ROBOT PAYMENTは2025年10月3日、財務・経理職やホワイトカラー職にリスキリングの実施状況などを聞いた調査結果を発表しました。リスキリングの具体的な取り組み内容や取り組まない理由、さらに今後のキャリアアップの考え方などを聞いています。
リスキリングに取り組んでいるかどうかを聞いた結果が図1です。職種、役職、企業規模別に聞いています。

財務・経理職に限ると、リスキリングに取り組む割合がもっとも高かったのは、従業員数500人以上の企業に勤める役職者でした(79.5%)。2位は、従業員数500人以上の企業に勤める一般社員でした(72.0%)。
一方、ホワイトカラー職に限ると、リスキリングに取り組む割合がもっとも高かったのは、従業員数500人以上の企業に勤める一般社員ででした(58.7%)。以下、従業員数500人未満の企業に勤める役職者(55.3%)、従業員数500人以上の企業に勤める役職者(54.4%)と続きます。従業員規模が大きい企業ほどリスキリングに取り組む割合は高く、一般社員より役職者にも同様の傾向が見られます。
具体的にどのように取り組んでいるのかを聞いた結果が図2です。

財務・経理職の場合、「自分で書籍やテキストなどを購入して学んでいる」や「インターネット(サイト検索やYouTube、アプリ等)で自主学習している」と答えた割合が高くなっています。ホワイトカラー職の場合、「勤務先の会社が企画する社員向け研修に参加している」と答えた割合が高くなっています。財務・経理職の担当者はホワイトカラー職の担当者と比べて、自主的にリスキリングに取り組む傾向が高いことが分かります。
では、リスキリング未実施の人が取り組まない理由は何か。業務以外のリスキリングに取り組んでいない理由を聞いた結果が図3と図4です。


財務・経理職、ホワイトカラー職ともにもっとも多かったのは「時間が十分に確保できないから」でした。この傾向は大企業で特に多く見られました。一方、従業員数500人未満の企業に限ると、「必要なスキルは既に身につけており、学び直しの必要性を感じていないから」と答えた割合が高くなりました。
小規模な企業の場合、新たなスキルや知識を習得することへのモチベーションの低さや、新たなスキルを求められない状況が背景にあると推察されます。従業員数500人以上の企業の場合、「具体的に何を学ぶべきか分からない、学びたいことが見つかっていないから」と答えた割合が高くなっています。調査を実施したROBOT PAYMENTは、キャリアの志向性が定まっていないことやロールモデル不足が要因の1つだと考察しています。
今後、どのようなキャリアアップを目指しているのかを聞いた結果が図5と図6です。定型業務の割合別に聞いています。


財務・経理職の場合、定型業務の割合が低い人ほど「マネジメントを目指したい」と答えた割合が高くなっています。定型業務の割合が高い人は、「スペシャリスト(専門知識の習得)を目指したい」や「現状を維持したい」と答えた割合が高くなっています。
ホワイトカラー職の場合、定型業務の割合が低い人ほど「スペシャリスト(専門知識の習得)を目指したい」と答えた割合が高くなっています。定型業務の割合が高い人は、「キャリアアップについて考えたことがない」や「現状を維持したい」と答えた割合が高くなっています。財務・経理職、ホワイトカラー職とも、定型業務の割合が高い社員はキャリアアップへの意欲が低いことが読み取れます。調査を実施したROBOT PAYMENTは、こうした傾向を早急に改善するのが望ましいと指摘します。さらに、職種に応じてリスキリングへの意欲に差が見られる状況も改善すべきと訴えます。
【調査概要】
調査対象:経理財務(206名)およびホワイトカラー職(206名)の従業員
調査期間:2025年01月22日~2025年01月23日
有効回答数:412件
【関連リンク】
株式会社ROBOT PAYMENT
https://www.robotpayment.co.jp/


