【未経験からのコンサルタント転職】求められる資格・面接ポイントも徹底解説

【現役コンサル監修】未経験からコンサルタントへ転職はできる?求められる資格・面接ポイントも徹底解説

未経験でもコンサルタントに転職できるのか疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?コンサルタント業界への転職を考えているけど、未経験であるためなかなか勇気が出ないという方も多いでしょう。

しかし実は、未経験からでもコンサルタントへの転職は可能なのです。第二新卒・20代・30代がメインであり、40代にもなると難易度が上がりますが、早めに始めれば可能性はゼロではありません。

この記事では、未経験からコンサルタントへ転職する際に求められるスキル・資格から、面接対策まで徹底解説します。未経験からコンサルタントへの転職を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。 

目次

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未経験でもコンサルタントに転職できる

未経験の方でも企業にとって、次のような有利になる過去の経歴や実績を持っている場合、コンサルタントへの転職は可能です。

  • 国内トップレベルの大学出身
  • これまでの業務でリーダーとして率先してきた
  • 大手企業で経営企画を担当していた

コンサルタント業界では大手になればなるほど、社会人経験を積んでいる方を中途採用するケースが多く見られます。ただし、少しでもコンサルタント業界への転職を考えているのなら「未経験だから無理だろう」と諦めず、チャレンジしてみるのがおすすめです。 

転職を成功させたい場合は、コンサルタントの種類にも寄りますが、その分野の資格取得を持っているといいでしょう。少しでもコンサルタント転職の有利になる資格やスキルを取得しておくと、転職成功する可能性が高まります。

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第二新卒・20代・30代までチャレンジ可能

未経験からコンサルタントに転職する場合、採用される可能性が高いのは第二新卒〜30代までです。総合コンサルタントの場合は30代半ばでの採用も多いですが、40代・50代の未経験者の採用はかなりレアケースと言えます。

まったくの未経験からコンサルタント業界に転職したい場合は、採用の可能性を高めるためにも早めに行動を起こしましょう。 

コンサルタントとは?

未経験者の場合「そもそもコンサルタントって何?」と疑問に思う方もいるでしょう。

コンサルタントとは、クライアント企業が抱えている経営課題の原因を究明し、解決に向けてサポートをする仕事です。経営戦略の立案や提言はもちろん、企業向けにセミナーを行ったり、人材を紹介したりするなどの業務も担います。 

なお、ひとくちにコンサルタントと言っても、IT分野の課題解決が主な「ITコンサルタント」や人材開発・採用関係が主な「人事コンサルタント」など種類は多岐にわたります。コンサルタントの種類によって仕事内容も異なるので、自分に合った仕事を選ぶためにも、各コンサルタントの仕事内容をしっかりと把握しておきましょう。 

【8選】コンサルティングファームの種類

先程お伝えした通り、コンサルタントにはさまざまな種類が存在します。ここでは、主なコンサルティングファーム8種類をご紹介します。

<コンサルティングファームの種類>

  1. 戦略系コンサルティングファーム
  2. 総合系コンサルティングファーム
  3. IT系コンサルティングファーム
  4. ビジネス系コンサルティングファーム
  5. 人事系コンサルティングファーム
  6. 再生系コンサルティングファーム
  7. 外資系コンサルティングファーム
  8. 建設系コンサルティングファーム

それぞれのコンサルティングファームの特徴を詳しく紹介するので、コンサルティング業界への転職を希望している方はぜひ参考にしてください。 

①戦略系コンサルティングファーム

戦略系コンサルティングファームとは、経営戦略や新規事業戦略に関するサポートを行っている会社のことを指します。依頼によって異なる場合はありますが、主に経営戦略に関するアドバイスや新規事業のアイデア提示を行います。

代表的な戦略系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • ボストン・コンサルティング・グループ
  • アーサー・D・リトル
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー

なお、戦略系コンサルティングファームは企業の経営に関わる重要な依頼を受ける場合がほとんどであるため、経営者層と仕事をする機会が多いです。 

②総合系コンサルティングファーム

総合系コンサルティングファームとは、特定の分野に縛られず、さまざまな課題の解決のサポートを行っている会社を指します。分野を問わず依頼を受けることが多いため、他のコンサルティングファームよりファームの規模自体が大きいケースがほとんどです。

代表的な総合系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • デロイトトーマツコンサルティング
  • アビームコンサルティング
  • PwCコンサルティング

