ベンドは2025年4月24日、「働き方改革とリスキリングに関する実態調査」の結果を発表しました。全国500名の社会人にリスキリングの経験やリスキリングに取り組まない理由などを聞いています。
自身が勤める職場で働き方改革が進んでいるかを聞いた結果が図1です。

「どちらかといえば進んでいる」がもっとも多く、44.5%でした。「進んでいる」(9.2%)を合わせると、半数以上の人が、働き方改革が進んでいると実感していることになります。
リスキリングの経験を聞いた結果が図2です。働き方改革によって自由に使える時間が増えたと感じる人、増えたと感じない人別に聞いています。

自由に使える時間が増えたと感じる人の場合、「リスキリング経験あり」と答えた割合は16.7%でした。一方、自由に使える時間が増えたと感じない人の場合、「リスキリング経験あり」と答えた割合は11.9%でした。どちらもリスキリング経験割合は10%台にとどまり、その差は5%程度でした。自由に使える時間が増えたとしても、その時間をリスキリングに活用する人は必ずしも多くないことが読み取れます。
リスキリングに取り組まない理由を聞いた結果が図3です。

「時間が足りないから」がもっとも多く、44.0%でした。もっとも前問の結果から、自由な時間が増えてもリスキリングの実施率は低いことが分かっています。調査を実施したベンドは、働き方改革によって自由時間が増えたといっても、リスキリングに割くほどの十分な時間が増えたわけではないと推察します。さらに、リスキリングを促進するには、現状よりさらに可処分時間を確保できる改革を進めていくことが必要だと指摘します。
【調査概要】
対象者:企業で働く社会人
対象地域:全国
調査方法:インターネット
調査期間:2025年4月2日~4月9日
回答数:500
【関連リンク】
株式会社ベンド
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スキルアップ研究所
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