創出に取り組みます。

広島県は現在、イノベーション立県を推進するための環境整備を進めています。AIに精通する開発者を集めて県内の課題解決に取り組む「ひろしまAIサンドボックス」や、県内の高校生が部活動を通じて地元企業とAIの活用を模索する「ひろしまAI部」などを推進。AIへの挑戦を後押しし、課題解決や新たな価値を生み出せるようにしています。

さらに、広島県庁内に「広島AIラボ」を設置。AIのポテンシャルを引き出し、地域課題の解決や付加価値創出にも取り組みます。

「広島AIラボ」には県職員に加え、AIに精通する外部人材も登用する予定です。3名程度の外部人材を募集し、採用者は「広島AIラボ」の一員としてAI活用に向けて活動することになります。

図1:広島県は2024年12月20日まで3名の外部人材を募集する

活動内容は具体的に、AIなどのデジタル技術に関する調査、県庁内各課や関係企業などへのヒアリングによる課題把握、デジタル技術と突き合わせて解決する課題の設定などです。

なお採用は原則として、任期付職員(フルタイム勤務・兼業不可)となります。ただし応募状況により、非常勤職員(兼業可)での採用も検討します。

【関連リンク】
広島県/「AIで未来を切り開く」ひろしま宣言
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/264/hiroshimaai.html

広島県/「広島AIラボ」外部人材の募集
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/8/hiroshimaairabogaibu.html