各分野のコンサルタントが協力してサポートする場合が多いので、高いコミュニケーションスキルが求められます。 

③IT系コンサルティングファーム

IT系コンサルティングファームとは、システム構築やIT戦略策定など、主にIT分野のサポートを行っている会社のことを指します。新たなシステムの導入はもちろん、運用や保守点検、販売管理や顧客管理なども行います。

代表的なIT系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • ウルシステムズ
  • 野村総合研究所
  • ガートナージャパン

最近はシステムの設計や構築だけでなく、プロジェクト管理を請け負っているIT系コンサルティングファームも増えています。 

④ビジネス系コンサルティングファーム

ビジネス系コンサルティングファームは、クライアントのビジネスをサポートするための総合的なサービスを行う会社です。ITやアウトソーシングという領域で活躍する場合が多く見られますが、なかにはソリューションの提供や新規事業支援などに携わるファームも存在します。

代表的なビジネスコンサルティングファームは以下の通りです。

  • スカイライト コンサルティング
  • アクセンチュア
  • 日本アイ・ビー・エム

たとえばITに関わるコンサルティングの場合、プロセスの可視化やクライアントがしっかりとITを使いこなせているかアドバイスを行います。また、プロセスの改善や業務のアウトソースを行うことも。クライアントが理解しやすいようにサポートをする必要があるので、高いコミュニケーション能力がある人が求められます。

⑤人事系コンサルティングファーム

人事系コンサルティングファームとは、人材の課題を抱えているクライアントのサポートを行う会社のことです。企業の現状を把握したうえで、人材をスカウトして紹介したり、人事評価制度の提案を行ったりします。

また、人事系コンサルティングファームは、面接日程の調整や求人票の作成なども請け負います。

代表的なIT系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • コーン・フェリー・ヘイグループ
  • マーサージャパン
  • エーオンヒューイットジャパン

なお、人事関係だけでなく財務や福利厚生の課題に対応する場合もあるので、幅広い知識が求められます。 

⑥再生系コンサルティングファーム

再生系コンサルティングファームは、経営が悪化している企業に対して再生サポートを行う会社のことを指します。経営状態によっても異なりますが、主にM&Aや再生計画の立案、運転資金のマネジメントなどを行います。

代表的な再生系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • 山田ビジネスコンサルティング
  • アリックスパートナーズ
  • フロンティア・マネジメント

企業の立て直しを担うため、専門知識だけでなく経営経験を有する人材が好まれます。

⑦外資系コンサルティングファーム

外資系コンサルティングファームは、経営課題を見つけて戦略・改善方法を提示する会社のことを指します。近年では、戦略・改善方法の解決策だけでなく、実際に実行する部分まで手助けを行うコンサルティングファームが増えてきています。

代表的な外資系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ボストン コンサルティング グループ
  • ベイン・アンド・カンパニー

クライアントに納得のいく提案をしないといけないため、高い論理的思考力やコミュニケーション能力が必要になります。また企業によっては実際に海外にいって業務を遂行することもあるため、英語に自信がある人が求められるでしょう。

⑧建設系コンサルティングファーム

建設系コンサルティングファームは、道路・鉄道・空港などインフラ全般に対してプロデュースやアドバイスをしてクライアントをサポートする会社のことを指します。主に企画・調査・設計など、建設事業全体の幅広い業務を行います。

代表的な建設系コンサルティングファームは以下の通りです。

  • パシフィックコンサルタンツ
  • ティーネットジャパン
  • 八千代エンジニヤリング

クライアントが持っている課題を見つけ出し、解決する能力が重要になるため、日々の日常生活のなかで論理的に物事を考えられる人が求められます。

コンサルタントの種類については以下の記事で詳しく解説しています。

【2024年最新】種類別でみるコンサルタントの平均年収

「コンサルタントの転職を考えているけど、まったくの未経験だから年収はどうなんだろう…」と思う方もいるでしょう。

種類別でみるコンサルタントの平均年収は、以下の通りです。

職種20代30代40代
経営コンサルタント550~650万円600~750万円700~900万円
人材コンサルタント342~420万円468~528万円600~672万円
ITコンサルタント450~550万円600~750万円800~900万円
外資系コンサルタント600~2,000万円2,000~5,000万円5,000~2億円
建設コンサルタント350~450万円400~550万円500~700万円

コンサルタントというと、「年収が高そう」というイメージを持っている方が多いと思います。しかし、実はひとくちにコンサルタントといっても、年代や種類によって年収には差があるのです。

