京大が医療のデジタルイノベーションを考えるシンポジウム開催、AIやアプリの可能性を追求

京都大学大学院医学研究科・医学部は2024年11月29日、医療のデジタルイノベーションをテーマにしたシンポジウムを開催すると発表しました。2025年1月22日にオンラインとリアルのハイブリッドで開催します。
今回開催するシンポジウムの名称は「第2回 Medical Innovation Centerで拓く未来医療のためのデジタルイノベーション」。京都大学医学研究科・附属病院で実施されるデジタルヘルス研究の現状と今後の展望について講演します。デジタルヘルス研究に取り組む京都大学の研究者と企業との交流も開催目的の1つとなっています。
対象は大学や企業の研究者、アライアンス担当者など。デジタルヘルス研究や企業との連携に関心のある人にも向きます。
当日はテーマの異なる4講演を実施します。各テーマと登壇者は次の通りです。
「医療DXを起こすために必要なこと ―医療DX教育研究センターの取り組み」
黒田 知宏氏(京都大学大学院医学研究科 附属医療DX教育研究センター長)
「緑内障PHRアプリ ~失明原因第一位の疾患に対しスマホアプリのもつ可能性」
沼 尚吾氏(京都大学大学院医学研究科 眼科学)
「AIによる過去・現在・未来の可視化がもたらすヘルスケア・医療イノベーション」
峰晴 陽平氏(京都大学大学院医学研究科 健康医療AI講座)
「京大発CyberOncologyがつなぐ世界」
松本 繁巳氏(京都大学大学院医学研究科 リアルワールドデータ研究開発講座)
図1:「第2回 Medical Innovation Centerで拓く未来医療のためのデジタルイノベーション」の概要
なお、参加費は無料。参加するには専用のフォームからの事前申し込みが必要です。申し込みの締め切りは2025年1月20日の17時までです。
【開催概要】
名称:第2回 Medical Innovation Centerで拓く未来医療のためのデジタルイノベーション
開催日時:2025年1月22日(水)16:00~18:25
会場:京都大学大学院医学研究科メディカルイノベーションセンター1階セミナー室(病院西構内)+Zoom配信
問い合わせ:京都大学「医学領域」産学連携推進機構(KUMBL)
biohubcollab@contracts.med.kyoto-u.ac.jp
ちなみに第1回となるシンポジウムは2024年8月9日に開催。第1回のシンポジウムでは、以下のテーマを講演しました。
スマートフォン認知行動療法の開発:『こころアプリ』から『レジトレ!』まで
古川 壽亮氏(京都大学 成長戦略本部 特定教授)
認知機能の新規評価方法の開発、認知機能の低下を防ぐ新規方法の開発
鍋島 陽一氏 (京都大学大学院医学研究科 健康加齢医学 特任教授)
現場の課題意識から始める小さなデジタルイノベーション
藤本 大士氏 (医療介護共創基盤株式会社 代表取締役)
【関連リンク】
「第2回 Medical Innovation Centerで拓く未来医療のためのデジタルイノベーション」
https://www.med.kyoto-u.ac.jp/event/18810
申し込みフォーム
https://forms.gle/jC5HmfFnMKR8u3N88