外部プロ人材の動向をまとめた「プロシェアリング白書2025」、企業の利用状況やフリーランスの価格交渉の実態が明らかに

サーキュレーションは2025年3月21日、外部プロ人材の動向をまとめた「プロシェアリング白書2025」を発刊しました。企業が外部プロ人材を活用する状況や、フリーランスとして働く個人の報酬に対する考え方などを調べています。

「プロシェアリング白書2025」は外部プロ人材を取り巻く動向を調査したもので、発行は2020年12月以来、5度目。外部プロ人材の活用を検討する企業や、外部プロ人材としてのキャリアを築きたい個人などの利用を想定します。

図:外部プロ人材の市場動向を調査した「プロシェアリング白書2025」

白書では主に企業の外部委託の利用状況やトレンド、外部プロ人材として働く個人の実態や傾向、契約時のトラブルなどをまとめています。調査では例えば、外部プロ人材を活用する8割の企業が、仲介業者などの外部サービスを利用していることが分かりました。さらに、企業が外部プロ人材に期待することとして、「業務の脱属人化のサポート」「実業務の対応(準委託契約)」と答えた割合が前回調査時より5ポイント増えていました。

一方、外部のプロとして働く個人の場合、半数以上が価格交渉に臨んでいると回答。ただし、副業やフリーランス、起業といった働き方に応じて価格決定の自由度は異なる傾向が見られました。さらに、企業とのトラブルでは「費用に関すること」と答えた割合がもっとも多くなっていました。

「プロシェアリング白書2025」の目次は以下の通りです。

第1章:企業から外部のプロへの興味と要求水準はさらに高まる
1-1:企業の外部委託:内製化やそれに向けての実働のニーズが上昇
1-2:企業の外部のプロ活用のトレンド:仲介サービスへの関心が上昇

第2章:変遷する個人の働き方
2-1:外部のプロとして働く個人の実態と特徴
2-2:報酬の多様性と価格交渉の実態
2-3:満足度が高い人、低い人の傾向
2-4:案件受注時の価値観

第3章:直接契約のトラブルの原因第1位は支払い条件に関すること
3-1:トラブル動向の変化
3-2:フリーランス新法への期待

【調査概要】
「法人のプロ人材活用実態調査」
調査期間:2024年11月29日~12月2日
調査方法:インターネット調査
調査対象:外部のプロ(個人)または専門企業/専門業者に、5年以内に特定の業務を依頼またはアドバイスを求めた/求めることがある会社員
有効回答数:300名

「プロ人材実態調査」
調査期間:2024年11月22日〜12月26日
調査方法:インターネット調査
調査対象:特定領域の業務を、1年以内に副業かフリーランスか自身で起業した会社で受けたことのある人
有効回答数:500名

【関連リンク】
株式会社サーキュレーション
https://circu.co.jp/

「プロシェアリング白書2025」の詳細
https://speakerdeck.com/circulation/purosiearingubai-shu-2025