コンサルタントへの転職を考えている方は、ぜひ自分の年代・希望のタイプと照らし合わせてみてください。 

コンサルタントとして働くメリット7つ

ここからは、コンサルタントとして働く7つのメリットを紹介します。

<コンサルタントとして働くメリット7つ>

  1. ビジネスマンとしての基礎力が身に付く
  2. 高収入を得られる
  3. 他業種の知見を学べる
  4. 経営について学べる
  5. 自信が身に付く
  6. ビジネスモデルの成功事例を知ることができる
  7. レベルの高い課題に取り組める

 1つずつ紹介していくので、コンサルタントへの転職を検討している方はぜひチェックしてみてください。 

①ビジネスマンとしての基礎力が身に付く

コンサルタントに転職する一番のメリットは、ビジネスマンとしての基礎力が身に付くこと。コンサルタント業界に転職すると、論理的思考力・プロフェッショナルマインド・資料作成力など、プロジェクトを遂行する上で上記能力を駆使します。

また、コンサルタントはさまざまな業種のクライアントと仕事をするため、コミュニケーション能力や対応力などもかなり鍛えられるでしょう。

コンサルタントではビジネスマンとしての基礎力を底上げできるので、確実にスキルアップを叶えられます。

②高収入を得られる

高収入を得やすいというのも、コンサルタントとして働くメリットとして挙げられます。

仕事内容によっても異なりますが、大手外資系のコンサルタントであれば、20代で1,000万円を超えるケースも。

コンサルタント業界は、他の業界に比べて平均年収が高い傾向にあるので、高収入を得たい方は検討してみるのがおすすめです。 

③他業種の知見を学べる

他業種の知見を学べるのも、コンサルタントとして働く大きなメリットです。コンサルタントは、担当分野に関する専門知識はもちろん、他業種の先行事例を頭に入れておく必要があります。

IT・経営戦略・採用などさまざまな知見を学ぶことができるので、さらなるスキルアップを望んでいる方におすすめです。 

④経営について学べる

コンサルタントとして働くと、経営に関するクライアントと関わる機会が多いため、経営に関する知識を学ぶことができます。

また、コンサルタントは起業の際に役立つスキルも身に付けられるのも大きなメリット。クライアントという実際に経営している人が近くにいることで、経営者であるべき姿や、経営学について直接触れることが可能です。

最終的に起業や独立を考えている方は、知見を学ぶ目的でコンサルティング業界を経験しておくのも1つの手でしょう。

⑤自信が身に付く

自信を身に付けられるのも、コンサルタント業界で働く大きなメリット。スキルの高い人たちに囲まれながら、ハイレベルなクライアントを相手に仕事をする機会が多いため、自然と自信が身に付きやすくなります。

コンサルタント業界は優秀な人材が多く集まっており、常に競争環境にあるので、スキルアップに最適な職場です。ビジネスパーソンとしての自信を高めたい方は、コンサルタント業界への転職を検討するといいでしょう。 

⑥ビジネスモデルの成功事例を知ることができる

ビジネスモデルの成功事例を知ることができるのも、コンサルタント業界で働くメリットです。コンサルタントは、金融機関・インフラ企業・飲食店・地方自治体など、さまざまなコンサルティングファームのクライアントと仕事をします。そのため、1つの企業にいながら幅広い企業の成功事例を知ることが可能です。

外資系コンサルティングファームの場合、数多くの成功体験が世界中に共有されているため海外での成功事例を知る機会が多いでしょう。このように多岐にわたるコンサルティングファームの成功事例を知ることで、この場合はどうすればいいのかと参考にすることができるので、ぜひ色んなコンサルティングファームの成功事例を見てみましょう。

⑦レベルの高い課題に取り組める

レベルの高い課題に取り組めるのも、コンサルティング業界で働く大きなメリット。なぜなら、コンサルタントが担う仕事は、企業の経営層や官公庁など、ハイレベルなクライアントからオーダーされることが多いからです。

一般的な企業に比べて、レベルの高い課題を請け負うチャンスが多いので、着実にスキルを高めていきたい方におすすめと言えます。

コンサルタントとして働くデメリット4つ

コンサルタントとして働くにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。未経験業界、職種の転職では思っていたイメージと異なっていたり後悔する人も少なくありません。後悔しないためのポイントを下記の記事で紹介しています。

