ヤマハ発動機は2025年4月22日、新規事業創造を担うリーダー育成を目的とした研修プログラムを開始したと発表しました。グロービスと共同で研修プログラムを企画、設計します。ヤマハ発動機だけではなく、花王や小野薬品工業などを含む11社から新規事業開発を担う社員が参加します。
ヤマハ発動機が打ち出した研修プログラムは、イノベーションを創出できるリーダーの育成を目的としています。ヤマハ発動機など11社が参加し、異業種の参加者同士が連携することで、多様な視点と高度な判断能力を持つリーダーを育成します。
2025年3月時点の参加企業は、ヤマハ発動機、花王、小野薬品工業、セガサミーホールディングス、パーソルテンプスタッフ、テルモ、ブラザー工業、パナソニック(くらしアプライアンス社)、古河電気工業、ヤマハ、BlueLabの11社です。
研修プログラムでは、スタートアップ企業や有識者の講演や新規事業開発に必要な判断軸を養うためのグループディスカッションなどを実施。事業開発に関するナレッジや他業界の成功・失敗事例を学び、問題解決能力を身に付けられるようにします。月に2~3回の講義を6ヵ月かけて実施し、イノベーションをリードする人材の育成を目指します。
研修プログラムの実施は、既存の枠を超えた新規事業創出が強く求められていることが背景にあります。グローバル市場の競争激化や技術の進化に伴い、多くの日本企業が新たな価値を提供する事業開発に取り組み出しています。しかし、その推進役となる人材不足が多くの企業共通の課題となっています。一方、気候変動やSDGsへの取り組みを通じ、企業が社会的責任を果たすためのイノベーション実現も求められるようになっています。こうした状況を打破するためには新規事業を創出するリーダーの育成が急務と考え、研修プログラムを実施するに至りました。
ヤマハ発動機とグロービスは今後、研修プログラムを通じた多様な学びと刺激の場づくりを進めていく考えです。研修プログラムが日本の新規事業創造を加速させる一助となることを目指します。
【研修プログラムの概要】
会場:横浜シンフォステージ(みなとみらい)を中心に、都内各所
実施期間:2025年3月~2025年8月(月2-3回実施予定)
プログラム内容:顧客視点体験、現代アートセッション、スタートアップ企業や有識者の講演、事業開発ナレッジの理解確認、新規事業の質の高い判断軸を作るためのグループディスカッションなど
事務局:株式会社グロービス コーポレート・ソリューション
【関連リンク】
ヤマハ発動機株式会社
https://www.yamaha-motor.co.jp/
株式会社グロービス
https://www.globis.co.jp/