パーソルイノベーションは2024年10月2日、リスキリング施策に関する調査結果を発表しました。7回目となる今回の調査では、生成AIの活用とリスキリングの関係を中心に聞いています。全国の企業に勤める660人を対象に調査を実施しました。
直近1年のうち、自社でリスキリング施策が実施されたかどうかを聞いた結果が図1です。

「実施した」と答えた割合は42.2%で、前回の調査から3.0ポイント増加しています。企業規模別では、大企業(従業員数が300人以上)の割合は62.4%(前回より3.6ポイント増)、中小/スタートアップ企業(従業員数が300人未満)の割合は34.1%(前回より2.6ポイント増)でした。従業員数が300人以上の大企業に限ると、6割以上の企業がリスキリング施策を実施していることが分かります。
では具体的にどんなスキル習得を重視しているのか。リスキリング施策で重視するスキルを聞いた結果が図2です。

もっとも多かったのは「ITプロジェクトマネジメント」で33.8%でした。「セキュリティ」(33.1%)、「AI活用(Chat GPT等)」(31.2%)と続きます。
大企業に限ると、1位は「ITプロジェクトマネジメント」(42.0%)、2位は「セキュリティ」(41.2%)、3位は「AI活用(Chat GPT等)」(39.7%)、中小/スタートアップ企業に限ると、1位は「リーダーシップ」(28.8%)、2位は同率で「ITプロジェクトマネジメント」「業務プロセス設計」「セキュリティ」(26.5%)、3位は「データ活用」(25.0%)でした。
所属企業はリスキリングの取り組みをどう評価しているのかを聞いた結果が図3です。

「成果を実感できた」と答えた割合がもっとも多く、56.5%を占めます。「大きな成果が出たと実感している」(13.4%)と合わせると、約7割の企業がリスキリング施策の成果を感じていることが分かります。
リスキリング施策の対象となる人の所属部署/部門を聞いた結果が図4です。

「情報システム・ITシステム」と答えた割合がもっとも多く、43.1%でした。2位は「人事」(28.6%)、3位は「経営企画」(26.8%)でした。通信情報サービス業に限ると、「情報システム・ITシステム」と答えた割合は76.4%になります。
所属企業でChat GPTなどの生成AIを業務で利用しているかを聞いた結果が図5です。

「業務で活用している」と答えた割合は89.4%を占めます。約9割の企業が生成AIを活用する環境を整備済であることが分かります。
ではChat GPTなどの生成AIを活用したリスキリングに成果があると感じているのか。その結果が図6です。

結果は「はい」と答えた割合が78.5%で、8割近くの企業がリスキリングに生成AIを活用することによる成果を実感しています。企業規模別では大企業は76.1%、中小/スタートアップ企業は82.0%が「はい」と答え、企業規模を問わずに生成AIがリスキリングの成果に寄与していることが分かります。なお、業種別では製造業が「はい」と答えた割合がもっとも多く、84.4%を占めました。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査対象:全国の企業にお勤めの方
調査期間:2024年8月6日(火)~2024年8月15日(木)
対象人数:660
企業属性:
大企業:従業員数が300人以上の企業
中小企業とスタートアップ:従業員数が300人未満で、新規事業開発と成長を経営の主軸に置かない企業と従業員数が300人未満で、新規事業開発と成長を経営の主軸に置く企業。
大企業の子会社やグループ会社は含まれない。
※製造業:電子部品・デバイス・電子回路製造業、情報通信機械器具製造業、電気機械器具製造業(上記に含まれないもの)、その他製造業
※通信情報サービス:通信業、情報サービス業、その他の情報通信業
【関連リンク】
パーソルイノベーション株式会社
https://persol-innovation.co.jp/