<コンサルタントとして働くデメリット4つ>

  1. 長時間の労働
  2. ハードルが高い
  3. 専門性を身に付けにくい
  4. 異業種への転職時に給与水準が下がる場合もある

1つずつ解説していくので、コンサルタント業界への転職を迷っている方はぜひ把握しておきましょう。 

①長時間の労働

コンサルタント業界は、プロジェクトの内容にも寄りますが、プロジェクト期間中は激務になるため土日祝日も仕事をする長時間労働が必要な場合があります。忙しいプロジェクトチームに入った場合、終電の時間まで仕事をするというケースも多いでしょう。

特に新卒の場合は、手順を確認しながらの作業になるため時間がかかってしまいます。土日や祝日を返上して業務を行う場合もあるため、プライベートの時間を充実させたい方や労働時間が短い仕事を選びたい方には向かないでしょう。 

②ハードルが高い

コンサルタントは、業務のハードルが高い点もデメリットと言えます。コンサルタント会社は、クライアントの経営を左右する責任の重い業務を請け負うことが多いため、ある程度のスキルがないとついていけません。クライアントからは、1時間数万円、プロジェクト単位になると100万円以上という高額な報酬をもらうことも少なくないため、毎回プロフェッショナルとしてのアウトプットを求められます。

また、定期的にプロジェクトメンバーが変わるため、コミュニケーションスキルがないと周りから評価されなくなってしまいます。高いレベルの業務をこなしながら、自分のバリューを出す必要があることを事前に把握しておきましょう。

③専門性を身に付けにくい

コンサルタント業界は、専門性を身に付けにくいのもデメリットです。他業界の場合、入社後に配属された部署に長く従事することが多く見られます。しかし、コンサルタント業界の場合は、基本的にさまざまな業種のクライアントに対応するため、専門性を身に付けにくいのです。

ITコンサルタントや建築系コンサルタントのような、専門性が重視されるコンサルタントの場合は別ですが、それ以外の場合は幅広い分野を扱います。コンサルタントによって扱う分野が異なるので、「選ばなければよかった」とならないように、志望しているコンサルタントの仕事内容をしっかりとチェックしておきましょう。 

④異業種への転職時に給与水準が下がる場合もある

コンサルタントは、異業種への転職時に給与水準が下がることがあります。コンサルタントからコンサルタントへの転職であれば年収アップも見込めますが、異業種へ転職する場合は下がる可能性が高いでしょう。

転職の幅が広いコンサルタントですが、転職先によっては給与水準が下がるケースがあることを覚悟する必要があります。

コンサルタント未経験の転職に求められるスキル・能力

コンサルタント未経験の方が、コンサルタント業界への転職時に求められるスキル・能力は以下の通りです。

<コンサルタント未経験の転職に求められるスキル・能力>

  • 論理的思考力
  • 対人能力
  • 資料作成力
  • プロフェッショナルマインド
  • コミュニケーション力
  • 問題解決力

コンサルタント業界への転職をスムーズに進めるためにも、求められるスキルや能力を確認しておきましょう。 

論理的思考力

論理的思考力とは、情報を分析し、合理的かつ一貫性のある方法で結論を導くための能力のことです。コンサルタント業界では、物事を論理的に捉える方法である「論理的思考力」が求められます。この論理的思考力が備わっていないと、情報の整理整頓ができず、スムーズに業務を遂行できません。論理的思考力があれば「現状の課題は何か」「最も優先すべきことは何か」を瞬時に突き止めることが可能です。

コンサルタント業界に転職する場合、面接試験でも論理的思考力は重視されるので、しっかりと身に付けておきましょう。 

対人能力

コンサルタント業界では、対人能力も重視されます。対人能力とは、クライアントと円滑にコミュニケーションを取り、関係を築くための能力です。クライアントが抱えている課題の根本原因を引き出すために重要な能力となります。

コンサルタントは、クライアントに対してヒアリングを行うことが多いので、最低限の対人能力は身に付けておきましょう。

資料作成力

資料作成力とは、情報を整理し、パワーポイントやエクセルを利用して資料を作る能力です。コンサルタント業界への転職を考えているなら、資料作成力も身に付けておく必要があります。なぜなら、コンサルタントは、エクセルやパワーポイントを使ってのプレゼンを行う機会が多いからです。

クライアントに対して提案を行う際も、コミュニケーション力と合わせて資料作成力が求められます。クライアントに納得してもらえる資料をスムーズに作るためにも、高度な資料作成力を身に付けておきましょう。 

プロフェッショナルマインド

プロフェッショナルマインドとは、高い専門知識やスキルだけでなく、優れたプロとして行動し最後までやりきる能力です。

コンサルタント業界への転職を希望しているなら、プロフェッショナルマインドも必要と言えます。プロフェッショナルマインドとは、物事を最後までやりきる力であり、人々の生活に関わる仕事を担うコンサルタントにとって重要なスキルです。

課題解決が難しいからといって妥協したり、途中で投げ出したりすると、クライアントからの信用を失ってしまいます。仕事のレベルの高さも重要ですが、クライアントからの信頼を勝ち取るためにはプロフェッショナルマインドも重要なのです。

コミュニケーション力

コミュニケーション力とは、情報・考え・感情を伝え、人と円滑に意思疎通するための能力です。

コンサルタント業界へ転職するなら、コミュニケーション力も重要視されます。クライアントが抱えている課題を解決するためには、ヒアリングを通していかに最適な解決策を見出せるかが重要です。

また、クライアントの納得を得るためにもコミュニケーション力が必要になります。業務をスムーズに進めるためにはクライアントとの信頼関係が鍵となるので、しっかりとコミュニケーション力を鍛えておきましょう。

問題解決力

問題解決力とは、さまざまな課題や困難に対処し、効果的な解決策を見つけるための能力のことです。

コンサルタントとして働きたいなら、高度な問題解決力も備えておく必要があります。コンサルタントは、クライアントに対して解決案を提示して終わりではありません。提案をどのように実行し、いつまでに完了するのかなどまで考える必要があるのです。

また、途中でトラブルが発生する可能性もあるため、スムーズに対処するためにも、高度な問題解決力を身に付けておきましょう。 

【コンサル経験者が伝授】コンサルタント未経験の転職に有利になる資格5選

未経験者でコンサルタントへ転職を考えている場合、有利になる資格があります。この資格があるのとないのとでは、企業側に与えるイメージも変わってくるため、ぜひチェックしてくださいね。

コンサルタント未経験の転職に有利になる資格は、次の5つ。

<コンサルタント未経験の転職に有利になる資格5選>

  • 公認会計士
  • MBA(経営学修士号)
  • TOEIC
  • TOEFL
  • 中小企業診断士

それぞれの資格の特徴を紹介するので、コンサルタント未経験の方はぜひ参考にしてください。

公認会計士

公認会計士は、会計や金融の専門知識の証明になる国家資格です。合格率が約10%と難しい試験ですが、多くのコンサルティングファームが公認会計士を持った人材を求めています。

コンサルタントの中でも、特に金融コンサルタントを志望している場合は、有利になるので持っておくのがおすすめです。 

MBA(経営学修士号)

MBA(経営学修士号)とは、経営の大学院で2年間の修士課程を修了した人に与えられる学位です。経営の大学院では、経営管理について体系的に学ぶだけでなく、ビジネスリーダーに求められる知識も身に付けられます。

なお、週末や夜間のみの受講でも終了できるコースを設けている大学院があるため、仕事をしながら学びたい方でも安心です。コンサルティング業界への転職をスムーズに進めたい場合は、MBA(経営学修士号)も取得しておきましょう。

TOEIC

TOEICは、ビジネスシーンにおける英語のコミュニケーション能力を判定する試験です。コンサルティング会社は外資系のところが多いため、TOEICの点数が重視される傾向にあります。

外資系コンサルティング以外への転職を希望している場合も、一般的にビジネスレベルとされている800点以上は獲得しておくのがおすすめです。 

TOEFL

TOEFLは、アカデミックな英語能力を証明する試験です。TOEICは完全マークシート型ですが、TOEFLは口述回答の問題が含まれています。

近年、海外進出を検討しているコンサルティングファームが増加しているので、英語力をアピールするためにも120満点中80点は目指しておきましょう。 

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業に対して経営課題に関する診断やアドバイスを行う専門家です。コンサルティング能力を証明できる国家資格であるため、コンサルティング業界を目指すなら持っておくのがおすすめと言えます。

ただし、中小企業診断士の合格率は一次試験・二次試験ともに20%前後とかなり低くなっています。持っていると有利にはなりますが、取得に時間がかかる可能性があるのでその点には注意が必要です。

未経験からのコンサルタント転職を成功させるための対策3つ

未経験からのコンサルタント転職を成功させるために、事前に対策を行う必要があります。ここでは、未経験からのコンサルタント転職を成功させる対策を3つご紹介するので、あらかじめチェックしておきましょう。 

<未経験からのコンサルタント転職を成功させるための対策3つ>

【選考対策】①情報収集をする

未経験からコンサルタント業界に転職するなら、しっかりと情報収集をしておくことが重要です。特に、志望している企業がコンサルティング業界の中でどのような立ち位置なのか、という質問は面接時に聞かれる可能性が高いでしょう。

企業の公式ホームページをチェックしたり、セミナーに参加したりして、情報を収集しておくことをおすすめします。

【選考対策】②説得力のある志望動機を考える

未経験からコンサルタント業界に転職する場合は、説得力のある志望動機を考えておきましょう。コンサルタント業界に転職する場合、必ずと言っていいほど志望に至るまでの理由を詳しく聞かれます。表面的な志望理由ではなく、なぜその企業を志望しているのかをきちんと答えられるように、広く情報収集をしておきましょう。

なお、面接時はコンサルティング業界についての知識を問われる場合もあります。志望企業の情報だけでなく、コンサルティングファームの分類や業務に関する情報も収集しておきましょう。

【面接対策】想定される質問の洗い出しをする

未経験からコンサルタント業界への転職を成功させたいなら、想定される質問の洗い出しも大切です。あらかじめ質問を洗い出しておけば、緊張していたとしてもスムーズに答えやすくなります。

志望理由やスキルに関する質問はもちろん、面接官からの逆質問にも対応できるように、想定される質問の洗い出しをしておきましょう。

なお、コンサルタント業界の面接では、即座に答えが出せないような質問をされることも多いです。対応力やプレゼン力をチェックするための質問をされる場合もあるので、焦らず対処できるようにさまざまなパターンを準備しておきましょう。 

未経験からコンサルタントに転職する際のよくある質問

ここからは、未経験からコンサルタントに転職する際のよくある質問を紹介します。4つの質問を紹介するので、転職活動をスムーズに進めるためにもぜひチェックしておきましょう。 

<未経験からコンサルタントに転職する際のよくある質問>

未経験のコンサルタント転職に年齢制限ある?

結論、未経験からコンサルタント業界への転職に年齢制限はありません。ただし、転職者の中心は20代〜30代と言われています。

20代の場合は、未経験であってもスキルや将来の可能性を評価されて採用される可能性がありますが、30代の場合は前職での経験や専門知識などが評価されて採用されることが多いです。

なお、40代や50代でも転職できる可能性はありますが、20代や30代と比べるとポテンシャル面の評価が下がってしまうため、やや難しいと言えます。未経験からコンサルティング業界への転職を考えているなら、できるだけ早く転職エージェントに相談するのがおすすめです。 

未経験からのコンサルタント転職で学歴・社歴は影響する?

未経験からのコンサルタント業界への転職で、学歴や社歴が影響する可能性はゼロではありません。ただし、中途採用の場合は学歴より社会人として培ってきた経験やスキルを重視する場合が多いです。

前職で得た経験を十分にアピールできれば、学歴に自信がなかったとしても採用される可能性があるため、もし前職での経験や実績がある場合は自信を持って面接官にアピールしましょう。

未経験からのコンサルタント転職に向いている人は?

以下に当てはまる場合、コンサルタント業界への転職に向いている可能性が高いです。

  • 論理的思考がある人
  • コミュニケーション力が高い人
  • 学習意欲が高い人
  • 分析や数字が好きな人

コンサルタントでは、クライアントの抱えている企業課題をうまく引き出し、スムーズに解決に導く力が必要です。未経験からコンサルタント業界に転職するなら、「転職しなければよかった」とならないためにも向き不向きをチェックしておきましょう。

未経験で資格がなくてもコンサルタントになれる?

結論、未経験で資格がなくてもコンサルタントにはなれます。ただし、専門性の高い資格を持っているに越したことはありません。特に公認会計士・中小企業診断士・MBA(経営学修士)などを持っていると、転職時に有利になる場合があります。

持っている場合は、自分の実務経験と合わせて存分にアピールするといいでしょう。

まとめ

未経験からでもコンサルタントに転職は可能です。未経験だからといって採用されないわけではありませんが、主に下記のような資格・スキルを持っていると転職に有利になり、より採用される可能性は高くなるでしょう。

<コンサルタント未経験の転職に求められるスキル・能力>

  • 論理的思考力
  • 対人能力
  • 資料作成力
  • プロフェッショナルマインド
  • コミュニケーション力
  • 問題解決力

<コンサルタント未経験の転職に有利になる資格5選>

  • 公認会計士
  • MBA(経営学修士号)
  • TOEIC
  • TOEFL
  • 中小企業診断士

ぜひ今回紹介した内容を参考にして、コンサルタント業界への転職にチャレンジしてみてください。早めに始めれば、転職できる可能性はゼロではありません。

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